2007年12月29日土曜日

カムバック


▽いま名古屋。小田原から北九州へ帰る途中の新幹線の車内。(携帯からだと改行のぐあいがよく分からないので、ずらずら続けて書く)。 ▽朝からだらだら部屋の大そうじをしていたらこんな時間になってしまった。しかも片づけきっていない。まあいつものパターンだけどね。到着は夜になりそう。▽お正月っぽいかなと思っておみやげには紅白のカマボコを。どうしてカマボコがこんなに高いんだ!と腹が立った。だからもういいや、こうなったら、とさわやかに諦めていちばんよさそうなすごいカマボコを買った。▽ところで新幹線の指定席はとれなかった。この帰省ラッシュのさなか、券を買ったのが出発当日の今日。当たり前か。ディスプレイに×印の表示が並ぶ券売機の前でがっくり。わたしがギリギリまで券を買わずあとでひどい目に遭う、というのはいつものことで昨日も職場の先輩に話すとそうとう呆れられた。「それわざとでしょ!?」「自らを痛めつけようとしてるっつーか…」。分かってるのにやめられないアドリブ人生。▽なんとかいま自由席でも座れている。しかしここは喫煙席。三人掛けの真ん中の席で、両どなりのひとがモクモクと吸ってい
らっしゃる。さっきからわたしは呼吸のリズムに気をつけながらちぢこまっている。煙草を吸うひとは嫌いではないが、新幹線の喫煙席は大きらいだ。▽読むものはパピルス(雑誌)を買った。ほんのり眠気もある。iPodにGOINGの新しいアルバムも入っている。打ちたいメールもいくつかある。九州までなんてきっとすぐだな。







2007年12月28日金曜日

仕事納め


おつかれさまでした
激動の年末工程が終わり、今日で仕事納めだった。

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エアコンのフィルタを水でじゃぶじゃぶ洗って
パソコンもペン立ても膨大な量の紙類もぜんぶ机の中にしまって
机の下に落としたままだったイヤリングの片方も回収して…
無事に片付けてきた。さよなら2007。

今日はみんないつもよりゆったりとした動きをしていて
「おつかれさまです」「よいお年を」「また新年。元気に会いましょう」
いつもより帰るまでが長かった。駐車場で手を振って別れる。
帰り際に先輩たちの
「なんかさみしいね」
「なに言ってんですか。また年明けたら会えるじゃないですか」
という会話をきいて
ああ、いい会社に入ったなあ、いいひとたちと仕事ができてよかったなあ、
とじんわりとこみあげてくるものがあった。

仕事から逃げ出したくなったりするけど
ときどきなみだが出るようなこともあるけど
でもいっしょに働いている人たちが好きだから、
来年もなんとかがんばれるような気がしている。

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帰りに先輩たちとごはんを食べて
プリクラを撮ってきた。(プリクラなんていつぶりだろう。)
このひとたちとずっといっしょにいられたらいいのに
と、とても口に出しては言えない照れちゃうようなことを本気で思う。

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明日から冬休みだ。
とりあえず仕事のことは一切、わすれることにする。

P.S.誰かみてくれているかもしれないので、冬休みの予定を。
お休みは12月28日〜1月4日まで。
(12月28日夜〜1月3日朝:北九州(と、その周辺)
1月3日夜〜1月4日朝:浜松)






2007年12月27日木曜日

大仏を見る


ときどき思い出の写真を小出しにしていきます。

「紅葉狩りにいきませんか」
というのは
すばらしい誘い文句だと思う。
秋に言われたい、ひとこと。
会いたい気持ちを
季節のせいにしてみるのって
照れくさくないし
なんだかまっとうな感じがする。
(e.g.「お花見にいきませんか」
「月見で一杯どうですか」
「雪合戦しませんか」・・・)

紅葉狩りはまだ葉っぱがいろづいていない頃がおすすめ。
「まだだったね」「ちょっと来るのがはやかったね」
なんて言い合いながら
「今度またいろづいた時期にいっしょにきませんか」
というパターンが好ましい。
またいっしょに出かけられる。

と、まあ妄想が炸裂しているけれどそれはそれで。
今回の写真は会社の同期のみんなで鎌倉へ行ったときのもの。

高徳院で鎌倉の大仏(阿弥陀如来)をみた。
でかかった。中へも入ってみた。



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海のみえるレストランで食事をして
(段取り上手の素敵男子が予約を入れておいてくれた)
江ノ電に乗って
神社でおみくじをひいて(ひかえめに小吉)
ぶらぶら歩いて
お約束のハトサブレーを買って。
夜は藤沢で焼肉を食べた。
キンキンに冷えたグラスでビールをのんで、
あまりの美味しさにしばし目をつむる。感動。
こんなにもビールを美味しく感じるようになったのはいつからだろう?

