2008年2月29日金曜日

日曜日のトークショー2


中村航さんのトークショー@葛飾区立上小松図書館に行ってきた。

いったん整理券をもらいに行って、
外に出てぶらっと時間をつぶしてからまた図書館入り。
朝、到着が遅かったからちょっと心配だったけど無事に入れてよかった。
会場に来ているひとたちを見ているとおもしろかった。
年齢も性別もタイプもばらばら。
こんなにいろいろなひとが同じひとの書く小説を愛しているなんて!
とおどろきと感動。小説の力って偉大だな。
わたしの席の右隣のおじさんはトークの内容を赤ペンでときどきメモっていたし
左隣の大学生ふう男子は話をききながらよく笑っていた。
ゲストもすごかった。
レアでライブ感たっぷりのすごい近いトークショーだった。

最後にミニサイン会、なるものもあった。(豪華!)
どの本にサインしてもらうかものすごく迷ったけど
小田原市民としては最高の一冊、
『あなたがここにいて欲しい』にお願いした。
順番がまわってくるまで自分の心臓の音がきこえるくらいドキドキした。
「おもしろかったです」と発した一声が自分の声じゃないみたいに遠くきこえて、
今すごい緊張しているわたし!と思った。ドキドキ。

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(そういえばずいぶんと日記をつけていなかったから
読書記録も止まってた!から今書く。)
『あなたがここにいて欲しい』

守れるものの総量はとても限られている。

浮き立つ気持ちを解き放って、
愛しいものを愛しいと謳おう。
こぎれいな服を着て、歌うように世界を歩こう。
抱きしめたいものを抱きしめよう。


小田原炸裂!の小説。
提灯とカマボコ、小田原城と城址公園とゾウ、
大雄山線、守谷のあんパン…
びっくりするくらい小田原。
そのひとつひとつにうれしくなってしまう。
(まだ住み始めて1年たってないけど)小田原市民としては何だかとても誇りに思う。

恋愛小説、とくくるのにも違うし
青春小説、と言い切ってしまうのももったいない。
そういう分類を超えてるドラマ。
読んでいるとちょっとたのしい気持ちになって
読み終わると大きなしあわせに包まれる。
くすっと笑えるエピソードが積み重なって
物語全体があたたかい空気で満ちている。
そしてその空気の中にひっそりと
するどく光るものが、
あちらこちらに散りばめられている。
こう、わたしの奥のほうの何かを
ぎゅっとつかんでくるような、ひっぱりだされるような、
大事な大事なメッセージ。
中村航の小説はいつもそうだな。好きだな。

吉田くん(主人公)の考えていることはすごいことだ。
ときどきスッと共感し、ときどきハッと気づかされる。
‘世界は愉快で平和であってほしい、吉田くんはそう思う。
考えてみればそのために、まず一番にすべきことは、『感じよく振る舞う』ことだった。’
‘いつだって何かが足りない、吉田くんはそう思う。’
・・・
好きな歌のフレーズを繰り返し口ずさむように、何度も読み返している。

そして恋人どうしのふたりの会話や行動がかわいくてたまらない。
こんな恋がしたい。こんな誰かと出会いたい。
(ますます夢見がちに・・・)。

はじめエッセイかと思った(でも違うらしい)『男子五編』
なんとなくどこかで読んだことある気がしていたら
ほんとに読んだことがあったみたい。
『あの頃のこと Every day as a child』『あの日、ライ麦畑に出会った』
などに収録のものが再構成されたらしい。
『LOVE or LIKE』にあった『ハミングライフ』も収録。
ぎゅぎゅぎゅっとつまった一冊。






2008年2月25日月曜日

チョコレートをめぐる日曜日1


少し遅くなったけれど、チョコレート選び。
2月14日的なアレで。
チョコをもらえなくてがっかりする男子もいるかもしれないけど
チョコをわたせなかったさみしい女子もいるってことも忘れないでいただきたい。

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とあるチョコの話。

手づくりは、まず却下。
ファンからのプレゼントとしてはちょっと重すぎるから。

とりあえず東京新小岩を出発、電車に乗った。
(なぜ新小岩、なのかはまた次の日記で)。

なんかあるだろう、と適当に日本橋で降りると
三越の本店があった。知らなかった。地下をうろうろ。
ゴディバ、とかあげるのもいいけど
ちょっと気を遣わせてしまうんじゃないか、とやめておいた。
なんだか俗っぽいしな。
さりげない洋菓子屋はないのか、とみてまわったけれど
デパートチョコはどれもデパートっぽくて(あたりまえだ)
もっと気軽なほうがいいな、とまた電車に乗る。

