2009年7月29日水曜日

諦めて赤ペン


どうしてこういうことになるのだろうか。
ふつうに仕事をしているつもりなのに、
いつの間にか腕に赤ペンがてんてんてん。
なんなのこれ。なんなのわたし。

なんとストイックなことよ。
ロフトの上を整理していると、
数年前(おそらく大学2年生くらいの頃)の手帳が出てきた。
最後のページに「諦めは日常の自殺である」。
あきらかにわたしの筆跡。
わたしが諦めたくなかったものって、なんだっけ。
おぼえているひとがいたら、連絡を、ください。

***
メガネがこわれた。
買いに行かねばならない。
あたまがよさそうにみえるメガネがほしい。

***
だめだ、こんなんじゃだめだ。

***
わたしが嫌いなひとは、
たぶん、わたしのことが嫌い。

高校のときの先生に書かされた
自分のプロフィールの中に
「嫌いなタイプ」
という欄があったので
わたしのことを嫌いなひと、と迷わず書き入れた。
あなたはどちら側ですか?
わたしの敵ですか?味方ですか?
大人になった今でも、
必死に問い続けるわたしはみっともなかろう。

肯定して、だれか肯定して。わたしを肯定して。






2009年7月27日月曜日

わたしはわたしとなかよくする


わたしからみえているわたしと
あなたからみえているわたし
ちがっていてあたりまえなのです。

すきにみればいい。
わたしはそのわたしと、うまくやるよ。






ギラギラ・ヨコハマ


友達と、横浜デートしてきた。
とにかく暑かった。
太陽ギラギラ、容赦なくわたしたちを焼く。
ものすごく日焼けしてしまった。
いまだに皮膚の下、からだの中が熱をもっている。

歩きながら何かつまもうと、くりだした中華街。
だけど暑すぎてそれどころじゃなかった。
てきとうなお店に入ってランチ。ひるから生ビールをのんだ。

横濱バザール3階のブックカフェ関帝堂書店
ジャスミン杏露酒をキューっとした。
友達がのんでいたジャスミン藍苺も美味しかった。
(藍苺、でブルーベリー。かわいい)。
ほどよくほおっておいてくれる、いいカフェだったな。
また行くと思う。

山下公園で太陽に焼かれる。
海を前にたたずむ男女がたくさんいたけど
実際あんな暑いところ、長時間いられないよ。
おそらく彼らはそうとう我慢強い。
愛の力は暑ささえも超えるのかしら。

いっぱい歩いた。

ひとが多すぎてまいった。
お茶するのにもひと苦労。
歩き歩いてたどりついたワールドポーターズの中のL.A.S.T
チーズケーキを食べた。
いっしょにのんだジンジャーエールはおかわりができたので
のみすぎて、「ジンジャーづかれた」と友達に言いだす始末だった。
お店のひとがカッコかわいいひとばかり。
友達とこっそりにやにやしていた。
カウンターの中でタバスコやシェイカーを投げて
後ろ手でキャッチする、というパフォーマンスを
それとなくやるので、いちいちハラハラしてしまった。

友達が「女優さんに似てますよね、」
と店員さんに声をかけられていた。
「あの、デスノートの映画に出てた、あのひと」。
戸田恵梨香であった。
年齢をきかれて、「ええ!まじですか、みえない・・・
大学2年生くらいかと」と驚かれていた。
かわいい子は、男子の視線から隠れられないのである。
素直にうらやましい。

***
わたしの、ここのところの悩みのひとつに
友達と会ったときにちっともおもしろい話ができない
というものがあった。
それで今日も
わたしは身のある話ができだだろうか
この子は貴重な休日にわたしと会ってよかっただろうか
と、うじうじ考えていた。
好きなひとと会ったあと、
たのしかったあと、わたしはとても不安になる。


小田原駅新幹線改札近く、わかれる間際。

「身のある話なんてしなくていいんだよ。
わたしたち損得で付き合ってるわけじゃないじゃん。
永久にそうでしょう」
と、友達が言った。
すごいな、と思った。

あそんでばっかりでろくでもない生活を送っていたあの頃だけど
わたしはきっと、そこで
大切な大切なつながりを築いてきたんだと思う。
わたしはあの頃を愛している。
そこで築かれたつながりは深まって広がって
もっと愛せるこの先をつくる。つくろうと思う。
これからもどうぞよろしく。

