2006年6月11日日曜日

コーンフレークではじめる土曜日


友達がお泊まりにきていたので、早起きする。
どうやら人がいると早く起きれるようになったらしい。
朝ごはんを食べる。コーンフレークをざくざく。
私は普段、朝ごはんを食べないのだけれど。
誰かといっしょにいる、というのはそれまでの生活を変形させることだと思う。
おおげさかな。

友達を見送ってから(ちょっとさみしくなって)ごろんとなってみる。
こういうときテレビがあったら、スイッチを入れていたと思う。

夕方から、車校に勉強しに行く。
おぼえが悪すぎる。私のメモリは死滅してしまったのか。
そしてあいかわらずひっかけ問題にひっかかり続けている。
ひっかけられてないのにひっかかったりもする。
学習機と教本とのにらめっこを繰り返す。

東映のレイトショーで
『ブロークバック・マウンテン』を観に行った。
到着がぎりぎりになって、予告編を見逃した。
けっこう席が埋まっていた。
うつくしい風景とせつない愛と。
物語の背景が自分の住む世界とは
まったくかけはなれたものであっても
「だれかをすきになる」
っていうシンプルな感情は理解できる。
映画館の隅でこっそり泣いた。

前日のバイト中にちょうどこの映画の話を聞いたのだった。
そこで聞いた、このストーリーの社会的背景についての話、
‘人権’をテーマとしてとらえたときどう読みとれるのかについての話、
それを思い出して、また、ちがう涙がにじみでてきた。






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