なぜか東京駅で降りる。意外に何もない。
ああ、そういえば前にごはん食べたことがあるな、
どっかでチョコ買えるだろう、とオアゾへ向かってみると
なんと全館お休みの日だった。ツイてない…。

なんとなく秋葉原へ。
ドンキの食品フロアへ行ってみる。
バレンタインとかそういうのとは、ぜんぜん違っていた。
気軽、とかそういうのを通り越してしまっている。

結局、時間がなくなって新小岩へ戻った。
駅の近くの素朴なケーキ屋さんでチョコを買った。
もう2月14日はとっくに過ぎてしまっていたけど
バレンタイン仕様の赤いラッピングにしてもらった。
まだお店にそういうラッピングが残っているということは
世の中には延長戦にかける女の子がわたし以外にも何人かいるということだ。

よろこんでいただけたかな。
あのチョコおいしかったかな。

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手づくりも。作るには作った。
うまく固まらなかったトリュフ。

製菓用チョコではなく、普通のお菓子売り場にある板チョコを使ったら
なんだか味がどぎつくなった。
そして無塩バターではなくて普通のバターを使ったために
ちょっと塩味がした。
(スーパーの無塩バターは手づくり派の女の子たちの手によって
買い占められ売り切れていた)。

で、その作ったトリュフらしきものが
ボールに入ったままいまだにうちの冷蔵庫の中に眠っている。
(最近ばたばたしてて、というのは言い訳にならないか。
・・・ばたばたしているのはいつものことだ)。
もうこれはだめだよね…。
バレンタインもその延長戦も、もう過ぎた感じがするし
もういいや。お蔵入りだ。

ちなみにバレンタイン、自分でチョコレートを食べたことがこれまで何度かある。
あまくてうんざりする。
「あんまりおいしくなかったからあげなくてよかったよかった」と強がってみたりする。

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逆チョコ、というのがあるらしい。
ふつうだとバレンタインは女の子→男の子のイベント。
でも逆チョコというのは、逆に男の子から女の子へ
チョコレートを贈る、愛的な恋的なことをカミングアウトする、
というものらしい。
会社の先輩(女性)に言うと「なんていい制度なんだ」と感心していた。

そこで名案!
わたしは逆マシマロ、をしようと思うのだがどうだろう。
バレンタインに乗り遅れてしまったので
ホワイトデーに敗者復活戦。
どうこれ?どうこれ?

まあ、思い立ったがバレンタインだ。毎日が勝負。






わたしって何点ですか


「いま池袋にいるんだけど」
と、急に呼び出したのが夕方。
お茶をするにも半端な時間で
お酒をのむような気分でもなかった。
とりあえず百貨店の上のほうの階で
飲食店の入り口を見てまわった。
どこでもよかったから、どこに入るかなかなか決まらなかった。
呼び出したのはこっちなのに
「調べてくればよかったな」と気を遣わせてしまい申し訳なかった。
(次回誘うときはお店選びに迷わないように
ちゃんと気の利いたカフェでも調べておこう。)
たまたま入ったのはこじんまりとしたイタリアンレストラン。
メニューにはワインの名前がずらりと並び、
何ものまないのはちょっと悪いような気がした。

久しぶりに会った。
あいかわらずきれいな指はよく動き、
フォークをくるくる、パスタを器用に巻き取る。
頬のラインがするりと流れ
もともときれいな肌がますます際立つ。
目の色が澄んでいる。
「見えなかったものが見えるようになった」と言っていたのも、
その顔をみているとなんだか分かるような気がする。
自分が仕事での悩みをぼそぼそと話すと
「そんなもんでしょ」「大丈夫だよ」とさわやかに返された。
なんだかとがっているような印象だった彼は
やわらかく笑うようになった。
ずいぶんおとなになってしまった。
(もし本人がここを読むようなことがあれば、少し恥ずかしいので
誰のことであるか分からないように書いてみる)。

