2010年6月30日水曜日

みるきくはなす渋谷サンデー


閑話休題、振り返り日記に戻る。


友達と、まる一日あそんできた。
この春に上京してきた彼女に
「わたしのモチベーションをさげさせんようにいっぱい会ってね」
と言ってもらえたのはうれしかった。
こちらこそひっぱりあげてほしい。
最近の様子を見ていても、
彼女は東京に行ってほんとによかったなあ、とよく思う。
彼女くらい自由に動けるひとは、東京くらい広くて深い場所がちょうどいい。

kawara CAFE&DINING  宇田川店でランチ。
ここたしかどこかほかの店舗に行ったことがあるんだけど
なかなかよい。ほどよい。
彼女がいまつくっているショートムービーの、
企画書を見せてもらうなどする。
何かつくってるひとってやっぱり好きだ。
話がおもしろいし、よいエネルギーがいっぱいでている。ごちそうさま。
完成した作品をみるのがすごくたのしみ。


映画『川の底からこんにちは』を観た。@渋谷ユーロスペース。
友達が「スクリーンに近い席が好き」と言うので前のほうで鑑賞。
わたしはいろんなことに対してあんまりこだわりのないほうなので
こういうひとのちょっとしたこだわりに触れたとき、うらやましくなる。
ひそかにぐっときている。

映画、よかった。すごくよかった。
終わって席立つときに顔を見せられないくらい泣いてしまった。

無理なことなんてない、あきらめるな、がんばれば大丈夫、
みたいな目をつむって上を向く姿勢、をよしとして
わたしは今まで生きてきたから
今を、自分を、ちゃんと見ることを避けてきたような気がする。
そればっかりじゃうまくいかないことも増えてきたところだったのです。

しょうがない。しょうがないからがんばる。

それってすごい気持ちの持っていき方。
それなら分かる。それならできるよわたしも。
わたしこんなにだめなんだから、だから、がんばるしかない。
一度自分のところに目線をもってきてから、
それから上を向く。それってうんとポジティブ。
元気になれる映画だった。いっぱい泣いた。


時間があったので、わがまま言って
フライングブックスに寄らせてもらった。
予約していたCD『オーディオビジュアル』を引き取りに。

オーディオビジュアル

小林大吾 / FLY N’ SPIN RECORDS

これがまたすごくいい。
心地よいリズムに忍ばせたするどい言葉。
その言葉の選び方のお洒落さといったら…!
とくに『ジャグリング』って歌が好きだ。
‘日々とは気分にまではたらく重力とのたたかいだ!’

これは前作『詩人の刻印』からだけど、『手漕ぎボート』。


ちなみに本人のブログ「ムール貝博士言行録」もおもしろい。


劇団、本谷有希子の『甘え』を観てきた。@青山円形劇場。
舞台というものを初めて観た。
びっくりした。そこに何もないのになんか、みえる、んだよなあ。
すごい。あれが舞台ってやつなのかあ。

頭でいくら考えても、自分を変えることはできない。
じゃあどうすればいいのか?
何か決定的に自分を変えられるもの…。
まんまとわたしはお芝居にそう思い込まされたのかもしれないけど
お話の結末は、その答えになるような気がした。
発想としてはよく分かる。
そうすることで、甘え、から解き放たれるのではないの。

水橋研二の色気。残念ながらわるいひとが好きだ。
あの声がいい。ぞくぞくする。

おもしろかった。

メモ/本谷有希子インタビュー
(と、土佐有明さんすごい…。)
夜這い、不道徳、深いエンタメ。
観劇したあとでたいへんおもしろく読んだ。
ひとの価値観を揺さぶること、常識の概念を変えること。
それができたらどんなにいいだろう。

舞台、これからいろいろ観にいきたいなあ。


すっかり夜になって
この日観た映画のこととか舞台のこととか、
日常のこととか恋愛のこととかえろいこととか
居酒屋でビールを飲みながらいろいろ話した。
それぞれに楽しくやろう。
ときどき会って共有していこう。交換していこう。






2010年6月29日火曜日

閉じてきた


ここにいたくないです。
部屋を片づけて、
荷物を小さくまとめて、
できるだけはやく出ていきたい。

もしポストに手紙のくるようなことがあれば、捨てといてください。


はっきり言ってめんどくさいのです。


わたしのいなくなったあとにも
ほとんど何も変わらずまわっていく世の中、
を想像して安心している。


ぜんぶほしい/うそ/ぜんぶいらない


求めて放して。
好いて嫌って。
開いて閉じて。

アップダウンがはげしい。






2010年6月24日木曜日

おしゃれ歩きとカオスな夜


表参道を歩いてしまった。

活字で知ってるトウキョウの地名が少しずつ少しずつ
自分の中に風景としてインプットされていく。
おいしくてやさしいごはんのお店に連れて行ってもらった。
家のごはん、ってこうでありたい。
ほうっとなる、やさしいごはんを食べた。
いつかおかあさんみたいな食卓をつくれるひとになりたいものだよ。


