2007年1月29日月曜日

日曜日テレポート2


GOINGのライブに行った日のこと、つづき。
ぎりぎりまで用事があって、東京に着いたのは夕方。
せっかくだから(さがしものもあるし)どこか行きたいと思ってたんだけどな。ちぇっ。
でもライブには間に合ってよかった。
初めて行ったZEPP東京のあたりを走った。
「あ、こんなに腕振るの、足あげるの久しぶりだ」って思った。
そんくらいのまじ走り。

りんかい線に乗ったのも初めてだった。
こんなに降りるのか、というくらい階段を降りたところにあるホーム。
がらんと広くて、ひんやりしていて、なんか近未来的だなーと思った。
ここからガンダムみたいなのに乗り込んでもおかしくない。
駅の名前もかっこいい。
品川シーサイド、天王洲アイル、東京テレポート。
漢字+カタカナって、なんかいいよね。
丸の内サディスティック(椎名林檎)とか。
空色トロイメン(宮尾和孝)とか。
慧眼クアラルンプール(山崎ナオコーラ)とか。
傲音プログレッシヴ(HIGH and MIGHTY COLOR)とか。
お洒落!
ということで、ちょっと考えてみた。
浜松ナイトスイーツ。春昆布メランコリィ。城北シャングリラ。
…いまいちか。

気になったもの、もうひとつ。
電車の中で向かいの席のひとが『ビール15年戦争』という本を読んでいて
その各ページにはおびただしい量のフセンが貼り付けてあった。
それフセンの意味あるの!?ってくらい。
きっと重要なところばっかりの本なんだろうな…読んでみよう、と
こっそり手帳にタイトルをメモした。

会場に着いてからすぐ、ビールをイッキにのみほした。
(何でもよかったんだけどなんとなく。
コップ持ったまま前のほうに行けないじゃんって、受け取ってから気づいた。)
アルコールが思いのほかまわって、ひとりぐるぐるしていた。
そうこうしていると、ライブがはじまってアルコールもふっとんだ。

ライブは(前のにも書いたけど)とにかくたのしかった。
少し前までは、ライブに行くひとの気持ちが全然分からなかった。
(中学・高校のときなんかライブに行くひとは不良だと思っていた。)
CDなら何度でも聴けるじゃない。ビデオでみればいいじゃない。
でもね、行ってみて分かったの。
ライブってそこだけの何かがあるんだよ!

帰り道も弾む足どりで。
ツアーパンフレットを読みながら、にやにやしてみる。
nanoで聴いて、またにやにやしてみる。
それと丈さんの仲良しマグカップをゲットした。
マグ、すごくかわいい。春から会社で使おうと思っている。

ゆりかもめに乗った。
ぐるりとまわっているのを感じる。
このまま一周すんじゃないかな、と思う。
地元のモノレールの直線をすすむ部分が多いせいか
ゆりかもめはカーブの多さが新鮮。
移動手段というより遊園地のアトラクションみたい。
窓からみえる街もきれいだし。
これに乗り慣れてるひとってどういう気分で乗ってるんだろうな。
乗り慣れるなんてことあるのかな。


電車に揺られてゆらゆら。
途中(深夜だけど)小田原に寄った。
駅前をうろうろして地図や住宅情報誌を買った。
モスとネカフェで時間をつぶした。
(『デトロイト・メタル・シティ』2巻と『め〜てるの気持ち』を読んだ。)
おなじみムーンライトながらで帰浜。






ライライ日曜日1


GOINGのライブに行った。
tour 2006-2007 "going on parade"@ZEPP東京


さすがパレード!まさにパレード!これぞパレード!
めいいっぱい、たのしかった。
胸いっぱい、おなかいっぱい。

だいすきな『サムネイル』にはじまり
ポンチョ・イトーさんの登場にびっくり
新ナカザコールに大はしゃぎ
丈さんの「あなたたちのことがすきだから」には笑いつつもめっちゃ胸きゅんする。
ずーっと、たのしかった。
終わらないで、終わらないで、って思ってた。

(この日記はドーナツ・ライフ「南」にトラックバックしました。)

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こんなのを発見。⇒CM
(アナタノコトガスキダカラ!とはちがうバージョンだけど。)
チャン・ドンゴン・・・叫ぶなあ。いいなあ、おもしろい。

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ところで。はじめてGIFアニメをつくった。(いちばん上のやつ)
Giamというのを使わせてもらった。
これくらいならけっこう簡単にできる!また何かつくってみようっと。






2007年1月28日日曜日

土曜日の印象


家にいた。捨てまくった。
私の部屋の中には、捨てるものと迷っているものと捨てないものとある。
その捨てるものと迷っているもの、のあいだのラインがとりはらわれた。
迷ったら捨てる、とビニール袋片手にせまい部屋の中を歩きまわった。
捨てるものは際限なく出てきた。
目についたものから大丈夫かというくらいに、どんどん袋に入れていった。
服も大量に捨てた。
着ようと思えば着るけど、なくて困るもんでもない、
それくらいの服がたくさんあった。

家がすっきりした。
捨てすぎたかな、とも思ったけど
今のところ生活に支障をきたしていないので
全部いらないものだったんだと思う。

まだ捨てるものがありそうだ…。(捨てる快感にめざめた私)

『タンノイのエジンバラ』/長嶋有を読んだ。
なにかの雑誌で読んだ『ファットスプレッド』がおもしろくて
(小沢健二が出てきたのにもテンションがあがった)
ほかにも読みたいなあと思っていた長嶋有の小説。
『ジャージの二人』がいいっていうのをきいたので
さがして本屋さんに行ったら
見つからなかったのでこっちを買って帰った。
おおあたりだった。これはおもしろい!

