2006年6月27日火曜日

やっと卒業できた土曜日


車校の卒検を受ける。テイク・ツー。

緊張のあまり、間違えてエンジンかけるときキーを逆方向にガチャガチャまわして
あれ、おかしいな、ともくもくとたたかっていた。
やっと気がついて無事エンジンもかかって、運転開始。
運転は「あ」とか「うわ」とかひとりごと言いつつも、けっこうふつうにやれたと思う。
場内にもどって、方向転換。
終わってから教官に「あなたもひやひやしたかもしれんけど
私のほうがもっとひやひやしましたよーあっはっは」と言われる。
あとほんのちょっとでぶつかりそうだった。
ぎりぎりでやばかったな…。もうちょっと気をつけよう。

ミラクルな合格!

ここの車校には長々と通ったなあ。
いろいろめいわくをかけました。とてもお世話になりました。
わたくしが無事卒業できたのも、ここの親切で熱心なご指導のおかげです。
春昆布は静岡県自動車学校(浜松校)をおすすめします!
(せめてものお礼、地味に宣伝)
あ、お友達紹介制度なるものもあるようなので(紹介した人もされた人もうれしいやつ)
もし入校予定の人いたらゼヒ連絡ください。へへ。

本試験の書類とか
あと初心者マークをもらった。
あとチョロQも!
(これはけっこううれしかった)
初心者マークを冷蔵庫にはるのが
あこがれだったんだけど、
まだはってない。




夕方まで本試に向けて勉強した。
じつはまだ(これを書いている時点でも)受けていない。地元に帰らねば…。
本試験もがんばるぞ!!






2006年6月25日日曜日

金曜日行きのスローボート


朝、寝坊する。しょんぼりしながら、新幹線に乗る。
(信じてもらえないかもしれないけど、最近朝につよくなってきた。
だからこの日は久しぶりの寝坊で、自分でも「おや、めずらしい」と思った。)

広報紙のバイトで静岡へ。
予定がかたちになってきた。編集ってこういうことだったのか。たいへんだ。
やっぱりほかの人の話に圧倒されて、受け身になってばかり。
もっと勉強せんと。
でもほかの人に「刺激になる」とか
「こうやって若い人(私ともうひとりの学生バイトの子のこと)と話せる場が貴重」とか
言っていただけて(めっちゃありがたい。うれしい!)、もっとがんばろう、と思った。
いま私にできることをやりたい。
いま私から見えることを伝えていきたい。

このバイト先、映画に詳しい人が多い。いや、詳しいってレベルやないな、もう。
みんな普段忙しそうだけどそんな時間のない中で、めちゃめちゃ観てる。
私もシュミにかける情熱、まけられない!!

移動中とか少しずつ読んでいた
『中国行きのスローボート』/村上春樹。短編集。
素敵な話ばかりだけど「午後の最後の芝生」がとくに好きだなあ。
そのほか、すきな部分。
「きっと消えてしまったものが好きなのね」
「そうかもしれないですね」
そうかもしれない。

(「土の中の彼女の小さな犬」より)
そして
「…女の子ってそういうものなの。自分の境遇を必要以上に悲劇的に伝えたがるものなの。馬鹿馬鹿しい話よ。」っていうセリフに、すごく共感。これすごくわかる。
自分にしても、ほかの子にしても、そういうところはあると思う。


バイトから新幹線で浜松に帰ってくる。ぜいたく。
コンタクトを買いに行った。
(ワンデーのレンズを使っているといかに毎日がはやく過ぎ去っているかよくわかる)
それからフランフランで、先輩へのプレゼントを選んだ。
すきな人のことを想いながら何かを選ぶのは、しあわせなことだな。
ひとつひとつ、香りを確かめながら、入浴剤をいくつか買った。
サプライズでプレゼントするつもりが、ラッピングしてもらっている途中で
先輩が到着してしまった。キメきれない女、はるこ。
でもよろこんでもらえてよかったなあ。

先輩と会うのは久しぶりで、めちゃめちゃうれしかった。
週末ということもあって、先輩がすごくうきうきしているというのが伝わってきて
私もさらにうきうきした。
いっしょに夜ごはんを食べに行った。
なに食べる?って迷いながら、うろうろするのさえ楽しい。
週末はどこも混んでいる。結局、和民に入って夕方からたっぷり居座った。
お酒をのんでものまなくてもずっとハイで、いろいろしゃべった。
乱れさせたい、とかいろいろとカゲキな発言に、笑う笑う。
やっぱすてきだわ。ずっとすてきなんだわこの方は。おもしろい。
たのしかったあ!!!たっぷり充電、フルチャージ!