あとで、ひとりでも歩いてみた。おしゃれな街もこわくない、大丈夫。
そういえばこの日の原宿は、
労働組合がデモ行進をやっていた。


友達と、破滅ラウンジ@NANZUKA UNDERGROUND(渋谷)に行ってきた。
すごい音が鳴り響いている。積み上がったPC。
ひとがごろごろしながらインターネット。
チカチカ光りながら流れていくことばも。
めちゃくちゃだった。
破滅って何。ギークって何。
あとでいっしょに行ったみなさんといっしょに天狗でのんだ。
おもしろいひととひととがつながって、
もっともっとおもしろいことになればいいなと思った。
楽しいカオスな夜になった。

しーなねこの記録:日曜のこと。吉祥寺の陶芸展。渋谷の破滅ラウンジ。
ひのじの日記:chapter3.破滅ラウンジと天狗ナイト@渋谷






2010年6月23日水曜日

しあわせは公園にある


原宿駅で待ち合わせ。なんかそれだけでドキドキする。
待ち合わせのひとたちの群れをを見ながら、ドキドキする。
待つひと、来るひと、来ぬひと、会うひと。
原宿にいるひとたちはちょっと小倉に近い。と思うのはわたしだけかな。

代々木公園のブラジル・フェスティバルに行ってきた。
ここではしょっちゅういろんなイベントをやっているみたいだ。
代々木公園イベント&フリーマーケット&フェスティバル情報

フェスすごい。その場にいるだけで気分が高揚。
主に肉を食べる。
太陽の下でお酒を飲むのは最高に気分いい。
ビール(やはりブラジルのを)はあたりまえにおいしいし
モヒートはすっきりしてて
初めてのんだラムのショットはあまくて楽しくなった。
ステージではごきげんな音楽。
ミンナガンバーロー!タイヘンダケドガンバロー!
みたいな歌に、ぐっとくる。そうだガンバロー!
もうすっかり夏で、公園は広くて、きもちがよかった。
芝生だし噴水だし気球もとんでるし。
ハッピーの集まるところ。
空は高いぜ。
芝生でごろごろした。土の匂い。太陽のエネルギー。草の冷たさ。
しあわせだなあ、と思った。
ただ、しあわせだなあ、と思った。
そのまま真空パックにしてとっておきたいよな幸福感。
視覚。聴覚。嗅覚。触覚。どうかおぼえていて、おぼえていて。

ぐるぐると公園周辺を歩いたあと、
マメヒコというカフェに行った。
レモンケーキがとてつもなく、おいしかった。






最後のタバコに火をつけるGW6


GW最終日は小田原で過ごした。
近所の洋食屋さんが店を閉めると知って、ひとりでランチに出かけた。
シャワー浴びたままの髪で。Tシャツで。ビルケンのサンダルで。手ぶらで。
なんていうお店か書こうかと思ったけど、住んでいるアパートと近すぎるので割愛。
そういえば、小田原に住み始めた頃にも来たのだった。
あれからもう3年もたつのかあ、としみじみするとともに、
3年もたってしまった!と焦る。


先輩から連絡をもらって、駅のほうへ。
地元のひとたちが祭りをやってた。
神輿が次々とお店に突っ込んでいく。神輿が入ってくると店は商売繁盛なんだそうだ。
小田原城の下の屋台が並んでいる中で、
まっぴるまからビールやハイボールを飲んだ。お日さまさんさん。
衝撃的な発表を聞いて、とりあえず飲んだ。
おなじみ庄屋に行って、また飲んだ。
それからカラオケにも行った。歌った。
これで最後だ、と言っていっしょにタバコを吸った。
メンソールでスースーした。冷房が利きすぎた部屋でよけいにスースーした。
よく考えたら、最後も何も、わたしにはそもそもタバコ吸う習慣がない。

気持ちがザワザワしたまま休日が終わる。
それでよかったのかもしれない。
あたまの中や予定が完全に整理できたことなんて、これまで一度としてない。






寝覚めのトークショーGW5


眠りの深い深いところまで。
泳いで潜って沈んで。
ときどき浮上して浅いところで遊ぶ。
そしてまた夕方まで寝てしまった。デジャヴ。


新大久保へ。ネイキッドロフトというところに行った。
お笑いトークラリー特別編
「ラリー遠田×岩崎夏海〜もしM-1に挑む若手芸人がドラッカーの『マネジメント』を読んだら〜」
を観覧。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

岩崎 夏海 / ダイヤモンド社


あの‘もしドラ’の著者の岩崎夏海さんのトーク。
へええ、ほおお、と思いながらきいていた。
売れる本のつくり方の話がよかったなあ。
対象の絞り方とか。PUSHよりPULL型の営業とか。
お笑いとかテレビとかの知らない世界の話も。
あと、これからはとにかく、ライブがくるらしい。なま。
エンターテイメントの世界にいるひと、おもしろい。