また行きたいなあ、鎌倉。






2007年12月26日水曜日

かなりしばらくエンプティ


少し遅くなったけど、言い忘れてた。
「メリークリスマス!」

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クリスマスなのに。
今朝の通勤はかなりヒヤヒヤした。
あとで入れよう、あとで、あとで、
と油断していたらガソリンがぎりぎりになってしまっていた。
針がエンプティのところをさしてから、
ガソリンマークが点灯してから、かなり走ったと思う。
ヒヤヒヤしたあ。
無事に会社までたどり着いて、無事にスタンドで給油できた。

何でも先送りするのはよくないなあ。
もうこんないやなドキドキは御免だ。
ちょっとは自分の心臓にやさしくなろう。






2007年12月24日月曜日

とある休み


たまにはこんな日もいいかもしれない。
お休みだったけど、ほぼ一日中家にいた。
昼過ぎに起きて、ゆっくりお風呂につかった。
パックをしたりジェルで顔をマッサージしたり、普段やらないこともやってみる。
どこにも出かけないのに化粧をして着替えて。
てきとうに部屋を片づけてようやくコタツを出した。
ぬくぬく座ってキャンドルに火をつける。
ひとりでネットをしたり本を読んだりテレビを見たりしていた。
少しだけお酒ものんだ。
ゆっくりのんびり過ごしても、一日はすぐに終わっちゃうな。

ぼんやりとM−1をみていたけど去年ほどおもしろくなかった。
去年はあんなに笑ったのにな。チリンチリン。
やっぱり誰かといっしょに見たほうがいいのかな。


煙草の話。
先についた火は、紙と中身(ちりぢりの葉っぱ)の部分を焼き
じわじわとフィルタまですすんでいく。
紙が溶かされているみたいに見える。
火が「舐める」、という表現がしっくりくる。

わたしは煙草を吸うひとのことをみているのが好きだ。
「吸ってもいい?」と訊かれると「きかなくてもいいよ」と答えたい。
ひとが煙草に火をつける瞬間が好きだ。
単純にその仕草がかっこいい、色気を感じる、というのもあるのだけれど
箱から取り出してもう一本吸うとしたら
その煙草を吸っているあいだは、もう少しでもいっしょにいられるから。

会社の、ほかの支社の先輩から
いただいた柚子。
柚子湯にした。いい匂い。
冬至。粋な差し入れだと思う。
季節に敏感なひとは素敵だ。
そのひとはほかに、
パイナップルを丸ごと置いて
帰っていった。
丸ごとのパイナップルに包丁を入れるのは初めてだったけど
付属の切り方ガイドを見ると案外かんたんだった。
今度からパイナップルを切るのはわたしにまかせてほしい。
すごく美味しかった。






追いかける


とりあえず。
大学を卒業してから、就職してから、
わたしが何をしていたか。
思い出してみる。
(具体的にいろいろ書きたいところなんだけど
わたしはここに書いていいこととだめなことの線引きがへたくそなので
ぼんやりと書くようにする。
詳しくは、続きは、まあ会って話そうじゃないか。)

入社式のスピーチで回文を披露。(披露、というほどのものじゃないけど)
すべったかウケたかおぼえていないから、たぶんすべったんだと思う。
ほんの少しの研修。いいめのホテルに泊まる。

すぐに仕事がはじまった。
なんのこっちゃ分からないことばかりであわあわする毎日。
免許取得にかなり苦戦したわたしが、
仕事で車をがんがん運転しはじめた。通勤も。
農道、というものすごい山道があってそこをのぼったりくだったりしていた。
(あまり大きな声じゃ言えないけど、脱輪してえらい目に遭ったこともある。)