木曜日のピンボール


(ふたたび日記に戻ります)

朝から、車校。(卒検落ちたら、一回補講を受けないといけないから)
一回落ちた…という後ろめたさみたいなものを感じつつ、乗る。
またかっこいい教官だった。(よくあたるなあこの人…と思いながら)
確かめながら、いろいろ復習。

それから名古屋にてシュウカツ。グループワークをやった。
思ったのは、人は、私が思っているほど私の話を聞いていない、ということ。
私の話をいちばん聞いているのは私自身だからね。
まあ当たり前といえば当たり前なんだけど。
どうもまわりとの波長が合わないなあ…とニガい思いをした。

電車の中で『1973年のピンボール』/村上春樹を読んだ。
また、村上春樹のことがすきになった。
ひとつの季節がドアを開けて去り、もうひとつの季節がもうひとつのドアからやってくる。人は慌ててドアを開け、おい、ちょっと待ってくれ、ひとつだけ言い忘れたことがあるんだ、と叫ぶ。でもそこにはもう誰もいない。ドアを閉める。部屋の中には既にもうひとつの季節が椅子に腰を下ろし、マッチを擦って煙草に火を点けている。もし言い忘れたことがあるのなら、と彼は言う、俺が聞いといてやろう、上手くいけば伝えられるかもしれない。いやいいんだ、と人は言う、たいしたことじゃないんだ。風の音だけがあたりを被う。たいしたことじゃない。ひとつの季節が死んだだけだ。
さみしい気持ちになった。
私は去った季節を見送って、つぎの季節を迎え入れることができるだろうか。
いま、を終わらせられるだろうか。

電車の中は私のため息でいっぱいになった。






いなくなった


ヒナが死んだ。

自転車で通りかかったところに、
地面を歩いている鳥の姿が目に入った。
ずいぶん近くを通ったのに逃げる様子もない。
あれ、と思って引き返す。自転車を傍に置き、しゃがんで覗き込んだ。
スズメのヒナだった。
どうやらまだ飛べないようだ。ひょこひょこと歩いている。
産毛がふわふわと揺れていて、震えているようにも見えた。

巣から落ちたのかな。親鳥はどこかな。
立ち上がって、上のほう、空や木のあたりを見まわしていると
背後に気配。

一瞬だった。
ぜんぶ一瞬だった。
はっと振り返ると、灰色で、汚れていて、ひどく痩せた猫がこちらを見ていた。
その姿を私が認めるや否や、こちらにとびかかってくる猫。
その動き(ほとんど残像)を目で追う、
猫の着地したのは、私がのぞきこんでいた地点。

反射的に足がでる。
私のつま先は勢い良く猫に向けられた。
当たらなかった。
スニーカーのつま先が、地面をはげしく蹴った。
すばやい動きで猫が逃げた。

ヒナがいなくなった。
猫がくわえている。
さっきまで動いていたかたまりが、猫の口の中で潰れている。
そのかたまりは、一、二度びくびくとうごいてから、止まった。永遠の静止。
ふわふわしたものにまぎれて、猫の口から硬質の何かがのぞいていた。
ヒナのくちばしだった。

上空で、鳥の声がした。親鳥だろうか。
スズメがばさばさと低いところをとびまわっている。
猫が繁みのなかに逃げた。
鳥が猫を威嚇するところを、そして猫が鳥から逃げるところを、はじめて見た。
ちーい、ちーい、ぢーい、ぎい、ぎい、
スズメとは思えないような声が響いていた。

ただ、ぜつめい、と思った。絶命。
かなしいとか、こわいとか、かわいそうとか、そのときは何も思わなかった。
いなくなったんだ、ということでいっぱいだった。

**********************
2日前のできごとです。
誰にも言えなかった。
猫の薄汚れた灰色も、こっちを見ていた目も、
あのスズメの鳴き声も、そして猫の歯の隙間からみえた‘生きていたもの’も、
ときどきよみがえって、埋めつくされる。
入り込んできた得体の知れない何か(いなくなった、ということ)に
体内、体の奥からおされているような感じがする。






