2009年6月30日火曜日

雨で冷ます真夏日


今日も暑かったなあ。
そして今は篠突く雨。
熱くなりすぎた地表を冷やそうとしているような、なまぬるい雨。
暑さに弱いのです。煮える。
わたしの肉体と中身とが、遠くなる。
頭の中で蝉がジーワジーワと鳴いている。

それでなくとも、わたしはちょっとこんらんしている。


木曜日は横浜へ。友達とのみに行った。
話の途中からだんだん雲行きがあやしくなって
笑っていられなくなった。

自分の力ではどうにもならないこと、
それが世の中には多すぎる。
わたしにはそれをどうにかする力も
あきらめる覚悟も無い。恥ずかしい。

疲れとるところ悪かった。
「こんな話をしにきたんじゃない」と言われたのは
まさにそのとおりで。同感。
悪いのはわたしなので、気になさらぬよう。
どうもありがとう。


このところのわたくし。

ひとに会って話をするとき
自分の言うことに対して
違和感をおぼえている。

あれ、なんかちがうな、
いま言ったのはおかしいな、
と思いながら軌道修正もできないまま
話し続けてしまう。

たぶん、たぶんなんだけど。

現在のわたしが(c)。
その目線の先には、
理想とする(a)がある。
でも(a)に到達できないから
(そのための努力が
止まっているから)


一時的に気持ちを逃がすため(b)を見るようにする。
(b)がいくつも生まれる。
でも(a)が視界から消えない。
(c)→(b)と(c)→(a)が入り乱れて
どれがほんとうなのか
わけがわからなくなっている。

わたしはどこへ向かいたいのでしょうか。
どうしたいのでしょうか。何がほしいのでしょうか。

全部うそでした。
とか言って一旦ちゃらにできないだろうか。
そうできないのが人生。なのでしょうか。


先輩からのお手紙、拝受。

ポストを設置しておいてよかったです。
うれしいどうしよう…。
その夜中に、転送先のメールをひらいて驚いてました。

はなしたいことがある。
そして、はなしたいひとがいる。

しあわせだなあ、と思います。
ありがとうございます。


わたしは凝固している。
融解して、昇華したい。


何が起こっても バランスとるんだよ
下降するのは 少し怖くても
心は間違っていないから

(『VISTA』/GOING UNDER GROUND)

GOINGの歌がやさしい。
そう、いつだって心は間違っていない。


帰ろう。

書くのが楽しかったこと、
ほめられるのがうれしかったこと、
誰かの言葉だって素直に受け入れられたこと、
もろもろを思い出そうと。
ゼミにおじゃましようと思っている。

無理して行く。決めた。
先生も退官が近いそうで、
チャンスはあと少ししかない。
なんか今しかないような気がする。

次回の作文テーマは、あのなつかしい「風」らしいし。

あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風にして生きている。
(『風の歌を聴け』/村上春樹)

わたしが初めてゼミに提出した作文も、たしか「風」の回だった。
この言葉があたまをぐるぐるとまわっていた。
たしかそのことを書いたような気がする。

というわけで、7月1日(水)は浜松へ行く予定です。






2009年6月25日木曜日

スローなスタートな休日


ハミガキコがなくなったので、
ストックを探したらオレンジ味だった。

わたしはシャンプーでもメイク落としでもハンドクリームでも何でも
気になるものがあったらすぐ買ってしまう。
いま使っているものが、なくならないうちにでも。

しかしオレンジ味。
よいチョイスではないか。
ちょっと前のわたし、からのささやかなプレゼント。


朝から、洗濯を。
洗濯機の「スピーディ」モードが全然スピーディじゃない。
もう6年以上使っているのだものなあ。
ゆっくりやりたいときだってあるよね。
おやすみの今日は、これから横浜へ。
お買いものと、友達とちょっとのみに。







2009年6月24日水曜日

ちょっと考えたいんだ


わたしたちが落ち着くのっていつなのどこなの。
「落ち着いたら、みんなで温泉にでも行こうよ」
と地元で友達に言ったあと、自分で気がついて、はっとした。

落ち着く予定がない。


降りたら、もう、乗れないのか。

降りたことがないから知らない。



コントロールZしたいようなことばかりだ。

でも、戻ったあと、
次にどのキーを押したらいいのか分からない。


ざわついた気持ちを抱えている。
生きていくというのは、こんなものですか。
ほんとうはもっとかんたんなやり方があるような気がしている。
また、気持ちがざわつく。






サラワレタイ夏に、時雨れれば


凛として時雨TOUR 2009
“last A moment”2009.6.21@Zepp Tokyo

へ行ってきた。
ライブは、とても、いい。

ハカイヨノユメ
想像のSecurity
COOL J
Hysteric Phase Show
JPOP Xfile
Tremolo+A
Sadistic Summer
DISCO FLIGHT
moment A rhythm
seacret cm
赤い誘惑
鮮やかな殺人
テレキャスターの真実
mib126
Telecastic fake show
nakano kill you
感覚UFO