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どういう文脈でだったかもう忘れてしまったけど
「俺はあなたのこと、
まわりからどう見られてるかすごい気にするタイプだと思ってたけどね」
と言われて、わたしはひそかにとてもおどろいていた。
自分のことを知ってくれているような気がして、うれしかった。
雨の降る前の、生温くやさしい空気で包まれたような気持ち。
どうでもいいが、ひとのことを「あなた」と呼ぶ男性には
それだけでちょっとぐっときてしまう。

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最近の話。
自分で自分を評価をする機会
があって、かなり戸惑ってしまった。

はっきり言って、とても苦手な作業。

中学生のとき、何だったか、自分について書かねばならないプリントがあって
その「長所」の欄を埋めることができず
ひとりで居残りして書いたおぼえがある。
途方に暮れて、最終的に「ときどきおもしろい」と記入して提出した。
それを見た担任の先生は
「いやー、いつもおもしろいですよフォッフォッフォ」と
へんな笑い方をしていた。だからなんなんだよ、とおもしろいわたしは思った。

就職活動のときは本当に困った。
集団面接なんかでは、ほかの人がはつらつと自分について話すのを聞くと
急にその場が遠くなったような感覚に陥り、気持ちが冷えた。
エントリーシートや履歴書を書くのに詰まると
わたしは社会的に生きていくのが難しいのではないか、と
夜よくモヤモヤの底に沈んでいった。
必死に書いたものをあとで読み返して
自分はこんなにすばらしい人間だ、と書き連ねてあるのを見てぞっとした。
ばかじゃないか、と思って捨てたりした。

でもほんとうは自分がどうであるかよりも
他人からどう見られるかが気になる。
自分が自分のいいところをあげたとして
それを見た他人から「自信過剰じゃない?」「かんちがいだろ」
などと言われるような妄想にとりつかれている。
いつもだれかに笑われているような気がしている。

わたしって何点なんだろう。






2008年2月24日日曜日

同期を送る


沖縄から羽田空港へ帰ってきてから
その足でバスに乗りたまプラーザへ。
でっかいリュックをしょったままで。

駅に雪がまだ残っているのを見て、おどろいた。
数時間前までなまあたたかい沖縄の空気に触れていたわたしは
はじめそれを雪だと認識できなくて「なんだあの白いのは」と思った。

ところでたまプラーザ駅ってすごい名前だな。通称たまプラ。
プラーザ、はスペイン語で「広場」という意味らしい。
ここを多摩田園都市の中心にすえ、
広場中心の街づくりを念願したものなんだって。

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同期のひとりが会社をやめて新たな道へすすむ、ということで
その送別会だった。
ちらっとでも顔を出せてよかった。ほんとに。

行く前に花を買った。
時間も遅かったからだめかもしれん、と思っていたら
ちょうどいいところに花屋を発見。
よく駅前に花屋があるのはこういうときのためなんだなあ。

同期が勢ぞろいしていて、にぎやかな会だった。

帰り際にそのやめる同期と握手をしたけど、あれはお別れじゃない。
「また会うけどね」と言って、軽く握ってきた。
「ありがとう」を念じながら。
さみしいじゃないかなんでやめるんだばかやろう、と思う。
でも本人を目の前にすると、ぜんぶの気持ちがありがとうに変換されてしまう。
あるとき同じところにいたことはずっと変わらないし
会えてよかったなあと思うし
何よりそのひとが好きなんで。

わたしは電車がなくなるからひと足先に帰ったけど、
会のさいごにその同期がみんなに言ってたらしい。
「どんなに忙しくても、人に優しくいられる余裕はもっててね」。
わすれません、先生。






2008年2月21日木曜日

沖縄へ帰る


沖縄に行ったあたりの話。
朝、リュックに荷物をつめこんでチャリで駅へ。
携帯で調べながら電車に乗り乗り、羽田空港に着く。
思っていたよりも近かった。
飛行機に乗ったのは、人生二回目。
ちなみに初めては一昨年9月の北海道の旅
このときはいっしょに行った
真夜中のパティシエが
チケットの用意や搭乗手続きなどを
すべてやってくれたから
今回ひとりなのがちょっと不安だった。
乗れるかどうかの心配よりも
自分が常識外のことをやって
はずかしい思いをするのではないかという不安。
でも案外かんたんにできてしまうものだった。
普通のひとたちに混ざって搭乗。
いま自分、なじんでいる!とうれしくなる。

