2006年12月31日日曜日

あやふやな土曜日


実家でぼんやりと過ごす。

川沿いを自転車ではしる。
近所の本屋に行った。
(そこは私のオタク心を育てた場所、といっても過言ではない!)
レジで「ありがとうございましたー」と言われて驚愕する。
本屋のおじさんの愛想がよくなっている!やわらかくなっている!
私の記憶の中ではおじさんはいつもむすっ、としていて
「ありがとう」なんて言わなかった。
おじさんの本を売る動作からは「作業」という印象を受けた。
それなのに。どうしたんだろう。

このおじさんのことで、急に自信がなくなってきた。自分の記憶に。
おじさんはもともと愛想がよかったのかもしれない…。
私のあたまの中でキャラクタがねじまげられたのかもしれない…。
私は何でもすぐに忘れてしまう。
私は誰かの、何かの、ちょっとした特徴を大げさに言ってしまう。
私はときどき嘘をつく。
無意識のうちに、自分の記憶を自らぬりかえてしまうことってあるんだろうか。
自分の記憶に嘘をつかれることもあるんだろうか。

ささいなことで、不安になる歳の暮れ。






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