エクスタシー。陶酔境。
不穏な音に切り裂かれる。
うつくしさにトんでしまいそう。
「Tremolo+A」「moment A rhythm」のあとの静けさは
きっと無音よりも静かで透きとおってて
わたしは、ぽかんとしてしまって
あれ、いまわたしどこにいるんだっけ、というくらいになった。(トびすぎ)。
光の演出も、音の世界と調和しててとてもよかった。
緑色のレーザーがひとひとひとの上をすーっと通っていく。
ムラサキ色が3人を照らす。オレンジになる。赤色に染まる。
キラーチューン「Telecastic fake show」
「nakano kill you」「感覚UFO」の流れには完全にやられた。
エキサイト。ノックアウト・わたし。


終盤、TKのメロイック・サインにどきゅん。
ひと波におぼれてあのかっこいい顔もほとんど見えないのだけれど
ギターの音に、声に、存在に、恋してきた。
かっこよすぎます。


ピエール…おもしろい。
なんなのあのドラムの凄さとMCとのギャップ。
Xジャンプ、ハウエバー。めっちゃ笑った。


初めて、前のほうで見た。
わたしはライブに行ってもたいてい後ろから見て楽しんでいて
「前のほうはえらいことになっているな」というくらいにしか思ってなかった。
やっぱり、えらいことになっていた。
熱気。湿度。すごい人口密度。
お隣のひとと密着。前も後ろも右も左も。
へたしたらダイバーがごろんごろんしてくるので、上も。
(一度あたまを蹴られて、グラッときた)。
気がついたらぐあいが悪くなって座り込むひともおり、下にも。
酸素がうすい。ときどき吸える上のほうのつめたい空気が生命線。
(わたしは背が高いからいいけど、ちいさいひとは大丈夫なのかな)。
そしてそのつまりぐあいでみんなおどり狂ってるから
そりゃあもう、えらい騒ぎだよ。

途中、ふとした瞬間、目に焼きついた。
ステージにのびる腕が、手が、指先が、
同じほうを向いていること
その光景がうつくしいと思った。


もみくちゃになって首に巻いていた
前のライブで買ったタオルをどこかへ失くしてしまった。ああ。
汗びっしょりだった。
部活のあとみたいに、Tシャツがしぼれるんじゃないかっていうくらい。
あたまからつま先までフラフラになった。


で、どうしてわたしがそんな前のほうにいたかというと、
いっしょに行った時雨友達の女子がまえへいくぜー、っていうタイプだったから。
新しい世界へ連れていってもらった。

その女子というのは年下のかわいい子で
その甲高い声と軽快な早口しゃべりに
いつの間にかわたしまでちょっと高い声でしゃべっていた。
開演前は「もうすぐだね」「緊張してきた」「たのしみすぎる」って
ふたりで腕時計見ながらじたばたする。
「ライブ終わったら化粧落ちてると思うけど気にしないでね」なんて言われて
ああ、わたしは落ちるほど化粧なんてしてないな、とひどく反省した。
その子の職業すら知らなかったから
「服の販売員」ときいたときは、まじでか…とあとずさった。
(わたしが非オシャレであるために、オシャレ界のひとはちょっとこわい)。
だけどとても、楽しかった。
タイプは違えど、時雨好きっていう点でつながったもの同士。
ライブ後も「薄い顔の男子がいい」「キツネ顔が好きだ」と盛り上がり
しまいには「TKの歌う角度がいい」「TKの鎖骨がいい」
などというあやしいトークに。

チケットゆずってもらった御礼に、とゴハン代を出そうとしたら
「そういうのやめよ。またいっしょに行きたいからさ」とさらっと言われた。
キュンとする。


雨で、もうとにかく雨で。

わたしはZEPP東京の位置がよく分からなくて
(けっこう前にGOINGのライブをみにいったきり)
携帯の乗り換え案内に導かれるまま東京テレポートに降り立った。
降り立ってみて、あ、お台場、と思った。
それならそうと、早めに行ってガンダム見てくればよかった。
いやしかしそんなことはどうでもいいんだ。


ライブ、めちゃくちゃ楽しかった。
11月からのツアー「トルネードZ」にも行きたい。






2009年6月21日日曜日

リズムな夜に


会社の先輩とあそんでもらった。

小田原のシャレヨコ(おしゃれ横丁)にある、Cafe COOでのパーティ。
「リズムな夜」、っていうのに行ってきた。
かっこいいおとなのひと。

すげーカッコイイと思った。
わたしもほしくてたまらなくなった。
何だって、キュートとかおもしろいとかいう先には
とびきりのカッコイイがあるのです。

プラカップを片手にゆらゆらしているひとがおり。
階段に座って話し込んでいるひとたちがおり。
「ワン・ツー」と謎のかけ声でひとさし指を立てるひとがおり。
なぜか怒り口調で、でも目が笑っている、話しかけてくるひとがおり。
ちいさな輪になってテキーラをのんでいるひとたちがおり。

わたしは音楽の種類とかただしいノり方とか
あんまりよく知らないのに、
めちゃめちゃ楽しくてまいった。
なんかちがうところにいけるような。
あたまの中にある時計がすすみ方を変えてしまうような。
なんなんでしょうかあれは。

テキーラパイン。ストロベリージンジャー。ピーチグレープ。・・・。
カタカナのキュートな響きにだまされて
なんだかものすごく酔っぱらってしまった。
わたしを酔わせたものはアルコールだけかしら。なんて。

