2005年7月31日日曜日

水曜日は本の虫になる


塾の自習室監督バイト?日目。8:30〜18:30。
早起きしてチャリで坂をくだる。晴れた。きもちがいい。

はじめてやったからちょっと緊張してたけど、
すぐ満席になって暇になった。持って行った本を読みまくった。

『スローグッドバイ』/石田衣良
この本は短編集なんだけど、私は3つ目の「You look good to me」がとくに好き。
主人公がチャットで、自分のことをみにくいという女の子に出会う話。
美しいかみにくいか、そんなのどうでもいい。
そんな風に思う人ってなかなかいないと思う。
スピッツの『夢追い虫』の
「美人じゃない魔法もない馬鹿な君が好きさ」って歌詞が好きです。
『大宮サンセット』の
「この街で俺以外君のかわいさを知らない
今のところ俺以外君のかわいさを知らないはず」ってのもいい。
言いたいこと伝わったかしら。
つまり、そういうの、いいなあって思うわけです。
どうでもいいかもしれないけど、筆者紹介のとこに写真が載ってる。
前にNHKかなんかの番組でみたときも思ったけど、石田衣良ってかっこいいなあ。

『ちゃんと話すための敬語の本』/橋本治
これはゼミの友達からの借り物。
なんだかやたら丁寧なことばで書かれてるから
はじめのほうは慇懃無礼だなーと思ってたんだけど、だんだん慣れてきた。
あとがきでわかったんだけど、
この本は10代はじめの人たちに向けて書かれたものなんだって。
あーだからかあ。
この本ちくまプリマー新書っていうシリーズからでてて、かわいい感じです。
ちょっと思った。
なにか出版するとき、どの読者層をターゲットにするかっていうのはだいじなことやね。
前にメディアと社会演習の番組発表で
「対象は誰か?」と質問されたとき、正直、
「そんなのしぼらんでみんなに聴いてもらえたらいいやん!」って思ったんだけど
そうもいかないかもね。万人にウケるものなんてそうそうない。
自分に合わせてつくっても、ほかの人にとってどうなのかが問題なんだし。
あ、本の内容からそれた。
じゃあひとつだけ覚え書き。敬語は人と人とのキョリをあらわす。
あと橋本治といえば『桃尻語訳 枕草子』だなあ。
ぜんぶは読んでないけど高校のとき読んでちょっと笑った。

『プチ哲学』/佐藤雅彦
これはかなり好きだった。
イラストもかわいいしわかりやすいし。
わけわからんことをわけわからんように書いてある本ならたくさんあるけど、
わけわからんことをわかるように書いてある本はあんまりない。
本の中にあったんだけど、
哲学(philosophy)=智(sophia)を愛する(philo)
=いろいろ思ったり考えてみることは面白い
ってことになるらしい。
あとどっかで見たことあるイラストやなあって思ってたら
作者の佐藤雅彦さんってNHKのピタゴラスイッチも手がけてるんだって。
この番組も好き。
作者のホームページもあった。ハイセンス。
またこの人の本買おうかなあ。

『西の善き魔女? セラフィールドの少女』/萩原規子
これも部活の友達からの借りものです。
ファンタジーって素敵!どっぷりつかりました。おもしろかった。
こんなにページをめくるのが惜しくなるとは。
こんなに終わりに近づくのがこわくなるとは。
しあわせな時間でした。

休憩中、フランフランに行く。
見ていたら、急に造花がほしくてたまらなくなる。
けど思いなおす。おいおい、買ってなんに使うんだよ。
マックでランチ。

バイト終わってからゼミの友達とカラオケ。有楽シダ。
アツかった…オトコマエな歌が聴けました。
7時くらいから12時過ぎまでいました。時間がたつのは早いものです。

家に帰って、友達とチャットでまじな話になる。
はやく会って話がしたいよ。地元にはよ帰るぞ。
いろいろ考えていたら、明け方が近づいていた。






0 件のコメント:

コメントを投稿