2006年6月17日土曜日

テースト・オブ・水曜日


朝くさったのち、いそいそと着替えて新幹線で東京へ。
(何度も落ち込むことがあったせいか
復活するスピードがだんだんと早まっている気がする。
日々、重石の重くなる起きあがりこぼし。何度でも起きあがる。)

新幹線の中で。
書きものをしていると、ペンを落としてしまう。
その落とした先が隣に座った女性の足もと(ヒールとつま先のあいだ)で
その女性はスカートを穿いていて
しかもぐっすりと眠り込んでいるもんだから、こまってしまった。
すぐ拾おうとしたけど、
「スーツ女、女性のスカートのぞく」という見出しがあたまを過った。
(そんなんニュースにならんやろうけど)
誤解されたら困るなあ。
うーんうーん、と悩んでいると、
いつの間にか女性が目を覚ましていて
「これちがいますか?」と落としたペンを差し出してくれた。
そのときの笑顔がめちゃめちゃすてきで、うれしくてニヤニヤしてしまった。

マックでごはん、プチ作戦会議。
最近セットをぜんぶ食べられないことがある。(なんでかな)
ポテトをほとんど残してしまった。

で、面接。2対2。素でしゃべった。
でも話している相手(面接官)の表情が変わらないのはつらいと思った。
(普段まわりにいる人たちは表情豊かだな、いつもはなんて幸せなんだろう…。)
それといっしょに面接を受けた子がすごくて、ひるんでしまった。
(普通なのかもしれないけど、私からするとかなりすごかった)
たとえば「どんな人といっしょに仕事をしたいですか?」に対して
(私はこうこうこうで、と説明した)
彼女の答えは、(面接官に向かって)「あなたがたのような人です」。
えええ、初対面だよね、と驚愕する。
あー、でもそこの会社ではたらきたいって言ってるのだから
ただしい答えのひとつなのかも…。はあ。。

(数日後、分かったんだけどこの日受けたのはだめだった。)
この面接ではレポートを提出した。
いちばんの反省はそのレポートを書きすぎたかもしれないってこと。
自分をアピールしようと必死だったのだけれど
読む側としてはだらだら書かれても読む気失せるよなあ。
気持ちのどこかで「読む人は私に興味がある」っていうのを前提にして、
書いていた気がする。
相手は私に興味がない。どう振り向かせるか。
それくらいの気持ちでいかないとだめだ…。
(お得意のマイナス思考をここで生かさなくてどうする!)


帰りに八重洲ブックセンターに寄った。
なんだかああいう大きな本屋さんに行くと
普段見慣れない雑誌があったり、知らなかった本が並んでいたり、
ものすごく取り残された気持ちになるなあ。(私だけ?)
やっぱり将来住む町の近くには、大きな本屋さんがないと困る。

ほしい本を買いまくってしまった…。じぶんがこわいぜ。
帰りは持っていった本も合わせて読みふける。

『沈黙』/村上春樹を読んだ。
集団読書テキスト、として売られていた。
学校なんかで読まれるのかな。
装丁がシンプルでいい感じ。

こころに残った台詞。
「僕はできることならこんな話はさっぱりと忘れてしまいたいと思っているんです。でももちろん忘れられません。忘れたいものは絶対に忘れられないんです」
そうだよね。

「…僕が本当にこわいのはそういう連中です…」
‘自分では何も生み出さず、何も理解していないくせに、口当たりの良い、受入れやすい他人の意見に踊らされて集団で行動する連中’のことなんだけど、
たしかにそうだな、と思った。
私もそういう連中にだけは絶対に絶対にならないようにしなければ。

『テースト・オブ・苦虫2』/町田康を読んだ。
サイン本を手に入れたので、うれしい一冊。
それより何より
町田康の本ってなんてこんなにおもしろんだろう。
バスの中で読んでいたんだけど、
思わずひとりでわらっちゃって
つぎの瞬間、急にはずかしくなって
まわりを見まわしたりなんかして。
たはは。

それと。
家にネットで注文したQRANK(雑誌)が届いた。
ポスターついてたし
ご丁寧に宛名が手書きだったり、カンゲキ。
ネットで注文して振り込んで…って
手間かかったけど、届いてうれしかった。
麻生久美子をみるために買っちゃった!
(アソクミのメイドがみれるよ!!)
買ってほんとうによかった。
あと「40の、人と映画」っていう特集で
気になる俳優さんとかすきな映画が
ずらずら載ってて、すごく楽しめました。
よい雑誌じゃ。。






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