2013年12月31日火曜日

2013年をふりかえる(10月の花嫁)


わたしは苦手なひとが多いので、逆に自分が苦手と思われることにもできるだけ寛容でいたいと思っている。

書いてるとか編集してるとかメディアの“なかのひと”に会うとなんかめっちゃ興奮する。

一度でいいから街で見かけたとびきりきれいな女のひとに声をかけていきなり飲みに行ってみたい。

金木犀の匂いがする。

内村航平選手の演技のうつくしさにうっとりしている。かっこいい……。
あまりのかっこよさにテレビの前で拍手している。

感情にまかせて投稿したけどすぐ消した系のツイートを収集したい。

頭のなかが真っ赤になるくらい腹が立ったことも、ふるえるくらい怒りを感じたことも、ちょっとイラッとしたことも、何かがきれそうだったことも、友達に話すとだいたい笑い話になる。怒りが大きいほどあとから笑える話になる。

小説講座に行くことにした。

高田馬場駅でねずみを見た。
「アイドルを好きでいるのは、終わらない物語を楽しんでいるようなもの」
「たとえば結婚したとして、ほかに好きなひとができたら、よそで燃えあがるような恋が始まったら、どうするの?」

代官山の蟻月で同じ大学の先輩後輩と飲んできた。いいこと聞いたからあとでメモしようと思ったことがちらほらあったけど、たのしすぎて忘れちゃった。
あのさ、これまでかかわりのあったひとちょっと会ってみようよ!いや、むしろそんなにかかわりなくてもいいよ!べつに学ぶことなくてもいいよ!ただ飲みに行く、みたいな仲間も必要だろ?みたいな気分。いま帰り道。

***

香川県・高松なう。

小学生の頃からの友達の結婚式に出席してきた。快晴のガーデンウエディングで、空も緑も花もすてきだった。アンティーク調の白いドレスも鮮やかな水色のドレスも花があしらわれた紫色のドレスもきれいだった。彼女があまりにうつくしくて誇らしかった。

今までで最高にうつくしい姿の彼女に会って、チャペルでそのしあわせを心の底から祈って、華やかな庭園に出たら、新郎新婦の真正面の席に自分の名前を見つけて、その名前札の裏には見覚えのある字でメッセージが書いてあって、ずっとがまんしていたなみだがあふれそうになった。

わたしはもともと、「友達の結婚式で泣く女(笑)」みたいに思ってる嫌な女だけど、今日はちょっと泣いたよ。

思い返してみるとほんと友達らしい結婚式・披露宴・二次会だった。装飾ひとつとっても、会場のすみずみまで。いたるところに彼女の心があらわれていた。とにかく花がきれいだった。シンプルな人前式だった。誓いのキスや新郎新婦の紹介ビデオ、花嫁の手紙はないけど、ブーケトスが3回もあった。

途中で気づいたんだけど、今日いっしょに旅したのは、中学校の修学旅行の班と同じメンバーだった。およそ15年ぶり。「うちらがいっしょにおるとなんかぜんぶうまくいかんよね」に爆笑した。あの頃から変わってなさすぎる。

住んでるところも今はみんな違うメンバーで旅できてほんとにたのしかった。もう無理かと思ってた。結婚式が生み出した奇跡の旅。つなげてくれた新郎新婦に感謝だな。

引き菓子としてもいただいた「おいり」。香川県西部では嫁入り道具の一つなんだそうだ。嫁ぎ先で“心を丸くもってまめまめしく働きます”という意味もあるらしい。口に入れるとふわっと溶ける、あまい空気みたいなお菓子。












お店で化粧品を見ていたら「女子ウケ」と書いてあるアイシャドウがあった。瞬間的に、女子にウケてどうするんだ、と思ったことを反省している。女子ウケだいじ……!