たのしかったなあ。


***
余談。
ほんとうに思っていることや人生について
語れるようなひとが近くにいること。
ふと踏み入った先での音や声や言葉との出会いや
そこで感じている空気。

わたしが何者であっても。
「今ここにいるということ」。
それだけは素晴らしいことだと思う。

「本当は分かってる 2度と戻らない美しい日にいると」と小沢健二は歌ったけど、
それはわたしにもよく分かっていることなのだけれども、
もうしばらくは「僕は思う! この瞬間は続くと! いつまでも」。
そう思っていたいわたしです。

なんでだか、楽しかった夜の終わりに、そういうことを考えていた。







2009年6月20日土曜日

ひとりやきにく


今日もまた、いやなひとになってしまった。
そうだこういうときには肉だ。肉を食らおう。
ひとりで焼肉を食べてきた。
あまり価格帯を知らない店だったけれど、
えいや、と入ってみた。
上カルビセットを注文。贅沢。
焼いては食べて、食べては焼いた。
超うまかった。

何も頑張れていないから
「自分へのごほうび」とかそういうのではない。
これから頑張るための。ね。

ところで、
ひとりで焼肉食べに行ける女子ってどうでしょうか。
ひかえめな男子におすすめ。肉食女子。


ムカついたらニコっとすればいい。
イライラしたらヘラヘラすればいい。
キレそうになったら爆笑すればいい。

感じよくいこう。






2009年6月19日金曜日

突き抜け派に所属


川もいいね。

髪の色を変えたことについて。
先輩から「ヤンキーみたいになってるよ」と驚かれた。
ごく親しい友人には「福岡でそんなカラーしとるひとは
かよネエ(山本華世)くらいよ」と言われた。


結社「突き抜け派」の仲間に入れていただいた。
毎月原稿用紙20枚分の文章を書く、という会。
書けなければおそろしい罰ゲームが待っている(リアルに無理です)。
しーなねこさんイガラシイッセイさんなどなど
おもしろいひとたちが集う。刺激。バチバチ。

先週の日曜日は、その文章を書いていた。
朝にメッセで「今日は何もすることがない」と言うおもしろ男子の釣りも
泣く泣くスルーし(またあそびましょう)、
途中でコンビニに飲みものを買いに行った以外は、家にこもり続けた。
とは言っても、書いたのなんてほんの少しの時間。
PCの電源を入れたまま寝たり起きたりをくり返し
気がつけば昼になり、おやつの時間が過ぎ、
夕方になりカーテンをひいて、夜がきて、夜中になった。
書かなきゃなあ、と思いながらも
本を読んだり雑誌をめくったり、だらだら過ごしていた。
学生時代の課題のように、追いつめられ朝方。
すごいいきおいで書いた。
習慣っておそろしい。
わたしは締め切りがないと永遠に手をつけない、
というのがはっきりと分かった。
こういうところから変えなくちゃな。


みなさんの文章を少しずつ読んでいる。
こういうものを読ませてもらえるだけでも、楽しいなあ。


なんとなく、書けると思っていた。
書いてみると、ぜんぜん書けなかった。
今回そのことに気づいたところ。

締め切りをひとつ、そこに刺激を加え、時間を少々。
それだけで変わることができる気がする。

突き抜けましょう。






わたしだって終電を逃したい


恵比寿で、のんできた。
わたしにとって恵比寿といえば、
東京都写真美術館とYEBISU STYLE(フリーペーパー)のまち。
のみに行くのもいいところだったんだね。もっとおしえてください。

大学のときのバイトの先輩と
大学のときのバイトの後輩と
大学の学科の同級生とで
のんだ。
わたしとみなさんはそれぞれに面識があるのだけれど
お三方はお互いに初対面。
すてきなひとにすてきなひとをご紹介する、というのは
すばらしいことだ。
だれの方を向いても、鼻が高い。
話がおもしろい。

わたしは休日だったけど、
ほかのひとたちはみんな仕事帰りだったので
男子おふたりのスーツ姿や
女子のお仕事スタイルを見ることができた。モエス!
こういうのも新鮮でいいなあ。

終電の時間がきて、わたしだけ先にオイトマした。(小田原、遠い)。
きけば、そのあとでさらに盛りあがって全員が終電逃したとか。
いいなあ。うらやましい限り。

ありがとうございました。
またのみましょう。

*****
たまたまだったけど。
今回とてもたのしかったので、またこういうのやりたいです。
異業種交流会でもなく合コンでもなく
気軽に「のみ会」、でいいよね。
なんとなく、の出会いが何かいいことを引き起こすかもしれないよ。
「なべてこの世はラブとジョブ」(by『パラレル』/長嶋有)
ラブが生まれるかもよ。ジョブに役立つかもよ。
ただ楽しいだけでもいいのかもよ。
誘ってもいいひと、募集中です。






さみしくても、木曜日


うみにいきたい。

・釣りしたい。
・ゆっくりお茶したい。
・ボーナスシ@うまけりゃいい屋をしたい。
・フォーエバー21をのぞきたい。
・Y150のイベントをめぐりたい。
(チケット持ってます、だれかいっしょに行きましょう)。
・無理してのみに行きたい。
・歌舞伎をみてみたい。
・本を読んでいたい。
・映画館に行きたい。
・部屋を片づけたい。
・先輩の持ってたみたいなポーターの仕事カバンを買いたい。
(このあたりで品揃えいいところ知りませんか?)