『タンノイのエジンバラ』は短編集で
「タンノイのエジンバラ」「夜のあぐら」
「バルセロナの印象」「三十歳」が収録されている。
ぜんぶの話、ちがうひとが書いてるみたいだ…。
生きてるみたい。ほんとにいるみたい。
(おおげさじゃなく)あ、そうだ、これ小説だった、と戻ってきてまたびっくりする感じ。
「夜のあぐら」も「三十歳」も女性が書いたとしか思えないんだけど。
すごすぎる。
どれもいいけど「バルセロナの印象」が好きだな。
人も風景も生き生きしてて、すっごい気持ちがいい。

解説にも書いてあったけど
小説の中には固有名詞がたくさん出てくる。
それが何を指すのかよく知ってるものも知らないものもあるんだけど
なんか分かるんだよなあ、すっとなじんでくるというか…。
ものにつけられた名前ってすごい!


関連リンク:
長嶋有公式サイト
続・あんた最高だ!






2007年1月27日土曜日

金曜日からはあるくのだ


雨降りだった。
まあじき止むだろう、と思って小降りの中をチャリでとびだした。
途中で雨がつよくなって、駅に着くころにはジャンバーの色が変わっていた。
すれちがった高校生たちも傘をさしてなくて
私と同じくらいにぬれていたんだけど
これも青春!って感じでかがやいてみえたんだよね。
それに比べて、お店のガラスに映る自分はものがなしい。
ひとりだったせいかな。

コンタクトを買う。
メガネの水滴を指でぬぐいながら眼科の受付へ。
左目の視力が少し落ちていた。大ショック。

無印で目覚まし時計を買った。
目をつけてたやつ。
見た目が超気に入ってる。
赤くひかってる時間表示とか
白と黒の本体のシンプルさとか
角ばったところとか
すてきなデザインだ。
電源が電池とコンセントからとふたつあって安心。
音量は三段階に調整できて
いちばん上の音がものすごく大きい。
あとは起きる気持ちさえあれば…!

ヴィレヴァンと本の王国をうろついていたら
夜になって雨も止んで、服もかわいた。

閉店間際の谷島屋でIN-POCKET1月号を手に入れた。
(お店のひとをばたばたさせてしまった。もうしわけない。
案外置いていないもので、さがすのもたいへんだった。)
中村航のインタビュー読みたかったから、さがしてたの。
見つかってよかった。(インタビュー長かったし!)
町田康×中原昌也、角田光代×島本理生の対談とかもあっておもしろかったし。


『これからはあるくのだ』/角田光代
エッセイ。
あるあるある!という感覚や
おもしろいなあ角田光代…って話
最初から最後までたのしく読めた。
読んでるところをたのしみつつ
そのまた先がたのしみになる。
いつの間にか読み終わってしまった。
「透けていた」なんてめちゃくちゃわらってしまった。
このひと、ものすごくいいひとなんだろうな、と思った。
私すでに好きになっちゃったもの。

さらさらっと読んだけど
書いたひとのことまで気になってしまう文章って
すごいちからが宿っていると思う。


角田光代の本を読んだのは2冊目で
前に読んだのは『みどりの月』(小説)だった。
内容がどんなだったかは
ぼんやりとしか思い出せないけど
読んだ後にものすごく気分が落ちこんだのは憶えている。
それで私は角田光代の書くものが苦手なんだろうな、
というあたまができてしまっていた。
なんてもったいない!!!
本をまた手にとってみてよかったなあ。






2007年1月26日金曜日

木曜日は回っているか


家の近所をちょろちょろ出歩いたくらいで、あとはとじこもっていた。
100満ボルトで、いい紙とプリンタのインクを買ってきた。けっこうな出費。
ウェブカメラがほしくなってしばらくうろうろしてたけど、この日はあきらめた。

なんにもしていない日、というのがけっこうある。
この日もなんにもしていない。
自分は学生という身分だけに寄りかかっている。
あまえているな、あまえまくっておるな、と思う。

『助手席にて、グルグル・ダンスを踊って』/伊藤たかみ
を読んだ。
とんでもなく裕福で刺激的な高校生活。
自分の実体験のないものばかりでてくるから
想像しにくいのに(自分になじまないのに)、
なぜか現実味があるんだよねえ。
自分のみえないところで起こったほんとの話
知り合いからきいた思い出話
みたいに読む。

車もケンカも恋愛もあそび方もぜんぶ、
私の過ごしてきたものとはかけはなれたもの。
でも過ぎていくことのさみしさは、私も分かる。

いくつ季節が過ぎていこうとも、
自分は自分ですすんでいく。
世の中がグルグル回っているあいだ
自分もグルグル回り続けている。

どうも自分が回っているとは思えない。
まわりばかりが回っているようにみえてしまう。
今はまだ、たしかめることができないや。






2007年1月24日水曜日

外れる水曜日


朝からゼミ。
予定を確認して、あとはすこし話をして
学食でごはんを食べた。
卒論のファイルをつくった。
(印刷した表紙をファイルにのりづけしただけだけど。)

家で『アンダー・マイ・サム』/伊藤たかみを読んだ。
17歳って…私は何してたかなあ。どんなこと考えてたかな。
学校がきらいで
ちゃんとできなくて
まわりとちがう人になりたくて
ちがうんだって信じたくて
でもやっぱり普通なのであって
卒業すれば
いまいる場所を離れれば
この町を出れば
なにか変われると思い込んでいた
そんな17歳だった気がする。

僕はこれ以上、とても十七歳でいられない。
色んなものが煙のように消えたこの季節から、
一刻も早く別れをつげたいと思った。
十七歳であることを憎んだ。
(帯より)

私の毎日は平凡で
この小説の主人公みたいに
特殊な体験もしなかったし
すごい出来事もなかったけど
でも気持ちはなんとなく分かった。
なつかしいとすら思った。
それだけじゃなくて
もう17歳じゃない今でも、似たような気持ちをもっている。

‘自分自身から外れる’というのがおもしろかった。
この小説のとはたぶんちがうけど、私にも似たような経験がある。
それは超常現象的なものではなくて普通のことだった。
ショックなことがあると(たとえば誰かに怒られているときや責められているとき)
自分の本体が自分を外側からぽかーんと眺めているような感覚におちいる。
実際に自分の姿がみえるのだから、感覚と呼ぶのもへんかな。

