2007年2月20日火曜日

土曜日のコンプレックス


とじこもる。
あとは家周辺をちょろちょろ出歩いたくらい。
推薦入試があって学校に入れなかった。

『ラブ★コン』をみた。
とにかくキューーート!
藤澤恵麻も小池徹平もかわいいし。
コミカルでよいよい。
マンガっぽさがよかった!
(原作のマンガもすき)
ばかばかしいくらいがきもちいい。

強烈なキャラクタの友達役の子、
あれは誰だ!?って気になってあとで確認したら玉置成美だった。(びっくり)
女優もやっちゃうんだなあ。かわいかった。
あと静ちゃん(南海キャンディーズ)もよかったな。
おもしろいし、なんかあの笑顔にはいやされちゃうな。

背の高いのがコンプレックスな女の子と
背の低いのがコンプレックスな男の子の、話。
ラブリー★コンプレックス。
…コンプレックスって本人にしか分からないものがあるよね。
悩む姿がまたかわいらしい。

*******************************
私もけっこう背の高いほうだけど、
それでコンプレックスを感じることはあんまりなくなった。
大学でバレーボールをはじめたとき
就職先の研修で先輩に「背が高いからすぐおぼえてもらえるね」と言われたとき
人ごみでも息苦しくない、と気づいたとき
ラッキー!とすら思った。

思い出した。
いつかラジオ番組に出たとき(リスナーと電話でつなぐ、みたいなコーナー)
「(自分の)背が高いのがちょっといやです」というようなことを言ったことがある。
それに対してあとでほかのリスナーから
「気にするな」とか「俺は背が高い女の子が好きだ」とか
そういうメッセージがあった。(ラジオを通してきいた)
なんか…ちょっと感動してしまった。
見知らぬひととの、あたたかなコミュニケーション!

これからの目標は縦長くなること。
でかいひと、ではなく背の高い人、と言われるようになることだな。(変わらなきゃ、春。)






2007年2月19日月曜日

幸福な金曜日


朝からゼミ。卒論の発表練習の巻。
やはりしどろもどろ、もごもご。
「発表のたびに言ってることがちがう」とも言われる。
アドリブ大王…。(しかもアドリブしきれてないっていうね。)
同じゼミの子はもう何度かみているオチ(?)的なスライドをだすのが
だんだんしんどくなってきた。
(そう何度もみせるもんじゃないぜ…。)

ゼミの子たちと先生と、富塚のさわやかでランチした。
これがこうやって過ごす最後かもしれない…。
さいごさいごさいごさいごさいご。。
そういうふうに考えるのやめようとは思うんだけど。
ここのところずっと、センチメンタルにとりつかれている。

ゼミ室で友達と、NHK教育の番組について盛りあがった。
「おでんくん」と「おじゃる丸」はもちろん
「ピタゴラスイッチ」「からだであそぼ」「にほんごであそぼ」。
友達はあと「クインテッド」のすきな歌の話をしていた。(私は知らない)
彼女は私の最近のお気に入り「ぜんまいざむらい」も知っていたので
(ぜん・ぜん・ぜんまいざむらいの〜♪)
なんかうれしかった。さすがアニメ通。
ただ、ぜんまいざむらいはいいことをするたびにゼンマイが巻かれる
=いいことをしなければ生きていられない
=生きていくためにいいことをする
とネガティブな方向に考えてしまい
「ぜんまいざむらいかわいそう」と、ひとりちょっと、沈んでしまった。
正義の味方の、正義にも理由があるよね…。

***************************
ひとりで映画を観に行った。
『幸福な食卓』

予告編の
「家族はさ、つくるのはたいへんだけど
その分めったになくならないからさ」

をきいて、絶対みようと思っていた映画。

真剣さを捨てればうまく生きていける、
それはなんかすごく分かる気がする。
たった二十年とちょっとしか生きていないけど、
そうだと思う。きっとそれもただしい。
それでも世のなかの多くのひとが
真剣に生きることを選んで苦しんでる。
たとえ苦しんだとしても
そこには何かあるんだよね。きっとそうだよね。