・美術館でデートしたい。

OZ magazine (オズ・マガジン) 2009年 07月号 [雑誌]

スターツ出版

コンビニで見て、即買いした。うるおいたい。
だれか、美術館に行きましょう。


恋する四字熟語 (集英社文庫)

佐藤 真由美 / 集英社

を、読んだ。おもしろかった。恋多き才女のエッセイ。
四字熟語って好きだなあ。
けっこう知らないものもあって、読みながらはずかしい思いをした。
けど初めて知ることはいいことだ。得した。
いま好きな四字熟語は「千載一遇」。
「迅速果断」で「起死回生」したい。


今日は仕事が早く終わったので、
デニーズに寄ってコーヒーをのみながら本の残りを読んでいた。
でも目で追っている字が、あたまの水底にまったく染みてこない。
わたしは途方に暮れて、本を閉じる。
携帯をテーブルの上に置く。
だれかから電話かメールがきたら家に帰ろう、と
しょうもないルールを設定して
ひたすら待ってみた。

わたし、さみしい、ひと、なの、です。


回復しました。

昨日、こんなことを書いていた。

わたしは
誰も嫌わないでしょ。
誰の批判もしないでしょ。
誰も責めないでしょ。
誰の悪口も言わないでしょ。
ねぇ、そうでしょう?

わたしは劣等感のかたまりで
実際に自分の非を認めざるを得ない低能力で
だから、誰のことも悪く言えないのです。
自分のことを棚にあげる、ということができない。
棚にあげるくらいなら
引き出しに入れて鍵をかけてしまいたい。

わたしは自分をゆるしていないけれど、同時に、誰もゆるしていない。
やさしくなりたいのに。

強いて言えば、みんな嫌いです。


あたまが悪すぎると思う。
わたしも、そうだけど。


ゆかいなふうにしゃべりすぎたあとには、
決まっていやな気分になる。
わたしはひとと接すれば接するほど調子が悪くなる。

気持ちがうまくいっていない。


じんましんが出たらいいなと思っていたら
ほんとうにじんましんが出た。

気分が悪くなっていやな汗をかく。
吐き気がして生つばがたくさん出る。
耳鳴り止まず一時的にバランス感覚が著しく低下する。
指先が冷たくなってよく動かなくなる。

あの夏、グラウンドで倒れたときの光景が思い出される。
自分のまわりのすべてがばかばかしいと思っていた17歳の、頃。
足りないのは酸素か血液か、
それとも気持ちなのか。
精神的なもの、なんていう
安易な理由付けはときにひどく残酷なものです。

まっとうに、社会生活を営みたい。
人波にまぎれたい。


もうかえりたいです。



さらにひっくり返って。
ほんとうは、みんな好きですよ。これは本心。

気持ちのあがりさがりがはげしすぎて、
自分でもついていけない。
今のわたしはここにおりますので、大丈夫です。






2009年6月17日水曜日

美容師に恋をする2


美容室へ行ってきた。の、町田の。
行きたくなったので、予定を早めてしまった。
美容師のおにいさん、あいかわらずかっこよかった。
黒タンクトップの上に、またもや透けた柄シャツ…。基本、透けたいんだな。

縮毛矯正とカラーをやってもらった。
やったことない髪色に挑戦。
カスケーディングカラーというらしい。
全体的に(わたしにしては)あかるい色にしてあって
前の右がわと左後ろとで、さらにあかるい毛束をつくってある。
美容師さんは「やってみませんか」とききながら
すでにほかのひとに薬剤の指示を出していた。
さてはわたしが押しに弱いことを見抜いておるな。
でもいいの。むしろぜんぶ決めてほしい。
仕上がり、けっこう気に入っている。

その美容師さんの何がいいのか、考えてみた。
・顔がいい。
 目のしゅっとした感じがたまらない。
・髪型がすてき。
 長めハネハネ、あかるい髪色がよく似合う。
・ほそい。
 ものすごくいい体型をしていらっしゃる。首が長い。
・発声のしかた、しゃべり方が好き。
 かすれ気味の声が耳に心地よい。
 「こんにちは」と言うだけにしても、ちがう。ぐっとくる。
・話がおもしろい。
 正月の神社で、タンクトップ1枚でフランクフルト売ってたひとの話。
 町田に出没するへんなひとの話。かみさま、というひとが気になる。
 どうしても部屋がアジアンテイストにならない話。など。
 わたしが美容師さんに興味をもっているせいか、
 ぜんぶおもしろくきこえる。
・笑顔がいい。
・手がきもちいい。
・(かっこいいのに)親しみやすい。
 「なんかここ暑くないですか」
 「僕だけですか」
 「ものすごい汗かいてるんですけど」
 「どんだけ暑がりなんだっていうね」
 あまりしゃべらないわたしに向かって、よくしゃべる。
 そばで作業手伝ってた後輩美容師さんに
 「○○さん、すごい寒い日にひとりだけ半そでだったじゃないですか。
 あれすごい嫌でしたよ」とか言われている。
 ずるい。かっこいいのに、なんか変。

海外ドラマの『OC』と『ロズウェル 星の恋人たち』をすすめられた。
「DVDみといてください。今度ドラマの話しましょうよ」
今度?
・・・ああ、またわたしが来ること決定しちゃってるんだ。
さわやかに商売上手。

