今日は啓蟄だったのか。
昨日、深夜にベランダで洗濯物をほしていて、あ、もういらっしゃっていたんですね、と思った。春になってた。
春はみじかいんだから。
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リフレッシュ休暇をとって沖縄に行った。
(沖縄については写真がもう少しあるので追ってまた書くことにする)
ひと足はやく春を迎えにきたつもりが、もう夏みたいだ。
那覇空港からゆいレールに乗って、朝からずっと首里城あたりをうろうろしていた。首里そばにきた。
墓参りしてきた。住宅街から史跡のある小道を抜けて大きなダムを越えて階段をのぼった。ハブに注意っていう看板がいっぱいあってこわかった。くるぶしの出るずぼんをはいてきたのをひどく後悔した。
昨日の夜に行った居酒屋がとてもよかった。お料理がおいしくて泡盛をのみすぎた。本場だからな、と思ってロックでのんでたら、どうやらポピュラーなのは水割りらしい。聞いてみたら「こんな強いお酒、割らないとそんなに飲めるもんじゃないですよ」とお店のひとが言ってた。
ジーマミー豆腐、沖縄近海鮮魚の盛り合わせ、海ぶどう、セーイカのユッケ、島ラッキョウの天ぷら、島モズクのおじやなどをいただいた。どれもおいしかった。
泡盛を飲み慣れてないひとには古酒がおすすめなんだって。新酒にくらべてまろやかで飲みやすいらしい。「人間と同じで、歳を重ねるとカドがとれてまあるくなっていくんです」と教えてもらった。わたしは歳を重ねていくほどカドがたっていくばかりだ。泡盛を見習いたいよ。
昨日タクシーの運転手さんに「ハブがこわいんですよ。かまれたら死にますよね……?」と聞いたら「えっ死なないですよ」と言われてびっくりした。病院行ったら大丈夫らしい。
ハブほんとこわい。ハブとマングースがたたかっているのを子どもの頃に見た記憶がある。あれどこで見たんだろう。
古宇利大橋をわたって古宇利島にきた。
美ら海水族館で大学生っぽい男子たちが巨大な魚に興奮して「NHKじゃねーか」「まじNHK」と騒いでいた。たしかにそういう大自然番組あるような気がするけれども……。
海洋博公園が広すぎてお昼もとらずに全力観光!美ら海水族館、おきなわ郷土村、熱帯ドリームセンターをまわった。
海がきれい。水色みたいな青とか緑色みたいな青とか群青色みたいな青とか、いろんな青がある。
今日は御菓子御殿、琉球村を満喫してきた。あとDFSギャラリア沖縄(免税店)に行ってみるなどした。
沖縄家庭料理店で夜ごはん。ラフテー、いなむるち、ミミガー、ジーマミドーフ、クーブーイリチー、フーイリチーを食べた。
そのあと入った居酒屋が最高だった。カウンターでひとりで飲んでたら、大将(じいじ)がいっしょに飲んだらいいってひとりできてるきれいな女の子のとなりに案内してくれて、常連さんたちもいっしょになって今まで飲んでた。初めてのひとたちとあんな感じなったの初めて!ちょう楽しかった!
ひとりで飲みに行くのがかなり苦手だったんだけど、今日の出会いがおもしろすぎたから、またやっちゃうかもしれない。会ったばかりの女の子とげらげら笑いながら通りをいっしょに歩いて握手して手を振って別れた。また会えるような気がしている。
イラブー(海へび)汁、食べてる。
国際通りのぶくぶくコーヒー。歩き疲れて休憩している。
波の上ビーチに歩いてきてみた。学生たちが砂浜でバレーボールしてる。おじさんたちが公園で囲碁打ってる。のどか。
おかあさんがはげしく推していたジャッキーステーキハウスにきてみた。肉っていいなあ、うまくて。
市場でグルクンの唐揚げと島らっきょうと海ぶどうとスクガラスを手に入れてきた。海ぶどうは天然ものがある!と思って買ってみたけど、今の時期は珍しいものでもないみたい。
夜に飛行機に乗ると、着陸のとき地面に点々と光る青色や緑色の光がきれいだよね。羽田空港なう。戻ってきた。
今日はまだ何もしていない。「旅はいいなあ」と「おうちがいちばん」を繰り返して大きくなりたい。
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神戸の友達が東京に遊びにきたので2日間で東京案内した。
評判のお菓子のお店を巡ったり、
銀座でお寿司を食べて「たいしたことないな」と言ってみたり、
テレビのインタビューを受けたり、
秋葉原でメイドカフェで照れたり、
どじょう食べたり、
デンキブラン飲んだり、
月島でもんじゃ食べたりしてたのしかった。
アメ横、上野公園、浅草寺など。
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もう一軒行こうよ~というくらいでやめて帰る日もまたよい。電車に乗ってもたのしさが続いてる。
久しぶりにマスクをはずして会社に行ってみた。なんてすがすがしいんだ!
