2008年4月28日月曜日

あかるい夜





アップしそこねていた夜写真。
ランドマークタワーからの。

よかったな横浜。
何度でも行きたい。誰かと行きたい。






親指コミュニケーション


ことばをいくら重ねても
ハートマークをいくつ並べても
この親指の温度は伝わらないだろう
























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携帯のメールが苦手だ。
好きなんだけどさ。

みじかい文章で会話のように何度かやりとりする、
そのキャッチボールのリズムにうまく乗れない。
一度に用件のほとんど全部を打ってしまう。
返信が遅い。
着信を受けて携帯をひらいて読んではいても
その場ですぐに返せるほど器用ではない。
携帯をさわっているときは携帯だけに集中するから。
打ち始めてからも遅い。
単純に親指の動きが遅い上に
内容をいちいち考えてしまう。
とりわけ好きなひとへのものには時間がかかる。
「いつもメールの返信が遅い」と注意されたことがある。
それはあなたの気を引きたいからだ!と開き直ってみたい。
(うそうそ、努力します)

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親指、といえば。
メールを打つときにはわたしの親指も動いているわけだけど
相手も親指でひとつひとつボタンを押してメールを送ってくれている。
それはとてもすごいことだと思う。
そのあいだその親指はわたしのものだ
親指いただきます、親指ひとりじめ、
などといっても過言ではない!
(こういうこと書くとちょっとこわい感じするよね、すんません)

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こんなだけど、携帯鳴らしていただけたらうれしいです。
Please give mail to me.






会いたい日曜日


会うと

何か書きたくなる。
行きたい場所が増える。
自分の好きなものが分かる。

毎日を、仕事を、考える。
きちんと生活しようと決意する。
明日からまたがんばろうと静かに思う。

まるであいのこくはく。
だからいわないけど。






2008年4月26日土曜日

自炊宣言その後



自炊は地味に続いている。
毎日とはいかないけどつくれる日はつくる、くらいのゆるい感じで。
今日はオムレツ(のようなもの)とカレースープ(みたいなもの)。






2008年4月18日金曜日

春のにこにこ運動


○感じのいいひとになろうと思う。
笑っていよう、
大きな声で挨拶しよう、
気持ちのいい返事をしよう、
全力で感じよくふるまう。それがだいじ。
イエス,グッドコミュニケーション!

○気分をうまく隠そうと思う。
わたしは気まぐれ気分屋。
ほとんど感情で動く。
ちょっとしたことであたまに血がのぼる。
つまづくとすぐ泣く。
コントロールできないことは分かった。
だからせめて人前ではちゃんとしていよう。もうおとなだ。

○八方美人になろうと思う。
「八方美人の何がいけないの?
八方に美人ならそれでいいじゃない」
とさらり言った友達がいた。そのとおり。
八方美人だよね、と言われるのはきっと
どこかへ美人じゃないツラを向けてしまったときだ。
八方に美人ならばだれも文句は言うまい。


きついときにどんな顔をいていればいいのか。

試験で悪い点数をとったときでも
部活の試合に負けたときでも
わたしはまわりから見られている自分、を常に意識していて
その場面にふさわしいであろう顔をつくっていた。
しかめっ面。しぶい表情。暗いオーラをまとう。

でもきついときでもさ、笑ってていいんじゃないの。
むしろ笑っていたほうがいい。たぶんね。
そう思う。最近。
どうでもいいんだどんな顔してたって。
泣いても笑っても状況は変わらないんだ。
あとはやるだけだ。






2008年4月14日月曜日

日曜日のワンピース


嘘をつきそびれたエイプリルフールも過ぎて、4月も半ば。
もう社会人2年生になってしまった。

桜は散ってしまった。
これまであまり気にかけなかったせいなのか
単純に今年過ごしている場所の桜がすごいのか分からないけど
桜が見事だった。
車で走り抜けているときによく
すごいな、と感動していた。
目の前が桜色でいっぱいになる。
すごい数の花びらが散っているのを見て「吹雪みたいだ」と思う。
「ああ、桜吹雪ってこういうことか」と納得。
秦野の桜はすばらしい。