飛行機の中ではずっと寝ていた。
離陸したことにも気づかなかったくらい。
(上空からの写真は帰りの便で撮ったもの)。

那覇空港に降り立ったとき、空気がちがっていてびっくりした。
あったかい。歩きまわったせいもあってじっとりと汗ばむ。
でも荷物を増やしたくないから、厚いジャンバーを着たままでうろうろする。

ソーキそばを食べる。
そばといっしょに出てくる皿は肉の骨を入れるものなんだよ
と、こんど誰かといっしょに行ったらおしえてあげたい。

ゆいレールに乗る。
地図を片手に歩く。雨の中、道に迷う。
ホテルで小休憩、のつもりがそのまま寝てしまい夕方になる。
夕方は地元の沖縄料理屋でごはん。
オリオンビールと泡盛。
ほとんど寝るか食うかしかしていない。

お墓で会った親戚に「ウチナンチューなんだからさ、また来なさいよ」と声をかけられた。
首里城あたりで乗ったタクシーのおじさんに
「ウチナンチューの顔してるね」と言われた。
ウチナンチューというのは沖縄のことばで
沖縄の人、という意味であるらしい。
なんかすごい。
海を越えても血で、人で、たしかにつながっている。
2日間の旅はほんとうにあわただしかったけど
おばあちゃんのふるさと、感じられてよかった。
その場所に行ってみないと分からないってことってある。
また行こう。






はなさない


朝から夜、夜から朝、
毎日の流れるのがはやすぎる。
このままだとばらばらにされちまう。
夢をみた。
ものすごいスピードですすむ乗り物の上にいて
振り落とされないようにしがみついている。
頬に当たる風がつよい。
風を受けて、からだの表面が少しずつはがれおちていく。
「ぜったいにはなしちゃだめよ」という声がする。
これなに、メタファー?

大丈夫だよ、はなさないから。






春、はじめました



おやすみの日にめずらしく早起き。
いちご柄のシーツに変えた。

そろそろ冬を片付けよう。






2008年2月11日月曜日

首里で小走り



いま首里。首里城をチラ見。
大急ぎで首里から那覇空港へ向かうところ。
そこらへんのみやげ話はまた帰ってからでも。

先に言っとこう。
あまりに時間がないため、おみやげ類はたぶん何も買えません。






2008年2月10日日曜日

禁シーサー



つかれてしまった。

さっそく道に迷って雨の中、歩く歩く。
機内でせまいところに押し込められていた、右足の小指の先のあたりが痛い。

コンビニはあんまり大きな目印にしちゃだめだぜ。
同じのがたくさんあるからな。






二千円札が使える










ゆいレールに乗る



雨が降っています。風がつよい。
空気があたたかいです。じっとり汗ばむくらい。






2008年2月9日土曜日

ハイサイ沖縄!



那覇空港に着いた。
案外、羽田空港までも行けるものだし沖縄まで着いてしまうものだ。

ハイサイおじさんが流れている。






へまする金曜日


なんでわたしはこう…。
ネジが外れているなんていう、なまやさしいものではない。
なんかどっかおかしいんじゃないだろうかと自分で心配になることもある。
へまばかりしている。

**********************
朝からだめだった。
ヘアピンのケースをひっくり返し中身がそこらへんに散らばった。
寝起きのローテンションが一変、ひとりかんしゃくを起こす。

ぶちまけたヘアピンをそのままにして部屋を出る。
車に乗り込むと窓が凍っていた。
もう!なんだよ!どいつもこいつもじゃまばっかりしやがって!
行き場のない怒りに震える。
時間に余裕がなかったので
暖房をマックスにして氷の融けるのを待った。
だいぶ時間がかかった。
これじゃ一度お湯をとりに戻ったほうが早かった気がする。

急がばまわれだ。

**********************
そうだ。明日から2日間、沖縄へ行ってきます。






2008年2月8日金曜日

ひとりで木曜日


勤務先の街のいたるところで
交通量調査のひとを見かけた。
うろうろして同じ地点を何回も通ったから
わたしが何人分かカウントされたに違いない。
調査員のひとたちが寒そうにしていた。
この季節に外でじっとしているのは大変だろうな。
でも実はあの交通量調査のバイト、やってみたかったんだよねわたし。
やってみたかったバイトランキング5位以内には入る。