「つぎ、いつにしましょうか」ときかれて、また予約を入れてしまった。
「じょじょにやっていきましょう、じょじょに」。
じょじょに、って何を?と思いながら。
こんなふうにすすんで同じ美容室に行き続けることって、
今までに無いかもしれない。
かっこいいってすごいなあ。

見習いたい。
わたしも、また会いたいひと、になりたい。






2009年6月11日木曜日

日曜日は予定を入れません


まずい。まだぜんぜん書いてない。
自らを追い込もうと思って
400字詰め原稿用紙20枚を書く(6月15日まで)という
同人誌企画の仲間に入れてもらったのだけれど
ほんとうに追い込まれてしまった。
友達に電話をかけて相談したところ
「20分かあ」と言う。
いや、20分じゃなくて20枚だよ、と思っていたら
映像の世界では原稿用紙1枚分がだいたい1分間に換算されるらしい。
彼女は映像をつくる仕事のひとなのです。

彼女が書こうと思ってあたためている話、
というのをおしえてもらった。
電話でききとりながら片手でキーボードを打ってメモした。
こまかい設定やその風景描写まであって
(たぶん彼女のあたまの中には映像としてできている)
もうそのまま自分で書けばいいやん!という感じだった。
それを分けてくれようとするなんて…。
こんなぎりぎりのわたしに書かせるにはもったいないと思った。
彼女は「作品は、出し惜しみしちゃいけんのよ」と言っていた。

いつか、の夢。
わたしが書いたものを彼女が映像にする。
まだおぼえているだろうか。
ごめんね、わたしぐずぐずしてて。開花しよう。


ということで、今週の日曜日は書くことにあてます。



このごろは家でも外でも雑誌ばかり読んでいる気がする。
もうこれ以上ファッション誌的なものは部屋に増やすまい、
と思っていた矢先にまたステディ.を買ってしまった。
付録でミラーがついていたので。
わたしアンチ付録派なのに…ときどきほしいものがあって困る。

おもしろかったもの。

BRUTUS (ブルータス) 2009年 6/15号 [雑誌]

マガジンハウス


『写真がどんどん上手くなる。』
必要なのはルール設定、なのらしい。
わたしは今のところ「余計なものを入れない」というところを目指している。
ブルータスの特集はいつも欲しいところをツいてくるなあ。


今日はおやすみ。
このまま夜にするには惜しいから、
急に美容室に予約を入れた。
日曜日は時間がないものとして、今日は読めるだけ読もう。
山積み、って感じだ。






出会いはつぎつぎと


一橋大学のKODAIRA祭(学園祭)に行ってきた。
中村航講演会〜突き抜けろ!学生時代の滑走路!〜を聴きに。

国立駅周辺は緑が多くていいところだった。
大学生はきらきら輝いていて楽しそうで
ほんの一瞬だけど、大学生になりたいなあ、などと思った。(あぶないあぶない)。
模擬店のカキ氷の行列に並んでいたら、わたしの直前で
「ストローが切れましたのでまたあとで来てください」と打ち切られた。
そういうところも学祭っぽい。
ステージの吹奏楽の演奏なんかを見ながら
ホットドッグとたこ焼きを食べた。満喫。
*写真は本文とまったく関係ありません。

中村航さんの講演へ。

会場で、しーなねこさんと、ひのじさんにお会いした。
あ、しーなねこさんだ、と思って近寄ると
隣の席にきれいな女性が座っていたので
目をあわせなければよかった…とはげしく後悔した。
「ひとの恋路をじゃまするやつは」とは昔からよく言ったもので
いち男子といち女子のあいだにまざろうとすると、ろくなことがない。
わたしは豆腐のカドに頭を打って死にたくはない。
などとぶつぶつ考えていたら。
そのきれいな女性が、「ひのじです」とニッコリ。
ええええええええ!これはまた、驚いた。
ひのじさんというのはネットの海の中では面識があった。
実際に会ったこともないのにわたしが興味をもって
メールを送ったりしていた方だったのだ。
すごいこともあるものだ。
ひのじさんは青い上品なワンピースで
揺れるサラサラ髪でおっとり美人の微笑みで
知性を隠しきれていない、でもおもしろいひとだった。
知り合いになれて、すごく得した気がした。

本題。講演、よかった。

中村航さんはめちゃくちゃかっこいいひとだ。
かっこいいのはもともと知っていたけど、
やっぱりかっこいい、と重ねて思った。
言うことがかっこいい。好き。

講演の中で、とくにわすれたくなかった話。
・何かをつくることしかおもしろいと思えない。ということに気づいた。
・有利か不利かという情報処理ではなく、物語(たくらみ)をもつこと。
 物語はつよい。自分をたすけてくれるもの。
 自分の信じられる物語をもつこと=自分もうれしい、まわりもうれしい。
・好奇心を発揮することをサボらない。
 何かおもしろそうだと思ったらそれをやってみる。
・(リスクをおってでもチャレンジするとかそういう話ではなくて)
 考えやもっているものが自分のビジョンと乖離しているのであればそれを埋めるだけ。
・いっこ書いてみたらなんか分かる。
 どういうことがかっこいいんだろう?やさしいんだろう?ということ。
・満足しないから書くのでは。