また会おうね。近いうちに。

***
日にあたりすぎて、思ったよりずっと
体力を消耗しているようだ。
あたまのいたいのがおさまらない。






2009年7月25日土曜日

カウントダウン


7月31日は、
わたしの誕生日です。

みずから予告しておきます。
もうすぐ25歳になります。
「ああ、今日は」と思い出してもらえたら、ちょっとしあわせです。






あなたがここに


わたしの大好きな小説家・中村航の
小説『あなたがここにいて欲しい』に出てくるスポット
を巡るツアー、「ツアーあなここ」を開催した。
同じく中村航の小説が好き、というところでつながった
宇宙男子・しーなねこさん、ポラロイド娘・ISOISO、
夏まで待てないマーメイド・ひのじさんといっしょに。

あなたがここにいて欲しい

中村 航 / 祥伝社



***
ツアーについて、くわしくはこちらを。
しーなねこの記録:「あなたがここにいて欲しい」ツアー in 小田原
■ひのじの日記:あなたがここにいて欲しい@小田原ツアーに参加してきました
この日のことで書くべきことはここに書かれている、
という感じです。みなさん楽しんでもらえてよかった。
確かなのは、わたしが超たのしかったことです。

***
新松田駅に集合して
しのび屋で寿司を食べた。ボーナスシ。
すごい寿司だった。感動の。
ライブのようだった。
やさしい味も情熱的な味も、いろんな味を含んだすごいセットリスト。
なんかもう、こういうものを出されると
こころがゆさぶられるなあ。
「おいしい」としか言えない。
おいしすぎて、それを形容することばが見つからない。

そしてここで聞いた話は、
わたしも懐の中に入れておこうと思う。
とてもいいことを聞いた。

食べ終わって満たされて
駅までの川沿いを歩きながら、
電柱に隠れてみたりした。
みんなで歩いていると
3日前にひとりで来たときより、100万倍たのしかった。
歩いているだけで顔が笑ってしまう。

***
小田原城へ。
とてつもないきもちよさの中で、
この日2回目のビールをのんだ。
いくらでもこうしていられるな、と思った。
ぼんやりして、何も考えられない幸福感。

***
大雄山線に乗る。
五百羅漢駅のあとのゆるいカーブで、
太陽が沈むのを見たかった。
ゆられながら、窓の外が金色にひかっているのを見た。
穴部駅で降りたら、ちょうど虹が見えた。
ひのじさんが「祝福されている」と言ったのは
ほんとにそのとおりだと思った。
空がきれいだった。

***
みんなが写真を撮っていたのでわたしも撮った。
日曜日はお休みの、守屋のパン。

最後にシャレヨコの扇屋でのんだ。
失われたものはとりかえせるし
突き抜けられるし
注目も得られるし
かっこいい男子とも出会えるし
すべてはこれからだ、と思った。これから。
しあわせな日曜日だった。






やがて、まわりはじめる


ふりこはゆれる。
ヤンキーとファンシー、
宇宙と生活、
わたしとあなた、
感情と理性、
夢と現実、
自分のやりたいことと外側から求められていること、
それらはけっして対立しない。

もう一方を否定しないこと。
すべてはひとつのフィールドの上に立つ。

いずれ、何もかもが回転しはじめる。
だから大丈夫だ。
大丈夫なんだよ。






夏がここに


とある休日。
新松田駅から歩いて、
特別なお料理屋さんに行ってきた。
そこへは昨年の冬、自宅から自転車で行ったことがある。
ひとをお連れしたいと思ったので
駅からのルートを下見に。(その話はまた次のエントリにでも)。


ひとりランチしてきた。
何も言わずにのれんをくぐったのに
カウンターに座ってお料理を待っていると
「去年来たひとだよね」と言われてびっくりした。
わたしなんか1回しか来たことないのにおぼえてるんだ。すごい。
やっぱり、おいしい。ここはおいしいよ。
そして大将(という呼び方でいいのだろうか)の話が刺激的だった。
メモしたかったけど
こころ動かされることが次から次に繰り出されるので
聞き逃してはもったいない。そのまま聞いていた。

