2006年9月29日金曜日

火曜日のデスメタル


お昼過ぎから、のんびり美容室に行った。
小倉駅南のalto hairへ。縮毛矯正。のばすのばす。
この美容室、前に行ったのは。手づくりのお店はそのときのままの雰囲気だった。
そのゆるい感じすきだったから、ちょっと安心した。
いい感じの雑誌をめくったり、マンガに没頭したり、美容師さんとしゃべったり。
リラーックス。
そこで読んだ、美容師さんのおすすめ、
『デトロイト・メタル・シティ』っていうマンガが超おもしろかった。
もうね、なんていうか、バカなの。バカすぎてさいこう。
髪切ってもらいながら、必死に笑いをこらえていた。

美容師さんが帰りにチュッパチャップスをくれた。
あと雨が降りはじめたので、「これ持っていき」と私物のビニール傘もくれた。
美容室に行ったというよりも
友達の家であそんできた、という気分。いい美容室だなあ。

もらったビニール傘をさして、ちょっとふらふらする。
アミュでちょいちょい、お買い物。
さいごは、やっぱり本屋さんに行ってしまう。






月曜日の怖さ


旅行つづきでたまっていた洗濯物を片づけた。
散らかった部屋を片づけた。
学割を発行しようと学校に行ったら機械がおかしい
言いにいこうとしたら学務係が休み
そんなこんなで夕方になる。

それから地元(福岡)にかえる。新幹線に乗る。

『レキシントンの幽霊』/村上春樹を読んだ。
短編集。
この中の「トニー滝谷」という話が映画化したようなんだけど
読んでみて、この話がどのように映像になるんだろうな
ってすごく興味がわいた。みてみようっと。

ふしぎな話ばかり。おもしろい。
でも、おもしろいんだけど、その中にひんやりとしたものを感じる。
そのうすら寒さを、たぶん、「怖い」っていうんだと思う。


「私は考えるのですが、この私たちの人生で真実怖いのは、恐怖そのものではありません」、男は少しあとでそう言った。「恐怖はたしかにそこにあります。……それは様々なかたちをとって現われ、ときとして私たちの存在を圧倒します。しかしなによりも怖いのは、その恐怖に背中を向け、目を閉じてしまうことです。そうすることによって、私たちは自分の中にあるいちばん重要なものを、何かに譲り渡してしまうことになります。私の場合には――それは波でした」(「七番目の男」より)


nanoを買ってから、移動中には音楽を聴くので
本はあんまり読まなくなっていた。
でもこの日はなんとなく音楽を聴きながら、本をひらいてみた。
はじめは自分の集中力が耳にいったり手元の活字にいったり
ふらふらしていて安定しなかったんだけれど、だんだんと慣れていった。
そうだよ、高校まではラジオを聴きながら勉強していたんだ。
このくらいできるはずだよね。
私は‘ながら’の術をとりもどした。
(…でもどうしてもやっぱり歌詞をおってしまう。。
なにかインストゥルメンタルのアルバムを買おうかな。
おすすめあったらおしえてください)


名古屋で乗り換え、小倉に着いた。
さむくておどろいた。あれおかしいな、ずいぶん南にくだってきたのに。
どうやら秋に先回りされたらしい。

降り立ったホームがひろくておどろく。小倉駅ってこんなに大きかったのか。
モノレールに乗り換えてまたおどろいた。
モノレールの色が赤色になっていた。(もともとは青色)
知らぬあいだにいろいろ変わるものだなあ。

実家に帰ってほっとひといき。
家の金魚。びっくりするくらい大きくなっていた。
金魚とは思えない大きさ。きっとそのうち鯉になる。






2006年9月28日木曜日

ひものを歌う日曜日2


車で浜松へ。家にかえるまでが修学旅行です。

サルヂエ(クイズ)の本からの出題にみんなであたまをひねる。
わかったときはめちゃめちゃスッキリする。
「BIG BOX〜沼津ひものの歌〜」をみんなで歌う。
そうとうへんなのりで。