そういうのとは違っていても
‘外れる’
っていうのは分かるな。17歳ってそういうときだ。たぶん。
社会とつながっている自分と自分の本体とにズレが生じるというか。
自分が自分の本体に追いつかなくなるのかな。
自分の本体が自分に追いつかなくなるのかな。
どっちなんだか分からないけど。
(すすもうとする方向によって違うか。)






2007年1月23日火曜日

人の火曜日を笑うな


最新の日記がカガミモチの写真なのは
いつまでもお正月気分のようでよくないので
とりあえず近い日の分から日記を再開することにした。
りんごを買った。ついつい。
スーパーに積みあげられたりんごが光っているのは
ごしごしみがかれているからだと思っていたけど
なんかべたべたしてるし蜜がにじみ出ているせいだったのか、と気づく。
(みがいてもつるつる光ることは光るけど
この日食べたのはつやつや、という感じだった。)
おいしかった、冬の味。
友達に、このりんごの話をしたら
「ワックスで光ってるのかと思ってた」って言ってた。
ワックスがぬられてたとしたら、まるかじりするのは危険だなあ。


学科の後輩の子と会う@ガスト。
シュウカツの話をききたい、とのことで。
いよいよそういうシーズンか。もうひとまわりしたのか。
(って何回も言ってる気がする・・・)
その子とは初対面だった。(先輩からの紹介。)
やや緊張。でもいっぱいしゃべる。
なにか役に立てたかしら。

明開堂にて、探していた本を見つける。
駅前にもなかったのに。灯台下暗しであるなあ。
ああ、灯台元暮らしがしたい。(しょうもないこと言ってごめんなさい。)

ゼミの友達と回転ミーティング@スシロー。
お店の入り口に人がたくさんいる、と思ったら隣の学科の友人たちだった。偶然!
まわるまわる寿司はまわるよ。
寿司がまわってるって、それだけでおもしろい。
寿司は一日に何周するんだろうか。
どれくらいの速さでまわすっていう決まりがあるんだろうか。
回転寿司に行くと気になることがたくさんある。
へんな想像もしてしまう。
逆に客席からレーンにお皿をのせているひとがいたら、とか。
逆まわしのボタンがあったら、とか。
レーンではなくて客席のほうがまわっていたら、とか。
客席が固定されていて店全体がまわっていたら、とか。
鉄拳とか陣内友則のネタにありそうだね、って友達と言い合っていた。


万引き現場を目撃してしまった。帰りに寄った、近所の古本屋で。
私がその通りに入っていったとき
男が、するりと本を上着の中に入れた。
本当になんでもないような動作だったから、盗ったとは思わなかった。
飲み込むのにちょっと時間がかかった。
男の「あ」という顔をしたのが見えた。
しばらくのあいだ彼と目が合ったままになっていた。
(けどそんな気がするだけで、実際はそうでもなかったかもしれない。)
中古の本を盗むなよ…。罪の重さはいっしょなのになあ。
やるせないぜ。
なんだかくらい気持ちになった。

「人ってわるいことするときあんな顔するんだなあ、って思った。」
今日、友達にそのことを言ったら
「すぐに殺しにくるよ。ほんとにすぐだからあいつら」
「顔見られたなら消されないように気をつけなきゃ」
などという話になった。
なんじゃそら。
彼女は最近、『24』シリーズを見ているらしい。

『人のセックスを笑うな』/山崎ナオコーラを読んだ。
山崎ナオコーラ?
朝日新聞のコラム(『指先からソーダ』)を
たまたま読むようになって
なんとなく気になるようになって
微炭酸ニッキは見つけてから
まめにチェックしてしまっている。すき。
さかのぼって読んじゃったくらい。
そんなんでずっと気になっていた山崎ナオコーラ。

『人のセックスを笑うな』。
なんかすごいタイトル。
私はきれい(そう)な話を選んで読むことが多いんだけど
19歳の「オレ」と39歳の「ユリ」、の恋という設定を見て
あんまり好きじゃないかもしれない…と思った。正直。
でも読んでみたら、すごくよかった。ほんとよかったよ。
「オレ」の目を通して見えているもの
「オレ」が思っていること
好きだなあ。

終わり方がすごくよかった。
ああいうことを、いま誰かに言ってほしかった。
今が終わろうとしている、と意識することが多くなったいま。
過ぎるのがこわくなったら、私もこういうふうに思えばいい、と思った。






2007年1月22日月曜日

おちこむ月曜日


初めてバイトをさぼった。
(初めて、も何も…普通は一度もあってはならないことだ。)

マッチをたくさん擦った。
いい匂いがした。


それ以外なにをしていたか思い出せない。






2007年1月21日日曜日

鳥を呼ぶ日曜日


朝から散歩に出かけた。
近所の、知らない道に入っていって
曲がったりのぼったりくだったり、ずんずんすすんでいった。

4年近くこのあたりで生活しているのに
知らない場所ってけっこうあるものだなあ。

蜜柑が枝に刺してあった。
誰かのいとなみ。













*********************************
新聞社でバイト。
朝の散歩中に少し走ったせいか、
はやくも筋肉痛がはじまっていた。

原稿の量はそう多くなかった。
急ぐこともなく、しゃべりながらまったり作業した。

私が日頃から「かっこいい」、と言っている記者さんがきていて
今日もすてきだなあ、なんてにやにやしていたら
ほかの子に「あ、(その記者さんが)いますよ」と大きな声で言われた。
そんなもん気づいとったわ、っていうか声大きいんだよ、
ちょっとイラッときた。(すみません)
こっそり盛りあがっていたいんです。
妄想家のことはそっとしておいてほしい。






2007年1月20日土曜日

ひきこもる土曜日


朝の古紙回収に間に合わなくて、ひとりで大泣きした。
泣きすぎておえっとなった。
泣くようなことではないではないか、と冷静になったら急におもしろくなってきた。
なにこのあがりさがり。

家にいて、ほとんど動かなかった。
めちゃくちゃしんどかった。からだが重くてかなわんかった。
バイト先のマダムたちとの飲み会に行けなかった。
「謎の生理痛に襲われて…」とメールする。
生理痛って分かっている時点で謎でもなんでもないんだけど。

