2010年1月7日木曜日

おしゃべりのシモキタ


下北沢は何回行っても道に迷う。


男子大学生と下北沢であそぶ、の巻。
陽気なイタリアンでランチした。
研究や春からの就職先についてや
バイトなんかの学生生活の話をきいた。
彼はお酒の研究をしているらしい(醸造学というそうだ)。
お酒といえば、ぜんぜんちがうけど、
わたしの近しい友達は
お酒の席でのコミュニケーション的なものを卒論にしてたなあ。
世の中にはいろんな種類の勉強があるものです。
へーとか言いながら古着屋とか行く。
まだわたしもそんなに変わらないつもりだったけど
大学生と自分との隔たりは思ったより大きいような気がした。
若いってすげえ。
とりあえず、就職してもがんばってください!


ひとりでぶらぶら、
路上ライブに耳を傾けたり、雑貨屋をのぞいたり、
ヴィレヴァンでガールズラブ(というの?)の本を熱心に読んだり。


夜、シモキタ女子会へ。
突き抜け派(噂の同人結社)ガールズ3人で。
ステキ和食屋に連れて行ってもらった。
これがまた、すごく雰囲気のいいお店だった。
こういうところを知っているというのは
生活の、気持ちの豊かなひとであるなあと思った。
ステキ女子の領域。
上品なお料理をひとつひとつ堪能した。
見てうれしい。食べておいしい。
甘味。
黒糖焼酎。お酒も美味しかった。

ガールズトーク、たのしかった。
豆乳が女子に効く、とか
なにかセミナーを開いて儲けよう、とか
アブラが好き、とか。
かわいくてきれいなふたりにかかれば、
えろい話でも高尚な話題のようにきこえてくるからふしぎ。
わたしは気持ちがふわーっとなって、ひらきすぎて、
気づけばかなり酔っぱらってしまっていた。
ずっと笑っていた。

***
ひのじの日記:大いなるあれが豆乳を勧めてくる@下北女子会






2010年1月6日水曜日

冬の夜の電飾の


恵比寿はおそろしいまちである。
ブロッコリーみたいでキュート。
イルミネーションの王様・クリスマスツリー(勝手に決めた)。

写真美術館があるから何度か行ったことあったけど
ガーデンプレイス…こんなすてきなところだったなんて
知らなかった。ぜんぜん知らなかった!
わたし恵比寿の実力なめてた!

世界最大級のバカラ製のシャンデリアなのだそうだ。
ところでバカラって何?
どうやらフランスのクリスタルガラスメーカーのことらしい。
運んでくれてきたひとに、こころからありがとう。
きれいだったなあ。きれいとしか言えないくらい。
好きなものを「好き」と言うよりほかない。それと似ている。

「歓びのかたち」
イルミネーションにはそう名前がついていて
ほんとに、そのとおりだと思った。

ああ、それにしてもあぶないまちだ。
キラキラの前ではあたまの中がしろくなって
気の利いたことばが出てこなくなったりする。
ほとんどしゃべれなくなったりする。
ああおそろしい。

ことばをこえるものに触れたとき
わたしのことばは無力なのです。

それでまた、あたらしくなろうとする。

「何も言えない」
その瞬間をあじわおう。

ことばをこえるもの、に出会って
こころがいっぱい動いて
またあたらしいことばをつくる。
そんなふうに過ごしていけたら、
わたしは最強になれると思うのです。






2010年1月5日火曜日

なにもかも、キラキラ


あの、ひのじの日記でとりあげられたことでも知られる
ロジェカフェ(恵比寿)に行ってきた。
たいへんおしゃれであった。ウキウキした。
ふと絲山秋子の小説『アーリオ オーリオ』のことを思い出して
アーリオオーリオを食べた。
口のまわりをオリーブオイルでテラテラさせながら。
でもおいしかった。

袋小路の男 (講談社文庫)

絲山 秋子 / 講談社


すてきだったので、また行きたいと思って
場所をおぼえるために外観パチリ。
しかしこの写真では何処にあるのかまったく分からない。
おしゃれ経験値があがった。


オペラシティ(初台)に行った。
行ってみたかったの!
超クリスマスしてて、いい感じだった。
はしゃぎすぎて、タッチすると鐘が鳴る、
みたいなものにまで手をだしてしまった。
そうだよ、ロマンティックかぶれとでも言ってくれ。
とにかく「ひろい!」施設。
とことん贅沢にスペース使ってる感じ。
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]をぐるりとしてきた。
ストロボ・ライトによって見える
「ジャグラー」の動いている光景とか
動きによっていろんな電波を受信する
「フリークエンシー&ヴォリューム」とか
メディアアートの体験とか
いろいろおもしろかったなあ。
中でもわたしは自分の心臓の音が光と音とで表れる
巨大な装置にドキドキした。
自分の心臓の音があまりにはやくて、
やばい、とそれにまたドキドキして、
さらにまた、はやくなった。
なんてことないエクセルシオールカフェで
のんだラテがおいしすぎて
なんでこんなにおいしいんだろう!と
ふしぎでしょうがなかった。
浮かれすぎなのであった。