この時期は雨が多かった。
桜が散ってしまうのは惜しかったけど
雨の色ににじむその色もまたきれいだった。
ラジオから「花散らしの雨となりそうです」というのをよくきいた。花散らし。花散らし。
なんだかみんな花散らし、と言いたいみたいだった。

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会社の先輩にいただいたイチゴのネックレス。カワユス。
こういう大きいごろごろしたものは自分ではあまり買わないけど
つけてみるとだいぶいい感じだった。
それ以前に理由のない突然のプレゼントってすごくうれしい。にやにや。

今日は日曜日でお休み。
もうほとんど季節外れになりつつあるサクラ柄のアミタイツを穿いて出かけた。
うっかり、ワンピースを一着買ってしまった。
自分がこんな女子的アイテムに手を出すとは思わなかった。
今度いっしょに遊ぶとき
わたしがワンピース着てきたら警戒してくれていいよ。






レインボウ


先週の雨と風のすごかった日、会社の窓から見えたもの。
あんなきれいに空にかかっている虹を見たのは初めてかもしれない。
このあと、すぐに消えてしまった。






このごろ読んだ本の記録


ここのところ恋愛小説ばかり読んでいる。
友達に「それは恋愛したいからなんじゃないの」と言われた。
そうなのかな。

『ナラタージュ』/島本理生
自分の芯のほうまでゆさぶられるような話だった。
わたしがずっと考えていたこと―
誰かを好きになって
でもそれが届かなかったり離れてしまったりしたとき
その気持ちはどうなるのだろうかってこと。
こたえをじんじん、と感じた。

恋ってひとつひとつ、終わっていくものなのだろうか?
誰かを好きになった気持ちは
どこへいってしまうのだろう?
どこに逃がせばいいんだろう?
わたしは、その術を未だに知らない。

葉山先生も小野君も、
どちらも素敵。現実にいたら恋してしまいそう。
わたしにも二人みたいな
人生とか思想とか、自分の好きなものでもいい、
何か真剣に話し合えるひとがいたらいいな。

小野君が話すことはかなりいい。
「・・・君よりも苦労してがんばっている人がいるんだから君もがんばれ、なんて言葉は無意味で、個人の状況を踏まえずに相対化した幸福にはなんの意味もない。誰だって本当は自分の好きなことや明確な人生の目標に対してしか苦しんだり努力したりはできないものなんだから。君が本当に今の場所から離れたいと思ったとき、僕はそれを逃げているとは思わないよ」
これなんか、すごい。
そうだよ、そうなんだよ、と読みながら熱いものがこみ上げてきた。
「つらいのはおまえだけじゃない」「みんながんばってるんだ」
なんていうのは自分がつらいときに言われてもまったく意味がない。
焦りと苛立ちしか生まない。
なのに、これまでの人生で何度も投げかけられてきた。
小野君よ、よくぞ言ってくれた、と思った。

わたしは小説や映画、漫画の中で
第2の男ポジションのひとにぐっとくることが多い。
(たとえばハチクロの野宮さんとか)。
小野君はいい。

『AMEBIC』/金原ひとみ
おもしろい!
文章がめちゃめちゃで
1行目からこれは読めないやと挫折しかけた。
でも読み始めたら、もう、夢中。
すごいの。
主人公の女性の考えや行動はとんでもないんだけど
でもなんかカッコいいとさえ思ってしまう。
あれくらい自分の信じたものを持てれば
それを貫き通せたら
(それが滑稽なものであっても)
すてきだとても。

『コイノカオリ』(アンソロジー)
島本理生と角田光代の短編読みたさに買った本。
期待どおり、どちらも味のあるお話でアタリ。
ほかの知らなかった作家の短編もおもしろくて、アタリ!
とくに『海のなかには夜』/生田紗代が好き。
恋愛感情と苦手意識が奇妙な同居を続けたまま、
私は高橋さんを好きだった。