田舎で稲穂の匂いが秋を知らせるように、都会には都会の、秋の匂いがある。

通訳の方を通して話すと、相手のユーモアを100%で受けとれない。笑うタイミングをはずしてしまう。英語わかるようになりたい……。

このごろ日常に空白がない気がする。

ルーチンを削って削って新しいことをしなければ。なにか新しいことを。

今夜は東京まじですごいなと思った。

***

横浜なう。大学の友達の結婚式の二次会で新横浜へ。たのしくておもしろくてでもどこかつかみどころのないあの彼もついに結婚かあ。
新婦がめっちゃきれいで、めっちゃいいなあと思った。友達がめっちゃ好きなのがめっちゃ伝わってきた。めっちゃしあわせそうでめっちゃよかった。
披露宴の新郎から女友達へのメッセージカードに「ブーケとれよ」とあったという話を聞いてかなりぐっときてる。
数回デートを重ねたがなかなか思いを伝えられなかった、そのたびに後悔する日々だった、というエピソードがよすぎた。成就したあと聞くのがまたたまんない。そういうの、いいよね……。

***

今日からアイラインをひく系の女子になります。

職場のひとに、おみやげのきびだんごを少しずつ配っている。「これでなかまになってください」……とは言わずにそっとわたしてる。

はじめまして、を求めてるんだ!

『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』 /ジェーン・スーを読んだ。“独身は麻薬(シングルイズドラッグ)”……。これはまじでファミレス女子会の課題図書だと思った。
『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』 の101個目の理由に、電車の中で涙ぐんだ。

高田馬場であこがれのあの子と飲んできた。年々仲良くなって親しみのほうがつよくなっていくけど、出会ったときの衝撃はわすれずにいたい。あの子はあこがれ。

昨日乗ったタクシー、「空車」「予約車」「賃走」「回送」「支払」とか表示させる装置に、「寿」というボタンがあった。これなんですかと運転手さんに聞いてみたら、結婚式の送迎なんかのときに使うんだそうだ。あんまり使ったことないらしい。すべてのタクシーについているというものでもないらしい。

昨夜はかなり深い時間まで飲んでしまった……。何時に帰ったかよくおぼえていない。
終電を余裕で逃して、職場の近くから家まで初めてタクシーに乗った。「ぼくもう今日はこれであがりなので」と運転手さんが家に着くかなり手前でメーターを切ってくれた。いいひとすぎる。

東京タワーのまわりを少し歩いた。光ったエレベーターがのぼったりくだったりして、血液が巡っているように見える。

***

漫画『yeah! おひとりさま』/新久千映を読んだ。「ひとりカラオケ」「ひとり焼肉」「ひとり旅」などひとり活動についての話。わたしもひとり活動が多いので共感……!ひとりで飲みに行くのにも挑戦してみようかな。自分に合うお店を選ぶことが大事らしい。

DVDで映画『天国はまだ遠く』をみた。瀬尾まいこの小説が原作。このあいだ行った京都府宮津市あたりが舞台だと聞いて。静かで、温かくて、いい雰囲気だった。

漫画『ダメな私に恋してください』1巻を読んだ。主人公は失業中の29歳独身女子。漫画だとわかっていても、年下男子に翻弄されるのとか、貢いでしまうのとか、見ていてむしゃくしゃする……!

DVDでドラマ『午前3時の無法地帯』をみた。本田翼とオダギリジョーの。山下敦弘監督&今泉力哉監督。原作はねむようこの漫画。激務すぎる女子の仕事とか仲間とか恋とか。これめっっっちゃいい。おもしろかった。
「仕事とデートどっちがだいじだと思ってんの!デートにきまってるでしょ」みたいな先輩女子のセリフにぐっときた。
本田翼のことめっちゃ好きになった。あとオダギリジョーはやはりオダギリジョーだ。かっこいいわ。
BeeTVってすごいんだな。なんとなくみてたらドラマ『最上のプロポーズ』は青山真治監督ということがわかった。

DVDで映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』をみた。益田ミリの漫画「すーちゃん」シリーズが映画化されたもの。自分のことかと思う場面、多数。選ばなかったほうの人生のつづき、わたしも気になる。恋愛も仕事も人生もいろいろあるけど、いっしょに歩いていける友達っていいなと思った。

小説『真綿荘の住人たち』/島本理生を読んだ。下宿に住む人々の恋など、の話。ままならない恋愛でそれぞれの心に起こる小さな波大きな波、いっしょに住むひとたちのあったかいつながりにぐっときた。人間関係は移り変わるからさみしいけど、移り変わるから楽しいんだなあ。

DVDで映画『横道世之介』をみた。あとから思い出して笑ってもらえるようなひと、いいなあ、あこがれるなあ。綾野剛にゃんにぐっときた。かっこよかったなあ。

DVDで映画『鍵泥棒のメソッド』をみた。香川照之と堺雅人と広末涼子。おもしろかった。きゅんとした!