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昼間に、お天気雨が降っていた。
まぶしい光の中を水滴がぽつぽつ落ちてくる。
‘奇跡’ということばを映像化するなら、きっとこんな感じ。
Coccoの『日の照りながら雨の降る』を思い出す。ハイヤイヨ。

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仕事帰りにお好み焼きを食べてきた。
お店に入ると、店員さんは
ちょっとびっくりしたようなご様子。
べつに言わなくてもいいのに
わたしは「ひとりです」と人差し指を立てた。
どうだ、つよいだろう。
鉄板に油をぬるのもひとり。
具材を混ぜるのもひとり。
ひっくり返すのもひとり。
ひとりでお好み焼き屋に行ったのなんて初めてだ…。
またひとりでできることがふえてしまった。

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本屋さんに寄って、
雑誌類を鬼のように立ち読みしてきた。
コンビニであたりめと炭酸水を買って帰る。
超リラックス。






2008年2月7日木曜日

水曜日の本気


自分はそんなにたいしたことない、
と気づかされる毎日。

わたしは謙遜していると見せかけて自信家、
でもほんとは自信がなくて、
でもほんとのほんとは自分をあきらめきれない
という複雑な(めんどくさい)性格をしている。
自己評価が高かったり低かったり
何層にもなって重なる、
ミルフィーユのような構造。
いちばん下の層がどうなっているかは自分でも分からない。

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文章を書きたい、というところから仕事を選んだのにな。
うまく書けない。それがいちばんつらい。

自分が何のためにここにいるのか
というところまで考えが及ばない。
どうしてここに置いてもらえているのか
何か役に立てているのか
と、考えるたび暗い気持ちになる。
「ごめんなさい」と言いたくなる。

なんかもう、もらってばっかりだ。
このままじゃ返しきれない。
毎日を過ごしていくことで何か変われる日がくるのかな?

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本気なのって、すげえはずかしい。

自分の実力がどのくらいか知るのをこわがっているわたしは
長いこと「まあ、てきとうにやっていますから」
「べつに本気じゃありませんから」とごまかしてきた。
フルスイングで空振りしたくないし。
全力でやって失敗するのはおそろしいし。

でも仕事である以上、本気以外はあり得ないわけで
毎日すげえはずかしいことばっかりだ。

それでも何か書いたときに
だれかに読んでもらえる、
文章をなおしてもらえる、というのは
しあわせなことだと思う。
赤を入れてもらえるしあわせ。
自分の本気にこたえてもらえている感じがする。

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締切をまもれない。

とある日のMORI LOG ACADEMYに
ところで、難しい頭脳労働をする人にかぎって、約束までに仕事を片づけるものだ。何故なら、できるかできないか予想できない場合、絶対に期日の約束をしない。締切を守る能力とは、つまり、自分の能力と作業量を見切ったうえで、無理な仕事を断る能力にすぎない。前者は思考力の差、後者は常識的な思いやりの有無。だから、締切が守れないのは、頭が悪いか、性格が悪いかのいずれかである。
とあった。これはなるほどな、と思った。

締切をまもれないわたしは、頭も性格も悪い。
頭が悪いの自分の実力と時間を読めるように
徐々に改善していきたいと思っている。
とりあえず性格が悪いのは今すぐなおそう。

**********************
毎日ドラマ。
はなしたいことがたくさんある。
(ここに書けないことも多いから、できれば会っておはなししたい。)
昨日はいつもスマートなあのひとのアツいトークを盗み聞きして胸を打たれた。
わたしは何をやっているんだ!がんばらんと!と走り出したい気持ちになった。
今日はすごい場所に連れてってもらってガチガチに緊張した。

明日は何があるかな。






2008年2月6日水曜日

火曜日は春の気配


朝のあたたかさにおどろく。
立春過ぎたからな。暦の上では春だものな。
車の中に差し込んでくる光が痛いほど。
いつも混んでいる橋のあたりにさしかかった頃、
ふと思い出して「せんたくもの干せばよかった…」とものすごい後悔に襲われた。
一日のはじまりから後悔、だなんて。
いい天気なのに。
さっき帰宅して、洗濯機からせんたくものをひっぱりだした。
夜はさすがにさむい。
指先が冷たい。
ひとつひとつハンガーやせんたくばさみにつけて、外に出した。
冷たい外の空気にさらされる、
冷え切ったせんたくもの。
こんなんじゃなかなか乾かないだろうな。

