2009年8月31日月曜日

あかきりの夜


「突き抜け派」の定例会に参加してきた。
※突き抜け派:しーなねこさんイガラシイッセイさんかおるさん
ばっちゃん。さんひのじさんとの同人結社。

しーなねこファンにはおなじみの居酒屋「よし」にて。
場所は目黒、ちなみにお店のあるこの通りはメグロードというらしい。なんかかっこいい。

***
みなさんが書くものがよすぎて
はっきり言って、わたしは嫉妬でぐつぐつしている。
うまいなあ、と思う。
というか、うまいとか思うより先に
イチ読者として楽しんでしまった。
作品として成功している。

つぎは負けません。
(としか言えません今は。ああぐつぐつする)。

で、わたしはというと
また小説が書けなかった。
長い日記をひとつ提出。
恋愛小説を書く、と宣言していたのに。
恋愛って、好きってなんだろう、と考えたときに
あたまにちらつく思い出話を書いた。
書いても何も分からなかったし何も変わらなかった。
自分、ぬるい。
恋愛小説を書きたいので、だれか恋愛を、しましょう。
(とか言ってな)。

つぎはどうしようかな。
気がつけば次の締め切りが見えている。

***
いい会だった。たのしい語らい。
イガラシイッセイさんの着ていたTシャツに驚く。圧力。
「たこわさください」と言って出てきたタコの刺身(わさび付き)。脱力。
おいしい焼酎「赤霧島」が入荷されていたので、ボトルを入れる。
いつの間にか2本目に。(そんなにのんでしまったのか)。
めっちゃおいしい。これ好き。
写真の尋常じゃないブレ具合から、
この日の酔っぱらい加減が見てとれる。


***
くたくたになるまでのんでいた。
もうへとへとだった。
きもちわるさの中で、もうのみません、と誰にともなく、守れない約束をする。
楽しいときはのみすぎる。
最終電車の中でドアのガラスにほおをはりつけて、ぐったり。
(こんな女子、完全にだめだと思う)。
目黒から品川、乗り換えてから小田原へ。
それが一瞬だった。
ずっと目をつむっていた。






秋がきた


目が覚めたら、秋だった。

そんな朝がありました。

***
春は忍び寄るように
夏は重なるように
秋は切り替わるように
冬は混ざりこむように

季節の変わり目は
わたしを取り囲んでいるもの
この世界を意識する。
生きていることを思い出す。

終わる。また始まる。
終わったものが戻ってくる。
廻る。
この世界に、完全に終わるものなんて
なくなるものなんて何一つないように思う。
感覚的な話、ね。

秋になるとき。
ちょうどこの季節って好きだ。
虫の音が夜に混ざっているなとか
空が高いなとか
澄んだ色の風景だなとか
すっとからだをのばして深呼吸。
からだに入ってくる
新鮮でまだきれいなままのつめたい空気がきもちいい。

***
取り残された夏が暴れている。
急に暑くなるとか、
蝉が狂い鳴いているとか。

***
さみしい、さみしい季節です。






2009年8月24日月曜日

バーベのビール


会社のひとたちとのBBQ@秦野に参加してきた。
バーベ、と呼ぶのがこじゃれた感じ。
ビールが超うまい。
日曜日に。昼間の。野外で。
そんなビールがうまくないわけないのだ。

おもしろいひとたちとしゃべるのが楽しくて
川がきれいで
いっぱい子どもがあそんでて
空が高くて
やり残していた「夏」というやつを満喫してきた。
そういえばビールをのんだり肉を食べたりするのにいそがしくしていて
写真をぜんぜん撮っていない。


川に足だけ入ってみたら、きーん、とつめたくて
きもちよかった。このあたりは水がとてもきれい。

浮ついた話も楽しい。
デートプランで
A.お台場にガンダムをみにいく
B.小田原なじみの店で魚を食べる
C.ビール工場でドンマイドンマイ
とそれぞれのひとが挙げたものの中でどれがいいか?
なんて話になっておもしろかった(ちなみにわたしはC)。
デートいいなあ。
わたしもいいプラン組むのでだれか乗ってくれませんかね。
のみ足りなくて(というよりまだ帰りたくなくて)
しばらく駅あたりでぐずぐずしていたくらい楽しかった。