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あの頃(というほど前ではないが)について思い出すのは
自分の前を走る車のこと。
あるとき「ついてきて」と言う先輩のあとを、拙い運転で追いかけたときのこと。
夜の農道。ライトなしには前に進めないくらい真っ暗な中。
先輩の車は速く、
カーブをぎゅんぎゅん曲がって坂道はすべるように進んでいった。
わたしはそのライトの光をたよりに、なんとかついていった。
少しでも気をゆるめると、見失ってしまいそうでこわかった。

わたしのすすむ方向を照らしてくれながらも
すごいスピードでどんどん先へはしっていく先輩。
あの頃の象徴みたいにして、今でもときどき思い出すんだ。






2007年12月23日日曜日

新年スタンバイ入ります


お久しぶりです。
あっという間に季節が廻って、
もう師走でサンタクロースで年末で。
もう夏の暑さなんて完全に忘れてしまった。

このペースでいくと、またすぐにあったかい季節がくる。
今の寒さなんて忘れてしまう。
指先がつめたい感覚なんて思い出せなくなっちゃうんだろうな。

今日、会社で先輩が
「今年の目標は?禁煙?だったけどぜんぜんできなかったな」
とつぶやいていた。それをきいて考えた。
はて、わたしは何か目標を立てていただろうか…。

今年あたまの日記に書いてあった。
こつこつ2007。

今年はこれを目標にします。
一発逆転!とかスペシャル!みたいなのをねらいがちな私ですが
2007年は目の前のことをちゃんと、ちゃんと、やっていきたいです。
何がやりたいのか何になりたいのか、というところから
いま何ができるのか何をやればいいのか、をしっかり考えながら。
こつこつ2007。


だめだなあ。ぜんぜんできていない。
こういうの、考えていたことすら忘れていた。

毎日はすさまじいスピードで過ぎていくけど
自分が今どこにいるのか
どこに向かっているのか
いつも確かめておかなきゃ、遭難しちゃう溺れちゃう。

だめな自分に慣れてはだめだな。
多忙は怠惰の隠れ蓑。
まわりのひとはやさしくても
言い訳が得意でも
がんばってるフリするのがうまくても
結局自分だけはだませない。
なんかブったこと言うようだけど、ほんとそうだ。だませない。
わたしは自分の
ずるいところも、だらしないところも、あまったれなところも、…全部知っている。

今年もあとわずか。
少しずつ、自分をきりかえよう。
いらないものは捨ててあたらしくなって
来年新年変われるための準備をしよう。






2007年12月19日水曜日

おかえりなさい


かわいいあの子が帰ってきた。


たった今、彼女とメッセで話していて
「オーストラリアからもハルコンブログみてたよ」と言われた。
めちゃくちゃうれしいのと同時に
しまったあ!と思った。もっと更新しとればよかった!

誰かがみてくれている。

なんでもいいから
話したいことを話したいように
かっこつけなくていいから(ときどきはかっこつけながら)
ちょっとずつ何か書こう、と思った。






2007年11月17日土曜日

いつかは終わる今


秋の終わりの花火。爆発。
いっしょに行った先輩の
「ほとんど事故みたいなもの」という紹介のとおり
めちゃくちゃな上げ方だった。
(ちなみにこれは某大学での学祭での花火。
大学生のつくりあげる祭。
今年大学を卒業したばかりのわたしが言うのもへんなんだけど
若さや衝動やストレートさがむき出しになったような熱を感じた。
そういう底無しのエネルギーがうらやましくもあり
何かにアツくなること、忘れたくないなと思った。)

火花が散る。
その火花が夜空に溶けていく前に、次の花火が上がる。
次から次に上がる。
花火のあいだ中、ずっと空があかるくて
夢みたい!と思った。

どん、どん、どん、と目の前ではじける光を
爆笑しながら見あげていた。
終わることは分かっているのに、
途切れることのない花火のすさまじさに
もうずっとこのまま見ていられるんじゃないか、なんて思った。
ふいに、チリリと胸が痛んだ。
なみだが出そうになった。
いつかは終わる今、
を意識する瞬間。

時の流れるのがはやすぎて
わたしはきっと、失っているものの存在を知らずにいる。
節目(卒業とかサヨナラとか)でなければほとんど気がつかないけれど
ほんとうは、いつだって失い続けている。
それがこわいよ。

花火があがっているあいだでさえかなしくなる。
終わらないで、と願ってしまう。
わたしはものすごい欲張りだ。
いつかは終わる今、にどう向き合えばいいのか。
終わることに失うことに慣れればいい?
しがみついてじたばたすればいい?
だれかに話せばいい?
・・・どれがいいのか分からないから、
少しずつでも書き留めておきたい。
そういう気持ちで、ここにも日記をつけていきたいのです。






2007年11月10日土曜日

たいやき屋、いた!