ひとりさみしくDVD鑑賞。
『パッチギ!』
ところどころおもしろかったし
反射的になみだがでるようなところ
考えるようなところも
もちろんあったんだけど
なんとなく好きになれない。
いろいろなことが起こりすぎなのかな。
イッキに押しよせてきて
さあっとひいていって
結局なんだったのか分からない
みたいな話だった。私にとっては。

映画の話とはまた別に。
私はシリアスな問題について
自分の意見を言うのを避けていると思う。
そういうところ、いちばんよくない。
(だからどうする、ということはいま言えない。
自分について気づいたことメモ、ということでとりあえずは終えておくことにする。)


『春の雪』
映像のきれいな色と
視点がくるくる動くのがいい。

貴族社会の生活って表面上だけをみると
ものすごく素敵。あこがれちゃう。
服装とか家とか、
言葉遣いとか人との交流の仕方とか。

はじめの清顕の態度のつめたさに
なんつうひねくれ方だ、と驚いた。
(素直になれない、とか幼いプライド、とか
そんなもんでは片づけられないと思う。)
でもそんなところにもひそかにときめいてしまった。
かっこいいんだもの。

それにしても親友の本多はいい奴すぎると思った。
友達ってすごい。

ひとの運命って、そのときのささいな気持ちで
歯車がずれてしまうんだな。
ほしいものはすぐに、
もう自分ではどうすることもできないところまでいってしまうんだな。






2007年1月19日金曜日

金曜日の飛行機


友達と大山屋でランチしてから、ゼミ室へ。
ソファに座って本を読んでいたら
飛行機の音がきこえてきた。

天気がよくて空も青くて飛行機がひかって、
すごいきれいだなと思いながらみていた。

この窓際からよく外をみている。








和地山公園。
みるときによって色がちがう。







遠くのある一点から飛行機が飛び立って
こちらに近づいてきて、また遠ざかり、その一点に戻っていく。
小さい飛行機が大きくなってまた小さくなる。
ぐるりとまわる飛行機をぼうっとみていた。
私がみているあいだに、飛行機は何機も何機も、まわっていった。






********************************
前のバイトのひとたちと新年会。
モール街の、粋族館というお店に行った。
店構えもメニューも店員さんもほかのお客さんも雰囲気も
ぜんぶ居酒屋らしい居酒屋だった。

世界にはいろんなところがある。
先輩の名言、「行ける範囲なのに行ってないって癪じゃない?」。

「とくにこうしたい、ああしたい、っていう欲求がないんですよね」という後輩。
何かないか、あれはどうだ、これはどうだ、と
彼女の欲求を沸かせようとみんなで言い合ってみたけど
いいものは見つからなかった。
でも欲求なんてないほうがいいんじゃないかとも思う。
私は彼女のことがすごくうらやましい。
彼女はさらっとしていてかっこいい。
これからもひらりひらりと歩いていくんだと思った。

もうひとりの先輩のお仕事が終わったところで、
土間土間に場所を移してまたのんだ。

先輩がビアードパパでシュークリームをごちそうしてくれた。
三人で食べた。シュークリーム立ち食い。

後輩の子ひとりと、チャリで並んで帰った。
その子はよく「自分はだめだ」、というようなことを言う。
何事に対しても真剣だから、悩むんだと思う。
私の適当さを分けてあげたい。
とすれば私もその真剣さを分けてもらうくらいでちょうどいいな、と思った。
ふたりの真剣さと適当さを、混ぜるといい具合になりそう。
ときどきこうやって話すことで
少しずつやったりとったりしてるのかもしれない。






2007年1月18日木曜日

ピノキオになる木曜日


どうもよくない日中を過ごす。
ちゃんとしていないな。バチがあたる。

先輩たちとのんだ。@八剣。
課題とかシュウカツとかで忙しい中を無理を言って来てもらった。
絶対(ノリとか)合うんじゃないかなあって思ってて、会わせたかった2人。
♀先輩と私は知り合い、♂先輩と私は知り合い、
♀先輩と♂先輩は初顔合わせ。そういう3人。
いつの間にか♂先輩はシュウカツ仕様の黒髪短髪になっていて
さらにおとこまえだった。
「ほらやっぱりカッコいいでしょ」と
あたかも自分の手柄のように、にやにやする。
♀先輩の顔のひろさには驚いたな。
世間はせまいけど、動きまわるひとの前ではもっとせまくなる。
ふたりとも自慢の先輩だから
自慢の先輩を自慢の先輩に自慢する、という状況。
鼻が高くなりすぎてピノキオになっちまうよ、と思った。


帰りに♀先輩の家に寄って、本を何冊かいただいてきた。
『速読トレーニング』と『7つの習慣』と『金持ち父さん 貧乏父さん』。
帰宅して、それぞれ少しずつ読んでみた。そのあいだに寝てしまった。
自分とは無縁な種類の本だと思ってたけど、うむ、読めなくないなあ。






2007年1月17日水曜日

水曜日、真夜中のみずうみで


低迷期のはじまり。
(低迷していたのはこれより少し前からだけど
このあたりからはっきりともやもやしはじめた。
はっきりともやもや?…まあよくわからんけどそんな感じ。)

素直に「いま自分よわっている」、って
口に出せたり、態度に示せたりするひとのことが心底憎かった。
心配されたいだけじゃん、まわりの気ぃひきたいだけじゃん、と毒づいたりしてみた。
たぶん自分もそうしたかったんだと思う。
自分もさけんでみたかった。
私だめだあ、って。だれかきいてくれ、って。


「チャリで爆走したい気分だ」と友達から連絡が入ったので
もうこれは走るしかない、って思った。
真夜中、ふたり自転車で佐鳴湖をめざした。
てきとうにすすんで、ちょっと迷いかけた。
へんな道も通った。(浜松って広い。)
なんとか佐鳴湖に到着した。
夜のみずうみがあんなにしんとしているとは思わなかった。
耳をすませたら水音がきこえるくらい。
水際の、真っ暗な道をとばした。(めちゃくちゃこわかったから。)
自転車のライトなしには先が見えない。
一寸先は闇、ってああいうのをいうんだろうな。