明日も晴れますように。

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今日はなぜか茶色いタイツに茶色い靴をはいて
会社へ行ってしまった。靴と脚が同化。
着いて車から降りたときにやっと気がついて、驚愕。

おしゃれ番長への道のりは遠い。

そういえば、もうすぐ就職して1年がたとうとしているのに
会社への服装のオーケーラインがまだよく分からない。
タイツって何色まで大丈夫なんだろう。

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今日はわりと帰りが早かったので
「さ、うどんでも茹でるか」と冷蔵庫を開けてみたら
長ネギが気持ち細くなっており
ホウレンソウはふにゃふにゃに、
うどん玉の賞味期限は切れていた。
ああ、冷蔵庫を開けるたびに浦島太郎の心地。
だめだよな。モテないよなこんなおんなは。
何か外へ買いに出る気もしないので
しかたなく台所にあった缶詰のサンマ(みそ味)を食べた。キャンプかここは。

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まわりで風邪が流行っている。
インフルエンザで倒れているひとも。
はやくなおりますように。







2008年2月5日火曜日

好きだよと言えずに月曜日


好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心
GOINGが『初恋』/村下孝蔵をカバーしている。
それがCMで流れている。
今日、会社の先輩におしえてもらってあわててチェックした。
そういえば丈さんも書いていたじゃないか!
ずっとテレビをつけていなかったから知らなかった。
■なっちゃんのCM
『初恋』ってめちゃくちゃいい曲だなあ。
そしてわたしはやっぱり素生さんの声がGOINGが好きだなあ。

さっそくメールの着信音に設定した。
この曲聴いたらへんなメールがきてもゆるせるかも。
(なんか最近、迷惑メールが多い。
英語のよく分からないのが多いけど、
いかがわしい日本語のもくる。さっききたのは
「わたし実は官能小説家なんです、創作活動に協力してもらえませんか」
というもの。ちょっとおもしろい。)

**********************
そうそう、
わたしが最近ひそかにおもしろいなと思っているのは
“食い営業”ということば。
べつになんということはないんだけど、なんかおもしろい。

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また食材をだめにしてしまった。

自炊って、続けないとうまくいかない。
やる日とやらない日がはっきりしていないとむつかしい。

わたしには(大学4年間ひとり暮らしをしていたにもかかわらず)
冷凍文化がない。
肉やらゴハンやら何やら凍らせれば少しは長持ちするんだろうな、と
なんとなくは分かっているんだけど
それでどのくらい賞味期限をオーバーしていいのかの基準があいまいだし
なんか不安でさ…。
だからわたしの冷凍庫には、たいてい氷と氷枕しか入っていない。

社会人になってから自炊生活がますますあやうい。
減量と節約のため、昼ごはんに会社へおにぎりを持参する生活をしたい。
(お弁当ではなくおにぎり。ハードルはあげすぎないほうがいい。)
そしてひたすらおにぎり写真をブログにアップする、
というのもやりたいと思っている。
ブログタイトルは、おにぎり生活(仮)
でもそれがなかなかはじめられない!
わたしはわりとサービス精神旺盛なほうなので
「そのブログみたい」という声があがったらはじめられるかもしれない。
(そんなへんなブログだれもみたくない…)






2008年2月4日月曜日

積もるらしい日曜日


あまり雪が降らない(らしい)小田原。
前夜「午前3時頃から積もるらしい」ときいていた。
待っていたかったのに
いつの間にか寝てしまっていた。

目が覚めて、とび起きて、
カーテンをあけると雨の色。
白くぼんやりした風景。
あれ、雪はどうなったんだろう。
時計をみるとすでに(翌日の)お昼を過ぎていた。

雪はどうなったんだろう。
ずっと寝ていたので結局分からないまま。

シャワーして着替えて、出かける支度をしているとすぐ夕方になった。
どうして普通の日に15分でできることが
お休みの日だと2,3時間かかってしまうんだろう。

「雪のため」と、電車のダイヤが乱れていた。
窓から外をみていると雪が残っている。
東へすすむほど、白い部分が多くなっていった。


横浜駅前でぶらぶらしてきた。
雪が解けてシャーベット状になったものの上を
しゃびしゃびいわせながら歩いた。
スニーカーで行ってよかったな。
雨と雪がまざったつめたいものが降り続いていて
寒かった。傘をさしているのにつめたさは防ぎきれない。