ミスチルの『くるみ』、この映画できくとまたよかったなあ。
ねぇくるみ
時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば
生きる事は実に容易い


それにしても。
これ、ほのぼの家族映画かと思ってた。
ぜんぜんストーリーを知らずに行ったから、びっくりしてしまった。いろいろと。

***************************
家で『戦場のガールズライフ』をみた。
(いまヤフー動画でみられる。)
EMIちゃんカワユス!カワユス!
ハチャメチャな友人たちに囲まれた主人公…
こういうストーリーは苦手なのに
(主人公に同調してハラハラ・イライラしちゃうから)
でもなんかみちゃうんだよねえ。
ああ、…出ている女の子がカワイイ子ばっかり!






2007年2月18日日曜日

木曜日がなんだ


(しまった、寝てしまった!)
時計を見た瞬間にがばり、起きあがって
ばたばた出かける準備をして
そのいきおいのまま家を飛び出した。

朝からゼミで卒論の発表練習。
ひとりごとまじり、言い訳だらけ、の発表。
しまいには「あ、なんだっけ」とか言ってかたまってしまう。
(私の発表で、私が分からないものを誰が分かるというのだ…)
しどろもどろ。

学食でみんなとごはん、リフレで待機のち
卒論の口頭試問があった。
…無事に終えた。(と、言っておこう)
始終なごやかな雰囲気。
・誤字をいくつか指摘された。まだあったのか…反省。
・‘純粋におもしろい’とはどういうことなのか。‘純粋に’とはどういう意味か。
・回文の定義について。
 さかさまから‘聞いて’同じものをいうのか、‘読んで’同じものをいうのか。
・どうして日本語は回文に適しているのか。(音節文字、膠着語)
・江戸時代の助詞について調べてみたらおもしろいかも。
などなどなど。
けっこう長い時間、話をしていた。
副査の先生は、きっとひとをほめる天才なんだと思った。
興味をもってもらえたのは‘純粋に’うれしかったな。
(だからその‘純粋に’ってなんだって話だ。ううむ…)

*****************************
『愛がなんだ』/角田光代を読み終えた。
友達に借りた一冊。あ〜おもしろかった!
究極!の片想い小説。

寝る前とか移動中とかにちょっとずつ読んでたけど
寝るのをやめてしまいそうになったり
つぎの予定をほったらかしてしまいそうになったり
そんくらいおもしろかった。
だけどもったいないから「今日はここまで」って
本を閉じてうずうずするこのぜいたく!

そう、恋ってこういうことだよ、そうそうそうそうそう!と
読んでていっぱい線をひきたくなった。

主人公の度を超えた突っ走りぐあいは
なんだかもう、かわいく思えてしまう。
私は彼女みたいに恋愛ばっかり!というようにはならない(なれない)けど
でもすきなひとに執着しすぎるところとか
「五周くらい先まわりしてへんに気をつかうとこっていうか。逆自意識過剰っていうか」
そういうところ、すごく似ていると思った。
彼女は滑稽だしかっこわるいけど、どうも他人事には思えない。

ストーカーが私のような女を指すのなら、
世のなかは慈愛に満ちているんじゃないの

 
もうほんと、ほかにだれもいねえよってときに、
呼び出してもらえるようでありたいっす


好きになってごめんなさいと、
あやまんなきゃいけないような気がするときもある


ああ、どれもこれも全部分かるなあ…
(こぶしを握りしめながら。力づよくうなずきながら。)


島本理生の解説もすてきだった。
そのなかに「片想いは、相手が参加していない恋の形だ。」とある。
これはほんとだと思う。
相手にボールを投げるのはたのしい。
でも相手からボールが返ってくることはない。
ボールが返ってくることをのぞまなければ、投げるたのしさは続くんだよね。
(それはいいのか悪いのか、どうなのかは、私にもよく分からないな。)






水曜日の四十八ヶ所


お昼からゼミ。
発表練習なのにスライドをつくっていかないという暴挙にでた。
(ほかのみんなの完成したスライドをみて愕然とする。)
(私)「え、今日ってもうスライド要るんですか?」きょとーん。
(先生)「え、じゃあ今日なにしにきたの」きょとーん。
先生までもきょとーん、とさせてしまう。
ほんと何しに行ったんだ…。(申し訳ないです)
ゼミ室にて、あわててつくるも間に合わず。
…なにやってるんだ!