家に帰ってからも、体温が上昇したままだった。
外は寒かったのにな。
からだの奥に熱源が仕込まれたみたいになっていた。






2007年1月16日火曜日

なにやってんだ火曜日


遅くまで先輩の家で寝て
家に帰ってからも、まだぐずぐずしていた。
これではいけない、とゼミ室に行ってみたけど
やるべきことは全然すすまない。
あーなにやってんだ!と窓から夕暮れの和地公をみながら思う。


**********************
このあたりに書いたことを思い出した。
なにやら学部のパンフ的なものに私の書いたものが載せてもらえるもよう。
つたない文章ではありますが
大学への、大学生活への、愛を込めて書いたので
よかったら読んでみてください。






バランスわるい月曜日


バイトの書きものであたまを悩ませる。(少しなのに!)
実際にキーボード叩いている時間に対して
書くまでにうだうだしてる時間が長すぎる。
しかも考えてる、とかじゃなくて
エンジンかかる(取りかかる)までに時間がかかる
というだけ。ああ、分かってはいるんだけど。

学科の友達がのんでいるところにちょこっとおじゃました。@八剣。
打ち上げの前夜祭、らしい。
前夜祭ということは本打ち上げもあり、後夜祭もあるはずだ!

先輩とお好み焼き食べに行った。
@道とん堀。ぽんぽこぽーん。
お店は思っていたよりずっと遠くて
チャリで坂道をくだってのぼって、まだ着かない。
ほんとうにあるんだろうか、って不安になった。
お店の看板がみえたときはめちゃくちゃほっとした。
お好み焼きもうまかった。

先輩の家にPC持参してひらいてみたものの、まったくすすまず。
結局先輩の勉強のじゃまをしただけになった。
そのまま泊めてもらった。ぐっすり眠る。






2007年1月14日日曜日

圧倒される日曜日


新聞社でバイト。新年一発目。
なんかお正月をはさむと、ものすごく時間のあいた感がある。

原稿の量も少なくて、わりと早めに終わった。

バイト新入りの子に初めて会った。
元気だなあ、という印象。
声が大きい。笑うところは思いっきり笑う。
何気ない相づちにもすごい力が入っているみたいに感じる。
エネルギッシュ!
「やっぱはやいっすね」「さすがだなあ」「かなわないっす」
早口でほめられて、ついつい、気をよくする。ふふ。






2007年1月13日土曜日

深夜に漫画を読むのは土曜日


ヴィレヴァンでうろつく。
ほしいものが増えるばっかりだ…。
あれもほしい、これもほしい、と思いながら漫画三冊にしぼった。

『ソラニン』??/浅野いにお
夜中に読んで泣いた。
いま読んでよかったな。
大変化の前にあって、
もやもやしてる自分の気持ちを
漫画のところどころで
代弁してもらったような気がする。
これ、これ言いたかったの、っていうのが
たくさんあった。

「夢を追いかけるほど自分は純粋じゃないのも知ってる。
なあなあに平凡に生きることが実はとても困難なこともわかってる。」


「種田は誰かに批判されんのが怖いんだ!!
大好きな大好きな音楽でさ!!
でも褒められてもけなされても、
評価されてはじめて価値が出るんじゃん!?」



『Strawberry shortcakes』/魚喃キリコ
映画を観てから
急に読み返したくなって買ってしまった。
ことばも少ないし
イラストもすっきりしているのに
ひとの気持ちが、そこの空気が、
じんじん伝わってくる漫画。
やっぱり、いいなあ。


フランフランでヨガボールを買った。
ボールは箱入りで売ってあるので
レジで(手をひろげながら)
「このくらいの大きさのボールですけどいいですか」
と丁寧に確認された。
私はヨガグッズを買うようなオシャレピーポーじゃないから
なんかはずかしくて
はやいとこ買って走り去りたかったんだけど。
おにいさんにつられてにっこり笑ってみる。


ZAZAにできた本の王国に行ってみた。
けっこういいなあ。広い本屋さん、すてき!
歩きまわって立ち読みして、気がついたら閉店時間になっていた。






2007年1月12日金曜日

金曜日感じた映画のちから


先輩とデート。
イタリアントマトでごはん食べた。
(お茶するとこだと思ってた、ごはんも食べれるのか!)

浜松東映で
『ストロベリーショートケイクス』を観た。
いい映画だったなあ。
出るとき迷わずパンフレットも買った。

最悪な出来事を乗り越えられたあたしには
なんだってできるような気がしたんだよ


誰かの女になりたいです。
スペシャルな人のスペシャルになりたいです。


原作(漫画)がすきだったから観に行ったんだけど
映画は映画で、それだけですてきだった。
観てほんとによかった!

出てくる女の子4人全員から目がはなせなかった。
塔子(岩瀬塔子)がいちばん好き。ああいう強さにはあこがれる。
強くて、でもすごく弱いひと。胸がぎゅっとなった。
私は塔子みたいになりたいって思うけど
塔子はそんな私のような人間の羨みや嫉妬もぜんぶ背負っているんだろうな。
里子(池脇千鶴)のひょうひょうとしたところがカワイイ。
恋でもしたいっすね、って気持ちには共感!
秋代(中村優子)の菊池を想う気持ちがせつなくてたまらなかった。
冷めててかっこいいのに
菊池のことがどうしようもなく好きだっていう秋代の弱さをいとしく思う。
あのからだ、セクシーさにはドキドキした。
ちひろ(中越典子)には本気で腹が立った。
なんだこいつ、と思った。
でも、そんなに腹が立つのは
自分の一部と重なるところがあるからなのかもしれない。

永井(加瀬亮)がカッコよかったなあ。

あと部屋の中とか風景とか…ぜんぶが生き生きとしていて
映画って空気までもとじこめてしまうんだなって思った。
スクリーンの前でその空気がすうっと伝わってきた。


デニーズでお茶してから帰った。
誰かといっしょに映画を観るというのはこういうところがいい。
映画がすごくよかったから
話したいことも言葉にならないものもたくさんあって気持ちが昂ってた。
こういう日はまっすぐ家に帰れない。

たまたま友達カップルに遭遇して、
いいわねぇって、にやにやしながらみてしまった。
(おばちゃんじゃないか!)






