2006年10月7日土曜日

金曜日@DEEP


東京に行く。友達と密会。
池袋にて待ち合わせ。
地元(福岡)の友達と東京で会うなんてとてもへんな感じがした。
(彼女はインターンで東京にきていた)

いわゆる乙女ロードを散策。
秋葉原でシスターカフェ。シスターカレーに教会風オムライス。(教会風?)
ディープな世界を堪能。

最終の新幹線にぎりぎりですべりこみ。

移動中に『アフターダーク』/村上春樹を読み終えた。

視点が変わっていたけれど
それも読んでいて馴染んじゃうからふしぎ。

夜から朝にかけての街の一角。
だれかの人生の一場面。
夜が明けてからどうなったかは分からない。
でも読んだあとはすっとした。

個人的に印象的だった会話。
・・・
彼は首を振る。「僕にはそれほどの才能はない。音楽をやるのはすごく楽しいけどさ、それで飯は食えないよ。何かをうまくやることと、何かを本当にクリエイトすることのあいだには、大きな違いがあるんだ。僕はけっこううまく楽器を吹くことができると思う。褒めてくれる人もいるし、褒められるともちろん嬉しい。でもそれだけだ。だから今月いっぱいでバンドをやめて、音楽からは足を洗おうと思ってるんだ」
「何かを本当にクリエイトするって、具体的にどういうことなの?」
「そうだな…音楽を深く心に届かせることによって、こちらの体も物理的にいくらかすっと移動し、それと同時に、聴いてる方の身体も物理的にいくらかすっと移動する。そういう共有的な状態を生み出すことだ。たぶん」
「むずかしそうね」
「とてもむずかしい」と高橋は言う。「だから僕は降りる。次の駅で乗り換える」

・・・






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