***
大満足で酒匂川の川沿いを歩いた。
また日焼けしてしまった。
もう、夏のまん中だね。






ギフ・ウエディング


岐阜に行ったときのこと。

***
大学のときお世話になった方の、
結婚お披露目会に出席してきた。

新幹線で名古屋へ。
そこから電車(鈍行)で20分かからない。
岐阜って思うよりずいぶん近い。
駅前をうろうろした。
関ヶ原ウォーランドに行きたかったのだけれど
思っていたよりも関ヶ原は遠かったみたいで、あきらめた。
ここはまた改めて行こうと思う。生首運ぶ足軽が見たい。

バスに乗って岐阜城へ行ってきた。

城が、山の上にある。
下から眺めると指先でつまめそうに小さい。
城へはロープウェイでのぼる。金華山。
城まで歩く途中にはリス村がある。
城とリス。なぞの組み合わせ。
ひとりで行ったのに、ロープウェイに乗る前に
すばやく記念写真を撮られた。当然わたし微妙な表情。
買わないよそんな写真。

ひとりで歩いていると、
家族連れとか学生のグループとかに
「写真撮ってください」と声をかけられた。
いっそ、こちらから「写真撮りましょうか」
って声かけたいくらいだった。
中でも城の真下、ベストポジションで撮った
老夫婦の写真はよかったと思う。
旦那さんのデジタル一眼で、ぱちり。
コレ!っていう一枚が撮れた。
ふたりともきっちりお洒落してて、笑顔がいい。
「THE夫婦」「THE観光旅行」という感じ。
ふたりとハイタッチしてわかれたいくらいだった。
わたしはひどく疲れていたので、
城にのぼる前からすでにへとへとだった。
ロープウェイを降りたあとで「まだ歩くのか」とぐったり。
場違いなパンプス。ヒールが削れる削れる。
ひとりは楽だけど、
こういう楽しみ方ができないのがソンだよね。
城周辺を歩いていると
こういうところへは誰かといっしょに来たいなあ
と思った。高校生みたいなデートしたい。


***
名鉄新岐阜駅前の、スクランブル交差点。
何気なく歩くここにも、物語が宿る。

***
夕方、先輩たちと合流して
おいしいトルコ料理の店で夕食をとって
快適ホテルにチェックイン。(先輩さまさま。大感謝です)。
それから、行っちゃいますか、ってことでカラオケへ。
カラオケってこんなに楽しかったんだ…。
先輩の東方神起レパートリーがめちゃめちゃ増えてた。
それで超うまいの。かっこいい。
ジムでボディコ

2009年7月24日金曜日

とけていく休日


今日はお休みなのに
生理痛で雨で
わたしは部屋の中で寝転がってコーラをのんでる。
つめたい水に浸かりたい。
新しいananの出るペースで、
ときの流れのはやさをもう一度を感じる。
読み終える前にまた次のが出ている。
コンビニで表紙買いしてから、
まったく読んでないうちに次の号が出ていることもある。

携帯のメモに
「日曜日が足りない」
と、あった。
日曜日は、くり返しくり返しやってくるのに。
ほんとうに足りないのは、何。

わたくしブーム。

体操の内村航平選手がかっこいい。かわいい。
深夜の大会ダイジェスト番組に見入る。
(わたしスポーツ番組ってあんまり好きじゃないから、こういうことって珍しいことだ)。
あのからだの動きのうつくしさといったら・・・!
胸が高鳴るよね。

集英社のデジタル読み物サイトレンザブロー
前にも書いた気がするな。ここで書いたのかな。
この中の、回文連載『終わりは始まり』/中村航・フジモトマサルを
読むためにのぞいているのだけれど
ほかの読み物もおもしろい。
フォトギャラリー『東京ねこ景色』/橘蓮二が好き。おしゃれ。

そうだ。好きな写真のあるブログを紹介しよう。
hand,made
これがほしい、こんな写真が撮りたい、と思う。
トイカメラ写真日記
色がきれい。こんなふうに撮れるんだ。おもしろいトイカメラの世界。
透明と音楽と鳥たちとモノクローム
まったく知り合いではないのに、気になってしまうすてきなブログ。
写真もちがう世界のもののよう、だけど言葉にもドキっとする。こっそりのぞいている。


