2006年7月15日土曜日

木曜日の罰ゲーム


朝から東京。

説明会ひとつ目。銀座。
ものを売るなら好きなものを、っていうキャンペーンで(勝手に自分でキャンペーン)
はじめて行ってみた業界。「へぇ〜」と思った。
銀座はおしゃれで、自分がいちゃいけないような感じがした。

途中で休憩で入ったマックで気分が悪くなる。あやうし。

説明会ふたつ目。新宿。
事業とか仕事内容にはもともと興味があったけど
社風の話を聞いておもしろい会社だなあ!とますます興味津々。
会社説明の語り口もパワーポイントも人事の方自身も、
かっちりしててかっこよかった。
「うちは独特ですから」「合わないと思ったら退出していただいてけっこうです」
と言っていたけれど、ほんとうに独特。かっちりしている。
会社説明のあとの選考を受けずに帰ってしまった人がぱらぱらいた。
私はかなりいいと思った、社風。
クレペリンテストを受けた。はじめて受けたよクレペリン。これがうわさのクレペリンか。
手とあたまが疲れた。
正常値がでているといいな。

帰りのバスで『イン・ザ・プール』/奥田英朗を読み終える。
映画がまじでまじでまじでおもしろかったから
読んでみようと思ったの。
なんか「つっこみ小説」という感じだ。
へんなひとを主人公(語り手)が心の声でつっこみ
それがスパイスになってとんとんとん、と
物語がおもしろおかしくすすんでいくような。
読みやすくてドラマみたいな小説だった。
この本、短編集みたいになっているんだけど、
私が気になったのは『フレンズ』。
携帯依存症の男の子(雄太)のお話。ひっかかるところがいくつかあった。

雄太は遊びの誘いを断ったことがなかった。自分がいないところで何か楽しいことがあったらと思うと、絶対に断れない。

どれかひとつにしようとは思わなかった。せっかく誘われたのに、断るなんて雄太にはできない。
それに予定が埋まるのは誇らしいことだった。スケジュール帳が空白だと不安でしょうがない。


なんかちょっと、わかるかも、と思った。
私もこんな時期があったのかもなあ。
今ではこういうふうなところがまったくない、
とは言い切れないけど(やっぱり近いものはある)
退屈なたのしさというのも分かってきたし
スケジュール帳の空白部分がすきになったし
だんだんと変わってきてはいるのだと思う。
ただし、たのしいことはぜったい逃したくないけどね。それはまったく変わらない。


浜松に戻ってから、友達とマージャンをする。
スプレーで酸素を吸ったり、それが気持ちよかったり
めっちゃヤな罰ゲームを設定してぴりぴりした空気になったり(牌をさわる手がふるえた)
その罰ゲームに当たってしまったり
ちょっとだけうまいこといくようになって調子に乗りだしたり
たのしい夜だった。

チャリこいで帰る朝が、涼しくてきもちいい。
夜を越えたとき、外に出ると、朝の日差しのまぶしさにまぶたがじんとなる。
あの感じがすき。






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