2005年7月23日土曜日

送り出す火曜日


日中、ずっと、家にいて、ひとりで、不自然な姿勢で、本を読んで過ごした。
ときどき本を閉じて仰向けになって目も閉じた。
眠るか眠らないかのあたりをさまよって、うつらうつら。
そしてまた本を開く。
どこまで読んだかわからなくなる。また少しページを戻す。
ぜいたくな時間。
本を読むのはいいことだと聞くけれど、
昼間からカーテンをひいて、クーラーをキンキンにきかせた部屋で、
大人がくだらないというような本を読むのは
イケナイコトじゃないでしょうか。
あ、あたしも大人になったんだっけ(じゃあ大人って誰のことだ?)
聞いてみないとわからないけど、
おとうさんはきっとくだらないって言うと思う。
こそこそとイケナイコトをするのは、気持ちがいいものです。

夜から、バイト先の新聞社の記者さんたちの送別会。
時間があったから先輩たちとプリクラなんて撮ったりして。
久しぶりでたのしかったです。
駅南のしゃぶしゃぶ屋さん。嬉々。
しゃぶしゃぶの作法とかよくわからんけど、おいしかった。
「しゃぶしゃぶする」っていう動詞を知る。
肉うまいなー。
「うまい」とか言わんで全部「おいしい」って言うようにしようと思ってたけど
やっぱり、うまいなー。うまいもんはうまい。
焼酎もうまい。。最近好きになりました。
鍛高譚っていうのをのむ。語呂がかわいい。タンタカターン!
紫蘇からできてるなんてもっとキュート。ほのかに匂いがした。
のんだら紫蘇の味。これいいなあ。

異動される記者さんのひとりは、ときどきお菓子をくれる優しい人。
語らずとも、優しいオーラをだしている。
親しかったわけじゃないけど、
これからバイトに行ったときに目に入る一場面にいないと思うと、やっぱりさみしい。

もうひとりの方は、この日が初対面だった。
鼻にかかった声の、独特な話し方が好き。
会ったとたんに送り出さなきゃいけないなんてざんねん。
話の途中でちょっとだけ記者という職業の話になった。
「ならないほうがいいよ」だなんて言ってた。
ずるいやあ。
イキオイであたしも、「もの書きになりたい」みたいなことをもらしてしまった。
でも馬鹿にされもしなかったし、笑われもしなかった。

いつも本気で将来の夢とか話せない。はっきり言えない。
人が無理だって言うだろうとか、
どう思われるか心配だとか恥ずかしいとか、
まわりのせいにしてばっかりだけど、
いちばん無理だと思ってるのはあたし自身なんじゃないか。
あきらめきれないくせに、わりきったフリなんてしてたらバラバラだ!
本気で考えないといけない時期がきている。
夢は夢で、就職活動は就職活動でって、
わかった顔してべつべつに切りはなしてたら、
本当にべつになってしまう。
しぶとくいきます。

話戻りまして。本の話も少しした。
太宰治が好きなんだって。
「きたもりお」と「さわきこうたろう」もいいって言っていた。
「知らないです」って言ったらびっくりされた。
漢字がわからなかったから、ひらがなで携帯にメモした。
まだ知らないことばっかりだ…。

それからカラオケに行きました。新しくできた、まねきねこ。
きんきらの黄色い看板がまぶしい。
朝6時まで歌いました。ヤホー。

チャリでふらっと帰った。
早朝のコンビニでグレープフルーツジュースとマシュマロを買った。






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