東方神起
自分がはまることはまずないだろうと思っていたけれど…
ねえさんがカラオケで歌っているのをきいたり
ねえさんに動画をみせられたりしているうちに
ちょっと気になってきた。
かっこいいじゃないか。


twitter始めました

なんなのフォローしたりフォローされたり。
よく分からなくて一度はなれたのだけれども、再挑戦。
やってるひとがいたら声かけてください。
フォローし合いましょう。(なんかへんな呼びかけ)。


このごろのことを、少し。
□□□

お買いものが好きすぎる。

社員総会で横浜へ行った帰り
今日は買うぞ、とスイッチオン。
ほろ酔いでセール中だったマルイとそごうをうろついてきた。
きらきらベージュのスーツと。
秒針が飛行機の銀色の腕時計と。
猫の留め金の水色お仕事カバンと。
緑と青のサンダルと。
黒いきちんとパンプスと。
ゴールドのエナメルパンプスと。
グレーのゆるゆるTシャツと。
白色のひかえめラメTシャツと。
紺色の車輪模様キャミと。
買い物ひとつでそうとう悩むわたしにしては
なんかしんじられないくらい買ってしまった。
両手に袋どっさり。
あとで会った先輩に
「それナントカシンドロームっていうんだよ」と言われた。
お買い物中毒というやつだろうか。
いや、でもこれぜんぶ必要なものですから!

□□□
かわいい男の子と、のみたい。

ちょっと前に、横浜で大学生との、のみ会に行ってきた。
友達が誘ってくれて。
ええ、そうですよ。
大学名だけで目が一瞬ハートになったお手軽な女ですよわたしは。

年下ありだわー。学生ありだわー。なんつてな。
害のない感じでいいと思う。気持ちが楽。
コンビニバイトで廃棄を持って帰ろうと
こそこそがんばる話、なんて学生っぽくてかわいらしい。
ぐっときた。
(学生そのものなのだから学生っぽくてあたりまえなのだけれど)。
初恋について順に話していく、とか
このごろに無い感じで新鮮。みんなおもしろい。
女子側のキャラも超よくてたのしかった。
めちゃくちゃ笑った夜だった。

帰りに東海道線が遅れて、
酔っぱらいだらけの国府津駅で立ちすくむ。


□□□
ぐっときた、漫画。


サプリ9 (Feelコミックス)

おかざき 真里 / 祥伝社

最新刊がでてたのでレジに直行。
やっぱり、この漫画、めちゃくちゃ好き。
ひきこまれる画面。そのままいっきに流されていく。
ことばに、すごい力がある。

でも いつまでも いつまでも 認めてもらえなくて
戦う娘たちは今日も孤独です

それでも、働く女はかっこいい。いとおしい。


ジャンル的にブログで紹介するのも、
アレかと思ったんだけど。よかったので。
連載されていたのがレディースコミック誌だというのに驚く。

窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスアルファ)

水城 せとな / 小学館


俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスアルファ)

水城 せとな / 小学館


これが恋愛か

2009年7月17日金曜日

よみがえるパソコン


なんか岐阜で携帯からアップした写真が転んでいる。
そしてデカい。


***
PCが復活しました。
ご迷惑ご心配おかけいたしました。ほんとにすみませんでした。
キーボード買ってきてつないだら動きました。
お騒がせいたしました。

パンタグラフ式のにすればよかった。
指がちょっとだるい。

***
あたらしいPCはほしい。

電気店で見てきた。店員さんが超くわしくて楽しい。
家電芸人の流行ったあたりから店員さんのレベル急上昇してない?気のせい?
まだぐずぐず悩んでいるところ。
ほぼMacで決まり、で(アドバイスありがとう!)
デスクトップにするかノートにするか。
Proの丈夫さと操作性はいいなあ、とか
Airは(価格的に)ちょっと本気すぎるかなあ、とか。
ソフトとか保証とかで本体プラスいくらくらいみればいいのか、とか。
どこで買ったらいちばん安いのかとか。

