2005年8月17日水曜日

再会の金曜日


小倉でお買い物。
ローリーズファームでうろうろしていたら視線を感じた。
なんかものすごいこちらを見ている人がいるので
なんだなんだと思っていたら高校のときの友達だった。
ほんとばったり。ものっそい久しぶり。
ちょっと近況報告、さっぱりバイバイ。
さみしかったけど、彼女らしいと思った。
「誰にも会わんように気をつけて歩いとったんよ」
「はるさんやなかったら声かけんかったよ」だって。
うれしかった。サンキュー。
「がんばるんよ」と言われた。うん。がんばる。

高校のクラス会。
久しく参加していなかったので、
集合場所にされてた「いつものところ」がわからず。
電話で聞いてなんとかわかった。
アキビックへ。
久しぶりに見たみんなは、また、きれいになっていた。
ビシっとなっていて仕事帰りにスーツで来ている人がいたり。
あれ?こんなかっこよかったけ?という人がいたり。
担任の先生は若いままだったり。
(曰く、先生とあたしたちの年齢はだんだん近づいていくらしい。ほんとかな?)

あまり話したことのなかった男子としゃべった。
私は高校時代、彼を天才だと思っていた。
トばしすぎててわからないと思っていた。
宇宙人なんじゃないかと思っていた。
でも一度話してみると
とてもやわらかくなっていて、話しやすかった。
あ、地球人の、大学生なんだ…と思った。あたりまえなんだけど。
うれしい反面、少し残念なような気もした。
私は彼に‘わけわからん存在’でいてほしかったのかもしれない。
まだ天才のままなのかもしれないけど、
‘天才っぽさ’だけは彼から完全に抜けてしまっていた。

あこがれていた女の子とも会った。ますます素敵だった。
明るくてかわいくてかっこよくて、強くて
あんなふうになれたらと、何度思ったか!
「あそばな!」「あそんどかな損よ!」
「チヤホヤされるのは今だけっちゃ」と笑っていた。
彼女はそうとうあそんでいるらしい。
私もめちゃくちゃあそぶことにした。

高校のときのクラスでは医療系に進学した人が多いから
みんなの話が専門的でよくわからなかった。
ただ「みんながんばってんだなあ」というのはわかった。

二次会はバーへ。
カウンターのむこうのバーテンダーを見ていた。
くるくる動いてきれいな色の飲み物をつぎつぎとつくっていた。
いろんなボトルとかグラスとかが並んでてかわいかった。
バーっていいな。
村上春樹の「ファミリー・アフェア」に出てきたグラスホッパーをのんだ。
2杯目は同じ小説にでてきたバナナ・ダイキリを注文した。
‘彼女はバナナ・ダイキリ−バナナ・ダイキリ!−を二杯飲んだ。そして夕陽を眺めた。’
というシーンがあって(なぜかバナナ・ダイキリをのんだ彼女に「僕」はすごく驚いていた)、
のんでみたかったから。
でも「バナナがありません」ということでだめだった。ざんねん。
しかたがないので(カクテルの名前もそんなに知らないので)
グラスホッパーをもう一杯のんだ。
ダイキリだけでも飲めばよかったかな。

村上春樹の小説にはカクテルの名前がちらちらでてきます。
一度のんでみたいものです。

のんでいたらしゃべっていたら
いつの間にか先生が消えていて、なんとお会計も済んでいた。
超スマート!やってくれるぜ先生!!
ごちそうさまでした。

最終のモノレールで帰宅。
家に帰ってもテンションが高いままで
ハリーポッターを読み終わる。






2 件のコメント:


  1. "あ、地球人の、大学生なんだ…と思った。" 名セリフ、だな。
    ちなみに、グラスホッパーとは、バッタ。バッタカクテルっていうと、
    素敵じゃないのに、グラスホッパーっていうと、素敵だよね。不思議だ。

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  2. 名セリフだなんてそんな。ほんとにそう思ったと。
    とても本人には言えないけどね。

    グラスホッパーってバッタやったんや!!
    知らんかった…。そういやバッタっぽい味だったような。(大嘘)

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