映画『ピンポン』みてる。わたしの話を聞いて「どこで泣くの、泣く映画じゃないよ」と友達は笑ったけど、やっぱり、何回みても泣いてしまう。

小説『君が降る日』/島本理生を読んだ。恋人が死ぬ「君が降る日」と結婚目前に振られて年下男子と恋する「冬の動物園」、高校生男女の友情「野ばら」の三本立て。このひとわたし(ぼく)がいないとだめだ、という気持ちが恋になることもあるんだな。

漫画『さよならまたこんど』/いがわうみこを読んだ。青春にはつづきがある。平凡な女子の、高校生活から、大学、社会人までの話。男子と女子と恋心と、ねじれた友情と、田舎と東京と。青春ってそこで終わらなくて、まあわたしたちはそれぞれ生きてるからあたりまえなんだけど、つづきがあるんだよね。

立ち見で映画みるのなんて初めてだよ。
昨日は映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』をみた。渋谷ユーロスペースで。初日舞台挨拶もあった。あんなふうに、それぞれの物語の主人公がみんな隣り合わせで生きてると思うと、他人をちょっとだけやさしい目で見れそう。すごくよかった。

漫画『スニップ,スネイル&ドッグテイル』/ヤマシタトモコを読んだ。薄暗い映画館で見る短編映画みたいだった。一つひとつ切り取られたシーンが、ぱっ、ぱっ、と切り替わっていくような。この漫画みたいに、恋が恋になりきる前後にぐっとくる。恋は始まりこそいい。熟す前、青くさいのが好きだな。

漫画『逃げるは恥だが役に立つ』/海野つなみ1、2巻を読んだ。求職中の院卒25歳女性が、就職としての結婚"契約結婚"をする話。すてき! おもしろい。結婚ってなんなんだろうか、結婚するメリットは何なんだろうか、結婚に恋愛が必要なんだろうか、、、とか読んでて考えてしまう。

漫画『クローバー trefle』/稚野鳥子の2巻を読んだ。10年彼氏がいない30歳会社員女性の話。きゅんとする!! 「一対一の付き合いはしない主義」の超モテ男子とか、「結婚するつもりはないが付き合いたい」とかいういい感じの男子とか、いいなあ。

2013年をふりかえる(天橋立の9月)


夏の終わりを見届けてきた。
横浜のほうで友達がキャンプファイヤーをやってるのを見てきた。




キャンプ場までの道は暗く、歩いていて、そういえば最近こういうのはなかったなと思った。夜がないみたいな街で夜がこないような毎日を過ごしている。

某日、小学校からの同級生に会って横浜そごうのビアガーデンで話した。東京について、地元(北九州あるいは福岡)について、仕事について、結婚について、これからについて……まあ、いろいろ。いろいろある。
「仕事つらいっス」「東京つらいっス」とだらだら話せる友達がいてよかったと思う。じゃあ辞めればいいやん、じゃあ地元帰ればいいやん、というのも、まあわかるけど、ほしいのはそれじゃないってときもある。

某日、深夜の中目黒で友達とお茶してきた。タクシーに乗ってちょっとどきどきした。東京の人みたい。大人みたい。

某日、神田でめちゃくちゃになるまで飲んだ。「立ち呑みワンダーランド イチゴー」という強烈な、でもかなりいい感じのお店に連れてってもらった。お酒も料理もぜんぶ150円。ビールは「ダブルで。」と伝えるとふつうのジョッキサイズにしてもらえる。それでも300円。安い。
そのあと、正統派の渋い居酒屋、アットホームな立ち飲み屋にも連れて行ってもらったけど、後半はもうめちゃくちゃによっぱらってたのでどこだったかよくおぼえていない。神田おそろしい……。

あいづちがタメ口になるくせのあるひとっているけど、イラッとさせるか親近感を抱かせるか、その境界線が気になる。

ついつい家にいてしまう。ごはんを食べたら化粧して外に出よう。外には何かあるはずだ!