春に自分のいる環境に大きな動きがあって、これから大変そう。でも、なんとなく、これはこれでいいんじゃないか、という気もしている。
昨日は夕方から大崎でロングティータイムののち、寿司を食べた。女3人で。ゆるーっとしててよかった。わたしたちいろいろある。いろいろあるから、なかまがいてよかったわ。
「仕事いやだわー」「働きたくないわー」とだらだら言い合える友達がいてよかった。ポジティブだけじゃやれんときもあるさ。
自分がすでに“女子”なんていう年齢でないことは重々承知しているのだけれど、ずばり“女”ってよりもなんかまろやかだし、つい言ってしまう。
「さそり座の女」よりも「さそり座女子」というほうがまろやか。「マルサの女」よりも「マルサ女子」。「砂の女」よりも「砂女子」。
大手町駅の東西線と丸ノ内線の乗り継ぎはわたしをどれだけ走らせれば気が済むのか!
そうこうしていたら終電になってしまった。
東西線が遅れててハラハラする。ねえ、わたしが高田馬場で乗り継ぎに失敗したらどうする?
昨夜は五反田で「へもい交流会~セカンドシーズン~」に参加した。中村航さんの小説を読んだときのこと、しーなねこさんを知ったときのこと、東京にきたときのこと、ぐるぐると思い出した。
朝から歯医者に行ってきた。下くちびるのあたり麻酔がかかっててコロッケがものまねするときみたいな顔して歩いてる気がする。
昨日は「国際GIFアワード2013」を見に、お台場の東京カルチャーカルチャーに行ってきた。GIFアニメ123本も見てぐったりなったけど、おもしろかった。
東京で煙霧。空がクリーム色みたいに見える。もやがかかってるよう。
同級生から結婚式二次会の招待が届いた。いま猛烈に「○○、結婚するってよ」と言いたい。
横浜なう。前の会社の同期の送別会に参加している。やっぱいいね。楽しい!
○○のことは嫌いになっても、同期のことは嫌いにならないでください!
「しょっぱなに入った会社の同期は一生もんだというので、これからもよろしくおねがいします!」
水色のスプリングコートを買った。
試着室のなかで店員さんが「スタイルいいひとっていいですよね。うらやましいです」と言ったので、いやいやそんな、ありがとうございます、とこたえたけど、次の瞬間、いや、わたしのこととは言ってないよな……と消えたくなった。
リフレッシュ明けでこんな時間になってしまった。帰る。風がつよいと聞いています。
清潔感、という言葉の似合う男子がいる。細身でシャープでしゅっとしている。まっすぐのびる手脚に、正しくかどをつくるうつくしい関節。しわのない水色のシャツをさらりと着こなしていた。あの細長い指先で、アイロンをかけているのだろうか。洗濯のりの香りがしそうだ。
雨にぬれながら駅から歩いていたら、向こうから歩いてきた知らないひとが、自分のさしていた傘をくれた。メガネをかけた背の高いスーツの男子だった。いくらなんでもかっこよすぎだろう。
いい匂いのするきれいな女の子と飲みに行った帰り道に、店のガラスに映る自分の姿を見て、これではいけない、と思っている。
スパークリングワインのボトルをあけたあとにまだ飲んでいたら、お店のひとに「お酒つよいですね」と言われた。2本いけるよね、と話しながら帰ってきた。
今日は「なんていうか、右脳派だよね……」「普段からそうなんだけど、もうちょっと具体的に数字で言ってもらえたほうが……」と言われたけれども、わたしは何とかやっているよ。
やりたいと思っていたことがあって、今日話すつもりでいたら、こちらが言う前に、やってくださいと話をいただいてびっくりした。ついてる。
昨夜は六本木アートナイトからの恵比寿アートナイト(飲みに行っただけだけれども)だった。ゆるゆるよい夜だった。なんでも専門家に聞いてみるのがいちばんだなと思った。
自転車で目黒川の桜見てきた。満開。
恵比寿の銭湯「新橋湯」が閉店した。
熱いお湯に脚をのばしてつかるのって気持ちがいい。高い温度にからだの外側からジワジワ慣れていく感じ、あがったあと肌がチリチリして血が急速に巡ってる感じ、よかった。
今日自転車で坂道をくだってるとき、あまい匂いがした。できたてのいのちみたいな。春の空気だった。
会社にいすぎた。夜が深くなると、最近、妙に陽気になる。
あれもこれもニュースに見える。あれもこれもニュースに見えない、ともいえる。
遅くまでやってるとくたびれる。毎日帰りに飲みに行く仕事術を身につけたいよ。
送別会なんてものは不完全燃焼くらいがたぶんちょうどいい。実感わかないですねなんて言いながら、肌に新しい季節がなじむのを待つだけ。
人生は、ラストに訪れる最大の別れまで、ちいさな別れをたくさんたくさん、重ねていくようなものなんだろう。お酒を飲んでいるからまだ28歳なのに人生とか語るよ。
歯医者に行ってきた。親知らずを抜いた。着いてから、麻酔するの入れて15分くらいで終わった。はやい。
横から工具みたいなのでぎりぎりと力を加えられてわたしの歯はミシミシいった。こんどは上からべつの工具でひっぱられて、抜けた。「はい終わりです」と言われた。
四谷で開催された「これからの性とアートの話をしよう~第二夜~」に行ってきた。おもしろかった!