2006年6月17日土曜日

テースト・オブ・水曜日


朝くさったのち、いそいそと着替えて新幹線で東京へ。
(何度も落ち込むことがあったせいか
復活するスピードがだんだんと早まっている気がする。
日々、重石の重くなる起きあがりこぼし。何度でも起きあがる。)

新幹線の中で。
書きものをしていると、ペンを落としてしまう。
その落とした先が隣に座った女性の足もと(ヒールとつま先のあいだ)で
その女性はスカートを穿いていて
しかもぐっすりと眠り込んでいるもんだから、こまってしまった。
すぐ拾おうとしたけど、
「スーツ女、女性のスカートのぞく」という見出しがあたまを過った。
(そんなんニュースにならんやろうけど)
誤解されたら困るなあ。
うーんうーん、と悩んでいると、
いつの間にか女性が目を覚ましていて
「これちがいますか?」と落としたペンを差し出してくれた。
そのときの笑顔がめちゃめちゃすてきで、うれしくてニヤニヤしてしまった。

マックでごはん、プチ作戦会議。
最近セットをぜんぶ食べられないことがある。(なんでかな)
ポテトをほとんど残してしまった。

で、面接。2対2。素でしゃべった。
でも話している相手(面接官)の表情が変わらないのはつらいと思った。
(普段まわりにいる人たちは表情豊かだな、いつもはなんて幸せなんだろう…。)
それといっしょに面接を受けた子がすごくて、ひるんでしまった。
(普通なのかもしれないけど、私からするとかなりすごかった)
たとえば「どんな人といっしょに仕事をしたいですか?」に対して
(私はこうこうこうで、と説明した)
彼女の答えは、(面接官に向かって)「あなたがたのような人です」。
えええ、初対面だよね、と驚愕する。
あー、でもそこの会社ではたらきたいって言ってるのだから
ただしい答えのひとつなのかも…。はあ。。

(数日後、分かったんだけどこの日受けたのはだめだった。)
この面接ではレポートを提出した。
いちばんの反省はそのレポートを書きすぎたかもしれないってこと。
自分をアピールしようと必死だったのだけれど
読む側としてはだらだら書かれても読む気失せるよなあ。
気持ちのどこかで「読む人は私に興味がある」っていうのを前提にして、
書いていた気がする。
相手は私に興味がない。どう振り向かせるか。
それくらいの気持ちでいかないとだめだ…。
(お得意のマイナス思考をここで生かさなくてどうする!)


帰りに八重洲ブックセンターに寄った。
なんだかああいう大きな本屋さんに行くと
普段見慣れない雑誌があったり、知らなかった本が並んでいたり、
ものすごく取り残された気持ちになるなあ。(私だけ?)
やっぱり将来住む町の近くには、大きな本屋さんがないと困る。

ほしい本を買いまくってしまった…。じぶんがこわいぜ。
帰りは持っていった本も合わせて読みふける。

『沈黙』/村上春樹を読んだ。
集団読書テキスト、として売られていた。
学校なんかで読まれるのかな。
装丁がシンプルでいい感じ。

こころに残った台詞。
「僕はできることならこんな話はさっぱりと忘れてしまいたいと思っているんです。でももちろん忘れられません。忘れたいものは絶対に忘れられないんです」
そうだよね。

「…僕が本当にこわいのはそういう連中です…」
‘自分では何も生み出さず、何も理解していないくせに、口当たりの良い、受入れやすい他人の意見に踊らされて集団で行動する連中’のことなんだけど、
たしかにそうだな、と思った。
私もそういう連中にだけは絶対に絶対にならないようにしなければ。

『テースト・オブ・苦虫2』/町田康を読んだ。
サイン本を手に入れたので、うれしい一冊。
それより何より
町田康の本ってなんてこんなにおもしろんだろう。
バスの中で読んでいたんだけど、
思わずひとりでわらっちゃって
つぎの瞬間、急にはずかしくなって
まわりを見まわしたりなんかして。
たはは。