自分に似合う服が何なのかいまだに全然わからない。

近くの席の男女(おそらくまだカップルではない)、男が、「もう少し静かなとこ行こうか?」って言ってるのが聞こえてきた。どきどき。

「人生の中で全力で仕事できる時間って、そう無いと思うんですよ」って、いつか自分が言ったことを思い出した。今思うと、そうでもないかも。まだけっこうある。人生は長い。

なんかいろいろあって朝から水とコーヒーしか飲んでおらず、ちょっときもちわるい……。内臓系の強さには定評があるんだけど、そろそろ守りに入らねばならないようだ。

地元の友達からの電話で「Twitterにポストがないけ今いそがしいんやろうっち○○さんと話しよったんよ」と言われてしまった。わかりやすい女……!

某日、高田馬場で飲んだ。このワインを選んでおけばまちがいない、と教えてもらったワインの名前を忘れてしまった。よっぱらっていたけど、楽しかったのと、へらへら笑っていたのと、駅で握手した手がひんやりしていたのはよくおぼえている。

某日、また高田馬場で飲んだ。どれだけ仲良くなっても会うたびに「きれいなひと」と思う。美しさが新鮮、というか、美しさが日々新しくなる、というか。新しい美しさを重ねてきたこれまでの日々に、さらに美しくなる未来に、おめでとう。

某日、新橋で飲んだ。好きな感じの新橋っぽいお店で。肩の力をぜんぶ抜いてへらへらしながら飲む、みたいな感じで楽しかった。店の外の席で飲むのもいい季節になってきた。

彼は「行けたら行きます」を自在に使いこなす男だった。……という話を考えていた。

恵比寿でちょっと友達とおしゃべりしてきた。ロジェカフェから俺のフレンチへ。わたしが好きなものは!かっこいい男子と、インターネットと、急なお誘いだ!

最近かっこいい!と思う男子はだいたいけっこうな年下の気がする……。好みが自分の年齢についてこない。逆に好みの年齢がどんどん下がっていく。オッサンになりつつある。

ar(雑誌)の表紙かわいい。毎度思うけど“雌ガール”って凄いな。めっちゃ女子力高い先輩がよっぱらったとき「わたし“女子”とかそんななまぬるいもんじゃないから!メスだから!」って言ってたの思い出す。

今日友達が履いてた黒い靴がかっこよかった。品があって、女らしくて。

先輩のお宅訪問してきた。おうちが素敵すぎた!おもてなしがすごすぎた!


フルーチェ(業務用)ができた。牛乳1000mlを使って。20人分。

「そうよ世界中にあるんだから」と三菱地所の歌をうたいながら勢いよく職場からランチに出ていくくらいの明るさがほしい。

結婚相手の条件を聞かれて二番目に挙げたものがほんとうに求めているもの、という心理テストを職場のひとから出されたが、残念ながら種を知ってたので、一つ目はおもしろいひと、二つ目はわたしのこと好きってひとですかねキャッキャと無難に答えておいた。ほんとうは一にも二にも顔です、すみません。

このあいだお店でローストチキンを食べたとき、ナイフとフォークで超苦戦していたら、いっしょに行った先輩のひとり(男性)が「野蛮食いしたらもっとおいしいよ」と手で食べ始めた。わたしもそうした。あれはありがたかったな。ほんとにおいしかったし。

大宮から新幹線に乗って仙台へ。「はやて」が満席だったので「やまびこ」に乗った。



もう何回も「この旅で最後だ。帰ってきたら捨てよう」と思ったぼろぼろのリュックをまだ使っている。今回の旅もそれをしょってきた。
実は東北にきたのは初めて。
ずんだもち食べた。やさしいあまさでおいしい。
石巻にて。うにうまい。魚うまい。


おながわ秋刀魚収穫祭に行ってきた。サンマめっちゃうまい。


タカシソミヤギャラリーに山中たろうさんの個展「静かな場所」を見に行った。
好きな絵。
作品の一つひとつに、あたたかい孤独、を感じる。
ひとはずっとひとりで生きていくものだけれど
それを肯定できるようなあたたかさがある。


「わたしには人生プランがあって、33歳でひとり目の子どもを産んで、35歳でふたり目を妊娠したいの。それがいやなら(彼氏を)こちらから切る」と友達が話していてたじろぐ。そうか、われわれそういうこと考える年齢か、と思った。
中学生の頃、家庭科で「ライフプランを考えよう」という授業があった。あのとき、プリントに、結婚はしない、ひとりで生きていける仕事につく、老後はインターネットを駆使して楽しく暮らす、と書いたのをまだおぼえている。あれがおよそ15年前か……。
おとなが自分のライフプランについて語る会、をやりたい。安い居酒屋で。