あなたの為にあじのひものを 未来に向け伝えてゆく沼津港から
輝いている微笑んでいる ほおばるあなたにBIG BOX For You


車の中がいちばんたのしかったかも。
まじ歌い。大笑い。わいわい。
笑いの沸点がひくい私は、
ずっとスイッチ入りっぱなしで笑い続けていた。
おもしろすぎた。
日も暮れて、和地山公園に着いて、ぱらりぱらり、ちょっとさみしい解散。


おみやげをもって友達の家へ。
コンビニでいろいろ買っていった。
(コンビニでものをざくざく買うのはとてもたのしいことが分かった)
たらたらしゃべる、夜のひととき。






日のしたたる日曜日1


朝風呂。
のんびりとした朝。
記念撮影。

城ケ崎へ。
展望台、吊り橋、ぎりぎりの岩場。




まっさお。











空よりも青い海。











吊り橋の上から。
真下をみると、
海がごおごお鳴っていた。









絶壁。
海に落ちそうな岩場。
ちょっと踏み出せば、
インディゴの海に消える。

ぎりぎりのところに立つと
いつでも死ねるな、と思う。
そう思うと、ふしぎと
「いま生きている」ことを感じる。




大室山。リフトに乗ってのぼる。
のぼってから、
へこんだ山頂のまわりを
ぐるりと歩く。



すごい眺め。

伊豆は日のしたたるところ花蜜柑









へこんだ頂上。
アーチェリー場になっている。






田んぼや畑が
パッチワークみたい。







海と空の境目があいまいになっている。










風があまりに強くて
とばされそうだった。
(友達のメガネがとんだ)

風にさわることができたのは
はじめてだった。






富士山。



修善寺のおそば屋さんへ。朴念仁。
おごそかな気持ちでそばを食す。
























抹茶をあじわう。
蝉がぎいいんぎいいん、と
必死に鳴いていた。
うちわであおぎながら
夏が終わるなあ、と思った。






2006年9月26日火曜日

さけびたい土曜日2


車はさらに海岸線をゆく。






泊まったホテル。
いいところだった。





高いところにあった。
着くまでには
ものすごく急な坂道をのぼった。
車がぐりん、と
うしろに転げ落ちてしまわないか
ちょっとこわかったくらい。





こういう眺め。
高いところはきもちがいい。









夜ごはんが超豪華だった。
船盛りに感激。船に盛るというのはすてきなことだね。
サカナがうまい。

温泉がよかった。
とくに露天風呂。高いところからの景色がきれいだったな。
私はあんまり長いことお湯につかっていたので、完全にのぼせてしまった。
視界がしろくなって、フラフラ。ぐったりする。

夜はみんなでUNOをした。浴衣で。めちゃめちゃ盛り上がる。
うん、すごく修学旅行っぽい。
新・地方ルール導入。ANMA!と叫ぶ。
何回も何回も、UNOばかりやりつづけた。
それくらいおもしろかった。






怪しい土曜日1


バレー部4年生で修学旅行へ!
朝から車で東へ向かう。

沼津の海。

あおい空で
ひろい海で









海岸には石がごろごろ。











はいらないわけがない。
きもちよかった。
思いがけない大きな波に
ジーンズのすそが濡れる。







みんなでわいわいする。超たのしい。
海がたのしい×みんながたのしい。相乗効果。

魚どころ、沼津。







さんま定食。
おいしい。






この定食屋さんで、われわれは
「BIG BOX〜沼津ひものの歌〜」/飯田徳孝
と出会ったのであった。
(お店にCDが置いてあって
「ご自由にお持ち帰りください」と書かれていたので
もらって帰った。)


車はさらに走る。伊豆へ!

