2013年12月31日火曜日

2013年をふりかえる(天橋立の9月)


夏の終わりを見届けてきた。
横浜のほうで友達がキャンプファイヤーをやってるのを見てきた。




キャンプ場までの道は暗く、歩いていて、そういえば最近こういうのはなかったなと思った。夜がないみたいな街で夜がこないような毎日を過ごしている。

某日、小学校からの同級生に会って横浜そごうのビアガーデンで話した。東京について、地元(北九州あるいは福岡)について、仕事について、結婚について、これからについて……まあ、いろいろ。いろいろある。
「仕事つらいっス」「東京つらいっス」とだらだら話せる友達がいてよかったと思う。じゃあ辞めればいいやん、じゃあ地元帰ればいいやん、というのも、まあわかるけど、ほしいのはそれじゃないってときもある。

某日、深夜の中目黒で友達とお茶してきた。タクシーに乗ってちょっとどきどきした。東京の人みたい。大人みたい。

某日、神田でめちゃくちゃになるまで飲んだ。「立ち呑みワンダーランド イチゴー」という強烈な、でもかなりいい感じのお店に連れてってもらった。お酒も料理もぜんぶ150円。ビールは「ダブルで。」と伝えるとふつうのジョッキサイズにしてもらえる。それでも300円。安い。
そのあと、正統派の渋い居酒屋、アットホームな立ち飲み屋にも連れて行ってもらったけど、後半はもうめちゃくちゃによっぱらってたのでどこだったかよくおぼえていない。神田おそろしい……。

あいづちがタメ口になるくせのあるひとっているけど、イラッとさせるか親近感を抱かせるか、その境界線が気になる。

ついつい家にいてしまう。ごはんを食べたら化粧して外に出よう。外には何かあるはずだ!

自分に似合う服が何なのかいまだに全然わからない。

近くの席の男女(おそらくまだカップルではない)、男が、「もう少し静かなとこ行こうか?」って言ってるのが聞こえてきた。どきどき。

「人生の中で全力で仕事できる時間って、そう無いと思うんですよ」って、いつか自分が言ったことを思い出した。今思うと、そうでもないかも。まだけっこうある。人生は長い。

なんかいろいろあって朝から水とコーヒーしか飲んでおらず、ちょっときもちわるい……。内臓系の強さには定評があるんだけど、そろそろ守りに入らねばならないようだ。

地元の友達からの電話で「Twitterにポストがないけ今いそがしいんやろうっち○○さんと話しよったんよ」と言われてしまった。わかりやすい女……!

某日、高田馬場で飲んだ。このワインを選んでおけばまちがいない、と教えてもらったワインの名前を忘れてしまった。よっぱらっていたけど、楽しかったのと、へらへら笑っていたのと、駅で握手した手がひんやりしていたのはよくおぼえている。

某日、また高田馬場で飲んだ。どれだけ仲良くなっても会うたびに「きれいなひと」と思う。美しさが新鮮、というか、美しさが日々新しくなる、というか。新しい美しさを重ねてきたこれまでの日々に、さらに美しくなる未来に、おめでとう。

某日、新橋で飲んだ。好きな感じの新橋っぽいお店で。肩の力をぜんぶ抜いてへらへらしながら飲む、みたいな感じで楽しかった。店の外の席で飲むのもいい季節になってきた。

彼は「行けたら行きます」を自在に使いこなす男だった。……という話を考えていた。

恵比寿でちょっと友達とおしゃべりしてきた。ロジェカフェから俺のフレンチへ。わたしが好きなものは!かっこいい男子と、インターネットと、急なお誘いだ!

最近かっこいい!と思う男子はだいたいけっこうな年下の気がする……。好みが自分の年齢についてこない。逆に好みの年齢がどんどん下がっていく。オッサンになりつつある。

ar(雑誌)の表紙かわいい。毎度思うけど“雌ガール”って凄いな。めっちゃ女子力高い先輩がよっぱらったとき「わたし“女子”とかそんななまぬるいもんじゃないから!メスだから!」って言ってたの思い出す。

今日友達が履いてた黒い靴がかっこよかった。品があって、女らしくて。

先輩のお宅訪問してきた。おうちが素敵すぎた!おもてなしがすごすぎた!


フルーチェ(業務用)ができた。牛乳1000mlを使って。20人分。

「そうよ世界中にあるんだから」と三菱地所の歌をうたいながら勢いよく職場からランチに出ていくくらいの明るさがほしい。

結婚相手の条件を聞かれて二番目に挙げたものがほんとうに求めているもの、という心理テストを職場のひとから出されたが、残念ながら種を知ってたので、一つ目はおもしろいひと、二つ目はわたしのこと好きってひとですかねキャッキャと無難に答えておいた。ほんとうは一にも二にも顔です、すみません。

このあいだお店でローストチキンを食べたとき、ナイフとフォークで超苦戦していたら、いっしょに行った先輩のひとり(男性)が「野蛮食いしたらもっとおいしいよ」と手で食べ始めた。わたしもそうした。あれはありがたかったな。ほんとにおいしかったし。