それと。
家にネットで注文したQRANK(雑誌)が届いた。
ポスターついてたし
ご丁寧に宛名が手書きだったり、カンゲキ。
ネットで注文して振り込んで…って
手間かかったけど、届いてうれしかった。
麻生久美子をみるために買っちゃった!
(アソクミのメイドがみれるよ!!)
買ってほんとうによかった。
あと「40の、人と映画」っていう特集で
気になる俳優さんとかすきな映画が
ずらずら載ってて、すごく楽しめました。
よい雑誌じゃ。。






だめな火曜日


落ち込んでいた。
(シュウカツでいつもより少し大きめの打撃を受けたため。)
手帳に日記をつける習慣はないのだけれど
この日はなぜかスケジュールの欄に「絶望」「ため息」「耳なり」と書いてある。
そんな記録残してどうする気だったんだろう…。
そうそう、耳鳴りもひどくてさんざんな日だった。
耳鳴りにはよく悩まされる。でもこの日はとくにひどかった。
いつものは甲高い電子音があたまのななめ上あたりで鳴っている感じ。
この日はジージリじりじりぎりぎりと、へんな機械音が響いているような感じだった。
もうかんべんしてくれ。しずかにしてくれ。
と、思いつつ、朝から車校の卒検を受ける。

いっしょに受けたのがめちゃめちゃテンションの高い女の子で、
受ける前から「え、やばい」「どうしよう」「やばいやばい」とわあわあ言っていた。
でも実際やばかったのは私のほうで、しょうもないことで減点減点減点…。
コースもよく分からなくなって、途中でそのまま運転して家に帰りたくなった。

やっぱり落ちてしまった。
とぼとぼ家に帰る。

不貞寝(おお、ふて寝ってこういう字を書くのか)をしたら
へんな夢をみてまた気分が悪くなったので、映画や本に逃げる。

DVDで『イン・ザ・プール』を観た。
映画館で観なくてよかった・・・
大笑いして、まわりにめいわくかけたと思うから。
めちゃめちゃ声だして笑った。ひとりなのに。
これはおもしろい。小ネタ満載。ストーリーも笑える。
伊良部一郎(主人公の精神科医)が
いちいち可笑しい。

「わたしだめなんです」
「人類の大部分はだめなのだ〜」
っていうところがあって(たぶんそんなに目立つシーンではないんだけど)
なんか勝手にじぃんときてしまった。

ああ、ホントおもしろかったなあ、これ。


『イッツ・オンリー・トーク』/絲山秋子を読んだ。
すてきだった。読んでよかった。
自分を励ましてくれるようなことは
何も書いてなかったけれど、元気になった。
すきな文章やすてきな物語に触れると、
もう、それだけで元気がでる。
(人に元気を与えるのは
ダイレクトなことばたちばかりではないのだよね)
ささいな出来事が重ねられてできている物語で
どれも他人事には思えない。リアル。
そうか、そういえば現実も、ささないなことの積み重ねでできていたっけ。
いっしょに収録されていた『第七障害』もよかったな。
乗り越える、ということがきれいにまとまってなくて、うそっぽくなくて、
じんじん伝わってきた。
「イッツ・オンリー・トーク」のほうは映画化が決まっているらしい。
『やわらかい生活』というタイトルで。観たいなあ。

『ぐるぐるまわるすべり台』/中村航も読んだ。
実はハードカバーのほうで読んでしまっていたんだけど
文庫版も買ってしまった。
ほら、すきなミュージシャンのアルバム買っても
シングルも買っちゃうじゃないか。
ああいう感じ。(む、ちょっとちがうか)
あとがきが加わってるところ、表紙のイラストがちがうところ、
持ち運びに便利なところ、何よりサイフにやさしいところ・・・、
文庫本ってすばらしい。

やっぱりおもしろい!!
一度読んだものはあんまり読み返さない私が読み返すのだから、
そのうえまた「おもしろかった」って言うんだから、たぶんまちがいないぜ。

改めて読んでみて、やっぱバンドっていいなあ、と思った。
バンド組むことでもそれじゃなくても
私も今いる世界を突き抜けたいなあどうにかして、と考えている。

そうそう。
あとがきにも押されて
ビートルズの「へルター・スケルター」が聴きたくてたまらない。
「ヘルター・スケルター」聴いてから読んだら、
またちがう味わい方ができるかもしれない。