昨日は新橋~東京で同じ大学の同級生に会ってきた。初めて会うけど知っている、という感じの。知り合いの知り合いでもともとブログを見てくれていたそうだ。すごい。なんかまた書こう。おもしろかった。

会社の全社イベントに出てきた。いろいろあってなんだかもう凄すぎて誰かに言いたくてしょうがないけどソーシャルメディアに書くなと言われたのでおとなしくしている。

昨日は女子総勢12人で女子会だった。おしゃべりがあちこちで発生して混ざり合って、すごくざわざわしていて、居酒屋の個室がなんか教室の中みたいになってた。めちゃくちゃ笑った。



ビッチがビッチの顔をして歩いているわけではない。むしろ一見地味な子のほうが多そう。友達とのLINEで生まれた格言「ビッチは爪を塗らない」。

モテ女100っていう番組見てる。世界が違いすぎる……わたしも超モテる女子になってめっちゃ遊んでみたかったわ。

KinKi Kidsの「愛のかたまり」って歌いいな。男のひとが、女の子の立場の歌をうたうのにぐっとくる。

苦手なひとには苦手な感じが出てしまうし、好きなひとには好きな感じが出てしまう。

「これ豆な」。言ってみたいひとこと。

特急はしだてで北に向かう。
京都・丹後半島なう。日本三景の一つ、天の橋立!






KTR(北近畿タンゴ鉄道)!
近畿最北端、経ヶ岬なう。めっちゃ海きれい。
丹後半島から見上げた夜空の星はよく光っていてきれいだった。暗いところに目が慣れてくると、さらにたくさんの星が見えた。奥に、また奥に無数の星が瞬いて、宇宙が深かった。どこかで秋の虫が鳴いていて、収穫時期の稲の匂いがしていて、少し冷たい空気は澄み切っていた。

***

土曜日の夜にテレビでやってた映画『パーマネント野ばら』がすごくよかった。ラスト近くの場面がカッカッカッカッて切り替わるところ、驚きとともに胸がしめつけられた。田舎町にある可笑しさや哀しさもよかった。「どんな恋でもないよりまし」っていう女のしたたかさも素敵だった。

漫画『おはようおかえり』/鳥飼茜がおもしろすぎて、1巻読んだあと、いっきに5巻(完結)まで買ってしまった。京都が舞台なのもいいな。東京で仕事の忙しさですれちがっていく恋人たちのあたり、とくに胸が痛かった。人間関係は移ろいゆくよな、今がずっとは続かないよな、と噛み締めた。

Huluで台湾ドラマ「敗犬女王」見た。32歳キャリアウーマン(雑誌編集者)、独身、の話。高学歴で仕事もできて美人だけど、モテない。今やこういうの、あるあるなのかも。国は違うけどだいたい似てるもんなんだな。

漫画『ワカコ酒』1巻/新久千映を読んだ。20歳OLのひとり酒の話。酒の肴がいちいちおいしそうで、ひとり飲みをここまで楽しめたら最高だろうなと思う。ひとりで飲みに行ってみたくなる。

貸してもらって小説『オレたちバブル入行組』/池井戸潤を読んだ。半沢直樹の原作。ドラマでおなじみの顔芸はないけど、小説は小説でおもしろかった!

昨日の夜は家で缶ビールを飲みながら、Huluで映画『クリスティーナの好きなコト』を見ながら、友達と電話してた。ゲスかわいい映画だった。

小説『波打ち際の蛍』/島本理生を読んだ。過去の恋人によるDVで心に傷を負った女性が、新たに出会う恋の話。痛々しい中にある、恋の始まりの甘さや熱にくらくらきた。蛍(主人公が出会う男性)の言動一つひとつが素敵でいちいちときめいた。よすぎる!
島本理生の小説いいなあ。好きだなあ。

たかが恋、とも、恋なんて、とも思うけど、やっぱり恋だな。

2013年をふりかえる(8月は軍艦島へ)

皇居のお堀の水のきみどり色があまりに濃くて、水面を歩けそうだと思えてしまうほど。真夏のようだ。そうか真夏なのか今は。

ひまわりを横から見たらすごい立体的だった。

数年前の日常写真を見ていて自分で撮ったものなのになんかすごくいいなと思った。ぜんぜん使いこなせてない一眼レフで撮った写真。へたくそでもはずかしくても写真撮ろう。

今日は監督おつかれさま飲みをいきなりやらせてもらって、いけてる女子たちと渋谷で飲んだ。おつかれさまでした!