話の中に出てきたカポーティ。
そうだ、映画がたいへんよかったなあ、と思い出したのでメモ。

カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



こういうイベント初めて行ったから、だいぶ衝撃的だった。
こんなのあるんだあ、って。
世の中ではいつもいろんなことが起こってる。
おもしろいこといっぱいキャッチしたいなあ。
そのコツのひとつには、おもしろいひとたちのそばにいること、
があるんだろうね。たぶん。






2010年6月18日金曜日

先輩と奥さんとわたしのGW4


新婚なう、の大学の先輩とその奥さんが
小田原に遊びに来てくれた。
笑顔がかわいい彼女は、ベトナムのひと。
このひとが笑うとわたしもうれしい、というようなひとだ。
国際結婚たいへーん、と流暢な日本語で話しながらも
もう最高しあわせそうな奥さん。そして先輩。
先輩よかったなあ、奥さんよかったなあ、と交互に見ながら
わたしはずっとへらへらしていた。

わたしも海外、行ってみたいなあ。
知らないところを見てみたい。

3人で北条五代祭りを見に行った。
小田原市最大の祭だけに、それはもうすごいひとだった。
道を歩くのも横断するのも一苦労。
小田原城の上から。快晴。
あんなにたくさんひとがいる小田原って
ほとんど初めて見た。


2人とわかれてからお台場へ。船の科学館のあたりを歩いた。
海はいい。大好き。
あと、大江戸温泉物語に行った。
ところどころつっこみどころがあふれていてかなりおもしろかった。
もやっとだらっとゆるっとする。






2010年6月14日月曜日

眠ってはまた眠るGW3


朝がきて、おひる過ぎて、夕方になって、
ようやくゆるゆると起き出した一日。
アメリカンなハンバーガーを食べに行った。
アボカド大好き。うまかった。
行ってみたいなニューヨーク。

Tokyo salonard cafe : dub(ダブカフェ)
あまいのを飲んであまいのを食べた。


なんにも気にしないで、
眠りたいだけ眠って、
おなかも空いたしじゃあまあそろそろ出かけようかなんて
そんな日があってもいいじゃない。






鮮やかすぎるGW2


友達と恵比寿であそんできた。
この日ごはん食べたのどこのカフェだったっけな。
ひとにおしえてもらったところを
自分の手がらであるかのように案内したのはたしかだ。

ゆるーっと待ち合わせしてゆるーっと
写真家・蜷川実花の企画展「ニナガワ・バロック/エクストリーム」を
見に行った。@NADiff A/P/A/R/T(ナディッフ・アパート)
色がきれいでこの世のものとは思えない。鮮やかすぎる。
何かでだれかが書いてたけど
生きるとか死ぬとかそういう境目にあるような色だと思う。
うつくしい沢尻エリカとのその色の組み合わせは現実感がなくて、
やっぱりこことはどこかちがう世界のものみたいだった。

鮮やかな水色の中に、赤色の金魚が2匹。
やわらかいくちびる。
こんなちゅーがしたい、と思うようなポストカードを一枚、自分用に買った。

写真を見終わってから、中の本屋さんでぶらぶら。
長い時間いろいろ見てまわった。
いっしょに本屋さんに行けるひととは、だいたいうまくいく。
これはわたしがなんとなく思っていることだ。


前日わたしも参加した「脱出」の
打ち上げ的飲み会@目黒に参加させていただいた。
かぶりものがあったり、ブルマ的な何かがあったり、
ゆかいな飲み会だった。たのしくてのみすぎてしまった。






脱出しなかったGW1


今年のGWは、初めて地元に帰らなかった。
いいのだろうか、というくらいゆっくり過ごした。

夜中に熱帯のような大雨が降って、からっと晴れた朝。
住んでいるアパートの下の増水した田んぼに
ギターとアンプが捨てられていた。



ゆりかもめに乗って、お台場まで。
ゆりかもめに乗るのってそれだけでなんだか興奮する。
とくにぐるっとまわるところ。
お友達のみなさん5人と、
東京リアル脱出ゲームvol.5 「マジックショーからの脱出」に参加してきた。
@東京カルチャーカルチャー。
話題のあそびらしい。初参加。
手をロープでつながれて、南京錠。ドキドキ。
チーム(だいたい初対面)で問題を解きながら、
部屋から脱出するための方法を探っていく。
ゲーム、むつかしかった。脱出ならず。次こそは…!


はしゃぎすぎて振り切れて回転を続けるようなテンションの高さで
この日は笑ってばっかりいた。めっちゃたのしかったなあ。
クルマの展示場のゲームで遊んで、みんなで観覧車に乗った。
一周するあいだに飛行機をいくつか見たら
しあわせになるっていうあれ、何機見たらいいんだっけ。
みんなでごはん食べて、夜になって、お台場はきれいだった。
「あー口説きてえ!」と叫ぶ男子あり。
たとえば女の子を口説くなら、こういう場所。
夜の海はおだやかで、遠くも近くもキラキラしていた。
月がまるかった。


ひのじの日記:リアル脱出ゲーム@お台場
CHOP-ME-NOT DIARY:リアル脱出ゲームに行ってきました。