たしかに好きなんだけど
そのひとのことが苦手でしょうがない。
姿を見るとすごく嬉いのに
一緒にいると逃げ出したくなる。
そういう気持ちは自分もすごくよく分かるので
わたし以外にもそういう感情をもったひとがいるんだ、
ってちょっと安心した。

『大事なのは今のあなたじゃない。この先、どのくらい上を目指そうと思っているかだ。』
タイトルはあんまり好きじゃないけど
(わたしは、大事なのは今の自分、だと思う)
内容はなかなかおもしろかった。
広告について知りたくて手に取った本。
文章は(訳されたものだからかな)ちょっと読みづらいけど
言ってることはオシャレで分かりやすい。
はっと気づかされること、
なるほどなー、と思うことがところどころにあった。
わたしも仕事のできるひとになりたい!
大事なのはきみが何を知っているかではない。
誰を知っているかだ。

大学にいるときもきいたことのある言葉だけど
ほんとにそのとおりだな、と今改めてかみしめる。

『だれかのことを強く思ってみたかった』/角田光代・佐内正史
写真と短編の本。
東京のありそうな風景を切りとった写真がよかった。
ぱらぱら本をめくったとき
すばらしい、とかきれい、とかとりたてて感激はしなかった。
なんだ、ふつうじゃないか、と思ったくらい。
でもそのふつうさが写真のすごいところなのかもしれない。
そこにある風景をそこにあるまま切りとる。
できそうでできないこと。
わたしもまねしたい。

角田光代の書くものはやっぱりおもしろい。
とくに『見なかった記憶』というのがよかった。
 見たものより見なかったもの。会えた人より会えなかった人。口に出せたことより出せなかったこと。食べたものより、食べることのかなわなかったもの。関係をもった人よりもたなかった人。いった場所よりいくのを断念した場所。手に入れたものより、どうしても手に入らなかったもの。それらは空白としてではなく、ある確固とした記憶として私のなかにある。
たしかに、手に入らなかったものというのは
ずっとわたしの中に残っている。
でもそのことにはずっと気がつかなかった。
かたちにならない思いをことばにする、
それってすごい。

『泣かない女はいない』/長嶋有
このひとの書く小説は好きだ!
と、読むたびに思う。
とても他人だとは思えないくらい
登場人物のことを身近に感じてしまう。
可笑しくもあたたかくて、せつない。

関係ないけど
「泣かない女はいない」に出てくる桶川さんというひと
イメージはまったく違うのに
ぜんぜん違う仕事をしているのに
自分の勤める会社のとあるひとのことを思い出す。なんでだろう。

『ミシン』/嶽本野ばら
独特の世界にひきこまれる。
前にも読んだことがあるのだけれど
文庫化していたので、買って改めて読んでみた。
「世界の終わりという名の雑貨店、が一番好き。
あの最後の一行を書けるひとはほかにいない」と
野ばらファンの女の子が言うのをきいて
はて、最後の一行ってなんだったっけ、と
それを思い出したかったから。
野ばらちゃんは本当に繊細なひとだな。
純粋すぎることは哀しいことだと思った。
哀しいけどうつくしい。


休みの日、どこかへ出かける電車の中で
仕事帰り、ファミレスやファーストフードで
寝る前に寝ころんで、お風呂につかりながら
本を読んでいる。だいたい何冊かを並行して読みiめている。
朝も夜も関係なく没頭できたような大学の頃ほどではないけれど
でもちょっとずつ読めるくらいの時間はある。しあわせじゃないか。

おしえたい本はほかにもあるんだけど、
書きすぎてしまったので
続きはまたこんど。






2008年4月12日土曜日

続けよう自炊



自炊再開2日目。
今日はおみそ汁と焼きそばと冷やっこ。
(なんというメニューだ…)。
早くも危機。
夜遅すぎるし、つくりすぎたし。

米を買ってきたので、いま炊いている。
明日からの分。
炊飯器を使うのが久しぶりだなんて
言えやしない言えやしない…。






2008年4月11日金曜日

海は広いな


平塚の海。





海にときどき帰りたい。

海は 広いな 大きいな 月が のぼるし 日が しずむ
海は おおなみ 青いなみ ゆれて どこまで つづくやら
海に おふねを うかばせて 行ってみたいな よそのくに







イチゴ



自炊再開のごほうびに。

…自分をあまやかしすぎだろうか。






コンソメスープ



自炊再開宣言!