お買いもので悩むのってしあわせ。

***
労働に感謝。
文句言わんと働こう、という気持ちになった。
(いや、またなんか言うかもしれんけど。今はそういう気持ち)。

***
ブログやっててよかったな、と思った。
もうずっと会っていない友達からメールがきた。
めちゃめちゃうれしい。うれしいよ。
読んでくれていたらしい。

何か、発信していこう。
「もしもし、わたしは元気です」。

***
はやく帰りたくてそわそわしていたら
会社のひとに「セミナーですか?オフ会ですか?」ときかれた。
アフター5(死語)にセミナーかオフ会しか
予定のなさそうな24歳女子ってどうよ。

どちらもはずれです。

***
先日、
久しぶりに(3年ぶりくらい?)お会いしたひとに
「あいかわらずかっこいいですね」
とか言ったら、ぎょっとされた。
「え」「なにが」と聞き返された。いや、あなたが。
その場に居合わせたひとたちもびっくりしていた。
友達には「勝負に出たのかと思った」
「あたまあったかくなっちゃったかと…」などと言われた。
3年前のわたしはあんまりそういうこと言うタイプではなかったらしい。

ちょっとずつ、変わっているのかも。

***
書きたいことがたまっています。
今日はここまで。Ciao!!






浜松の理由


急に。浜松に行ってきた。

***
大学へ。文章作法ゼミ(テーマ『風』の回)を見たくて。
ぜんぜん間に合ってなかったけど、でも行けてよかった。
次回もその次も頑張ってください後輩のみなさん。

わたしはゼミの中でも、このゼミがとくに好きだったのです。
課題書を読んで、1000字の作文を書いてくる。
提出した作文に先生からの「評」をつけてもらえる。
ゼミでその作文を音読する。
解説をつける。先生、ゼミ生で、なんやかや言い合う。

これが楽しいの。うれしいの。
書けなくてすごいつらかったような気もするけど
今となってはほとんど、楽しかった、というおぼえしかないなあ。

読んでもらえるということ。
そこに向かって、書く。書けなくても書く。

書くこと。
というのはぜんぶなのです。そのひとの、ぜんぶ。

題材を探して、自分の中身を見た。
丁寧に叱られることで、ひとの言葉も素直に受け入れられた。
くりかえしほめられることで、根っこにある自信が固められていった。
思っていることを言うことで言われることで
ひとつ深いところのコミュニケーションを知った。

***
そして今回。久しぶりに参加した。
隅に座って、完全に見学者として。
後輩の子たちの作文を聴いた。
うまい。ほとばしるエネルギー。素直な文章。
ただただ聴き手として、おもしろかった。

***
浜松に行ったもうひとつの目的には
後輩と話をすること、があった。

その後輩からは少し前から連絡をもらっていた。
彼が、わたしにOG訪問的なことをしたいという話だった。
当初は、彼が小田原まで来るということだったのだけれど
わたしが先に浜松へ行ってしまった。
学生さんに小田原まで来てもらうのは忍びないから、
とか言ってごまかしたけど
ほんとは、彼がこの貴重な時に小田原にまで足を運ぶ―
わたしにそれに値する話ができるのかどうか
自信がなかったのだと思う(へたれですまん)。
それで彼は「きみのほうが会いに行かなきゃだめじゃないか」と先生に怒られていた。
いや、そうじゃなくてそれはわたしが…。…なんか申し訳ないことしたな。


彼は情熱的で、まっすぐまじめ。
書くのが好きなのだろうなあ、と伝わってくる
かわいらしい文章。
彼の学外での活動の話なんかきいていると
このひとこのままきっとまっすぐよりよくなるひとだ、と思った。

彼からは直球でいろんな質問がとんできて、わたしたじたじ。
終わり頃、「どうして書く仕事がしたかったんですか」ときかれて
思ったままをこたえたら
「…それが、今のがきけただけで今日は会えてよかったです」と言われた。
(なんとこたえたかは、はずかしいからナイショです)。

がんばってほしいなあ。

***
ゼミの先輩にお会いしてきた。
お仕事お忙しいところありがとうございました。

わたし、そのひとの文章が好きでさ。
自分の書くものがいちばん好きだったあの頃のわたしにとって
衝撃的な出会いだった。
(ゼミでの作文を浜松のアパートの壁に貼っていたこともあるくらいだ)。

お茶に付き合っていただいた。
気の利いたお店も思いつかず
(そういや大学のまわりってあんまりないなお茶するとこ)
歩き歩いてガストへ。
帰りはわたしの終電があやうくなって
タクシーひろうために聖隷病院までいっしょに歩かせてしまった。