【たいやき告知】
明日11月10日(土)、
静大(浜松)の学祭で
タイヤキを売ります。
ぜひ買いにきてください。
よろしくおねがいします。










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いまここに書いてどれだけのひとが見てくれるのか分からないけど…とりあえず。

明日と明後日、浜松にいます。
大学とその周辺にいる予定なので
近くにいるひとは声かけてください!!






2007年11月3日土曜日

分かってる


このままじゃだめだ。
分かってる。分かってはいるんだよ。






2007年10月28日日曜日

漁港デート



小田原漁港に来ています。
うお市場まつりです。






2007年10月22日月曜日

あなたが思うよりも


大丈夫だ。
わたしはあなたが思うより、つよいもの。






2007年7月14日土曜日

水に引き寄せられる


小田原漁港。海はとてもいい。

発泡スチロールの箱が
あちこちに転がっている。
うん、漁港らしい。
風に吹かれてずずず、と
ひかえめに移動している。
派手に舞ったりしない。
そんなに軽くないのかもしれない。




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酒匂川。

夜になるとまた、ちがう顔。
夜の川は、いい。
仕事が終わってから、ときどき自転車で見に行く。
冷たい。硬い。尖っている。
と、いうイメージ。
しんとしている。
川をのぞきこむと深くて黒くて
遠くのほうには灯りがいくつも見えて
なんともいえない気持ちになる。
ずっとずっと前から、自分がこのあたりに住んでいるように感じる。






2007年6月4日月曜日

オダワライフ


ここから小田原編。
写真は、浜松で4年間住んでいた部屋。
荷物を運び出したあと。

引っ越すとき、先輩が手伝いにきてくれた。
荷物を運び出してから
駅前をぶらぶらして、トロンバでランチして
新幹線の改札前でバイバイした。
「またすぐ普通に来ますから。」
「あんまりおおげさに別れると、つぎ会うとき気まずいですよね(笑)」
なんてカッコで笑いながら、改札前でハグ。
冗談っぽくかるくハグ、のつもりが泣きそうになった。
改札を抜けてから何度振り返っても
まだそこに立って手を振ってくれているのが
ほんとうにうれしかった。

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じつは「オダワライフ」というブログをこっそりつくっていたのだけれど
ぜんぜん更新していないので、そっちに書いたことを転記。
(書いたのは3月末くらい。)


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小田原にきた。

お堀端通りで上をみあげたら
桃色と黄緑色のまるいものがいっぱい漂っていた。
(まるいものは透明なひもでつながれて吊るされているので
ぱっとみると宙に浮いているようにみえる。)



駅の西口に民族音楽系のストリートミュージシャン。
笛を吹いて不思議な音を響かせていた。

女子高生のスカートが平均的に短い。バランスがいいと思う。
大雄山線はかわいい。

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鍵を受け取りに行ってからアパートへ。
電気、ガス、水道の電話。もしもし。
荷物がまだ届いてなくて部屋に何もないので、買い物に出た。
駅前をうろうろしてみる。
百均で水とバスタオル(!)を
コンビニで市の指定ごみ袋(45?用10枚で126円)を
ラスカ(駅ビル)のローリーズファームで着替えの服を
有隣堂で雑誌と文庫本と小田原ガイド本を購入。

アパートの近所をてきとうに歩いてみたけど…なにもない。
はやく自転車がほしい。

はじまりましたオダワライフ。


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何もない部屋で目覚める。

すごい早起きした。いい傾向です。
午前中にガス屋さんが来てくれて、やっとお風呂に入れた。
そのまま家にいて、午後まで引越し屋さんが来るのを待つ。
待っているあいだガイド本を読んでいた。