さみしさにつけるくすり


ねぇ、ねぇ、ねぇ、
このごろのわたしは、ちょっとおかしい。
もともとおかしい分を計算に入れても
それでも、やはり、ちょっとおかしい。

なんかもう、いっぱいで、
それがあふれてしまって
ぼんやりしている感じだ。

ほんとはこんな感情なんかに
振りまわされている場合ではないのだ。
やらねばならないことがたくさんある。


***
だれかに執着するのはやめよう。
さらっとなでるように、
たんたんと人付き合いをしたい。
自分をもっとしっかり保ちたい。

***
不足している。

さみしいときはゆるしてよ。
会いたいよ。
電話でもメールでもスカイプでもメッセでも
ツイッターでもミクシィでも、もう何でもいいよ。

このさみしさをどうにかしてください。






2009年8月23日日曜日

ウケたい


「今って大事じゃん!?」


***
まだまだ暑い日が続きますね。

夏休み前にさかのぼる。
***
友達と、秋葉原に行ってきた。
パソコンを選びに。
お店のひとはすごい。うまい。
軽快なトーク。聞き出してくれるし知ってるし導いてくれるし。
「CPUは仕事をするひと、メモリは机の上、HDDは引き出しですよ」
と話しかけてくれたのが
とくにすてきなおねえさんで
わたしは数分でそのひとのことが好きになってしまった。
かわいい。ほっそり、短いふわゆるパーマなのにそれでもなお小顔。
睫毛が見事なセパレート。上下にうつくしくひらいている。
目ぢからがすごい。
友達は「目を見ひらく感じが鳥居みゆきに似ている」と言っていた。
何より、話がさっぱりしていて分かりやすい。
知り合いのおねえさんと話しているかのような気楽さ。
このひとともう一度会いたいなあ、と思っていると名刺をすっと差し出された。
そうか、こういうときのために名刺があるのかあ。
などとわたしがへらへらしてるスキに
友達はさくっと決めて、いい買い物をしていた(嫉妬!)。

とりあえず、コンセプトカフェ(メイドカフェ的なの)でランチ。
執事カフェに行きたい、
と友達が以前言っていたので前日に調べたものの
いいところが見つからなかった。
デートで女の子をよろこばせるのは大事なことです。
もっと研究しなくては!

友達のあたらしい一面を知る。
かわいいのは分かっていたけど
バイク乗りで、ベース弾きで、まじな映像制作者だったのは知らなかった。
何かを楽しんでいる、何かに打ち込んでいるひとって素敵。
あじわい深い。おもしろい。

焼き鳥屋さんで一杯だけのんだ。
話している途中についついヒートアップして
「だって、今って大事じゃん!?」
と言い放ったあとで
あ、わたし今いいこと言った。と自分で思った。
なぜか横浜弁。

そしてわたしはパソコンを買いきらず今に至る。
Macにすることは決めている。
まだノートかデスクトップかのポイントで迷っている。
Macbook ProとiMac。
Macbookにして今までと同じように使うか。
持ってお出かけすることがあるかも(あんまりない気がするけど)。
iMacにして大きな画面で快適に過ごすか。
あわよくばチューナーつけてテレビにもする。
ふつうに20インチにするか、よくばって24インチにするか。

・・・なんという優柔不断。
超いらいらすると思うのでわたしのお買い物相談はあまり真剣にきかないでください。


***
だれかと会って話をしていると
このひとたちを会わせたらおもしろいだろうなあ 
このひととこのひとを会わせたら
何かいいことが起きるんじゃないだろうか
と勝手に考えることが増えてきた。
それだけ友達に魅力的なひとが多いということです。

知らないひとを連れてくる、
とかあそぶときあやしい誘い方してもかんべんな。

***
地震が、あった。
朝方けっこう揺れて目が覚めた。
しはらく、ゆーら、ゆーら、としていた。
「ああ、アセンションが訪れるのかなあ」と思った。
アセンション(次元上昇)。
友達からその話を聞いて
このごろネットで調べたり考えたりしていたため、
脳内に貼りついていた単語。

揺れている途中で、おそろしいことにわたしは
ふと、もういいや、と思って目を閉じた。
ごめんなさい。
もっと、世界に生にしがみつかなくてはだめじゃないか。

***
いま、超みたい映画。
『色即ぜねれいしょん』
峯田和伸の★がぶがぶDIEアリーで感想読んで
またさらに行きたくなった。
前にみた映画『アイデン&ティティ』も超よかったしなあ。

だれか、いっしょにいきませんか。

***
マンガの『クローバー』/稚野鳥子の
文庫版の続きをまた買ってしまった。(5、6巻)
本の裏のミニ解説には
「胸高鳴る(はーと)オフィスラブ」と書いてある。
ハルキがいいよ、ハルキにしとこうよ、と思いながら
いやでも柘植さんもかっこいいよな、うーん、
なんてなやましいのがいいところ。
いくつになっても少女マンガが好きだ。

***
最近読んだ本。

ウケる技術 (新潮文庫)