「文章がすたれてきている」
と、先輩は言っていたけれど、
そんなふうにはぜんぜん思っていなかった。
ずっとオイツケナイトコロにいてほしい。
後輩のワガママです。どうぞこれからも。

***
「浜松に行ったことでこころのもやが晴れました」

などということはまったくない。
むしろ、よりいっそう、もやもやした気がする。
どこにも答えはない。
誰も用意してくれていない。
今はちょっと悩まねばならぬときなのかもしれない。

行ってよかった。

ゼミ室からみえる風景。
朝も昼も夜も、そして朝も。この風景とともにあった時間は大切だった。
今さらこういうこと言うのは、なんかカッコわるくてほんとはいやなんだけど。


***
のぼりの終電がはやい。21時ちょうど。
帰りの新幹線の中ではうなぎボーン(うなぎの骨)をかじりながら
缶ビールと、缶の緑茶割り(静岡だけに)をのんだ。
以前、巻末の町田康エッセイが読みたくて買った
『中原中也詩集』をもう一度めくった。

中原中也詩集 (ハルキ文庫 (な2-2))

中原 中也 / 角川春樹事務所

しずかな気持ちになった。
これは何。かなしさかさみしさか気づきか。
「春日狂想」の中の
ではみなさん、
喜び過ぎず悲しみ過ぎず、
テムポ正しく、握手をしませう。

のあたりを読んでいると、
なみだも出ず、ただしずかな気持ちが訪れた。

でも、
わたしには生活がある。
ビールの残りを飲み干して、小田原駅で降りた。






2009年7月12日日曜日

城の上から



歩きつかれました。
これは攻めにくいわ。






岐阜城



うっかりロープウェイに乗って上までのぼってきてしまった。






鬼がおる










長良川



長良橋の上から。
そうか、ムーンライトながらの「ながら」はここの地名のことだったのか!!(今さら)






2009年7月11日土曜日

宿る



手に何か、とてつもなく大きな力が宿っている。
そんな気がする。
あのときあのひとの手を握ったのだから。

握手するのはいいことだ。


チャンスの声がする。
それがほんとうにわたしのチャンスなのか、
指先で確かめて
しっかりと手のひらで包み込む。

………
こんなことを考えているのも、今日が休日だからです。

岐阜へ向かっています。
あの、あの方が結婚するというので。
わたしが新幹線の車内で缶ビールをのむのは
もはやお決まりの行動パターンとなっておりますが、
それは帰りだけです。
行きはだいたいコーヒーか水。
スタバの、いちばん大きいサイズを初めて買いました。
ベンティ、だったかな。
グレインブレッドチキンサラダ、とうまく言えずかわいい店員さんにフォローしていただきました。

携帯からだと改行のぐあいがいまいち分からない。

あたまをリセットしたいなあ。
日常の一部であるわたしを(わたしの一部が日常なのか?)
日常から切り離せはしないけど、
でもせっかくの岐阜。
会いたいひとに会ってきます。
考えたいことを考えてきます。






2009年7月10日金曜日

ネットできない生活なんて


ネカフェからこんばんは。

***
ミクシィのほうには書いたのですが
自宅のパソコンが壊れました。
(正確に言えば、壊しました)。

往生際悪く「だれかパソコンください」
などと呼びかけてみたりしたのですが
見つからないので(※あたりまえ)
やっぱり買うことにしました。

それで、パソコンを選ぶために調べに来たのです。
パソコンについて調べるためのパソコンがない。っていう。
不便です。

わたしがやることなんてほんの少しだから
いっそネットブックにしようかとも思うけど
窮屈になってあとで買いなおすのもあほらしいしな。
ふつうのノート買って、ほしくなったらネットブックも検討しよう。

アドバイスくださった方々ありがとうございます。
DELLのかなあ。dynabookかなあ。FMVのかなあ。
ここでmacbookが候補に急浮上。いい機会かもしれん。


***
パソコン壊してからのここ数日で
自分がどれだけネットに依存していたかが分かりました。
つらすぎます。

話したいこともけっこうあるんだ。
・思い切って浜松へ行った話。
・大学生と合コンした話。
・横浜でお買いものぐるいした話。
・アルコールを体内に入れすぎた話。
・カウンターでウインクされた話。
そうそう、今週末は岐阜へ遠征します。
そのこともおいおいお話しします。