小田原・箱根・真鶴・湯河原・足柄エリアまたたびガイド おだまに?』


よい!よいではないか小田原!
行ってみたいところがたくさんある。
大雄山線に乗って最乗寺に行きたいなあ。
引越し屋さんが到着してからは
ポカーンとしているうちに、荷物がどんどん運び込まれてきた。
(プロの仕事!)
ああ、なにもない部屋がうまっていく…。
そういえば引越し屋さんの中にへんなおにいさんがいて、
キャスターついてるケース運ぶとき「ずばばばば、」と言いながら運んできた。
ずばばばば?
洗濯機が排水ホースの位置の関係で横向きにしか置けなかった。
するとまたそのへんなおにいさんが「いやおかしいだろ」「いや不自然だって」
とツッコミを入れまくっていた。(だからそれは分かってるって!しょうがないじゃん!)
しかしなんでだろう、なんかあのひと初めて会った気がしないんだよな。
引越し屋さんがひきあげたあとは、ひとりでさくさく荷解き作業。
何時間もたのしめそうな量のプチプチがあったけど、かさばるから捨てた。
ダンボール開けたり棚を組み立てたり。
夕方になっておかあさんがきてくれて
散らかったままの部屋でお弁当を食べてから、駅前に出てお茶した。
まだ街のことが分かってないせいで気の利いたお店が見つからない。
ふつうのチェーンのカフェに入った。惜しい。
もっと知りたいぜオダワラ!

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ってな日記をつけていたようです。






また会える


振り返りラスト。
(つぎからようやく小田原編に突入だ!)

部活の追いコンがあった。
追いコンってものは
いつもたいせつな人たちを
追い出してきた行事であって
自分が追い出される側になるなんて
想像もつかないことだった。

ああ、
体育館って
どんな匂いがしていたっけ。


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ついに卒業式。
写真をいっぱい撮ったけど、
ぜんぜん足りない。
(また会えるさ。大丈夫さ。)

写真は、式と祝賀会が終わったあとで
情報棟8階から撮った夕日。

沈んだらまた昇るのです。

何度も経験してきたことで
そんなこと分かっているのに
沈む瞬間はやっぱりさみしかった。
こわかった。

のみ会からのみ会へ、
明け方(というか完全な朝)までのみ続けた。
一晩の出来事とは思えないくらい。
これ以上ないくらいの
おもしろさとはしゃぎぶりと笑い声だった。

真夜中のにこまん馬で
ダムが決壊したみたいに
なみだがとまらなくなった。
言わずにいたことが
止め処もなくあふれてきた。
目の玉が液体になって流れ出してもおかしくない、ってくらい。
(といったらなんだかグロテスクだなあ。でもそれくらいの涙だった。)
泣き止もうとしているのに
あとからあとから流れてきて
自分ではもうどうしようもなかった。

そのとき「大丈夫だよ」「また会えるって」と言ってなでてくれた手は
何よりもつよくあたたかく感じた。
(だれかを好きになるのはああいう瞬間ではないだろうか。)
大丈夫な気がした。また会える気がした。

*********************************
春がきた。







あまくとける


もうちょっと、振り返る。

卒業直前。
亡霊のようにゼミ室にあわられては
本を読んだり書きものをしたり
うだうだ過ごしていた。
(写真はそのゼミ室に訪れた
後輩のおみやげ、
Abondanceのマカロン。
「食べたことない」と言っていたら
新作のケーキといっしょに
買ってきてくれた。
さくっと軽く歯にあたるのに
あまくあまくとける。
あのマカロン、また食べたいなあ。)

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さよならが迫りくる中で、陽気にあそびほうけた。
そうするのがいちばんいいと知っていたから。
実際、そういう過ごし方をしてよかったと思う。

友達と京都・大阪に旅行に行った。

道頓堀の観覧車。










通天閣。










ビリケンさま。

「ビリケンさま、
どうかみんなとわたしとを
これからもつなぎとめてください」

「つながっていようとすれば
つながっていられるものだよ」



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福岡へも長めに帰った。

潮干狩り。










菜の花。











平尾台。
















2007年5月23日水曜日

ちゃんと残ってる


いつの間にか冬が去り
あたたかさに胸が痛んだ。
春がしのびよってきていた。
出会いの中にお別れを隠して。
はじまりの中におわりを隠して。

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バレー部のみんなと、寸又峡へ卒業旅行に出かけたときの話。
わたしはずっとカメラを握っていた。
何かにつけて、いちいちシャッターを押した。
撮っておかないと、なくなってしまうと思ったから。
撮ってもなくなるのに。
ファインダー越しにみるよりも
そのままみているほうがいいに決まっているのに。
分かっていたけど、どうにかして残したいって思ったんだよ。

