電車は海沿いをはしる。
「海だー」
ずっと海だった。
ときどきトンネル。
ぬけたらまた海。
だいぶ薄暗くなっていた。
ぶらつく。
のぞくと海がみえる
幸運のネックレスをすすめられて
かなりほしくなったりだとか。
オルゴールをみてまわったりだとか。
七日食べたら 鏡をごらん
どこに入っていいか分からない。
私も友達もこまってしまって
「おまかせします」と
選択権のなすりつけあい。
寿司にありつく。
寿司っていいなあ。
こんなもん、うまくないわけないじゃないか。
幻想的。
雨が降り出した。
「光」という喫茶店の前を通った。
なんか聞いたことあるなあ…
と思っていたら
『カフェー小品集』/嶽本野ばら
に収録されている
「モンチッチの誇り」という話にでてくる
喫茶店だった。
こんなところにあるとは…。
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