はよ決めてパソコン買おう…。






2009年7月2日木曜日

電車のかたち


新しいめざまし時計を買った。
伊豆箱根鉄道1300系 電車型目覚まし時計
わたしの好きな路線ランキング第2位「大雄山線」と同じ感じの。

かわいいやつだ。光るし走るし。
時報もアラームもびっくりする高音の電子音が鳴る。

この限定3000個、の3000個が多いのか少ないのか分からない。


駅のポスターで見るたびにほしいと思っていて
先日、ようやく購入に至った。
「めざましください」と駅員さんに声をかけたら
ちょっと驚かれた(ように見えた)。
キップを売っているところで
わざわざ箱から見本を出して走らせて見せてくれた。
そのとき「これでいいですか」と念を押されたけど
この時点でたとえば「うーん、イメージと違うのでやめます」とか
だれも言わないだろうよ。


朝のつよい味方
になってくれるでしょうか。






高田馬場に住みたい


ひのじさんと、高田馬場であそんでもらった。

ひのじさんというのは、
ネットの海の中でわたしが興味をもってメールを送ったところから
お付き合いいただいているお友達(とか言ってよいでしょうか)です。


ひのじさんはきれいでびっくりする。
知性、っていう印象。
あふれんばかりの知性。(というかもうあふれてしまっていると思う)。
なのにおもしろい。ミステリアス。

待ち合わせの駅で、ひのじさんがわたしに
「おいしそう」
と言ったようにきこえたのは
ききまちがえだと思っていたのだけれど
あとでひのじさんのブログを読んだところ、ほんとうにそう言っていたらしい。
おいしそうって。ミステリアス。


ひと晩で、いろいろ連れて行っていただいた。

高田馬場はとてもいいまちだった。
全体の雰囲気といい、軒を連ねるお店といい、
青春の香りがする。ユーモアが漂っている。

そして、たまたまかもしれないけど
行く先々でかっこいい顔の男子を見た。これはとても重要。


早稲田大学の学生が経営しているという、
10°バーに行った。
「人生を10°変えるキッカケが見つかるバー」ってなネーミングらしい。
オシャレ!
(今の店長は大学3年生なんだとか。わたしその頃って何やってたかなあ…。すごいひとはすごいなあ)。
この日はのんだことない名前のカクテルばっかりのんだ。
青いのは、はじめの「スカイダイビング」。
何のんでもおいしい感じだここは。

写真左側のシャボン玉は、ひのじさんの私物。
「疲れたときの心の慰め」なのらしい。なんとカワユスな。



丸八という居酒屋へ。
ここには、サイコロを振って飲み物を当てるメニュー(580円)がある。
挑戦してみたら、780円の日本酒が当たった。
わたし史上まれに見るラッキー。普段こういうことってない。
それを見て、ひのじさんががっかりしていたので
380円のカルピスとか当てればよかったな、
なんてちょっと思った。
ひのじさんは580円の焼酎を当てていた。
負けもなく勝ちもない結果に、
ふたりしてリアクションに困る。


ひのじさんの友達から
「焼き鳥を頼みすぎたから今から来い」と連絡が入ったらしく、
そのひとたちのいる居酒屋へ移動。

なんかそういうノリっていいなあ。

初めて会った気がしないひとたちだった。
毎週ここで集まってだらだらしていたかのような。


軍艦島、というバーへ。
ここがまた素敵なお店で。
自由な時間が流れている。
店の中はみんなリラックスしていて楽しそうで、居心地がいい。

お店の方(かっこいい)がちょうど誕生日だったらしく
便乗して、そのお祝いのケーキをいただいた。

ラブについて占ってもらったところ、
わたしにラブは無いみたいだった。
でもこんな楽しいんだったら、
ラブとかべつにいらんかもなァ、などとぼんやり思った。

ひのじさんが煙草を吸った。
一本もらった。
ぜんぜんうまく吸えなくて、
先っちょがどんどん燃えて灰の部分ばかりが増えていった。
でも、なんか気持ちがよかった。
後日、自分でも吸ってみたけどぜんぜんおいしくなかった。
ひのじさんからのもらい煙草であることや
軍艦島という場所で吸うことが
大事だったのかもしれない。


めちゃめちゃ楽しかった。

カラオケにも行きましょう。
是非またあそんでください。