新宿に向かって歩く途中、都庁へ。
みあげる。ザ・新宿、のイメージのビル群の中を歩く。
夜の展望台が、あんなに浮かれた場所だっただなんて知らなかった。



新宿駅のそばのイルミネーションも。
キラキラはキラキラでも、
とくべつのキラキラ。
目の前をキラキラさせているのは、
電飾だけなのかしら?






2010


あけましておめでとうございます。
振り返り日記の途中ですが、ここで新年のごあいさつを。

2009年はたいへんお世話になりました。
2010年も超よろしくおねがいします。


今年の抱負は、
ぜんぶやる。
です。
選ぶとか、バランスとか、あんまり考えない。
それがだいじなら、すきなら、ぜんぶやる。
わたしは足りないのだから。
やりたいことはぜんぶやる。
ほしいものはすべてもらう。
すきなひとにはみんなあう。


いい年に、しましょう。

***
ヨロシクハガキは順次発送いたします。
忘れた頃に届くから、ちょっと待っててネ!
ハガキがあと半分くらいあるので
まだまだ絶賛受付中です!!
(いや、ほんとおねがいします)。
ほしいひとは
harukonbu@gmail.comまで、
住所・氏名をお送りください。

***
冬休み終わって、明日、仕事始めです。
また小田原に戻ってきました。






2010年1月2日土曜日

文学と笑いの日曜日


第九回文学フリマ@大田区産業プラザPiO(蒲田)に行ってきた。初めて。
好きな小説家の長嶋有さんのサイトなんかで見て
もともと興味があった文学フリマ。
この日Twitterで大学の後輩などが本を出すというのを見て
それはおもしろい、よし行こう、と決めたのだった。
きっかけってだいじ。
いきおいってだいじ。
なんの予習も無かったからさぐりさぐりだったけど、
刺激的でおもしろかった。
こういう世界があったのか、って。
ちょっとちがうかもしれないけど
コミケの文学版みたいなもの、なのかな。
ぐるぐる歩きまわって見る、見る。
ブースも見本誌もすごくたくさんあるから、
あの場で初めてなにか見つける、見つけてもらうっていうのは
ドラマティックではあるけれども
すごいたいへんなことだ。
それがフリマのおもしろいところでもあるんだろうけどね。
事前のネットでのアピールとか、
パンフでの紹介文、ポップも含めてのブースのつくり方、
まずはひらいてもらうための表紙・本のつくり…。
自分の書いたものをひとに届けるために
みんなあらゆる手をつくすのだろうなあ。
そういうの、なんか興奮する。
ひとりで行ったので、大学の後輩(じつはそんなに知らない)に
テンション高めに話しかけて
あとで猛烈なはずかしさに襲われたりする。
文学フリマ、自分もなにかしら出したいなと思った。


この日の収穫。
『東京天竺』
長嶋有さんが関わっている、というので即買い。
学生さんがつくっているようです。
中村航さんのインタビューも載っててラッキーだった!
『つヤ部報』:
つヤ部というのがあるらしい。
これ、これを買いに行ったのです。
本気でふざけたら、
ここまでたのしいものができるんだなあ。
おもしろいひとって、いるなあ。
だいぶ個性的な小説もマンガも
ラブやネット業界の勉強になることも。
いろいろがひしめき合っている。
こういうざらざらしたのって好きだ。
編集したひとがとくにすごいと思った。


ちょっとつかれて帰ろうとしていたら
駅までの道で迷って蒲田八幡宮。
とりあえずお参りしておみくじひいたら大吉。
境内でひとり小躍りしていたら、電話がかかってきて
M−1の準決勝@よみうりホールへお誘いが。(大吉すごい)。

なまで見るなんてすごい。
次から次にめちゃくちゃ笑った。
この日、39組みたのらしい。
わたしはお笑いにけっこう疎いので
知らないひとも知ってるひともいたけど、
総じておもしろい、と思った。
おもしろがるのに、笑うのに、いそがしい。


有楽町でごはん食べて帰った。
ゆかいなかんじになりすぎて
自分のストーカー自慢などして、
なにやっとるんや!と、あとで思う。
たのしすぎると、わたしは、やりすぎる。
でもやりすぎくらいがちょうどいいよね。
(だめだよって、だれか言ってやって!)

いっぱいエネルギー感じて
わたしもやっちゃうよ!とふつふつキた日だった。