夕飯は友達とジョエった。
そのまま映画館に行った。
『どろろ』を観た。

どろろー!どろろー!どろろー!
百鬼丸(妻夫木くん)カッコヨス。
やっぱ強い奴がばっさばっさと敵を倒していくの最高。
みていて気持ちがいい。
めちゃくちゃ強いの。
刀アクションって好きだなあ。爽快!たまらない。
妖怪もおもしろいし。
エンターテイメントっ!!!

麻生久美子がでていることにエンドロールのところで初めて気がついた。
分かんなかった…女優ってすごい。

ところで、百鬼丸は今のままでめっちゃ強いんだから
本当の体をとりもどさなくてもいいんじゃないかな、なんて思った。
(とりもどしていくにつれて弱くなったりしないか心配だ…。)
ううむ、私は本当の体があるから百鬼丸の気持ちが分からないだけなのかな。






火曜日は家の中


ずっと家の中にいた。

夕方、友達が家まで来てくれた。
卒論の発表会資料(昨年の先輩のもの)を借してもらった。

お風呂の電球が切れたので、近所のスーパーまで買いに行った。
生きていくのはたいへんだな…。(たかが電球だけど)
ひきこもり生活ってホントに可能なんだろうか。


月がまんまるだったのでみせたかったんだけど。
うまく撮れない。
ぐにょり。






2007年2月17日土曜日

月曜日の人生は


家にいて、引越し手続きの紙類をそろえたりする。

大家さんが部屋の照明の修理にきてくれた。
脚立を持ってきたりドライバでネジをまわしたり
大家さんがテキパキと動きまわっている近くで
何もできない私はあほみたいにつっ立っているだけだった。
作業しているあいだ、大家さんは私の学校のことや就職のことを訊いてきた。
それで私がたどたどしい口調で答えるのを
「そうですか」「そうですか」とたのしそうに聞いてくれた。


夜。友達の家の、ウインナーパーティに行った。
(ウインナーパーティ:ウインナーを食べるパーティ)
ひたすらウインナーを食べた。
ビールがうまい。赤エビスはおもしろい味がした。
人生ゲームをやった。ますますパーティっぽい。

私は赤い車。左の穴に人間棒を挿して、外車のつもり。
人生のコマをすすむのが一番遅かった。ゴールに着いたのはビリ。
デザイナーになったけれど、途中で失業してフリーターになった。
結婚はしなかった。子どももいなかった。
株でもうけた。保険にはできるだけ加入した。分譲マンションを買った。
ひとからお金を奪ってばかりいた。
なんだかんだでお金には困らなかった。

人生ゲームは最終的に持っているお金の額で競う、ということを初めて知った。
(ものすごいゲームだ…。)
なかなかたのしかった。






死にたくない日曜日


『心中エレジー』を観た。
心中しようとする男と女の話。
なんか可笑しいんだけど、でもすごく哀しい。

いいの?
死んだら死ねなくなるよ


死にたいんじゃなくて
死のうとしていたいだけなのかな



小山田サユリ、いいなあ。きれいなひと。

男が女にミントのタブレット(フリスクみたいなやつ)をあげるシーンがあって
女がタブレットを口に含んだときに
男は「ダメ、噛まないで」って言うの。そのあと「ストローの先、噛むひと?」とも。
それがなんかいいんだよなあ…。どきっとする。
あまい・・・と思うんだけど(個人的に超つぼ)、どうだろう。

貧乏ゆすりが「ここにいたくないっていう意思表明」だ、っていうのは
ああ、なるほど!と思った。そうかもしれない。


****************************
部活の友達とのみにいった。@扇屋。
あのメンバだといつまでもしゃべっていられる気がするな。
これからのこととか、いろいろ話した。
(そういえば、みんな卒業後の行き先が見事にバラバラだ…。)
デニーズに行ってデザートを食べた。
(深夜にあまいものを食べるのってエキサイティング。)