2007年1月11日木曜日

みゃくみゃくと木曜日


新年一発目ゼミ。
年末に出した卒論が返ってきた。

すっごい細かいことだけど
‘みゃくみゃくと’はやっぱり‘脈々と’に赤でなおされていた。
普通に考えたら漢字変換するべきだし
読みやすさからいっても‘脈々と’のほうがいい。
それは分かってる!
分かってるんだけど…‘みゃくみゃくと’、のほうがかわいい気がするんだよね。
…ま、そんなへんなこだわりはいらないよな。
なみだをのんで‘脈々と’になおした。

というかそれより問題はいろいろあるわけで。
ゼミ室に戻ってきたこの日、冬休みが終わった。






2007年1月10日水曜日

がんばるぞコールの水曜日


入社予定の会社@横浜まで出かける。

スーツを着るのも久しぶりで、しっくりこない。
なんかへんな感じがした。
しゃんとせんとな。
ちゃんとして見える、とかカチっとした格好ができる、とかっていうのは
しゃんとした生活の延長線上にあるような気がする。
パっとごまかせることじゃない、って思った。
知らない間に靴のヒール部分が傷ついてがじがじになっていた。
ほらこういうところでぼろがでる。。
あたらしいの買わなければ…。

この日あったのは説明会と新年会、
それと先輩社員の方たちが歓迎会をひらいてくださった。
すごく緊張したけど、
会社のひとにやさしくしてもらえてすごく安心した。
話をきけばきくほど仕事はたいへんそうだけど、ひとの雰囲気が好き。
同期の子たちとしゃべったのもたのしかったな。

新年会でマイクをもって挨拶、ってのもあったけれど…
ほかの同期の子が個性あふれるスピーチをする中で
私は何にも(ほんと何にも)おもしろいことは言えなかった。
「自分の色ださないと居場所がなくなる」ともきいたし、これはまずいぜ。
おもしろくなろう!
(というふしぎな決意。でも本気。)

あとひとつニュース、配属が決まった。
春から小田原ライフがはじまる。
同期の子がめっちゃいい子でうれしかった。
「よかったー!」と叫びたいくらい。


行き帰りの移動中に本を読んだ。
『悪戯王子と猫の物語』/森博嗣&ささきすばる
詩みたい。
独特のユーモアに
不意打ちをくらったり
気づかされて納得したり
おもしろかった。

「練習」を読んで
恋の練習、っていうのを考えてみた。
恋って練習できないから困るな。
ぜんぶ本番だし、その本番はいきなりやってくる。
いや、でも「これは練習だ」、なんていう恋もあるのかな。
練習したい同士だったら成り立つのかな。
恋の練習相手募集。とかどうだろう。

「かぶり」の
僕は、ずいぶんまえに、僕を被った。
には、はっとなった。
私も私を被っていて、脱げない。
どんどん被り続けるしかない。
何も被っていない私はどんなものだったっけ?


帰りはムーンライトながらで。
夜の電車に乗って窓から外をながめていると、
ときどき焦点がずれて窓に映った自分がみえる。
突然自分が視界に入ってきて、考えごとをしている最中、よくびっくりしている。






2007年1月9日火曜日

火曜日ビバップ


朝の有楽街をチャリで疾走。
新年の行事なのか、お店の人たちが通りを掃除していた。

バイトで静岡まで。編集会議。新年一回目。
年末に原稿が遅れたりしていたので
合わせる顔がない、という感じではじめちょっともじもじ。
自分で気まずさをつくるのはよくない…、反省。

みんなめちゃくちゃ忙しいのに
時事ネタに詳しかったり、ちょっとしたニュースをひろってきていたり、、
どこにそんな時間があるんだろう、っていつも不思議に思う。
忙しいからそうなのかな。
動きまわるひとにはおもしろいことが入ってくるものなのかな。

自分のためのメモ。
・どうしてこうしたの?という理屈を持つ
・語れない人たちの声、当事者が自分自身でも忘れていることをひろうことが大事


浜松に戻ると、駅前のツリーがまだ点灯されていた。
いつまでクリスマスなんだ…。

友達とのみに行った。@高田屋。
バイトの友達がいないかな、と期待して行ってみたけどいなかった。
そばとお酒っていいな。
初めて食べたそばがきは、モチモチ。(ところでそばがきって何だろう。)
そば湯で割った焼酎もとろりとしておいしかった。すきな味だ。
平日だったせいかお客さんがぜんぜんいなくて
店内に私たちだけ、って瞬間もあった。なんか贅沢。
カラオケに流れる。(というかもともとカラオケに行こうって話だった。)
「流れ星ビバップ」をちゃんと歌いたい…。
途中で口がまめらず、ぜったいもにゃもにゃとなってしまう。。

深夜の道を歩いて帰った。
あそんだあとにいっしょに帰れるのって好き。
帰るのに時間がかかるのはもっと好き。






2007年1月8日月曜日

あまく絶望する月曜日


姉と小倉まで。
おとうさんにもらった宝くじを換金した。
(当たった分をそのままお年玉としてもらったのです。)
初めて売り場に行った。
売り場の窓口でおばちゃんにわたしたら
専用の機械にかけて、当たり分を計算してもらえる。
へぇ、おもしろいなあ、と思った。
自分で宝くじを買うことはないから
なかなかレアなところをみたな。

銀天街のHotPointでランチした。
内装がちょっとおもしろくて、椅子の配置がクラブ(↓)みたいだと思った。
クラブ(↓)なんて行ったことないけど、イメージで。

浜松に戻った。
私が切符を買っているあいだに
姉は入場券を買っていて
ホームまで見送りにきてくれた。(う、うれしい。)
新幹線の、入場券を買うすべてのひとに幸あれ!

