2006年7月17日月曜日

朝顔咲く木曜日


まだ東京。予定が昼からだったので少し寝坊する。
外泊先でのんびり寝坊してもいいだなんて、
なんちゅうあまったるいスケジュールの組み方しとるんだ…。
チェックアウト時間ぎりぎりにホテルを出発。

ホテルのあった町はお祭りだった。
きれいな朝顔が並んでいた。
後日、天声人語でこのお祭りのことが少し書いてあった。
ここにいるのは「他人の子を奪って食う鬼女が、仏に娘を隠されて悔い改め、
後に子授けや安産、子育ての神としてまつられた」神様なのらしい。
天気はあまりよくなかったけれど、
屋台のおじさんおばさんや道行く人たち、、みんな元気いっぱいだった。
私もスーツのまま大荷物を抱えたまま、見てまわった。
人間の、人間の暮らしの匂いがした。
「人間とはこういうものであるよなあ」。
もうずっと長いこと生きてきたかのように、
何かを悟った人のように、そう思った。
屋台から「おねぇさん、いかがですか〜」と声をかけられて、
ああそうか、私っておねぇさんなのかぁ、と足元がはずむ。

御茶ノ水へ。説明会と筆記試験を受ける。
会社も、受験しているシュウカツ生も、がつがつしている印象が薄かった。
同じ業界でもほかにこんなところってなかったかも。雰囲気がおだやか。
筆記試験はマーク式じゃなかった。けったいな性格検査もなかった。うれしい。
時事問題や語句問題や、
あと今年売れた本についての問題もいくつかあって、おもしろいなあと思った。
本屋さん狂いがこんなところで生きるとは。

帰りに八重洲ブックセンターに寄るのはお決まりのコース。
ダカーポ(「芥川賞、直木賞を徹底的に楽しむ」っていう号)とminaを買う。
ダカーポに、町田康と石田衣良の対談があって
買ってよかったな〜と思った。文学賞っておもしろいなあ。
実は買うのはじめてな雑誌だったけど、また買っちゃうかも。気に入った!
バスの中で読む。そして眠る。

めちゃめちゃ疲れた…
家に帰って、荷物を体重計に載せてみたら、なんと全部で10キロ越していた。
ときどきホテルやコインロッカーに預けていたにしても、
けっこう持ち歩いたぜ…。なにかの修行かと思った。






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