2007年1月27日土曜日

金曜日からはあるくのだ


雨降りだった。
まあじき止むだろう、と思って小降りの中をチャリでとびだした。
途中で雨がつよくなって、駅に着くころにはジャンバーの色が変わっていた。
すれちがった高校生たちも傘をさしてなくて
私と同じくらいにぬれていたんだけど
これも青春!って感じでかがやいてみえたんだよね。
それに比べて、お店のガラスに映る自分はものがなしい。
ひとりだったせいかな。

コンタクトを買う。
メガネの水滴を指でぬぐいながら眼科の受付へ。
左目の視力が少し落ちていた。大ショック。

無印で目覚まし時計を買った。
目をつけてたやつ。
見た目が超気に入ってる。
赤くひかってる時間表示とか
白と黒の本体のシンプルさとか
角ばったところとか
すてきなデザインだ。
電源が電池とコンセントからとふたつあって安心。
音量は三段階に調整できて
いちばん上の音がものすごく大きい。
あとは起きる気持ちさえあれば…!

ヴィレヴァンと本の王国をうろついていたら
夜になって雨も止んで、服もかわいた。

閉店間際の谷島屋でIN-POCKET1月号を手に入れた。
(お店のひとをばたばたさせてしまった。もうしわけない。
案外置いていないもので、さがすのもたいへんだった。)
中村航のインタビュー読みたかったから、さがしてたの。
見つかってよかった。(インタビュー長かったし!)
町田康×中原昌也、角田光代×島本理生の対談とかもあっておもしろかったし。


『これからはあるくのだ』/角田光代
エッセイ。
あるあるある!という感覚や
おもしろいなあ角田光代…って話
最初から最後までたのしく読めた。
読んでるところをたのしみつつ
そのまた先がたのしみになる。
いつの間にか読み終わってしまった。
「透けていた」なんてめちゃくちゃわらってしまった。
このひと、ものすごくいいひとなんだろうな、と思った。
私すでに好きになっちゃったもの。

さらさらっと読んだけど
書いたひとのことまで気になってしまう文章って
すごいちからが宿っていると思う。


角田光代の本を読んだのは2冊目で
前に読んだのは『みどりの月』(小説)だった。
内容がどんなだったかは
ぼんやりとしか思い出せないけど
読んだ後にものすごく気分が落ちこんだのは憶えている。
それで私は角田光代の書くものが苦手なんだろうな、
というあたまができてしまっていた。
なんてもったいない!!!
本をまた手にとってみてよかったなあ。






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