来場されていたフジモトマサルさんとのお話もおもしろかった。
・目標ができたらモラトリアムは終了。
・だんだん出口がせばまってくる。


ひとに(とりわけ尊敬するひとに)言われることで、
クリアになることは多い。
ほんとはわたしにはもう、分かっていたはずなんだ。
現実と夢は対立する関係にない。
そのあいだを埋めていく。ただそれだけ。
わたしはわたしの物語、を。
好奇心を発揮することさぼらずに。

***
講演会のあとで、すごいことが起こってしまった。

タンバリン先輩とハーモニカさんと
しーなねこさんとひのじさんとで四ツ谷へのみに行った。

これまで「かっこいいですね」とか「モテるでしょう」とか
「すてきです」とか「好きです」とか「あいしてます」とか…
わたしがそういうことを言ったすべての男子に謝りたい。
いや、ぜんぶ本心だし、うそはひとつもないのだけれど
でもそれでも・・・
いちばんかっこいいのはこのひとなんよ!(力いっぱい)
タンバリン先輩はほんとうにかっこいいのだった。

とてもたのしかった。ゆめのようだった。

新宿でラーメンを食べて帰った。おいしかった。
人類の歴史の中で、
のんだあとラーメン、を考えついたひとに敬意を表したい。
そういえば博多ではとくにラーメンを食べてしめる、というのは一般的で
「ラーメンを食べに行こうか」というのは
「そろそろ帰ろうか」というおひらきのサインなのらしい。
『博多花丸・大吉式 ハカタ語会話』で読んだ)。


わたしはタンバリン先輩のことが好きなので、
タンバリン先輩がしーなねこさんのことをたくさんほめているのをきいて
嫉妬のほのおに焼かれていた。嫉妬ぐるいそうだった。
酔っぱらった帰り、電車の中でしーなねこさんに
「わたしはしーなねこさんになりたいです」と訴えると
「春昆布さんは、春昆布さんのままで、いいんですよ」
と穏やかな口調で言われた。
そういうたぐいのことならばこれまで幾度となく言われたことがあるけど、
なんだかこの言葉は信じられるような気がした。
ああ、ますますしーなねこさんになりたい。

突き抜ける。チルドレンになる。
タンバリン先輩の気をひくことに力を注ぎたい。
不純な動機なのかもしれないけど、
わたしを動かすのはたぶんそういうことなんだと思う。

***
あとからあとから思い出して
考える材料がわいてくるような
エネルギーになるような
そんな日だった。
ポケットの中の缶からひとつずつとりだして食べる、ドロップみたいに。






指先にまでアルコールが


みごとに酒にのまれてしまった。
中目黒で、出張中の大学の先輩にお会いしてきた。
先輩は日頃うじうじぐずぐず言っているわたしを
スペシャルな夜に呼んでくれたのだった。
たのしいひとたちに会わせていただいた。
お仕事の話をききださねば、
わたしに興味をもってもらわねば、などとぐるぐる考えていると
緊張しすぎてガチガチに。
ぜんぜん上手にしゃべれなかった。
相手方に「そんな緊張しなくていいよ」
「ほんとは会いたくなかったでしょ(笑)」とか言われる始末…。
わたしのばか!チャンスの浪費家!
でもとてもたのしかった。

川沿い、鍋メインのいいかんじのお店だった。
うどんがめちゃくちゃおいしかったな。あとアスパラも。

働くことはお金をもらうこと。
その中にたのしさがあったら、いいよね。
という話をきいた。
酔っぱらって絶え絶えの記憶の中に
おとなのひとたちの声が思い出される。

何よりも先輩がわたしのことを気にかけて
この会に呼んでくださったことがうれしかった。
先輩は、あこがれのはたらくオンナ。
スーツケースがよく似合う。
先輩を見ていると、
仕事も恋もあそびも何もあきらめることはない
ぜんぶ手に入れることはできるんだよ、という気持ちになれる。
上にひっぱりあげてくれるようなパワーをもったひと。

のんだくれてカラオケではしゃいでみたりした。
わたしは普段あんまりノリのいいタイプではないので
エグザイルのぐるぐるまわるダンスに加わって
いっしょにやったことなんか
思い出して自分で驚いた。

ただのみすぎたのか疲れていたのか
お酒がまわりにまわって
指先までアルコールに浸されているような感覚をあじわった。
久しぶりの大失敗。
いろいろなことをあんまりよくおぼえていない。
先輩と池袋のホテルに向かう途中、
うまく歩けなくて靴が何度も脱げた。
それを拾いに数歩戻って、また履いて歩き出したらまた脱げたりしていた。
先輩もこまったでしょう。
途中で寄ったコンビニで買ってもらったチーズを
ホテルでもぐもぐ食べながら寝ていた。なんて女。はずかしい。
快適なお部屋の、ふかふかダブルベッドでぐっすり眠った。

翌朝、先輩といっしょにゆっくりした朝を過ごした。
ひとといっしょの朝ってしあわせ。
外でお茶してお話しして、バイバイした。
タイトなスケジュールの中に
わたしとの時間を入れてくださってうれしかったです。
ありがとうございました。