水野 敬也 / 新潮社

mixiで友達がすすめているのをみて。
読みものとしてとてもおもしろかった。
わたしだってウケたい。愛されたい。
日常に活用しようとしているところだけど、
あと一歩が突破できない。あと一歩。
ウケるためには技術はもちろん、勇気も必要。

コミュニケーションはサービス。
コミュニケーションは愛。


そういう根元の考え方の部分でも勉強になった。

浮世でランチ (河出文庫)

山崎 ナオコーラ / 河出書房新社

宗教ゴッコをする14歳と
会社勤めをして毎日ひとりで昼食をとる25歳。
「わたし」の今、がいったりきたりする。
ものに触るとかひとと関わるとか
世界と向き合う感覚が、研ぎ澄まされている。
まわりのあたりまえ、をそのままのみこめない
「わたし」の繊細さに安心感をおぼえる。
マイノリティ気取りで、みんなにわかってもらおうとするなよ
というセリフにどきり、とする。
わたしはずっと、まわりに感覚を合わせられないことがこわかった。
(高校生のとき「わたしは合っていない」ということに
はっきりと向き合って、ひどく調子を悪くしてしまった)。
今は、合っていないわたしを受け入れたい。
まわりと合っていない感覚を、ひとに見せたい。
わかってほしい、なんて思わないよ。
中に入ってこいなんて言わない。
外から見てくれているだけでかまわない。
ただそういうわたしを、わたしとして認識してほしい。

八月の路上に捨てる (文春文庫)

伊藤 たかみ / 文藝春秋

なまなましい。
世界の隅にふと存在している日常や仕事や
ひととひととの関係がそのままにある。
物語ってきっと、まさにいまわたしがいるここ、
に存在しているのだなあと思った。
世の中全体をまとめようとしたときや
人生を要約したときにカットされるような
ささやかないとなみが
わたしのどんなどうしようもない今も
肯定してくれているみたいに感じる。

遊んでなんかいねえよ。俺は一時たりとも遊んでなんかいなかったぞ。
何もかも本気だったのだ。


どれくらいの愛情 (文春文庫)

白石 一文 / 文藝春秋


舞台が福岡、と書店のポップでみて
何気なく手にとった小説。
具体的に出てくる土地や建物、博多弁が心地よい。
その世界にいっきに引き込まれた。
こんなにもことばが愛としく思えるのはそこにほんとうに
人間があるからなのだなあと思った。
さらっと物語に人間を宿す、すごさ。
(読んでいるあいだは、あたまが物語に浸っていたので
これはあとで考えたことです)。

著者のあとがきがまたよかった。
(あとがきがあるってなんか珍しいよね)。
ああ、そうかあ、と思った。
―一体、この私は何者なのだろうか?
わたしが求めていたのはそれなのかもしれない。
・・・何かを書くことで自分の考えの一端を言語化し、
そのことによって自分自身がどういう人間であるかを少しでも知りたいと考えているからである。







2009年8月22日土曜日

実録・夏休み3


わたしはけっこう、地元が好きなのかもしれない。
じゃあ、なぜここにいるのだろうか。
大学進学のために地元を離れたのだけれども
でも、じつはこのまちを出ることも、
大学を決めた理由のひとつだった。
だれに言われたわけでもなく
「わたしは新しい場所に行かなくてはならない」、という思いが
当然のことのようにわたしの中に育っていた。
18歳って、そういうときなんだと思う。

じゃあ、今はなぜここにいるのだろうか。
最後のカード。
帰るところをとっとるんかもしれんね。
ラフォーレだった建物はいまだに、がらんとしている。

***
魚町にあるラーメン屋さん、一蘭に行ってきた。
ここは、変わった席の並びをしていて
ひとつひとつがきっちり仕切られている。
「味集中カウンター」というらしい。

味集中、だけあってカウンターの中にいる店員さんの顔が見えない。
胴体しか見えず、声だけきこえてくる。
なんか勝手に「かっこいいにちがいない」などと妄想してしまう。
いかんいかん、味に集中しなくては。

けっこう好き。
ああ、またしばらく来れないのだなあ、と思っていたら
めちゃくちゃいっぱい店舗があった。
関東にも。渋谷とか町田とか横浜とか。
だれかいっしょに行きましょう(席べつべつになるけど!)

***
小倉でデートがしたいな。

一蘭で味に集中するでしょ。こっそり替え玉するでしょ。
昭和館で映画みるでしょ。2本立てだから大満足でしょ。
ムツゴロウ焼き食べるでしょ。やっぱハムエッグでしょ。
つじりでお茶するでしょ。奥のほうの席でぼそぼそしゃべるでしょ。
あまい匂いに誘われて、魚町のシロヤでケーキ買うでしょ。

…って食べてばっかりやな!