ROLaの「恋より楽しいものがある」ってぐっとくる。恋より楽しいものなんてほんとにあるのかなあ。

自転車の空気の入れ方がわからず、空気入れ片手にああでもないこうでもないと奮闘したものの、日が暮れてしまった。蚊にあちこち刺されただけで出かけられなかった。

夏だし、特急券買って、特急さざなみに乗ってる。
海に行ってきた。
千葉県の浜金谷駅。降り立ったら、いっせいに虫が鳴き始めて海の匂いがしていた。コンクリートさえ夏の色に見える。
貝殻を拾った。久しぶりに海にも入った。
今日は海辺でかわいくてコミュニケーションの上手な女の子をたくさん見た。きらきらしていた。かわいくしてるといいことがある。かわいくしてるといいことがあるんだ。




わたし3年後とか5年後とか10年後とかどうなってるんだろう。

今日は友達とBa BARで飲んできた!ちょうかわいい白衣のママに、擬似バリウムドリンクに、ウマーな男子にドキドキしてきた。


昨日はまた飲みすぎてしまった。結果的に3軒行って、iPhoneの充電が切れて、うろうろさまよって、始発で家に帰った。

飲み会という戦場で華麗なる社内政治を繰り広げたいものだけど、そんなことは1ミリもできず、ただただ楽しく飲んでしまう。
フシギちゃんと言われたけど、この年齢でフシギちゃんはかなりきつい気がするよ。

【速報】いまヒールが折れた
ヒールの折れた左足をひきずりながら歩いて帰ってる。

神保町で飲んでた。終電逃しちゃったな……と思っていたらもはや朝になってた。始発で帰ってる。
早朝なのに暑すぎる。
朝日でまぶたが痛いや。

あまりに暑いので家から出ずに高校野球を見ながら寝転がってインターネットしていたが、予定ができた。あとで本屋に行こう。中村航の最新作を買いに行こう。

まだスパークリングワインのこと泡って呼べないし、まだうまくタクシーつかまえられないし、まだハイブランドのもの買ったことないし、まだシモキタとかナカメとか自然に言えないし、まだ引き際がよくわからないし。はやくこなれた大人みたいな感じになりたい。

爪に陶器色を塗った。

社畜盆に帰らず、っていうスレタイ秀逸だな。

昨日は池尻大橋で飲んできた。鎖骨とゴールドのネックレスがきれいでどきどきしたり筋肉痛の歩き方がかわいくてきゅんときたり、女の子はすばらしいと思った。

名字で呼んでたのが、下の名前になるとか。ひとの名前の呼び方が変わる瞬間にぐっとくる。

さっきお店にふたりで入ってきた男女が飲んでひとしきり盛り上がったあとに「そういえば名前なんていうの?」と聞きあっててびっくりした。アバンチュール感ある。

近くにいた男女が「新年たてた目標ってなんだった?」って話してた。女が「彼氏つくる、だったな~」って言ったら男も「俺も彼女つくる、だったな~」って返したので恋が始まるかと思って聞き耳を立ててたら、話の途中で男が既婚者とわかって、おおおい!となった。
男は「妻はいるけど彼女はいない」と言ってた。「妻にもう女を感じないのよ。そうさせちゃってる、女じゃなくさせちゃってるのって俺がいけないなって思ってるわけ」なんて言ってたので、思わず顔を確認してしまった。


昨日は北九州の実家に行き、夜は博多へ。せっかくなので馬刺しや鶏などを食べた。うまかった……!





今は長崎に向けて移動中。急遽決めたのでさっきあわてて帽子と日焼け止めと水を買った。
軍艦島に行ってきた!