帰りの新幹線も激混みだった。
わたくしUターンラッシュも甘くみておりました。
途中まで座れなくてしんどい思いをした。
広島前で近くのおじさんが席をゆずってくれた。
いや、とんでもない、と首を振っていると
もう降りるからって。
おじさんはもう降りると言ってから、かなりの時間乗っていた。
ひとにしてもらうことと、ひとにしてあげること、
1対1にしようと思ったら
私の場合、ひとにしてもらった分がたまりすぎているな。
少しずつペイフォワードしないとバランスくずれて倒れてしまう。
世界も、もちろん私も。

『東京夜話』/いしいしんじを読んだ。
東京の街が舞台の、短編集。
はあ、東京は…というか
人間の住んでいるところはこんなにひろいんだな
と思った。
世界はひろくて、
それを見つめるものの数も多い。
すてきなことだな。

いい雰囲気の話ばかりだった。
わらえるところはめっちゃわらえた。

それぞれおもしろかったけど
とくに「うつぼかずらの夜」が好き。
めちゃくちゃにたのしいときって
ぜったい、ちょっとさみしい。
いつまでも続かない、
いつかは終わってしまうって
分かってしまっているからだろうか。

(卒業前センチメンタルのせいだけじゃない、
私はいつもちょっとだけさみしかった。
いまだってさみしい。
なくなるのがこわいよ。
それは毎日を、いまこのときをあいしてるってことで
まわりにいるひとたちが大好きだってことで
しあわせなことなのかもしれないけど
時間が流れていく以上、
いま、がここにとどまることがない以上、
このさみしさからは解放されることがずっとずっとないんだって
ひとり絶望してみたりする。
(これを絶望と呼ぶには少しあまいだろうか?あまい絶望?))






2007年1月7日日曜日

日曜日の奏でる音楽


ほとんど家にいた。
夕方おつかいをたのまれて、風ごおごおの寒い中をチャリで出かけた。

ついでに寄ったツタヤにてほしかったCDを発見。ラッキー。
『球体の奏でる音楽』/小沢健二
『大人になれば』以外はじめて聴く曲ばっかり。
弾むような、どこかに出かけたくなるような、
たのしいアルバム!

かわいくて好きだな。
知らない街の海風の中で
クリームソーダなんてのんだりとかしながら
お昼から夕暮れにかけてのゆっくりした時間に聴きたい。

ジャケットがいい。
きれいな海もすてきだけど
写真をみていると
小沢健二に本気で恋していたことを思い出した。
小学生のとき、天使の鍵がほしくて森永ダースを食べまくったの。
(※そういう懸賞があった)

いま聴いてもかわいい。
まだもっと聴きたいな。
またアルバム出さないかなあ、小沢健二。

『Everyman, everywhere』/GRAPEVINE
ただただかっこいいと思う。
『スイマー』とか、いいなあ。
あと『作家の顛末』も好き。
歌詞の意味はよく分からない・・・
けど好き。
ぜんぶがぜんぶ
好き、は分かる、ってわけじゃないんだよね。
(と言ってごまかしておく。)

特典のDVDみて、くらくらした。
これはいけない…いけないよ…
かっこいいよ。


*****************************************
電器屋さんでフラッシュメモリを購入。
保証書発行してもらうときにレジで電話番号を言ったら
「○○様ですね」と確認されてびっくりした。
私、このお店の会員だったらしい。
…あれ、登録なんてしたっけ。
自分でわすれてたくらいだから何年も前のものなんだろうと思う。
どこかに登録した個人情報っていつまでも残るものなんだなあ。
こわいこわい。
適当に会員カードとかつくるの、やめよう・・・。






2007年1月6日土曜日

安心な土曜日


高校のときの部活仲間と会った。
このメンバに会うと、「帰ってきたなあ…」と思う。
(前にも同じように書いたことがあるかもしれない。)
これから先、何年たっても会いたい人たち。
きっと会うんだろうな、って思う。

つじりでお茶して、カラオケで昼間ッからのんで、ふらふらお店をのぞいて、…。
何でもない遊び方だけど、めちゃくちゃたのしかった。

みんなといると、私は安心して、しょうがないひとでいられる。
分かってもらえているのが分かる、っていうね。

みんなに(私は)「いちばんやばそうだけど‘意外に’やっていけてる」
というふうに言われて、自分でも
これから先‘意外に’やっていけるんじゃないかって思った。

さらっと、だったけど
ピンチのときは電話しなよ、と言われたのがすごくうれしかった。
私には電話する人がいる
帰る場所がある
この安心感は絶対必要だなあ。

私もそういう存在でいられてたらいいな。


春からそれぞれの毎日をはじめる、みんなにエール!






めくれた金曜日


小倉で、友達と会った。
待ち合わせの改札前で見つけたとき、別人かと思った。
見た目が変わったのはもちろんだけど
彼女はやんわりと神戸的な空気をまとっていて
関西なまりもつよまっていた。

アミュをふらふら。初売りの中、まだおかいもの熱はあがらず。
靴下屋の福袋だけ買った。
(ほとんどアタリだったけど、一足へんなのが入ってた。学芸会で使えそうなやつ。)

友達はイタリアントマトがお気に入りらしい。
(そしてイタリアントマトは一般にイタトマと略すらしい。)
ケーキにはりついた銀紙を
「ぺりぺりはがすのが好きなの」
と言っていたのが、かわいかったな。
かわいいのつぼ、ド真ん中。
残念ながらそのイタトマは近くに見あたらなかったので
(友達がぺりぺりはがしているところを見たかったなあ…)
サンマルクカフェでランチして、チーズケーキファクトリーでお茶した。

本屋さんもうろついた。
友達が「卒業までの時間があるうちに本をたくさん読みたい」と言っていたので
超個人的おすすめをあれこれと紹介する。

友達とバイバイしたあと、ひとりでラフォーレへ。
いちばん上の階から降りていってぜんぶのフロアを歩いてまわった。
なくなってしまうなんて…ざんねんです。
(※ラフォーレ原宿 小倉は1月28日をもって撤退。)

中古CD屋さんを見つけた。
前行ったときにはなかったお店。わくわくしながらあさる。
中古ものをてきとうにあさるのが好き。おもしろいのが見つかるし。

ヴィレヴァンで、小説の書き方、みたいな本をいくつか立ち読みした。
そういうの…ハウツー本(っていうの?)を読むこと
生意気にも「だせぇ」、と思っていた。
読んでみて「分かった!」「これでがんがんいける!」というのではないけど
けっこうおもしろかった。
どうして今まで敬遠していたんだろうなあ…。
「卓球レポート」も「うまくなるバレーボール」も、「基本の和食」も読んでたのに。