2009年6月5日金曜日

海の青さと


やつらはいつも突然。

夜、仕事が終わって携帯をひらいたら
ひとりの友達から10件以上の着信が入っていた。
なにごとかとおそるおそるかけなおしたところ
「いま大井川こえてるから」と、たのしげな声。
いま、…いま?
時計をみると、もう日付が変わろうとしていた。
夜を越えて、大井川を越えて、
あのふたりが浜松からやって来るというのだった。
車をはしらせて。

朝起きたら、「着いたよ」とメールが届いていた。
ほんとに来たんだ…。
出勤前に小田原のデニーズでいっしょに朝食をとった。

なんていうか…最高だな、と思った。
うらやましいよ。そういうめちゃくちゃなところ、最高だよ。
うれしかったなあ。

■■■
大学の後輩と、鎌倉であそんできた。
その後輩とは、バイトがいっしょで
彼女が大学1年生のときから仲良くしている。
若くて、明るくて、元気いっぱい。
そんな彼女がもうしっかりはたらいているなんて、驚いちゃう。
時間のたつのは、本当にはやいなあ。
(誘ってくれてどうもありがとう。またあそんでください。
お互いたのしんでいきましょう、いろいろと)。


『タイヨウのうた』の大ファンだっていうその後輩。
そのロケ地を巡りたい、ということで
(そういうところほんとカワイイと思うんですけど!)
いっしょに江ノ電にゆられて歩いてきた。
七里ヶ浜。
映画の中で出てくるバス停なんだそうだ。
でも撮影時とだいぶ様子が変わっているらしい。
この階段、かなり重要な場所なんだって。
階段の上にのぼってみる。
海へ。
堤防の上に座って、足をぶらぶらさせながら(ちょっとこわかった)
いっぱい語った。
このままいつまででも話していられる、と思った。
ものすごく日焼けしていることに、あとになってから気がついた。
腕なんか半そでの線がはっきりついているくらい。ああ。
海ってすばらしい。わたしも入りたい。
天気がよかった。太陽さんさん、海が青くて、きもちよかった。
わたし(左)と後輩(右)。

海のみえるカフェーでしらすを食べた。
歩いているあいだにも
行ってみたいお店がいっぱいあって困ってしまった。

鎌倉駅近くの踏み切り。ここで感動シーン、なのらしい。
後輩があまりにうれしそうなので、
わたしも『タイヨウのうた』、みたくなった。近々みよう。
そうとうムネキュンらしい。






2009年6月4日木曜日

目の前に、巨匠


大阪へ行ってきたときのこと。

大学の先輩と、大阪在住の友達とも会ってきた。
久しぶりでうれしかったな。
あたまの中で東方神起がとまりません。
曇り空。時折、雨。
頂点。
先輩の提案で、サントリー天保山ミュージアムへ。
「安藤忠雄建築展 2009 対決。水の都 大阪VSベニス」をみてきた。
安藤忠雄さんご本人が会場にいらっしゃっていたのにはびっくり。
ギャラリートークをきいて本にサインをいただいたりした。
(本についてはいま途中なので、読み終わったらまた書きます)。
ものすごいエネルギッシュなひとだった。お話がおもしろい。
・自分で生きていく責任感
・「こうしたい」っていう構想力と実行力、忍耐力が大事
・人生、仕事は自分の思うようにはならない
・建築はデザインではなく、ものの考え
・自分が社会の中でどうつくられているか
安藤さんは「絶望的です」を連発していた。私的流行語の予感…!
「大阪は終わっている」とか言いながらも、あふれる大阪への愛。すてき。

元気ださなきゃ!わたしも!と思った。

見た目にうつくしい、すてきな建築の写真や模型をみてまわった。
おもしろい。実際にその中に立ってみたい。直島とか。
あめあがり。
大阪よいところ。






煙草はピストルじゃない


もらってばっかり。
このままじゃ返しきれない。

ひとに何かあげられるひとに。
わたしはあなたに何かあげられます、と表明できるひとに。
安心させるひとに。頼られるひとに。期待されるひとに。
なりたい。なろう。


いろんなところにペンのインクをつけてしまう。
買ったばかりの白いスカートに
ボールペンをつけてだめにしてしまったときは泣きたくなった。
今日はベージュのジャケットの襟元にペンの赤色がにじんでしまった。
腕や手のひら、指先にまでペンがついている。

・・・のろわれている。(ただの不注意)。


久しぶりに、キャッチにあった。藤沢で。
「わたし手相を勉強していて、よかったら、」とおきまりのセリフ。
「あまりに目が輝いていらしたので声をかけてしまいました」。
幸薄そうな女が近づいてきた。
前に名古屋でまったく同じふうに言われたことがある。
マニュアルでもあるのかな。
いや、急いでるんで、と振り切ったら
背後から「あなたの今を、生きてください!」と
しぼりだすような声が追いかけてきた。(え、なにそれ…)。


がらにもなく、プリクラの画像を携帯の待ち受けにしている。
携帯をひらくと、かわいらしい友達2人といっしょに写るわたし。
顔の横でダブルピース。そして満面の笑み。
ああ、たのしいんでしょう、そうでしょう。
それをみると、毎度、脱力…。
なんだかいろんなことが何でもないふうに思えてしまう。