***
***
太った。
そりゃ毎日働きもしないで
わたしが冷蔵庫に入れたのではない缶ビールを
のんでばかりいたのだから当然といえば当然だけども。
何本のんだかもう分からない。

こんなふうに写真をぺたぺた貼っていると
いかにも夏休み充実してましたふう、だけど
実際はぜんぜんちがう。

ほとんど家にいて、だらだらしていた。
テレビがえらいおもしろかった。
とにかくよく眠った。
なぜか今月2回目の生理がきて(なんなんだろう)
だるかったせいもある。

会えなかったひとへ。
おそらく次はお正月に帰るので、
そのときどうぞよろしくお願いいたします。

***
よく休んだ。

<おわり>






実録・夏休み2


山口に行ってきた。
おばあちゃんの家へ。
いつの間にか、数年ぶりになってしまっていた。
駅前の交番で念のため地図を確認していると、
おまわりさんに話しかけられた。
「え、ここから歩くんですか」。そうですが何か。
だいじな場所は、匂いで分かる。足がおぼえている。
この夏の大雨で、のどかなまちが、荒れに荒れた。
住まいの中にまで水の通り過ぎた痕。ひどい。
だれかをさみしくさせることのない、生き方をしたい。
それはおそらくだれもさみしくさせない、ということなのだろうけど
わたしは神様じゃないからそんなことできないのかもしれないけど
でも、そう思った。

ひとにやさしくなろう。
世界と、切実に向き合おう。
ピース!
***
夏が過ぎてゆく。

<つづく>






2009年8月21日金曜日

実録・夏休み1


夏休みだった。
しかしかっこいいと思ってタイトルつけたが、「実録」というほどのものではない。
小田原駅新幹線ホーム。
少しだけ世間より遅れて、お休みスタート。
スムーズに動けた気がする。なんとなく。

***
前日に超夜更かしした初日は
お昼過ぎまで突き抜け派(同人誌の秘密結社)の書きもの、
のち横浜へ出てコンタクトを半年分購入
(なんか(半年とはいえ)人生決めるようでドキドキする)、
さらにアドリブでのみに行った。
ふたりでカウンターで舟盛りを食べる、
というのは画的におもしろいと思うが
それ以上に話がおもしろかった。
横顔をね。横顔で、ね。おぼえておきます。
きっと、作戦変更のときがきている。

***
地元の北九州へ帰ってきた。
愛すべき、日田彦山線(ひたひこさんせん・通称ヒタヒコ)。


***
小倉競馬場でレース観戦。
(今回の帰省ではカメラ(一眼レフのほう)を持ってなかったので
「え、カメラないの」とあからさまにがっかりされた。すみません)。

達人には赤ペンが似合う。
パドック。ここで馬の様子を近くから観察する。
ゴール前、歓声も怒号も感情も解説も入り混じる。
表彰台付近で「たけゆたかまじ最高やな」と声がした。まじ最高やな。
前回行ったときと同じように、
勝利のソフトクリームをごちそうになった。

***
小倉で友達と会ってきた。恒例。
カラオケでAKB48を完璧にうたうのをきく。
会いたかったー会いたかったー会いたかったーイエス!
めちゃくちゃかわいい。
どうしてライブを一度見ただけで
振りまでおぼえられるのだろうか。
美人とかかわいいひととかに対する執着が並々でない。
そういうの、才能だよなあ。
そしてまた恒例の、本屋さんを歩きまわる。
友達が脚本の雑誌を買っていた。
「わたしはるさんと会ったときしかやる気出さんのよね」。
こっちのセリフです。
わたしも、会うたびに火をつけられます。
お互いの開花を誓い合う。

***
阪九フェリー。
ではなくモノレール。
北九州モノレールの車体のバリエーションがまた、増えている。
コカコーラとか、ケイバとか。
全体ラッピングした広告車両だらけ。
ノーマルな色の車体を見かけないくらいだった。

***
旦過市場。
たまたま夕方に通りかかって、
ここはおもしろいぞ、とドキドキした。
色あせた万国旗。
人間のいとなみ。その色彩。
地元なのにほとんど知らなかったいいところ。
にぎわっている時間帯に、カメラを持って入りたい。

<つづく>






2009年8月8日土曜日

夏休みのお知らせ


夏の、ひとあかり。



***
【お知らせ】
夏休みは、8月14日(金)〜20日(木)の予定です。
北九州に帰ります。
会いましょう。夏だし。


***
つかれをいやすのは、
かっこいいひとです。

かっこいい男のひと(男子、とはちがう)と
仕事帰りにラーメンを食べてきた。
そのひとがねぎらーめんを注文した隣で
わたしは迷わずがっつり、「ねぎちゃーしゅーめん」。遠慮なし。
しかもおごっていただいてしまった、っていう。
このごろ胃袋が弱まっている。
という話をしたら、
「食いすぎじゃねぇか」と冷静につっこまれた。たしかに。