花火ちる月曜日


車校。みきわめ。
路上はびっくりするくらいうまくいけた。ヨシヨシ。
でも場内に戻ってきてから「欧米かよ!」とつっこまれるシーンがあった。
もうしませんもうしません。
いやあ、車校の先生はすてきだね。
さいごに「ちょっとハンドル貸して」って
助手席からハンドルまわして駐車するのなんか、何度見てもむねきゅんだ。
終わってから、ちょっと勉強する。

ガッコへ。生協に行ってプリンタのインクとか本とか雑誌とかざっくり買う。
ひさしぶりに買った雑誌がつまらなくて、がっかり。
前はあんなによく買ってた雑誌なのに…。
でもつまらなくなったのは雑誌じゃなくて私のほうかも。
趣味が変わってきたかな。

部活にでる。たのしい。一面ってのはとても広い。
ちからがコントロールできない。(とくにサーブ)
ちからが入りすぎる。ありあまってるらしい。

ジョエルでごはん。量の多さにみんなで格闘。
それからいきなり「花火をしよう」という話になる。こういうノリ好きだぜ。

和地山公園にて。今年、初、花火。
火がばちばちなってるのを見てると
なんか気持ちがめちゃめちゃ高揚して
うああああああああって
すっごい走りたくなった。
で、走っちゃうんだけど
花火を持って走って
火が消えたところで止まって
みんなのほうを振り返ると
思ったよりもみんなが遠くに見えて
急に心配になって小走りで戻る。

火が消えるとすっごいさみしくなる。
またつぎの花火に、火をつける。
火薬の匂いがすき。
散る火花の嘘っぽい鮮やかさがすき。
光がのこした残像がすき。
けむりでぼやけた視界がすき。

花火をやった後って、どうしてあんなにさみしいんだろう。
またやろうね、花火。


花火やりながら、帰りにチャリこぎながら、すっごい考えてしまった。
ちょっと先のこととか、うんと先のこととか。
消えてしまうのがこわいのは、
「今」が失われつつあることを奥のほうで分かっているから。






ムーン・リバー鳴る日曜日


『ハチミツとクローバー』のアニメの1巻をみる。
なかなかいいかんじ☆音楽も声も絵も。。またいいところでいい音楽が入るんだ。
オープニングもエンディングもおしゃれだし
なんだか構成もおもしろい!
原作なぞる感じじゃなくて、またべつのおもしろさがあってヨイ!
マンガとは、またちがう感じですてき。
真山のまねをして、私も携帯の着信音を「ムーン・リバー」に変えてしまった。
ああ、ハチクロっていいなあ。だいすき。映画もたのしみです★

車校へちょっと勉強しに行く。なかなかすすまず。
気がついたら予定の時間を過ぎていて、大あわてで
つぎのバイトへのバスにへんな場所から乗る。

新聞社のバイトへ。
この日はヤバかった。ヤバいってカタカナで書くくらいやばかった。
(やばい、より、ヤバい、のほうがヤバそうじゃない?)
後半に送られてきた水泳に、あせかいた。
ばらばらの結果を整理するのに、はらはらした。
しかしイライラを全然おさえられなくてよくなかったな。反省。
イライラしたって、いいことなんてひとつもないじゃないか。
せめて、こういう余計な感情をうまく隠せたらいいんだけど。






2006年6月11日日曜日

コーンフレークではじめる土曜日


友達がお泊まりにきていたので、早起きする。
どうやら人がいると早く起きれるようになったらしい。
朝ごはんを食べる。コーンフレークをざくざく。
私は普段、朝ごはんを食べないのだけれど。
誰かといっしょにいる、というのはそれまでの生活を変形させることだと思う。
おおげさかな。

友達を見送ってから(ちょっとさみしくなって)ごろんとなってみる。
こういうときテレビがあったら、スイッチを入れていたと思う。

夕方から、車校に勉強しに行く。
おぼえが悪すぎる。私のメモリは死滅してしまったのか。
そしてあいかわらずひっかけ問題にひっかかり続けている。
ひっかけられてないのにひっかかったりもする。
学習機と教本とのにらめっこを繰り返す。

東映のレイトショーで
『ブロークバック・マウンテン』を観に行った。
到着がぎりぎりになって、予告編を見逃した。
けっこう席が埋まっていた。
うつくしい風景とせつない愛と。
物語の背景が自分の住む世界とは
まったくかけはなれたものであっても
「だれかをすきになる」
っていうシンプルな感情は理解できる。
映画館の隅でこっそり泣いた。