それでもまだ話したりなくて、私の部屋で朝までしゃべった。
こうやって過ごした夜が、脈絡もなくしゃべり続けたことが、
誰かにとってどれだけくだらないものであっても
私にとっては全部だいじなんだよ。
(ほんとはこんなふうに思い出話みたいにしたくないんだけど。
なんかいかにも過ぎ去ったとき、みたいだから。)






土曜日は鍋奉行になれない


お昼からオタカラ(オタク・カラオケ)が開催された。
学科の濃い友人らと。アツい。
あやうくフツウのカラオケになりかけたけど(それもまたいいけど)
途中から濃い歌がどんどん出てきた。おもしろい。
みんなどんだけ引き出しあるんだろうなあ…。

****************************
ゼミの卒論の打ち上げ鍋会@先生宅。
おなかいっぱいごちそうになった。
きんぴらごぼう、サラダ、カレー味の鍋に感動。
おまけにおいしい日本酒もある。しあわせ!

先生の奥様や近くに住むほかの先生もいらしていて、にぎやかだった。
たのしかったなあ。

ところで私は鍋奉行になれない。
(やろうとしてもできなかった…。)
発見したのは私のいるゼミは、私以外全員が鍋奉行タイプだ!ということ。
これまでも私は優しき鍋奉行たちにずっとたすけられてきたんだな、
鍋をつくってもらっていたことにも気づかずにいたんだな、と
日本酒をのみながらしみじみ思った。






春支度の金曜日


健康ランド的なところで朝を迎える。
目を覚ましたら、まわりに寝ていた人が誰もいなくなっていた。
ランドの住人の、朝は早い。

のそのそ起き出してテレビをみられるスペースで、朝のニュースをみた。
チャンネルをまわしたら、スガシカオが
「ギャンブルっていうのは悔しさを買うんだ」って語っていた。(そうだったのか!)

着替えて、顔をつくって、ランドを出た。


朝マックする。
近くの席のひとたち(6、7人)が大きな声で何か言い合っていた。
ミーティングのようだった。
話をきいていると、どうやらカラオケ店のスタッフの反省会らしい。
夜通しはたらいたあとだろうに、みんなものすごい元気だった。体育会系ノリ。
「はじめてのときって声出せないんスよ」
「それはさあ、出せないんじゃなくて出さないんでしょ」
わあわあ。やんややんや。
朝のしずかな店内に、夜のテンションをひきずったひとたちの声が響いていた。
私は本を読むふりをして、ずっと聞き耳を立てていた。


春から働く会社の支社へ挨拶に行って
春から住む部屋を探した。
社員の方たちにも不動産屋さんにも親切にしてもらって
それだけで小田原が好きになりそうだった。
車に乗せてもらって移動しているあいだに、
きょろきょろ小田原の町をみることもできた。
なんだかんだで部屋探しには苦戦、夕方までかかった。
(無事「ここだ!」って部屋をみつけることができた。)
付き合ってくださったみなさんに感謝です。


*****************************
電車で浜松に戻って(車内では爆睡)、
学科の友人たちとGEOで卓球した。
みんなうまいなあ。
卓球をやっているとめちゃくちゃたのしくて、たのしすぎて、
自分はこんなにたのしいけど相手はたのしいんだろうかって不安になる。
ほどよく汗をかいた。またやりたいな卓球。

家に帰ってお風呂に入ってから
友達と近所の福ちゃんでラーメンを食べた。
(何気にいそがしく動きまわった日だったな…)






木曜日ランド


東京に行く。
移動中に、隣に座ったスーツの男のイヤホンがはげしく音漏れしていた。
ハイテンションな女の子の声ががんがんきこえてきた。はげしくアニメ声。
ああ、すました顔してはずかしい。
漏れてますよ、とおしえてあげたい!
電車や新幹線の窓からみる空は
いつもの空と、ちがってみえる。
何か(たとえば窓の四角形)に切りとられると
とくべつなものになるのかもしれない。
夜のふちのやさしい桃色とか
遠くにぽつんとみえる月とか
いつのまにかしみわたっている青色とか。