いきなりがんばっても続かないから、
はじめはこのくらいでかんべんしてやるぜ!






2008年4月10日木曜日

木曜日のお休み中間報告


とくに予定のないおやすみってすごくいい。
さて何をしようか、と考えるのってしあわせ。
考えているうちに一日が終わってしまうのもまたしあわせ。










とりあえず洗濯機をまわして
脱水まで終わった大量の洗濯物を持って窓を開けると
外は雨。気がつかなかった。
しとしと、しとしと、ひんやりとしている。

久しぶりにテレビをつけてみたら
いいとものオープニングを歌うのが女の子になっていて驚いた。
これってたぶん、学校行ってても仕事してても見られないよな。
いったい誰が見ている番組なんだろう。

サイフの中身を整理した。
スイカ・マツキヨのカード・Tカード・クリエイトのカード・タワレコのカード・シャツ工房のカード・カムズカード・そごうのカード・サンドラッグのカード・ヨドバシのカード・ヤマダ電機のカード・ABCマートのカード・フジヤマカフェのカード・コンタクトの診察券3種・アヴァンギャルドマーケットのカード・バーグのカード・伊勢治文具ポイントカード・ゆいレールの一日乗車券・江ノ電の一日乗車券・グラッチェの割引券・プリクラ・ビールギフト券・JCBギフトカード・大量のレシート・月の洞くつの割引券・おみくじ2つ・縁起物3つ・湯花楽の券・映画の半券・ジョエルの割引券・マジックショーでもらったカード・使い道のないキップ、など。
定期的に捨ててはいるんだけど、すぐにいっぱいにしてしまう。
生活が表れるな。
いろんなものが入っている。
持ち歩く必要はないのに、そのとき捨てる決断ができなくて
またそっと中にしまうもの、が多い。

『気球クラブ、その後』を観た。
すごくよかった。これは、と思った。
しずかな映画の中にひきこまれてしまった。
何気ない友達とのやりとりとか
誰かを好きになることとか
もう戻らない時間とか
みんなで騒ぐばかばかしい夜とか。
その空気がいい。きっとわたしのそばにもあるもの。


小さな音で小沢健二の『LIFE』を流しながら
ちょっといい気分で日記を書いている。
もうお昼だな。雨は止んだかな。
どこへ行こうか。






このごろみた映画の記録


念のため。いろいろ勝手なこと書くので
ネタバレ(というほどのものはたぶんないが)とかいやなひとはスルーしてくれ!

『人のセックスを笑うな』
原作の小説(『人のセックスを笑うな』/山崎ナオコーラ)がすごく好きだから
公開前からかなりたのしみにしていた映画。
とてもよかった。ぐっときた。
ゆるい空気感とか。
永作博美の憎たらしいくらいのかわいさとか
全身から切なさがあふれてるみたいな松山ケンイチとか
ふたりのキュンとするからみとか。
(ちゅーのシーンがかなりよくて
この映画をみてから何かほかにも
いいちゅーシーンのある映画はないかと探している)。
音楽もレトロお洒落でよかったな。
あんまりよかったので、帰りにパンフレットを買ってしまった。

「寂しいのなんて……。
誰でも寂しいんだよ、
みんな寂しいなら寂しいなんて意味ない」

っていうセリフ。たまらない。

「会えなければ終わるなんて、
そんなもんじゃないだろう」

この言葉を、好きなひとみんなにも伝えたい。
そうでしょう。そんなもんじゃないだろう。

『L change the World』
松山ケンイチがいい。モエる。(とか言ったらだめですかね)。
ストーリーが個人的にはあんまり、だった。
非現実的ならそれはそれでマンガ的ならそれはそれで
やりとおしてほしいっちゅうか…
へんに現実っぽくしようとしてるようにみえて
ちゃちいなあって受け入れられなかった。
ま、でもLが好きだから何でもいいや!と思った。

