2006年4月5日水曜日

日曜日のお店が素敵だった


美容室に行った。
ホットペッパーで探してはじめて行くところへ。
小倉駅南口のすぐ近く。alto hairというお店。
あじのあるビルの中に入っている。
ほかのテナントは雀荘だったり元病院だったりする。
ちょっと迷ったけど、地図を見ながらひとりでもたどり着けた。
おそるおそるドアを開けて、店内を見わたすと気分があがった。
内装がとても素敵だった!
お店は手づくりで、中のものもほとんど自分で運び入れたらしい。
水道も電気もペンキ塗りも、友達の手を借りつつ全部自分たちでやったそうだ。
なんかいいよねそういうの。
置いてあるものも照明とかソファとかどれもひとつひとつこだわって選んだんだろうなあ、
ってものばっかりだった。
ヴィレッジヴァンガードっぽい空気。
お香の匂いがたちこめていた。
お店は男の人2人でやっているそうで。
がっしりした金髪とひょろっとした長身の人だった。
いっぱい話せた。北九州弁さいこう。
就職の話とか、お酒の話とか、いかがわしいお店の話とか、
小倉について、はたらくことについて、、、。
笑ったのは
新幹線の中でお酒をのむことについて話していたとき。
「のむなら徹底的にまじでのめ!」とか言ってて笑えた。
もうちょっと大人になったら私もやってみようかなあ。新幹線でまじのみ。
あと「新幹線の中で隣の席に女性が座っていて
読んでた週刊誌の、いかがわしい袋とじを開けられなかった。
そのとき俺ってちいせぇなあと思った。」
という話がかなりつぼだった。
袋とじについてはかなり話が盛り上がった。
もうひとつ、じんときたこと。
その美容室を開店した日は2月14日、バレンタインデイなんだって。
「チョコもらえるの期待しとったんちゃ」と冗談言ってたけど
まじめに「そうやっておぼえやすい日にしとったら
また次の年もその次の年も思い出すやん」とも話していた。
ああいいなあ。
この人ははじまりの日を毎年毎年かみしめていくんだろうなあ。
自分でなにかつくるってのは素晴らしいことだ。

話してるとき以外は
ジンジャーエールのみながら雑誌や漫画を読んでいた。
『スカイハイ』とか『Dr.スランプ』とか、おい街、H、mina…
髪をのばさしてもらいながら読みふけった。
とくに『喪黒福次郎の仕事』/藤子 不二雄Aってのがおもしろかった。
あの『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造の弟の話。
喪黒福造と関わった人って不幸になるでしょ。
でも喪黒福次郎はあぶないところをたすけてくれる優しい人物なんです。
私は笑ゥせぇるすまんが好きなので、そっちとのギャップがかなり楽しめた。


美容室でてから小倉をぶらぶら。
やはり、つじる。
普段入らないお店でスーツを見てまわるも「た、高い…」。
お店まちがえました。
いつかはこういうスーツをびしっと着たいなあ、と思うだけにとどまった。
あと北九州ワークプラザに行ってみたけど日曜日はお休みだった。ざんねん…。
本屋さんで『ねじまき鳥クロニクル』第二章を買う。
北九州の雑誌、おい街も。藍島の写真がきれいだったから。
雑誌をいろいろと物色。このあたりだけの雑誌がいくつもあるなあ。研究。
papyrusで中村航が万年筆に関するインタビューに答えてるんだけど
その写真がもうね、なんかね、みもだえるくらいカッコヨス!
ひとり本屋でみもだえる。

CD屋さんで聴いたスピッツの『夏の魔物』があたまからはなれなかった。
ベスト、ほしくてしょうがない。(少しの間がまんだ!少し!)
なつのまものにあいたかったーあいたかったーあいたかったー…






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