前日のバイト中にちょうどこの映画の話を聞いたのだった。
そこで聞いた、このストーリーの社会的背景についての話、
‘人権’をテーマとしてとらえたときどう読みとれるのかについての話、
それを思い出して、また、ちがう涙がにじみでてきた。






お泊まりの金曜日


朝から電車に乗って静岡へ。
先輩の紹介で、あたらしいバイトをはじめたのです。
広報誌(でいいのかな)をつくるバイト。その編集会議。
編集委員はアツい人たちばかりで、話もおもしろい。
よくもまあこんないろんな種類の(しかもキョウレツな)人が集まったもんだ。
話を聞いていると、新鮮通り越して驚愕の連続です。
私はこの回が初参戦だったこともあって、はりきって行ったんだけど
まわりがものすごくて、聞き役に徹してしまった。
自分のなかの常識の(常識、とも意識してないくらいのものでさえも)
くつがえされるような話が、ぽんぽんでてくる。

人が好きだし、たのしいし、刺激的だし、勉強になるし、
とてもワリがいいし(こんなにしてもらっていいんだろうか)
かなりいいバイトです…(先輩ありがとう!)
まだ吸収している側だから、もっと私からもなにか発信していきたい。
これからがんばるぞ!!

帰りにすみやで『友情のエール』を買った。
いろんな人が歌ったり演奏したりしてる曲。
(くわしくは上記サイト参照)
私はGOINGの素生さんとナカザが参加していたので、
そのふたりの声が聴きたくて購入。
でもほかの共演者もすごくいい感じ。
夢見る心のままで 僕たちの 日よ昇れ
あなたの勇気を感じて 答えよう 友情のエールで


いろいろ買いものしてから帰宅。
部屋をかるくお片づけ。友達があそびにきた。お泊まりで。
いっしょに福ちゃんでラーメン食べた。
極楽湯に行った。(サウナで耐えた)
やっぱ人といっしょにおるのはたのしい。
ウチまでの小さい道に、変わったかたちの花が咲いていて
いつもひとりで通りながら気になっていたのね。
ふたりでその花の前を通ったとき、
友達が「この花なに〜?」って言って立ち止まったときに、そう思いました。
いっぱい話して、おやすみ。






きみの知らないところで木曜日は動く


朝はやくから、ベランダにたまった古新聞や雑誌を捨てる。
(たしかこの日だったと思うんだけど・・・記憶があいまい)
何ヶ月も溜めていたので、ものすごい量だった。
アパートの下まで、階段を何度も上ったり下りたりした。
駐車場の一角に、すこしずつ積み上げていったら
ちょっとしたブロックみたいになった。
回収業者さんごめんなさい、ありがとう。
これでベランダの床が抜ける事態、回避。

あとは一日中、インドア。
そとにでる理由をあれこれと考えてみたけど
ジーンズをはいてみたけど
日焼け止めをぬってみたけど
かばんにサイフと本とカメラを入れてみたけど
ポケットに携帯をねじこんでみたけど
どうもドアをあけるまでには至らず。
なんとなく日がのぼり日がおちて、
カーテンをあけた朝からカーテンをしめる夜になる。
なにもしなくても世界はまわっている。

そうだ。
片山恭一の『きみの知らないところで世界は動く』っていう本を本屋で見かけたときに
どきっとしたことがある。(読んだことないからストーリーは知らない)
(どういう意味でつけたタイトルかは分からないけど)
ほんとにそうだな、と思ったから。
私の知らないところで世界は動く。
この日みたいになにもしなくても一日が終わるなんてことがあると、
ひしひしと感じる。
P.S.でもそれでも世界になんとかしがみついて、
つながって、動かしていきたいものだね。






水曜日をバネに


朝から東京へ。

面接ひとつ目。集団面接だった。
ほかの人の話がおもしろくて(というか意味がつかめなくて)、聞き入ってしまう。
(個人での芸術活動がどうのこうの、集団での芸術活動がどうのこうの、
そのちがいがああだこうだ、とむつかしい話をしていた)
シュウカツでいろんな人たちを見て聞いて会話して思うのは
まだまだ世の中っておもしろい人であふれているなあってこと。
これもまた世の中のほんの一部なんだろうけど。
この面接、私はというと…けっこう素で話した。