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
ポスターのさかさまちゅーをみて
どういうシチュエーションでさかさまになるんだろうか、ということを
確かめるために観てきた。がってん、分かったぞ。
わたしは海外の俳優はほとんど知らないけど
警察官の妻もギャンブラーの女性もうつくしい。
胸元のすごい開いた服ってかっこいい。

ここからは家でみたDVD。

『鍵がない』
ゆーっくりな映画。静かなおしゃれ。タイトルからしていい。
つぐみも大森南朋もいい感じ。

『恋は5・7・5!』
ストーリーにも俳句にもさほどぴんとはこなかったけど(悪かったわけではない)
関めぐみの美脚に目がくぎづけ。(そこ!?・・・自分つっこみ)
あと細山田隆人の煙草の吸い方が好きだ。
気になるひとの吸い方に似てたから。
角川文庫のフェアの「何を読んでも、あなたが出てくる。」
というコピーはホントすばらしい。
映画でも同じことで、何を観てもあなたが出てくる。
あなたのことばっかり考えている。

『マリッジリング』
じつはわたしは指輪フェチで
とりわけ結婚指輪には目がない。
(もうほかの誰かのものだ、絶対に手に入らない、
その証拠である指輪にときめくなんて不毛すぎるわたし)。
ってことでこのDVDを借りてみたんだけど
さすが渡辺淳一原作。という感じ。(どんな感じだ)
でも女優のひとがさっぱりしているので
あんまりべとべとしたいやらしさは感じなかった。

『天然コケッコー』
もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、
ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう

方言はかわいい。
くるりの主題歌(『言葉はさんかく こころは四角』がめちゃめちゃいい。

『たまもの』
アダルトな映画だった。(ジャケットみた時点で気づけよわたし)。
ただ女の子の気持ちが重すぎて男がはなれてしまう
というストーリーが気になって観た。
しゃべらない主人公の女の子が不気味で良かった。
全体的に不気味な映画だった。

『東京フレンズ』
寝ながらみたせいなのかな。
話がほとんど分からなかった。なんでこんなおもしろくないんだろう。
これ何かの続編だったんだろうか。

『海でのはなし』
たぶん前にも観たのにまた借りてしまった。
宮崎あおいも西島秀俊もいい。スピッツの曲は言うまでもなくいい。
ただストーリーがあんまり好きくない。
わたしは単純だから、問題はひとつにしてほしい、と思ってしまう。
家族の問題と恋とまぜてほしくない。
(って思ったのはただ今そういう気分だから。それだけ)。

まだほかにも観てると思うんだけど、わすれちゃった。
また思い出したら書くことにする。






2008年4月8日火曜日

みられる


みられているひとよりも
みているひとのほうがつよいの?

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高校の国語の時間
「だれかミロのヴィーナスの腕の続き、を黒板に描いてみてください。
自由に。想像でいいから」
と先生が言った。
そういうのが出てくる評論を読んだときだったと思う。
誰も手をあげず、わたしがあてられ
とくに抵抗なく前に出た。
みんなに背を向けて黒板にチョークで絵を描いていると
背中の後ろのほうからクスクスクスクスクスクス、笑い声がきこえてきた。
なにがそんなにおかしいのだろうか
思いつつも気づかない、気にしていないふりをして描き続けた。
と、そこで
先生が激怒。
客体は主体よりもつよいんだ、
作家のナントカはこう言っている、なんちゃらかんちゃら、
と興奮気味に早口で話しはじめた。よく分からなかった。
分からなかったけど
わたしをフォローしているんだ、というのはなんとなく分かった。
それがはずかしくてイヤだった。
勝手にわたしをよわいひとにしないでください先生。

