2006年7月25日火曜日

たまには内緒で出かけようと思いついた水曜日3


ひとりで音楽を聴きに行ってきた。ダスト・トレイル
河野丈洋(GOING UNDER GROUNDのドラマー)の主催するイベント。
Shibuya DUO Music Exchangeにて。

イベント名「ダスト・トレイル」には「彗星の通り道」というような意味があります。
彗星の軌道上では、ダスト(星屑)が拡散しないまま高い密度で残っていて、
それが尾のようにトレイル(尾)を形作っているのです。
そしてそこを地球が通過するとき、
地上からはあの素晴らしく感動的な光のシャワー「流星雨」を見ることができます。

(イベントパンフレットより)

耳の奥で響いて、網膜に焼きついて、全身で感じて、こころがふるえる。
流れてみえなくなったあとでも、
消えないでいつまでも自分の中にのこっている
まさにダスト・トレイルのようなイベントだった。
帰ってきてからも、ときどき思い出している。

行く前は丈さんしか知らなかったので
ほかの出演者の方たちの歌は、はじめて聴いたものばかりだったけれど
どれもほんとうによかった。
なんていい声なんだ!とか
なんだろういまの音は!とか
いまの歌詞もう一回聴きたい!とか
もう私の五感はフル稼動で大いそがしだった。
このイベントに行かなかったら出会えなかった音楽。
ありがとう!って思った。
松千
いきなりびっくりした。ちからの満ち満ちた声!
ギターの音にもハモりの声にもぞくぞくした。
あとで公式サイトのプロフィールみてみたら、
自分とほとんど年齢が変わらないことが分かって「うひゃあ」だった。
「ショー」がカッコよかった。
エガワヒロシ
じぃんとしながら聴いていたんだけど、途中、とびきり元気な曲もあって
アコースティックギターでこんなはじけた曲ができるんだ!とびっくりした。
見てて聴いててたのしくなった。
トークもおもしろかったなあ。
大塚利恵
かわいいひとでてきた、と思った。かわいい!
おもしろい曲がつぎつぎにくりだされておもしろかった。
なんて声だ!と思った。一度聴いたらわすれない声。
歌ってるときの笑顔がたまらなかった。
河野丈洋
丈さんがすぐそこにいる!どきどきした。
私のふくらみきっていた期待をぶちやぶってさらに素敵で、まいってしまった。
声がよすぎる…きれいで、やさしくて、大好きだ!…ほんと、だいすき。
曲は「雨の樹」と「伊豆あたりに」と「ノラ」と
「ハミングライフ」、「Someday Somewhere」(チューリップのカバー曲)
「あおのとびら」(新曲)だった。
…くらくらするくらいかっこよかった。
途中なんだかよく分からないんだけどぎゅっとなって、
マスカラ落ちるの気にもしないで泣いてしまった。
ハミングライフ、ハミングライフ、イン、トウキョウ…

生ってすごい。
その空気はそのときで消えちゃうかもしれないけど、でものこる。忘れないと思う。
最高だった。行ってよかったなあ。

アンコールは出演者全員のセッション。
「風といっしょに〜チヨコレイトパイナツプルグリコ〜」という歌で
これがめちゃめちゃたのしかった。
いっしょに歌った。たのしい!
ちよこれいとぱいなつぷるぐーりこ♪

このイベントではオリジナルカクテルなるものも用意されていた。
出演者のイメージでつくったものらしい。おもしろい。
なにからなにまでたのしいイベントだ!
私は‘ノラトニック’(丈さんいわく脱力系(笑))をのんだ。
ほかのものみたかったなあ。

すてきな夜だった。思い出したら元気になる。






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