就職先の内定者で、のみかい@渋谷。
ハチ公前で待ち合わせ。
ハチ公前って場所は分かりやすいけど
人が多すぎて見つけるのもけっこうたいへん。
ハチ公1号、とかハチ公2号、とかいくつかあってナンバリングされていたら
もっと待ち合わせしやすいかもしれない。
「今日、ハチ公4号前ね」「ハチ公1号前で待ってます」とか。(どうかな?)

内定者のひとたちとは何度か会っていて、
もうだいぶみんなの顔があたまになじんできた。
久しぶりに会ったらなつかしく思うくらい。
けっこう話せるようになってきた。
好きなようにのめるようになってきた。

今回は漫画の話でやたら盛りあがった。
みんなジブリがだいすきだな…。
あとドラゴンボールとか、少女漫画とか。
(みんなゲームの話もしていたけど、そっちはさっぱり分からなかった。)

内定を辞退した子がいる、というのを耳にした。
その子のこと、あんまり記憶にない。
この先もう二度と会えないと思うとすごくさみしくなった。
どんな子だったかおぼえておけばよかった。もっと話をしておけばよかった。
人とどう出会うかどう別れるかわからないなあ。

ちょっとふわふわしたところで、解散。
駅でひらひら手を振ってわかれる。


それから私は電車にゆられて小田原へ。
駅前の健康ランド的なところに泊まった。
健康ランド的な施設へは初めて行ったけど、なんだかたのしかった。
カウンタで手続きをすませたら、
ロッカーに荷物を預けて浴衣に着替える。
これでもう、健康ランドの住人。
大浴場でじゃぶじゃぶあそぶ。
深夜だったせいか、浴場には私以外だれもいなかった。
浴槽の中で足をのばしてバタバタしてみた。
サウナの中で横になってみた。(やってみたかったの!)
健康ランドの王様になる。
浴場にある階段をのぼっていくと、屋上の露天風呂にでた。
(タオル一枚で階段をのぼっている自分、というのは不思議なもんだよ。)
お風呂の中でのけぞって首をのばすと
ぴかあっと光った月がみえた。
ごくらくごくらく。

入浴後もランド内をうろつく。
パソコンを利用できるコーナーでメールチェックしていると
後ろから、おばあちゃんに「なにやってるの」と話しかけられた。
もうかなり夜も深まった頃。びっくりした。
少し話す。

そのあともランド内をぺたぺたと歩きまわった。
なんかすごいな健康ランドって。
畳の仮眠室でタオルケットにくるまって就寝。






提出する水曜日


城北図書館に行って、本を返してきた。
だいぶ延滞していたから
怒られる…!と覚悟してカウンタに行ったのだけれど
「そこ置いといてください」という感じだった。あれ。

卒論提出最終日。
(提出できるのは15時半〜17時のあいだ。)
印刷して、穴あけて、ファイルにとじて、スタンバイOK。
時間がくるまでゼミ室で待機していた。

いよいよ提出。
15時半過ぎ、ファイルに名前を書いて、学生証をみせて、
係の先生にわたして、名簿に名前と提出時間を書き込んだ。
ほっとした。
そのあたりで会った4年生たちと「おつかれ」「おつかれ」、声をかけ合う。






低速な火曜日


卒論の印刷が終わらない!
いい紙を使おうとしたのが裏目に出て、
プリンタはいつまでもじゃーこ、じゃーこ、と動きつづけていた。
(ほんとだよ!いい紙使うと出てくるの超おそいんだよ!)