小倉の魚町銀天街を抜けて、旦過市場でぶらぶら歩いた。北九州出てから余計思うけど、ここほんとにおもしろい。すすめられるがままに刺身などたくさん買った。奥の集会所のようなところでおじさんたちが将棋をやっていた。




遊んでる場合じゃないな、と思う。超遊ばなくては。

自分以外のだれかが何かとてつもなくよさそうなものを手に入れたとき、胸に黒いものが渦巻いて息がとまりそうになる。嫉妬深くて嫌になるよ。ちゃんと前を向いて歩きたい。
うらやましい、妬ましい、悔しい、わたしもそれがほしい、とわたしも言いたい。さらりと言えちゃうひとが好きだ。

先輩たちと中目黒から代官山に移動しながら飲んできた。連れて行ってもらったお店がどちらも素敵でうっとりした。わたしも誰かをよいお店へスマートにエスコートできるようになりたいものだよ。

最終電車にゆられて蛍光灯がまぶしい。都会の夜はまぶしい。

おなかいたくなる日が決まっておとずれるってそれだけでけっこう大変だと思うよ。わたしたちよくやってるわ。

駅前ですごくかっこいいカップルがアスファルトの上に座って缶ビール飲んでた。

独身をばかにしても専業主婦を呪ってもキャリアウーマンを恨んでも、それで幸せになれるわけじゃないし、マイペースにやりたいと思うよ。

小学生の頃のわたしにおしえてやりたいね。あんた、29歳になってもあいかわらず漫画ばっかり読んでんよ、って。

百貨店のコスメカウンターで真っ赤なルージュを見ていたら「パーティなどのご予定があるんですか?」と聞かれたので「ないです」と返した。パーティなんてないよ……。かなしい気持ちになった少し。

今日は朝から築地へ。「銀座まぐろや」っていうお寿司食べ放題のお店に行ってきた。もう寿司はいい!というくらい食べた。しあわせすぎる。
築地本願寺の中はひんやりとしていて涼しかった。

渋谷のスペイン坂にある人間関係 Barは渋谷感があってよかった。
レモンスカッシュを注文したら、「あまくないので」と言われてびっくりした。……あまくないのでお好みでガムシロップを入れてください。あまくない。
今日は“THE東京の女”な友達といっしょにぶらぶらした。いっしょにコスメをいろいろ試したので、自分の手からまだいろいろいい匂いがする。
友達があまりにいい女なので、わたしもきれいにしようと思った。


***
漫画『mon*mon』/シモダアサミを読んだ。欲求不満なアラサーたちのオムニバス。欲求不満なアラサー、ってそれだけでなんか迫力ある。まわりの友達がなんかいろいろえろい妄想しててもたぶんそんなに驚かないぞ。

漫画『きみが心に棲みついた』/天堂きりんの3巻を読んだ。重い……。恋愛で、人を支配しようとする人、どうしようもなく支配されたい人っていう関係あるよな。あと、まわりでそれをほっとけない人、振り回される人もいる。はらはらするわ。
恋愛と依存について考えてる。無意識でも積み重ねた経験によって個々の根源的欲求がかたちづくられていくんだろうな。それがおかしいかおかしくないかははかれないし、ほんとうの意味で分かるのはむつかしいんだろうけど、いろんな人のことを知りたい。

漫画『おんなのいえ』/鳥飼茜を読んだ。同棲していた恋人に振られた29歳女性の話。人生がひっくり返るようなことがあっても人生はそこにある。毎日は続く。日常を重ねていくしかない。なにげないシーンやことばが染みる……。

小説『僕らはまだ、恋をしていない!』/中村航を読んだ。学園青春モノのシリーズ第一弾。お店に走ってジャンプを手に入れてたときのような気持ちを思い出した。友情と秘密と冒険と……わくわくした。“男子感”がいいな。男子たちはいつもなんか楽しそう。それがずっとうらやましかった。

小説『その桃は、桃の味しかしない』/加藤千恵を読んだ。高級マンションに同居する女性ふたり、同じ男性の愛人たちの話。正しく泳ごうとしてないなら溺れてることにならないんだなと思った。胸が少し痛い。友人のように心配にもなる。でもラストは不思議と、すがすがしい。

小説『週末は彼女たちのもの』/島本理生を読んだ。LUMINEのホームページで連載されていた短編がまとまったもの。一つひとつ切りとられたシーンに、わたしは、東京、を感じた。洗練されてて胸が高揚するようで少しせつない、一瞬の輝き。素敵な恋愛小説だった。

漫画『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』/渋谷直角を読んだ。くそおもしろかった!ありすぎる。あ~笑った。
「ダウンタウン以外の芸人を基本認めていないお笑いマニアの楽園」も「空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋」もおもしろすぎた!あるあるある!