車ははしるぜ空はあおいぜ緑がふかいぜ。
ヤッホーヤッホー。
山、山、山!
そして山!
(山ばっかりってことです)
山の音がした。
空気がきもちよかった。
温泉宿の横は急な坂道。
友達が
「なんかテンションあがるよね」
「駆けあがりたくなるよね」
とちょっとはしゃいでいた。
少年のようだった。
野球部め。
中はひんやりしていた。
トンネルをぬけると
そこは雪国でも神の国でもなく
また山だらけ。
夢の吊り橋。
(という名前の吊り橋)
雨降りのあとで
川の水は濁っていたけれど
ハイになるにはじゅうぶんな風景だった。
近くでみる吊り橋は思ったよりも
ずっとたよりない。
たぶん背景のスケールが大きいから。
川が真下にせまっているから。
視界が緑色でいっぱいだから。
(つづく)
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