恵比寿アトレの本屋で立ち読みしていたら、見るからに高収入そうなOL2人組もとなりで雑誌をめくり始めた。洗練された服に身を包んで高いヒールをはいて、英語まじりに談笑してた。わたしはこのひとたちに、ずっと勝てないのであろうと思った。でも勝ちってなんだ。何のたたかいだ。
「男の子と会話するとき、すごい、とかいって何かとほめるのがいいらしいよ」と親しい友人に話したら、「すごいと思うようなことをしてもらわないとすごいとは言えない」と返されて、なんかおもしろかった。マジレスいいね。
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べつにポジティブじゃなくてもいいと思うんだわ。
数年前まで、結婚願望が強くて条件のいい男に目がないようなのを「女みたいな女」、上昇志向がすごくて男に負けないとばかりに仕事漬けになるのを「男みたいな女」と勝手に思っていて、どちらに対してもひそかに嫌悪感を抱いていた。どちらかに振り子がふれるのはよくないことだと思っていた。
わたしはどちらかというと自分を男みたいにしたい、なんか女はずるいから、という気持ちでいた。女のほうにふれようとする振り子を必死に逆方向に押して戻すような。
こうあるべきと自分を縛るその根底には、こうはなりたくないという負の力が働いていた。それでは幸せになりにくいんじゃないかと思う。
最近は、どちらもいいね、と思えている。ような気がする。男も、女も、どちらにもなれたらむしろ最高。
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漫画『きょうは会社休みます』3巻を読んだ。オトナ女子(あえてオトナ女子などといおう!)の夢がつまっている……!33歳会社員女性が、会社にバイトできてるイケメンで優秀な22歳大学院生と恋に落ちる!しかもイケメン33歳CEO(!)にも好かれるという神展開。すごい。
漫画『ストロボスコープ』/ヤマシタトモコを読んだ。はあ。いろけのある男のひとはいいなあ。いい。
漫画『Love or Work?』/桜沢エリカを読んだ。働く(しかもかなりかっこよく働く)女たちがいっぱいでてくる。愛か仕事か、なんてことはなくて、あたりまえにどっちもほしいわ。そういうもんだわたぶん。
漫画『坂本ですが?』/佐野菜見を読んだ。坂本のクーレストな学園生活。おもしろい。こういうただ笑えるだけの漫画好きだなあ。
最近読んだ漫画だと『となりの関くん』とか『俺物語』とかもおもしろかったなあ。
小説本『29歳』を読んだ。山崎ナオコーラ、柴崎友香、中上紀、野中柊、宇佐美游、栗田有起、柳美里、宮木あや子によるアンソロジー。おもしろかった。29歳の女に今すごく興味があるからぴったりだった。
昨日読み終えた『29歳』、よかったなあ。29歳の女ってほんといろんなタイプがいる。仕事もいろいろ、恋愛もいろいろ、生活もいろいろ。いろいろあるけど、そういういろいろを共有できる友達がいるのっていいなと思った。
“自分にしかできない仕事をして、みんなに必要とされて、みんなから「すごいね」と言われたい。”(『私の人生は56億7000万年』/山崎ナオコーラ)
“愛情は、仕事でしか示せないわけではない。”(『私の人生は56億7000万年』/山崎ナオコーラ)
小説の中ででも、女が不倫相手の男をふるシーンはスッとする。ずるいのはいやなんだわ。
映画『誰にでも秘密がある』をみた。韓国のラブコメ。かるくてわかりやすくて、たまにこういうのをみたくなる。モテを謳歌してる男っていいなあ。
実写映画にちょっとしたアニメーションを重ねるのとか、グンソク版『君はペット』にもあったし、韓国映画にはよくあるものなのかな。あと性的なシーンで『特命係長 只野仁』的な演出があって笑った。
映画『ワラライフ‼』をみた。ほのぼのしていてよかった。人生って、振り返ってみると、あまいことや美しいことばかりじゃなくて、苦いことや汚いこともたくさんあるんだよな。簡単に美化しないで大事にとっておきたいなと思った。
このところ、短編集『さよなら、手をつなごう』/中村航を帰りの地下鉄にゆられながら少しずつ読みすすめている。今日は「インターナショナル・ウチュウ・グランプリ」を読んで、わたしの乾いた眼球がうるうると満ちてきた。胸がきゅううとなった。
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