かんたんに17時をまわる。
(提出のチャンス4回のうち、3回目を逃したことになる。)
ゼミのほかの子たちをえらく心配させてしまう。
「大丈夫?」メールを何度か受信した。
先生からのメールのさいごに「ヤレヤレ」とあった。村上春樹的。
さいごのさいごまで…もうしわけない。

ゼミ室に行った。
隣の研究室におじゃましたら、みんなPCにはりついていてまだ作業中だった。
その張りつめた空気の中、ひとりでファイル(先輩の卒論)をぱらぱらめくる。
やっぱり謝辞を書くことにした。


『ジャージの二人』/長嶋有を読んだ。
第三作品集。表題作と「ジャージの三人」二作収録。
駄目な親子の低速な山荘生活(ただしスローライフに非ず)。

長嶋有公式サイトより)

おもしろかったー!!!

ふっ、と笑えるものが(タイトルもおもしろい)
小説の中、ところせましと並べられている。
それが笑えるだけじゃなくて
読んでいて人の気持ちや、人と人との距離なんかを感じて
ほうっ、となる。

そこからみえるものとか
匂いとか感触とか
その場所にながれている空気とか
ありありと浮かんでくるのは
そこにあるものや
ひとの動きや発したことばが
ひとつひとつ丁寧に描かれているから。

文字を文章を丁寧に重ねて
こんなにも‘生きている’ものを描き出せる。
あらためて活字ってすてきだな、と思った。






陽気な月曜日が地球を回す


今さら、卒論の誤字脱字を大量に発見した。
載せた回文が実はまわっていなかった!という
さいあくのまちがいも見つける。
あわあわしながら印刷してみたものの、今度はページ数がおかしい。(愕然)
すぐ17時になってしまい、提出を見送る。
(提出、4回あるチャンスのうちの2回目)

気をとりなおして。
友達と焼肉を食べに行った。@和地山の牛角。
やきにくだわっしょい!肉をがんがん食らう。
マヨコプチャンはちょっとかわいい。(名前が)

友人Aのおうちに移動。
超睡眠不足で今にも眠りに落ちそうな(ちょっと寝ていた)Aを寝かせすまいと、
こっちの世界にひきとめるために四苦八苦。

友人Nのおうちにて麻雀をやる。
さりげなく放たれた「このメンバでうつのも最後かもね」という一言に、かなしくなる。
卒業の気配がもうここまできている。しんみり。
ええい、ちがうだろ!
麻雀ってものは殺るか殺られるかの、サツバツとした空気の中でやるもんだろ!
センチメンタルの入ってくる隙なんか与えちゃだめだろ!
(まあ…私、いつまでたっても麻雀初心者なんスけどね。)
麻雀はじめたら、またいつもの空気になった。
さみしい麻雀なんてありえないよね。かなしげに打つなんてないよね。
はやくきらなければ、はやくあがらなければ、という追いつめられる感じ。
半荘2回やった。(らしい。私は数え方がよく分からない。)
1回目は(リーチしかしないくせに)なかなかいい成績。
2回目はハコりそうになった。どれが安牌なのか分からないんだもの…。
「ハコる」というのは、まだ経験したことないけど
とにかくかなしくてさみしくて…憤りすらおぼえるものらしい。おそろしい。
ああ、たのしかったなあ。

『陽気なギャングが地球を回す』をみた。
極彩色の画面と、
魅力的なキャラクタのギャングたち、
テンポよくすすんでいくストーリィ。
めちゃめちゃおもしろい!ってわけじゃないけど
いきおいにのまれて楽しめた。

スリの天才(松田翔太)に胸きゅん…。
めちゃくちゃかっこいい!!
松田翔太…あの皮肉っぽいわらい方にやられまくり。
演説の達人(佐藤浩市)の軽快なしゃべりはおもしろかったな。
ウソ発見器(大沢たかお)はやっぱりカッコイイ!おとな!
体内時計(鈴木京香)はうつくしいなあ…。知的美人。
あと悪そうな大倉孝二、いるだけでおもしろい古田新太、
松尾スズキのコミカルな役どころ。
ところどころでニヤリ、だった。みんな存在感あるなあ。
加藤ローサと三浦知鉱もかわいかったし。
すごい豪華なキャストだった。

あと音楽がよかった。いきおいよくて。おしゃれっぽくて。にぎやかで。

ロマンはどこだ!?