タリーズでベリーのドリンクのみながら(すっぱくておいしかった)、
あたま切り替え及び作戦会議。
フローズン系のドリンクがでてきたということは
もうほんとうにほんとうに夏がきてしまったんだね。
はやいよ・・・こわい。

面接ふたつ目。
待ち時間がけっこう長かったので、控え室でほかの人としゃべっていた。
飛行機代がいくらかかったかわかんない、と
交通費清算で焦っていたのは北海道からきた人。
「行きの新幹線でうとうとしてたらペンのインクつけちゃった」と言いながら
うっすら青色の線が入ったネクタイをしめた
のほん、とした人は京都からきたそうで。
ホントいろんな人がおるなあ。
まだ会っていないいろんな人がいる、というのはけっこう惜しいことだと思う。
そんなん言っとったらきりがないけど、ぜんぶの人に会ってみたい。
私たぶん、人間が好きなんだと思う。
面接は、めちゃめちゃ緊張した。
悔いはない、と言ったら嘘になるけど(このときのは残念な結果に終わった)
するどいこと言われても目をそらさないでちゃんと話したんだから
これはもう、しょうがない、と思うことにした。

疲れた。
八重洲の地下で
好物の二人静を買って帰る。
(好物とはいっても
そんなしょっちゅうは食べれんけどね)
両口屋是清っていうお店の。
本店は名古屋らしいよ。
くちのなかでとろりと溶ける、
あまったるい干菓子です。
舌のうえでぬるり。
このくずれる感じは
二人静だけでしょう。
疲れたからだに染み入るあまさ。






2006年6月2日金曜日

みえない火曜日


車校。学科とか実技とか。
2コマ連続でかっこいい(すきな顔の)教官にあたった。
乗車券だしたとき担当の名前みて「うわあ、か、かんべんしてくれ・・・」と思った。
運転しながらちらっ、ちらっ、としゃべった。
話が弾まなかったのは運転に集中していたせいです。(いいわけ)

ガッコへ。先生にいろいろ相談ごとを。
卒論のテーマ登録。(でも変えることはもう決定している。とほほ)
みえない話をどうにかしようとするも、まだみえない。

夜は「考える時間」としてあけておいた。
それもまた予定のひとつ。
考えすぎていつまでも眠レズ。






月曜日の紅筆


くさっていた。

ゼミ室に行く。
残念ながら誰もいなかったので、
しばらくひとりで窓から和地山公園をながめていた。
私のいる世界と、私のいない世界、
そして私のいなくなった世界。
私がいなくてもまわる世界。
考えてもしょうがないことを、考え続ける。ぐるぐるぐる。
新聞読んでから、読もうと思っていた本を開くも、すぐにあきる。
机に右耳を押しあてる。つめたい。
音を聴くんだよ。耳をすますんだよ。内側の声を聴くんだよ。
気づいたら夕方になっていた。

ひさしぶりに部活にでた。しんどい。
自分ではそんなに久しぶりだとは思ってなかったんだけど
よく考えると、前回からけっこう時間がたっていた。
いつも以上にぜーぜーで、情けなかったけど、たのしかった!
やっぱ部活に行くと元気がでるぜ。

友達に京都みやげをいただきました。
ストライクなおみやげだった。
友達は名投手です。うれしい。
香雪軒っていう筆屋さんの
紅筆らしい。(紅筆!)
友達曰く、その筆屋さんは
谷崎潤一郎、武者小路実篤、
井上靖など
文人墨客に愛された筆の老舗
らしいです。
すばらしい。だいじにします。


部活後、友達とガストでごはん。
ぐだりぐだり、しゃべる。
結論はいつも同じ「がんばろう」だけど
でもいちいち確認するのはだいじなことなんです。少なくとも私にとっては。






日曜日のカレースープは奇跡の味


カレースープをつくった。
私は料理がうまいほうではないけれど、
このカレースープはとてもおいしくできた。奇跡。
ゆっくりのんびり過ごす。

『物語が、始まる』/川上弘美を読んだ。短編集。
ふしぎいっぱいで、すごく可笑しいんだけど
うっすらと哀しさを帯びた話ばかりだった。
「物語が、始まる」がすき。
雛型を手に入れた。何の雛型かというと、いろいろ言い方はあるが、簡単に言ってしまえば、男の雛型である。
生きている。