帰り道に酒匂川のほとりで。
「おとりあゆ」のノボリの前を通って
昨夜同じ場所でそれを見たな、と思った。
その間隔がえらくせまい。

夜から夜が、ひどく短い。


夜、ひとりでいるとき。
だれかと話したいなと思うことがあっても
だれに電話をかけたらいいのか分からない。
みんな、わたしよりずっと大変な思いをして生きている気がする。
そんなひとに、よりかかれない。
携帯のアドレス帳の名前の並びをいったりきたりして
結局、ぱたりと閉じる。目も閉じる。

だれかによりかかろうだなんて
あまえちゃいけないのかもしれない。


この部屋にはもう、煙草の箱がない。

わたしに喫煙の習慣はないけれど、
少し前まで、ときどき煙草を箱から引きずり出して
1本、2本、火をつけることがあった。
火をつけるだけ。それを見ているだけ。
だめになりそうなときに
自分が悪いと思うことをして
気持ちを落ち着かせようとする試み。
(スモーカーのみなさんごめんなさい。
自分が吸わないだけで煙草を吸うひとは好きです)。
いつかその話をしたとき、
とある先輩(もうたぶん会うことはないであろう先輩)はちょっと笑って
「いや、煙草はピストルじゃねぇぞ」と言った。
そうですね。火をつけても、何も変わりませんでした。

煙草の箱がない。
まだ残っていたはず。
家に帰ってから、しばらく探してしまった。
部屋の中を落ち着きなく、歩きまわったりなんかして。
捨ててしまったような気もしてきた。
もう使うことはないと思ったわたしがいたのだろうか。
大丈夫になったわたしがいたのだろうか。

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日曜日に行った藤沢のジュンク堂はアツかった。
大きな本屋はやっぱりいい。

一昨日昨日で読んだもの↓

少女マンガが読みたくなって。

宙返りヘヴン (マーガレットコミックス)

斉藤 倫 / 集英社


誓いの言葉 (マーガレットコミックス)

斉藤 倫 / 集英社


2冊同時発売はズルい。でもうれしい。
斉藤倫のイラストはけっこう好きだ。(この機能で表紙の出ないのがざんねん)。
『誓いの言葉』の表題作が好き。ドキドキ。
動きのあるシーンがすてき。指先とか。
あとスーツが格好良い。

ほしいマンガがいっぱいある。

本屋でうろついていて思う。
お仕事マンガが増えた気がする。
ひとつの専門的な職業をとりあつかったようなの。
ただわたしの目に付くようになっただけなのかな。
と、思って「お仕事マンガ」で検索したら
たまたまアヴァンティの特集がヒット。
アヴァンティっていうのは福岡でフリーペーパーとか出してる会社。
コレ2006年の記事…。気づくのだいぶ遅いわたし。


私らしくあの場所へ (講談社文庫)

角田 光代 / 講談社


角田光代、大道珠貴、谷村志穂、野中柊、有吉玉清、島本理生の
「女と男と車の物語」を集めた本。短編。さらっと読める。
本屋さんで十分立ち読みできる分量だったけど、
一作目の『ふたり』/角田光代がよかったので買ってしまった。
自由なわたしでも、いつか不自由を選ぶときがくるのだろうか。
しあわせな不自由。
あと『遠ざかる夜』/島本理生がよかった。
島本理生、完全に好きな作家。
ひとの中にある薄暗い部分。
それを不安に思う感覚、がいいと思う。
『BODER』/有吉玉清のラストが好きだ。

勝てる広告営業。―50のキーワードで知る

戸練 直木 / 誠文堂新光社

Ten days after,での紹介をみて。
なんかすごいタイトルで手にとるのもドキドキ。
とてもおもしろかった。

2009年6月2日火曜日

風は涼し この夕べ


遠き山に 日は落ちて
星は空を ちりばめぬ
きょうのわざを なし終えて
心軽く 安らえば
風は涼し この夕べ
いざや 楽しき まどいせん
まどいせん

『遠き山に日は落ちて』/堀内敬三



今日の帰り道、ふと思い出して、いい歌だなあ、と思った。






2009年6月1日月曜日

海に臨む


大学の友人たちと、葛西臨海公園に行った。
わたしはたいへん楽しかったです。
またなんかやろう。あそぼう。


あいにくの荒天。風がつよすぎて歩くのもたいへんだった。
海はいつでもすばらしい。
遠くにはシンデレラ城が見えた。
「ささいなことにも、大きな拍手を」。
大道芸人のひとの訴えていた一言が
わたしにはとても印象的だった。
そうだよ。ささいなことにも。そうやって楽しく生きていこうよ。

公園内、葛西臨海水族園へ。水族館好き。
公園にはポピー。
原っぱで草相撲とかしてあそんでる大人たち。
いつまでたっても変わらない気がするこの空気。
見ていて気持ちが安らいだ。
強風のため、観覧車は運転見合わせ。ざんねん。


東京駅周辺をさまよい歩き、パスタを食べて帰った。
シャンパンをごちそうになった。
「ボンゴレうめぇ」がつぼ。叫びたい。ボンゴレうめぇ!
うすぐらいテーブルで語らう。
評価の方向はひとつじゃない。
ゆるす、ということ。ギブアンドギブアンドギブアンドギブアンドギブ。
・・・
みんないろんなことをよく考えている。
その話、わたしに分けてください。