コンタクトを買った。
視力がだいぶ落ちていたけど、それはたぶん天気のせい。

久しぶりにキャッチにあう。
幸薄そうな女性の「わたし手相の勉強をしているんですが」を無視しても
ぜんぜん気にならなかった。
わたしも少しはおとなになれたのかな。

予定外にたくさん買い物をしてしまった。
まあいいか。明日からのためのものだもの。

***********************
■会社に行きたくなる方法
いや行きたくないわけじゃないんだぜ(と、言い訳してみる)。

*日曜日、文房具を新調する。
*朝、ちゃんと化粧をする。

今のところこの2つが効果的。ほかにも
服を買う
あたらしい化粧品を使ってみる
スカートを穿く
かばんの中身を整理する
車の中をきれいにする
アクセサリーをつける
・・・などがある。
ほかに何かいい方法知ってたらおしえてください。






メガネでもいい土曜日


コンタクトを切らしてしまった。
そろそろ買ってこないとだめだなと思っていたのに
ずるずると毎日が流れ、ついに。
ここのところ、(ごく個人的に)よくない流れにのっている。

とくに何かあったわけではない。
でも何もなかったわけでもない。
氷山に派手にぶつかって沈没、というよりは
船底に穴があいていることに気づかず
じわじわと沈んでしまっている状態。
いやほんとうは気づいているんだ。
わたしはスニーカーの靴ひもがほどけても
そのことに気づいていても
走り続けてしまうタチで。
転んでからでは遅いのに。It is no use crying over spilt milk.

しかたなくメガネで会社へ行った。

朝メガネをかけて家を出たときから続いていた、うつうつとした気分を
夜までひきずったままだった。
会社を出て家に帰ろうとした頃、会社の先輩から
いま(わたしの家の近所の)ファミレスでお茶してるよ、というメールを受信。
行くことにする。
気分が低迷していることを気づかれたくなくて
深夜なのにドルチェの盛り合わせを注文。
へんにあかるくふるまう。饒舌。絶好調。

話の途中でふと
「メガネ」、
と言われてぎくり、とした。
だらだら生活してついにはコンタクトを切らしてしまうような自分の
だめなところを指摘されるのではないかと思って。
つぎに先輩たちが続けたのは
「メガネ、かわいいよね」「似合うよー」ということ。
おどろいた。
いやいやそんな、コンタクト切らしちゃって、
とあわててこたえながらも
それでふわっと何か身が軽くなった。

メガネも捨てたものじゃない。
わたしの毎日も捨てたものじゃない。
おおげさなんだけど、なんかそう思った。






雪すごかった



自分にレス。

まだ雪なのか雨なのか分からない水分が降っていて、傘をさして歩いている。
ただたださむい。






なんてこった!!



いま改札ぬけてから気がついた。
雪、そんなにひどいの?






2008年2月3日日曜日

あいだにいるわたし


気づいてしまった。

おそらくわたしは
わたしが自分で思っているほどは若くない。

もう23歳。

今しかできないこと、なんてないと思っている。
なのにどうしてこんなに焦っているんだろう。


ばかなふりをするほど
あたまは良くない。
かといって
あたまのいいふりもできない。


「何もできません」「何もわかりません」と口にできるほど
自分を捨てきれない。
よわい自分を見せたくない。

「何でもできます」「ぜんぶ分かります」と言えるほど
自分を立てられない。
自信がない。それより実力がない。

そんなにつよくないんだ。
どちらの自分も受け入れたくない。


ばかにするな、と思ってしまう。
なのにあまえてしまう。
プライド・メーターを都合よくきりかえる。
こんな自分はきっとだれかに見透かされている。

だれにもあまえず生きていけたらいいのに。
ただしいプライドをまもりきれたらいいのに。

だれかに頼っている自分を受け入れられたらいいのに。
へんなプライドなんか捨ててしまえたらいいのに。


あいだは不安定。
わたしはいったりきたりする。
はやいところどちらでいくか決めてしまえ。