******************************
地元の友達とひさしぶりに会えてよかった。
今回会ってくれたみんなにありがとう。
誰かに言いたかったこと
誰かに言ってほしかったこと
ひとと話して初めてかたちになる。

私は自信がないようにみせかけていて実は自信があって、
でもほんとうは自信がなくて、でもでも…
というふうなミルフィーユのような構造の性格をしている。
だから普段から自分でもわけがわからなくなっているんだけど
ひとと話していると
それを一枚一枚めくってもらえている気がするのです。






2007年1月4日木曜日

木曜日のテレビ


テレビの番組プログラムといっしょにゆっくりまわる一日。

以前は正月番組がだいきらいだ、とトガっていた私だけど
ふつうに楽しめるようになった。
(変わったのは番組ではなくて私。)
世間になじめた感じがしてうれしいけど、ちょっとさみしくもある。

家族でお好み焼きを食べに行った。






2007年1月3日水曜日

思い出せない水曜日


朝から山口へ。
おばあちゃんの家に行った。

おじいちゃんはますます元気だった。
政治とか経済の話はさっぱりだったけど
あほな孫だとがっかりさせてはいけないので
うん、うん、そうだね、と分かっているふりをした。
(ばれてたかもしれんけどね。)

おばあちゃんとあんなにたくさん話したのは初めてだったかもしれない。
「結婚はしなきゃだめよ」とか
「はるちゃんが結婚するまでは死ねない」とか言われた。
そういうのはいいや、と思っていたのをみすかされたのだろうか…。
おばあちゃんおそるべし。
誰に言われてもに気にならなかったけど
おばあちゃんに語られるとちょっと…
せんといけんかな、という気持ちにもなった。ちょっとね。
おばあちゃんおそるべし。

ところで「もうあとがない」とか冗談言っているうちは、ばりばりに元気なもんだよね。


***********************************
夜、小倉で高校のクラス会に参加した。
自分では、わりと定期的に参加していたつもりだったけど
「ひさしぶりだねー」と言われたのでどうやら久しぶりだったらしい。
正直もう、あんまりおぼえていない。

浜松での4年間は短いようでいて
記憶を保っておくには長すぎたのかもしれない。
私の記憶は上書き式。
この先もこうやってわすれていけるかな?(そうすればさみしくない)

クラス会。
名前はだいたい分かるにしても
そのひとと自分がどのくらい仲が良かったか
自分がそのひとのことをなんて呼んでいたか、というところまで思い出せなかった。
とりあえず近くに座っていた男子(という響きのなつかしさよ)と
「いま何してるの?」「どこにいるの?」という同窓会っぽい話をする。
ひととおり話したあとで
「教室ではしゃべったことなかったよね」と言われた。…そうだっけ。
高校のとき私はどういうポジションにいたのか
どんなひとだったのか、そういう自分のことがいちばん思い出せないかもしれない。

もちろんおぼえている子はいる。(あたりまえだ…)
クラス会に行く前にメールで
「話したいことがたくさんあるよ」「会って話ききたいよ」
と言い合っていたのに、いざ会うと久しぶりすぎて
どういう話からはじめていいのやら、ちょっと困ってしまった。
高校で毎日会っていたときは
「なに話そうかな」なんて考えたこともなかった。
あの頃、どんなことを話していたっけ。そんなに話すことがあったのがふしぎ。

もう就職した子も何人かいて、話をきいた。とりあえずしんどそう。
「はるちゃんもぜったい泣くよ」と言われた。…おそろしい。

地元から都市部に出た子のひとりが
「もう(地元に)帰れない、たのしいもん」と言っていて
木綿のハンカチーフみたいだなあ、と少しさみしくなった。
私も地元を出たくせに。

担任の先生も来てくれていた。
生徒のほうは卒業してどんどん変わっていくけど、
先生は老けないなあ、と思った。
少なくとも私から見ている分には。
先生はいつまでも先生だからかな。

なんとなく帰りたくなくて、二次会にまで行ってしまった。
深夜までのんだ。
でもなんとなく、この街でお酒をのんだり夜遅くに出歩いたりするのは違和感がある。
そういうことをしないで過ごした時間が長すぎたからかもしれない。






2007年1月2日火曜日

こつこつを誓う火曜日


病院へ、おばあちゃんを訪ねた。
おじいちゃんにも会った。
ふたりに会うのはとてもひさしぶりだった。

白山神社、恵比寿神社に詣でる。
おみくじは、なかなかいいのが出た。大吉も出た。やった。
「広い大地を耕すような地道な努力が必要」
「あまり勢に乗じて心に驕り起らば其為身をあやまる油断なくつつしむべし」
今年は『こつこつ2007』にしよう。

地蔵さまがたくさん並んでいる場所もまわる。
忙しく拝んでまわった。
拝まれる側は、私以外にも大勢相手にするのだから
もっと忙しいだろうなあ。


夕方から、小倉で友達と会う。
ちゃんと待ち合わせしないで会おう、というのをやってみる。
無理なんじゃないかな、と思いながらも
うろついていたら、後ろから声をかけられた。(すげえ!)

いっしょにお買い物。主にアミュをまわる。
せっかくの初売りなのに、なぜかおかいもの熱があがらない。
なんとなくみてまわった。
ローリーズファームでうすい服を何着か買う。
レジに行く直前に「あ、これ同じの持ってる!」と気づく。
このうっかりぐあい、信じられない。
(ここまで服に関心がなくなるなんて…よくないよくない。)

一方、友達のほうは、初売りにふさわしい買いっぷりをみせていた。
じゃんじゃん見てざくざく買って
どんどん紙袋が増えていくのをみているのは気持ちがよかった。
帰りにスタバでお茶したんだけど
その出入り口のところで友達の紙袋がつかえたのはおもしろかったな。
はねかえされてたもの。
漫画的!って思った。