暑すぎてどうにかなる。
手のひらがべたべたしているように感じて
にぎっててもひらいてても気になる。
何度も手を洗いにいく。
○
もっと何か読んでいるような気もするけど
暑さのせいでメモリの一部が損傷しているもよう。
部屋が散らかりすぎて本棚に本がおさまっていないため
思い出すヒントすらない。
『ニート』/絲山秋子
オビの
「キミにはニートのほうが向いている。
似合わないスーツを着るよりも」
にぎょっとなる。
読んでみてべつに自分に言われたことばではないことを知る。
この小説に出てくるニートの男がなんかよくてさ、
と電話口で話していると、友達曰く
「ニートはさ、やさしいんだと思うよ。
自分に負い目があるから、ひとにやさしくできるの」。
へぇ、そういう見方もあるんだ、と感心した。鱗・フロム・目玉。
五篇収録の短編集。
「ベル・エポック」がとくに好きだな。
ほほえましい友達ふたりのやりとりが、しずかにかなしい。
ラストがいい。すっとのびていくかなしさ。
「愛なんかいらねー」は…なんかいやだった。
単純に異常(といっていいのか知らんけど)な性癖の描写を
わたしが生理的に受けつけられないせいもあるけど
主人公の女の受け入れる、流される感じが一番いやだった。
『パラレル』/長嶋有
これは!という一冊。おもしろかった。
わたしは本は移動中に読みすすめることが多いけど
(家にいるときはたいていネットであそんでるか寝てるかどちらかだ)
これは家に帰ってからも読み続け
布団の上でいっきにさいごまでいってしまった。
いちいちおもしろい。
時系列がうろうろするのもわくわくするし
エピソードとか小物とか、やられた、と思う。
さりげなくもったいぶらず物語の中で名言が連発されている。
なべてこの世はラブとジョブ、とか。
恋だの愛だのいわずに
こういうかるい感じでラブができればいいなあ。
あたまの中は不純なくらいがちょうどいい。
○
読みたい読みたい読みたい。
おもしろい小説をもっと!
愛をもっと!自由をもっと!
(おすすめ、おしえてください随時)。
本屋にはしょちゅう行くけれど
新刊・話題作のスペースの入れ替わりのはやさにはおどろく。
いつ行っても何かほしいのがある。
本屋でぶらぶらして見つけるのがほとんどだけど
新刊は書店員失格というブログでチェックしていたりもする。
返信削除小説ではないけれど、岩合光昭氏の写真集がおすすめだよ。猫の写真とか、作られたものではない猫の日常が写真に写されていて、何でか目頭が熱くなるwww
HPでもいろいろみれるのでぜひいってみて!
返信削除>まりまり
なんか記憶にある名前だと思ってたら、
写真集がヴィレヴァンに並んでるのを見たんだ!
HP見に行ったよ!
なんかどくとくだね。いいかんじ!!!
写真集・・・(金銭的に)ちょっと勇気がいるけど買ってみようかなあ・・・。