2007年5月23日水曜日

ちゃんと残ってる


いつの間にか冬が去り
あたたかさに胸が痛んだ。
春がしのびよってきていた。
出会いの中にお別れを隠して。
はじまりの中におわりを隠して。

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バレー部のみんなと、寸又峡へ卒業旅行に出かけたときの話。
わたしはずっとカメラを握っていた。
何かにつけて、いちいちシャッターを押した。
撮っておかないと、なくなってしまうと思ったから。
撮ってもなくなるのに。
ファインダー越しにみるよりも
そのままみているほうがいいに決まっているのに。
分かっていたけど、どうにかして残したいって思ったんだよ。

(でもそんな心配することなかったかな。まだおぼえてるもの。ちゃんと残ってる。)

SLに乗った。













みんなで並んで吊り橋をわたった。
雨上がりの風の強い日で、
橋がぐらぐら揺れてこわかった。
(泣いちゃった子もいたくらい。)
みんなで一歩一歩前にすすんだ。
ひどく揺れるときは
歩みを止め、手すりを握りしめ、身を固くして風が過ぎるのを待った。
風が去ったら、
またよちよちと歩きはじめた。

風が吹いているとき。
わたしはひそかに
前にすすめないこのときよ続け、
とよくないことを思っていた。






2007年5月19日土曜日

今がいちばん


ちょっとだけさかのぼるよ。
大学を卒業する前後の、はなし。

「終わる」ってことが
ずうっとあたまから離れなかった。
何をしてても
その時間その空気その目の前にあるものが
じきになくなってしまうものだということを
忘れることができなかった。
(だからっていつもかなしい気持ちでいたわけじゃない。
ぜんぶたのしかった。
そのたのしさの中に必ずいくらかのさみしさがまざっていて
わたしのそばを離れなかったというだけ。)

正直に言うと
あの毎日にゼリーを流し込んで
冷やして固めて
ぜんぶ閉じ込めてしまいたかった。
それくらい大好きでした、みんなのことが。

卒業式の、祝賀会での挨拶でわたしは
「たのしかった、でもこれからもっとたのしくしたい、がんばりましょう」
というようなことを言った。(んだと思う、たしか)
まけたくないんだ。
全力で強がってやる。
今でも同じ気持ちでいる。
あの頃はよかった、だなんて絶対言わない。
今がいちばん。今をいちばんにする。

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ちょっとまた、さかのぼっていくつか書きます。
貼りたい写真もあることだし。

(いまのことも急がないと古くなるなあ。
時間の流れは無視して、ごちゃごちゃに書くかもわからない。)






2007年5月18日金曜日

さて何から話そうか


ごぶさたしてます。
元気でした、元気です。
(みんな元気かなあ?)


大学を卒業しました。
小田原に引っ越しました。
就職しました。

就職してから、もうすぐ2ケ月になります。

書きたいことがあるときほど、書く時間がない
というのがもどかしいです。

こうやって毎日は過ぎていくけれど
でも
はなしたいことがある!
はなしたいことがある!
はなしたいことがある!

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とりあえず、再開宣言。