大宮から新幹線に乗って仙台へ。「はやて」が満席だったので「やまびこ」に乗った。



もう何回も「この旅で最後だ。帰ってきたら捨てよう」と思ったぼろぼろのリュックをまだ使っている。今回の旅もそれをしょってきた。
実は東北にきたのは初めて。
ずんだもち食べた。やさしいあまさでおいしい。
石巻にて。うにうまい。魚うまい。


おながわ秋刀魚収穫祭に行ってきた。サンマめっちゃうまい。


タカシソミヤギャラリーに山中たろうさんの個展「静かな場所」を見に行った。
好きな絵。
作品の一つひとつに、あたたかい孤独、を感じる。
ひとはずっとひとりで生きていくものだけれど
それを肯定できるようなあたたかさがある。


「わたしには人生プランがあって、33歳でひとり目の子どもを産んで、35歳でふたり目を妊娠したいの。それがいやなら(彼氏を)こちらから切る」と友達が話していてたじろぐ。そうか、われわれそういうこと考える年齢か、と思った。
中学生の頃、家庭科で「ライフプランを考えよう」という授業があった。あのとき、プリントに、結婚はしない、ひとりで生きていける仕事につく、老後はインターネットを駆使して楽しく暮らす、と書いたのをまだおぼえている。あれがおよそ15年前か……。
おとなが自分のライフプランについて語る会、をやりたい。安い居酒屋で。

昨日は新橋~東京で同じ大学の同級生に会ってきた。初めて会うけど知っている、という感じの。知り合いの知り合いでもともとブログを見てくれていたそうだ。すごい。なんかまた書こう。おもしろかった。

会社の全社イベントに出てきた。いろいろあってなんだかもう凄すぎて誰かに言いたくてしょうがないけどソーシャルメディアに書くなと言われたのでおとなしくしている。

昨日は女子総勢12人で女子会だった。おしゃべりがあちこちで発生して混ざり合って、すごくざわざわしていて、居酒屋の個室がなんか教室の中みたいになってた。めちゃくちゃ笑った。



ビッチがビッチの顔をして歩いているわけではない。むしろ一見地味な子のほうが多そう。友達とのLINEで生まれた格言「ビッチは爪を塗らない」。

モテ女100っていう番組見てる。世界が違いすぎる……わたしも超モテる女子になってめっちゃ遊んでみたかったわ。

KinKi Kidsの「愛のかたまり」って歌いいな。男のひとが、女の子の立場の歌をうたうのにぐっとくる。

苦手なひとには苦手な感じが出てしまうし、好きなひとには好きな感じが出てしまう。

「これ豆な」。言ってみたいひとこと。

特急はしだてで北に向かう。
京都・丹後半島なう。日本三景の一つ、天の橋立!






KTR(北近畿タンゴ鉄道)!
近畿最北端、経ヶ岬なう。めっちゃ海きれい。
丹後半島から見上げた夜空の星はよく光っていてきれいだった。暗いところに目が慣れてくると、さらにたくさんの星が見えた。奥に、また奥に無数の星が瞬いて、宇宙が深かった。どこかで秋の虫が鳴いていて、収穫時期の稲の匂いがしていて、少し冷たい空気は澄み切っていた。

***

土曜日の夜にテレビでやってた映画『パーマネント野ばら』がすごくよかった。ラスト近くの場面がカッカッカッカッて切り替わるところ、驚きとともに胸がしめつけられた。田舎町にある可笑しさや哀しさもよかった。「どんな恋でもないよりまし」っていう女のしたたかさも素敵だった。

漫画『おはようおかえり』/鳥飼茜がおもしろすぎて、1巻読んだあと、いっきに5巻(完結)まで買ってしまった。京都が舞台なのもいいな。東京で仕事の忙しさですれちがっていく恋人たちのあたり、とくに胸が痛かった。人間関係は移ろいゆくよな、今がずっとは続かないよな、と噛み締めた。

Huluで台湾ドラマ「敗犬女王」見た。32歳キャリアウーマン(雑誌編集者)、独身、の話。高学歴で仕事もできて美人だけど、モテない。今やこういうの、あるあるなのかも。国は違うけどだいたい似てるもんなんだな。

漫画『ワカコ酒』1巻/新久千映を読んだ。20歳OLのひとり酒の話。酒の肴がいちいちおいしそうで、ひとり飲みをここまで楽しめたら最高だろうなと思う。ひとりで飲みに行ってみたくなる。

貸してもらって小説『オレたちバブル入行組』/池井戸潤を読んだ。半沢直樹の原作。ドラマでおなじみの顔芸はないけど、小説は小説でおもしろかった!

昨日の夜は家で缶ビールを飲みながら、Huluで映画『クリスティーナの好きなコト』を見ながら、友達と電話してた。ゲスかわいい映画だった。

小説『波打ち際の蛍』/島本理生を読んだ。過去の恋人によるDVで心に傷を負った女性が、新たに出会う恋の話。痛々しい中にある、恋の始まりの甘さや熱にくらくらきた。蛍(主人公が出会う男性)の言動一つひとつが素敵でいちいちときめいた。よすぎる!
島本理生の小説いいなあ。好きだなあ。

たかが恋、とも、恋なんて、とも思うけど、やっぱり恋だな。

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