それでも、生活はつづくのです。
そういえば最近ぜんぜん泳いでない。
○
いまわたしはBダッシュができない。
今日は親指を車のドアにはさんだ。
あまりの衝撃に、しばらくひとりでうずくまってしまった。
超絶痛いけど、骨なんかは関係なさそう。よかった。
何か使うたびに痛いから、存在感大。
こうなってみて気がついたけど、
左手の親指ってけっこう使うもんなんだね。
シートベルトはずすのもそう。
オロナミンCの栓抜くのもそう。
携帯のボタンを押すのもそう。
痛い。
ああ、おかげで今夜は指立てができないわ。
もともとやってないけど。できんけど。
○
同期の送別会@町田へ行ってきた。
送り出された子と初めて会ったときのこと。
彼女はわたしの好きなマンガ家と出身大学が同じだったので
そのことをどうしても伝えたくて
ずっと話しかけるタイミングをはかっていた。
きれいな子だな、おとなっぽいな、とドキドキしてしまい
決死の思いで話しかけたときには、耳の芯まで熱くなっていた。
(きっと超赤面していたにちがいない)。
彼女は、「それ、誰?」ときょとんとしていた。
と、いうようなことも思い出した。
あらゆる選択肢の中で
いまわたしがここにいる
ほかのひとたちがここにいる
それで集った仲間であるというのは
尊いもののように思えた。
同期初の結婚報告もあった。
すごい。どこのコミュニティにおいてもそういう話が出始めた。
帰り道。
ぜんぜん酔っぱらってなかったけど
やばいことをべらべらしゃべった。
口にすることで、問題がかたちになっていくようだった。
(でもそういう過程を身近なひとに見せるのはあぶない。
気をつけようと思う)。
家に帰ってからメモ張にばらばらばらばら、と打ち込んだ。
自分の願望ひとつをとってみても
なぜ?と問い続け追い詰めていくと、また新しいものが見える。
苦しいけど。
○
電車の中で。
ひたすらクレペリンテストをやっている青年がいた。
そういえば妙にはまるかも。こことか。とまらない。
しかし電車の中でまでやらんよな。
その青年のキャップには猫のパッチワークがついていた。
数字につよい猫男子。
少年サッカーチームが団体で乗り込んできた。
彼らが降りるとき、引率のおばちゃんがテンパってて
「わすれものしないでね!」
「なんでもいいから近くにある荷物持って!」と少年らに指示していた。
車内に緊張が走った。
ホームで。
小またで歩きまわりながら
携帯でしゃべってる神経質そうなサラリーマン。
どうやら誰かと会う約束の電話をしているようだ。
雑貨屋の石鹸の前、ときこえてきた。
待ち合わせ場所がこまかすぎる…。なんの闇取引なんだろう。
○
携帯に迷惑メールが多い。
あるとき、
件名:「Love You」
というメールがきた。
迷惑だけど、悪い気はしなかった。
○
今日メーラにエラーが出て
だらだら長かったので(そしてわたしは英語が苦手なので)
翻訳ソフトを使ってみたら
以下のアドレスには、永続致命的エラーがありました。
(The following addresses had permanent fatal errors)
という部分があった。
永続致命的。
永続とか、致命的とか、気やすく口にしないでほしい。
○
すばらしい本を読んだ。これはおもしろい。
『ないもの、あります』/クラフト・エヴィング商會
単行本が出たときに立ち読みしてて欲しかったのだけれど
ぐっとこらえていた本。待望の文庫化。
しかし文庫なのに900円もした。でもかわいいからゆるす。
「転ばぬ先の杖」とか「堪忍袋の緒」とか
よく耳にするけど現物を見たことがないもの、
の紹介がぎっしり。笑える。
挿絵も味があっていい。
わたしは「先輩風」が欲しいな。あと「無鉄砲」も。
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