怪しい少年少女博物館
なんだこれは!
超わらった。
ぜんぜん意味が分からない。


このあたりには
たくさんの(ほんとにたくさんの)
博物館があるんだけど
ここがいちばんおもしろいんじゃないかな。
(外から見るだけでも。)

写真は(じつはペンギンの)男爵。






旅行気分で金曜日


まだ旅行気分のままで、なんだかふわふわしていた。
旅行気分のぬけるまでが旅行です。

新聞店にバイト代をいただきに行く。うはうは。
思っていたよりも、もらえた。うれしい。
社員の方に「おひさしぶりですー」と言われる。
そうか、おひさしぶり、か。もうそんなにたってたかしら。
だよな、ほとんど毎日いた人間がこなくなったんだもんな。
ちょいと立ち話。ここでまた(内容はちがうけど)バイトすることになりそう。

学校へ。
ゼミ室にて、(静岡のほうの)バイトで使う写真をひとりで撮る。
全身写真って撮るのけっこうむつかしい。
自分で自分を撮る女。タイマーを使いながら。
ああいうとこ誰かに見られたらそうとうはずかしいだろうなあ。

「GRAPEVINE LIVE 2001 NAKED SONGS」を買った。
グレイプバインのライブCD。
ますますはまった。
すげーカッコいい!!
「パブロフドッグとハムスター」を聴いていると
胸のあたりがぞわぞわする。
DVDを見て田中さん(ボーカル)に何度も恋をする。



夜から(合コンっぽい)のみかいに行く。和合のつぼ八。
誘ってくれた後輩の子以外、全然知らない人たちだったのでちょっとそわそわした。
きれいなおねえさんたちと、サーファーぽい人たち。
ザ・合コンって感じだった。私いてよかったんだろうか。。
サンダルつっかけて行っちゃったよ…。チャリで行っちゃったよ…。
お酒は、ずっと甘いのをのんでいた。初対面のただしい選択。
なかなかたのしかった。

それから、佐鳴台で開催されていたオタカラに参加。
深夜にもかかわらず乱入。
わがまま言ってもうしわけない。どうしても行きたかったの。
濃かった。ほかの人の選曲がほとんど分からない。分からないのがおもしろかった!






もってかえりたい木曜日


豪華な朝食。朝風呂。もう、温泉ごともってかえりたい。
さよなら、さいこうだったよありがとう、北海道。
空港へ。名古屋、そして浜松へと戻る。

帰りながら友達と「日常に戻れるかなあ」と言い合っていた。
私はどこか旅行にでかける目的のひとつを「非日常にひたる」だと思っている。
それはもうじゅうぶんすぎるくらいに達成できたな。

浜松に着いてから、「なんか暑いね」「うん、蒸し暑い」と言い合う。
北の涼しさが恋しくなる。
でもまだ夏が終わってないことを確認。安心した。

友達と夜ごはん。駅の近くで偶然見つけたオレンジパパというお店で。
おいしいスパゲッティ。なんとメニューは41種類。どれもおいしそうで迷う。
そしてすてきなシェフ。おもしろい方だった。
このお店、いっぱつで気に入ってしまった。
(ということでお店のブログにトラックバック!)

大きいリュックしょって駅にとめていたチャリで、坂をのぼって帰宅。
浜松の空気を吸い込む。背中に汗をかく。あーかえってきたなー。






水曜日の温泉には鬼もきっとなみだする2


夕方、登別に到着。

鬼のイラストのついた看板や人形をちらほら見かけた。
なんで鬼なのかな。地獄(谷)には鬼が住まうから?

近くにクマ牧場、というのがあってかなり誘惑された。
どんなんだったんだろう、クマ牧場。

まちは、うっすらと硫黄の匂い。
地獄谷。












なんかこわい。
自然って凄い。







湯気があちらこちらから。








みわたすかぎり、
ぜんぶシャッター切りたい風景。










泊まったのはハイクラスなホテル。(友達がネットで安く見つけてくれた。感謝。)
昔からある、いいめのホテル、というかんじ。

コンビニで北海道限定ものを買い込んで、宴だわっしょい。
地ビール、ガラナのチューハイ、鮭おにぎり、
ジンギスカンチップス、ハスカップシューなどなどなど。
レジのおにいさんに
突然「昆布食べられますか?」ときかれたので
「え、あ、はい」とこたえて、なんだなんだと思っていたら
おでんの昆布巻きをサービスでいっしょに入れてくれた。
コンビニでサービスされたのなんてはじめてだぜ・・・ジェントルマン!
ああ・・・登別っていいところだなあ。