(でもそんな心配することなかったかな。まだおぼえてるもの。ちゃんと残ってる。)

SLに乗った。













みんなで並んで吊り橋をわたった。
雨上がりの風の強い日で、
橋がぐらぐら揺れてこわかった。
(泣いちゃった子もいたくらい。)
みんなで一歩一歩前にすすんだ。
ひどく揺れるときは
歩みを止め、手すりを握りしめ、身を固くして風が過ぎるのを待った。
風が去ったら、
またよちよちと歩きはじめた。

風が吹いているとき。
わたしはひそかに
前にすすめないこのときよ続け、
とよくないことを思っていた。






2007年5月19日土曜日

今がいちばん


ちょっとだけさかのぼるよ。
大学を卒業する前後の、はなし。

「終わる」ってことが
ずうっとあたまから離れなかった。
何をしてても
その時間その空気その目の前にあるものが
じきになくなってしまうものだということを
忘れることができなかった。
(だからっていつもかなしい気持ちでいたわけじゃない。
ぜんぶたのしかった。
そのたのしさの中に必ずいくらかのさみしさがまざっていて
わたしのそばを離れなかったというだけ。)

正直に言うと
あの毎日にゼリーを流し込んで
冷やして固めて
ぜんぶ閉じ込めてしまいたかった。
それくらい大好きでした、みんなのことが。

卒業式の、祝賀会での挨拶でわたしは
「たのしかった、でもこれからもっとたのしくしたい、がんばりましょう」
というようなことを言った。(んだと思う、たしか)
まけたくないんだ。
全力で強がってやる。
今でも同じ気持ちでいる。
あの頃はよかった、だなんて絶対言わない。
今がいちばん。今をいちばんにする。

*************************
ちょっとまた、さかのぼっていくつか書きます。
貼りたい写真もあることだし。

(いまのことも急がないと古くなるなあ。
時間の流れは無視して、ごちゃごちゃに書くかもわからない。)






2007年5月18日金曜日

さて何から話そうか


ごぶさたしてます。
元気でした、元気です。
(みんな元気かなあ?)


大学を卒業しました。
小田原に引っ越しました。
就職しました。

就職してから、もうすぐ2ケ月になります。

書きたいことがあるときほど、書く時間がない
というのがもどかしいです。

こうやって毎日は過ぎていくけれど
でも
はなしたいことがある!
はなしたいことがある!
はなしたいことがある!

************************
とりあえず、再開宣言。






2007年3月26日月曜日

キシリトールと日曜日


就職先の研修のために横浜入りする。
ホテルにてキシリトール中毒。
ひたすらガムを噛んでは捨て、あたらしい包みを開ける。
をくりかえしていた。






2007年3月25日日曜日

土曜日は同衾の意味を知る


S研周辺のひとたちと、駅前でのむ。
和民とか太郎丸とか、行った。

酔う前から爆弾発言、まわりをあわてさせ
日本酒を自らイッキ、とやや暴走気味の子がいて
めちゃくちゃ自由だなあ・・・と思った。ゆかい!

この日おぼえたことばは‘同衾(どうきん)’。
この日から自分の中で流行っていることばは‘不毛’。
(なにかと「不毛だよね・・・」なんつって言ってみる。)

のんでるあいだに小耳にはさんだことを
家に持ち帰って考え事の材料にした。
(ジェンダーというか・・・ライフスタイルについての話。
びりっとくるものがあった。)

私にはおもしろいひとに対して敏感なアンテナがついていて
(それに関しては何よりも自信がある)
このひとは、というひととのむとたいていおもしろい。
この日もおもしろかったなあ。






金曜日の宴


にこまん馬でのむ。
乾杯で卒論おつかれ!はもう使いすぎたので
門出を祝して、とか研修がんばれ、とかそういうのになっていた。
(この時期のむ理由はたくさんある。もう「だいすき!」とかでもいい。)
学科の子たちといっしょにわいわい。だんだんと人数も増えていった。
超ぜいたくした。
うんとおいしいものを食べて、うんとおいしいお酒をのんだ。
のんでみたかった赤霧島ものめて大満足。(あまい味がした)
そしてやはり立山。おいしい。

****************************
この写真はなんだろう・・・。(記憶にない)

電球。
この日スイッチを入れた瞬間、
ブチ、と中の線が切れてしまったので
(なぜだ!?)
買いなおした。