***************************
そのときのことを、ふと思い出した。

みられているひと、みているひと。
未だにどちらがつよいかなんて知らないけど
みられるのはこわい。
なのにわたしはもう一度、
黒板の前に出たいと思っている。


っていう日記を昨日の夜、ほとんど寝ながら書いていた。
何でいま、急にこんなことを思い出したんだろう。
結局何が言いたいんだろう。
自分のことなのに分からない。






日曜日の観覧車はまわる


友達と横浜デート。

もともとひとりでコンタクトを買いに出かけるつもりだった。
(やっぱり住んでるあたりだと高すぎて買う気になれない…。
びっくりするかもしれないけど
わたしはコンタクトを買うとき、だいたい横浜まで行く)。
ちょうどその出掛けに友達とメッセで話していて
お茶でもしようか、ということに。
昼過ぎにいきなり声をかけたのに、来てくれて感謝!
(私信:わたしはときどきお休みにふらっと東へ出ているから
またあそぼう。もちろん小田原でも秦野でも)。

マルイとそごうで靴をみる。
友達に便乗して、わたしもあたらしいのを買った。
並べて見れば見るほど、履いて歩けば歩くほど、好きになるような靴。
久しぶりにすごいお気に入りが手に入った。

完璧なデートだった。

と、いうことで写真を。
(デジカメわすれてしまったから携帯のだけど)。
買い物が終わってから
「今から観覧車乗らない?」と言った友達はエスパーかと思った。感動。
わたしが乗りたかったの!だけど言い出せなかったの!

わたしはこういう骨組みが好きだ。
直線が何本もあわさってできたようなやつ。そのままを描きたくなる。

ベストなタイミングで乗った。夕日がきれいだった。
友達が「ゴンドラの中って現実ときりはなされてる感じがするよね」と話していた。
そのとおりだと思う。

お酒をのむのも料理を楽しむのも好きだけど
お茶する、っていうのはとくべつに好き。
そこで長い時間おしゃべりするのがいい。
このショートケーキ。
見事な包丁の入れ方だと思う。
切れ目がうつくしい。
暗くなっても帰りたくない!
けどもう大人なので手を振って別れて、東海道線で帰宅。

いいおやすみだった。
次の日からまたがんばるぞと思うようなおやすみ。






2008年4月6日日曜日

ノリ方は自由だぜ


なにを書いているんだ、
とちょっとはずかしくなる。
このセンチメンタル野郎!(野郎ではないが)
そう、それがハルコンブログ。
はなしたいことがたくさんあるんだよ!
ぜんぶ書きたい。
その日の出来事とか思ってることとかさ。

*************************
昨日の夜のこと。
厚木へライブをみに行ってきた。
重たいドアを開けて声とタバコの煙とひととが密集したフロアに入っていくと
そのときステージに立っていたひとが
「ノリ方は自由だぜ」
と言うのがきこえてきた。
そういうのはなんかいいな、と思った。自由だぜ。
後ろのほうでメロンソーダをのみながらきいた。
どんなものかどんなひとがくるのか、と
ちょっとした好奇心で出かけてみたのだけれど
自分自身けっこうたのしんできた。
鼓膜の外側がふわふわするくらいの大きな音の中で
ぎりぎりまで叫んだときのどの奥のほうで鳴る音、がマイクに乗ってて
曲がどうこう、詞がどうこういう以前に
なんかこう、くるものがあった。のどが切れそう。
明日はどうするんだ、とかそういうのもろもろぶっちぎってでも
何かすげえ言いたいことがあるんだなと思った。

わたしはそんなに本気になるのがこわい。
じゃあおまえは毎日本気じゃなくて気を抜いて手を抜いてだらだら過ごしてんのか
といわれると決してそうじゃないんだけど
でも正直言ってこわい。はずかしい。

 種田は誰かに批判されんのが怖いんだ!!
 大好きな大好きな音楽でさ!!
 でも褒められても、けなされても、
 評価されてはじめて価値が出るんじゃん!?


『ソラニン』/浅野いにおでそんなセリフがあって
わたしは音楽も何もやっていないのに
なぜか自分に言われたような気がしたこと。思い出した。