***
酒気帯び歩行。
またのみすぎてしまった。
からだのすみずみまでアルコールがいきわたる。

会社のひとたちと、麻婆豆腐と紹興酒の会をしてきた。
麻婆豆腐が辛くて、旨かった。
舌先にくるするどい辛さと、
あとから口の中ぜんたいにひろがる辛さ。
紹興酒はごくごくのんではいけない、と学んだ。
のみやすさにひそむワナ。あまいくせに。
口当たりのよさにだまされてはいけない。酒にもひとにも。

すてきな先輩がいて
ご本人がこのブログを見ているとのことなので
めまいをおぼえるかっこよさだ、とか
まぶたがまじで完璧、とか
結婚指輪にぐっとくる、とか
煙草吸うのをめっちゃ見てしまう、とか
うっかり書かないようにしなければならないな。と思う。

「わたし上昇志向がすごいの」
と言う先輩は、いつも華やか。
(わたしには背景に花がみえる)。
「もっと上がある、もっと上があるって思っちゃうの」。
ものすごい上昇気流に乗っている。というか、巻き起こしている。
「結婚相手の収入だけで十分生活できたとしても、
わたしが、わたしが輝くために働くの」。
リアルセレブ、ここにきわまれり。みならいたい。

2次会のカラオケにて。
真心の『ENDLESS SUMMER NUDE』は名曲だと思った。

超いい。はしゃぎすぎてる夏の子供になりたい。

木村カエラの『Butterfly』、
グッドなウエディングソングだなあ。
うたえるようになりたい。

お酒をのんだあとは、
きまってはずかしくなる。
いつになったら、おとななのみ方ができるようになるのか。

練習したいから、のみに行きましょう。

***
木曜日、横浜で友達(ヒトヅマ)ふたりと会ってきた。
ゼミの同級生3/5が既婚、という事実。
お食事して、ぶらぶらして、抹茶のカフェでお茶して、
ずっとしゃべりどおしだった。
たのしかったなあ。

ランチに行ったビュッフェは、からだにやさしいものばかりで
アルコールにやられた全身がいやされていくのを感じた。

ハッピー報告をダブルで受けた。
おめでとう!祝福します。こころから。
人生の階段をしっかりとのぼっていく、ふたり。
きちんきちんと決めてきたんだね。
乗り越えてきたんだね。
すばらしい。前途に、超幸あれ。
わたしにしあわせのイロハ、おしえてください。

また会いましょう。

***
よく行く本屋さんの、店員さんがいい。
白いポロシャツに緑色の書店員エプロン、
あかるい髪色ちょっと長め、
半そでからのぞく腕がひょろっとしてて白い。
あんな細腕で本が運べるのだろうか。モエス!
そのひとがいるときには、買う本を変えたりしてしまう。
見られたくない本をどうしても買わねばならぬときは
レジ前で調整して、ほかの店員さんにあたるようにする。

このあいだその調整を失敗して、
いわゆるBLマンガとan・an(特集「幸福なSEX」・DVD付き)を
そのひとのレジで買うことになってしまった。ひえー。

an・an (アン・アン) 2009年 8/5号 [雑誌]

マガジンハウス


しかし向井理いいなあ。ときめく。

このごろあまり本を読んでいないな。
読んだもの。

ほかに誰がいる (幻冬舎文庫)

朝倉 かすみ / 幻冬舎


つよめの、恋愛小説が読みたいと思って手に取った本。
正直ちょっときもちわるかった。
きもちがわるくなるくらい、つよかった。

ほかに、誰がいる?
わたしの心をこんなに強くしめつける存在が、あのひとのほかに、いったい、誰がいるというのだろう。
何百万篇、いってもいい。
ほかに誰がいる。あのひとのほかに。
あのひとのほかに、いったい、誰がいるというのだろう。


夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)

長嶋 有 / 講談社

これ!おもしろかった。
ゆったりしてて可笑しくて
ああ、人間ってこうだなあ、とか思う。
生活って。日常って。毎日って。人生って。
わたしにとってはものすごくドラマティックなのだけれど
なんか、近いの。

「僕」がどこから来たのかどこへ行ったのか
分からずじまいだったけど、
それもすんなり受け入れられる