で、はじまる。

いつの間にか何冊か本を買ってしまっていた。
知らぬ間に「すきな作家」になっていた。
川上弘美の書くラブストーリーが好き。
なんていうか、人をどうしようもなく好きになる感じがじんじん伝わってくる。
この人の描く恋は、恋するというより恋に落ちるというより
溺れている感じがする。
私もいつかこんな恋をすることがあるんだろうか…。


新聞社のバイト。
たくさんあった。高校総体こわい。ボート競技に苦戦。
ほかの普通の記事でさいごのさいごにやらかした。気が抜けたか…ひとり連鎖。
ただでさえ大変だったのに(久しぶりに日をまたぐ)
ちょっとみんなの帰りを遅らせてしまう。ごめんよ…。






土曜日、


車校。高速教習にでた。びびりまくる。
教官曰く、「うまくやれてたから大丈夫」らしいけど、こわかった。
アクセルぐんと踏んですごい速さの群れに合流して、はしるはしる。
まわりで過ぎていく風景とかほかの車とかで、速さの感覚があやうい。

ふと考えたこと。
今ここで思いっきりハンドルを切ったら、まちがいなく死ぬな、と思った。
自殺願望なんて微塵もないけど(死にたくなるほどいやなことなんてひとつもないぜ)
ただ「死はいつも隣にいる」ということを感じた。
ときどきそういうことを考える。
電車を待っているホームで、「いま飛び込んだら…」と思う。
ゼミ室(8階)の窓から外を眺めながら、「いまもっと身をのりだしたら…」と思う。
死はいつもそばにいて、死は私の手のなかにもある。
それでも生きているってすごいことじゃないか。
いつでも死ねるとことを考えると
生きるっていうのは、慣性のはたらきによるものじゃなくて
もっと積極的で能動的な動詞なんだと思う。
生きているってすばらしい。

それと原付に乗った。思っていたよりもむずかしかった。
操作はいたってシンプルだし
普段チャリ乗ってるからバランスもとれるはずなんだけど、
はじめはけっこう苦戦した。
途中からたのしくなってきて、原付ほしい!って思った。

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友達と映画を観に行った。
東映のレイトショーで『好きだ、』を。
あまりにうきうきしてたので、
慣れないヒールなんて履いて出かける。

空の色がきれいなぎゅっとなる映画だった。
ああいいなあ、映画はいいなあ。

あと何年か後に、私をおぼえていてくれる人はいるだろうか。
どこかで会ったときに、気づいてくれるだろうか。
どうかおぼえていてほしい。
欲を言えば、ときどき思い出してほしい。
だれかのあたまの中に居座り続けたいなあ。


「好きだ、」






金曜日のオッサン2


わすれてた、金曜日にはつづきがあったんだった。

車校にて。私が運転しているとき、
同乗者(受講生)のおにいさんが後部座席でちょっとウトウトしていた。
人を眠らせる=安心感のある運転ととらえていいんだろうか。
「私けっこう運転やれとるんやないかな」とちょっと自信。

それから、友達とのみに行った。ちょっとだけ。にこまん馬へ。
立山おいしい。海ぶどうおいしい。だし巻きおいしい。
ここはなんでもおいしいんだなあ。
カウンタの中にいるおにいさんがかっこよくてニヤニヤする。
かっこいい人を見ると、しあわせ。酔いも加速するぜ。
お酒がすきだ、日本酒がすきだ、と友達とのんだくれていると
お店の大将から「オッサンやな」「そのうちヒゲ生えてくるで」と言われる。
オッサン…、か…。
でもすきなんだもの。

セブンの前でアイス食らってから
後輩たちといっしょにカラオケ(超ヲタカラ)に行く。
ちょっとがんばりすぎる。
すごく濃い空間だった。
あんまり分からんかったけど、かっこいいアニソン(?)はたくさんあるなあ。
そしてやっぱ男の子の歌うGOINGはいいな、と思った。
朝までヲタカラ。

すき家で朝ごはん。
朝までのんだくれてすき家に行く、というコースは1年のときにやった気がする。
(まわりが若いせいか)なんか久しぶりにそういうことをやった。