のんだくれる。にごり酒がうますぎて笑えた。
水曜どうでしょう、を見る。また笑った。

そしてなんといってもやはり、温泉!
たのしみにしていたローマ風呂!そして露天風呂!
白いお湯。さいこうだった。温泉っていいなあ。
とけるとろける。






水曜日は星型の護り1


五稜郭タワー。


星型。どうやってこのかたちをこの大きさでつくったんだろう。




土方歳三。
すごいおとこまえ。












五稜郭公園を歩いた。
百何十年前に、土方歳三がおなじところを踏んでいるかもしれないと思ったら
なんだか背すじがぴんと伸びた。
にわか幕末ファンとなる。


**********************************
朝市のあたりへ行く。
活イカ踊り丼。丼のうえでイカがおどる。
思っていたよりはげしくハネてびっくりした。
吸盤がくちびるにひっつくくらい生きがよかった。
生きがいい、というより、
生きているといったほうがいいのかも…。
うますぎる・・・。


電車に乗って、登別へ向かう。
電車からはやっぱり、海がみえた。






2006年9月25日月曜日

火曜日は塩味6


函館山をくだる。
山道をバスでぐるぐるおりる。

函館ラーメンを食べた。あっさり塩味。
塩もアリだなあ。








泊まったホテルがオシャレな感じで、テンションあがる。
部屋の窓から五稜郭タワーがみえた。さらにテンションあがる。








コンビニでいろいろ買い込んで、ふたりのみかい。
風呂あがりのビール(コンビニで買った北海道ビール)がうまかった。
あんまりおいしいから、ただそれだけで爆笑しそうになった。
なんだよ、もう、さいこうじゃんよ、北海道。
のんだくれて、眠る。






火曜日がつかめそう5


ロープウェイで函館山へ。
海岸のラインがはっきり見える。

函館山からの夜景。
「すごくいいよ」なんて話には聞いていたけれど
いいだろうなあ、と自分でも想像していたけれど
そういうのぶっちぎってきれいだった。
やっぱりほんとに行ってみるのがいちばんいい。














すごくさむかった。
風もつよかった。

ちいさくて
手の中におさまりそうで
めまいがするくらいきれいで
(ぶったこと言うようだけど)
ほんとうに宝石みたいだった。
でもたしかに、動いていた。
目をこらすとあちらこちらで動きがある。

それは、そこに誰かが生きているということ。
こんなにはなれたところからそんなこと感じるとは。ふしぎなものです。

非日常的な高さからの慣れない光景に
「すごいね、ジオラマみたいだね」
「できすぎたジオラマだね」
なんて、おかしなことを口にする。






倉庫の中身は火曜日4


海の近くまでくだる。
倉庫郡のあいだを歩く。











ジンギスカンを食らった。
うまいじゃないか!
さすがは北海道旅行の定番。
このドーム型、あなどれない。




海はいいなあ。
どこにいても
海がみえると
こころがはねる。
ぐいぐい近よっていってしまう。






火曜日の坂道3


坂道をゆく。
坂だらけ。

向こうがわに海がみえる。












レモン色と水色のさわやかな配色。
絶妙。










おもしろいかたちをしている。











窓も扉も床下も
そのひとつひとつが
しゃれている。
おしゃれやろうども
ぬかりなし。







トガってるものにひかれる。











植物もうつくしい。
このあたりの風景にふさわしい。










この建物がいちばん好きだな。














みたいものがありすぎて、まわりきれない。

坂道をのぼったりくだったりしていると
イルカFM(地元のラジオ局?)の人たちに話しかけられた。
「私たちいまネタをさがしているんですよー
なにかないですかー」とのこと。
私たちが何かネタをもっているように見えたのだろうか。
いやいや、そんなたいした者じゃございません。
しがない旅人ですよ。




にゃあ、にゃあ。