2013年12月31日火曜日

2013年をふりかえる(トローチなめる1月)


2013年は地元の北九州市でスタートした。年末年始に休暇をとって帰っていた。

紅白を見て、ゆく年くる年が終わる頃に家を出る。夜道をひとりで歩いているときに年が変わる。スーパーマーケットのあたりで友達と待ち合わせて、小学校の裏のお寺で鐘をつく。その上にある神社、少し離れた神社にも歩いて行く。

年賀状のへび。今年もよろしくお願いします。

テレビで『セックス・アンド・ザ・シティ』みてる。こういう年にしたい、2013年は。年頭所感。

地元の友達で集まった。出産祝い。お酒を飲んで、プリクラ撮って、楽しかった。みんなご近所だからモノレールの終電逃しても、タクシーでまとまって帰れる。

そういえば地元に帰った日に家の近くのコンビニでばったり友達に会った。「あ!」と言い合ったあと、友達はびっくりしすぎたのか、そのままくるりと背を向けた。またこっちを向いて「なんで(帰ってくることを)言わんのよ!」とわたしを叩いた。

さいごの日は東京に戻って、町田で前の会社の同期と集まった。安らいだ。

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2013年にやることのひとつがメンターに出会うこと。「はること40人のメンター」というのを考えた。アリババと40人の盗賊、みたいな感じで。

今日は細身男子の、組んだ脚のまっすぐさや膝の角ばった感じや薄い腰のラインにくらくらきた。

爆弾低気圧。文字にしてみるとかなり強そう。東京でこんなに雪が降るとは。


土曜日は久しぶりに秦野へ遊びに行った。
水無川沿いを歩いた。この日は名前のとおり、水が無かった。

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残業がデフォルト、長時間働くのが普通、というのをやめなくては。早くやる。やらない、捨てる、という選択肢を常にもつ。

ちょうど会いたかった友達に飲もうよとちょうど電話をもらうくらいラッキーなわたしなのに、どうしてこんな時間まで終わらないラッキーじゃない仕事をしているのだろうな。

急なお誘いをもらうと、ちょううれしい。むりやりにでも行きたくなる。

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今日はシークレットイベントで豊洲に行ってきた。豊洲は無機質で直線でクールなまちだと思った。おもしろいイベントだった。握手していただいて、わたしの手のひらにもパワーが宿ったような気がする。うれしい。



東京に出てきたとき、いったんほとんどの本は処分したけど、中村航さんのだけは大事に持ってきた。中村航さんは昨年デビュー10周年を迎えられたそうだ。一冊一冊手にとると、その物語とともに、読んだときの自分が何をしていたか何を思っていたかが思い起こされる。

「あなたは、あなたが食べたものでできている。」というコピーも好きだけど、“わたしは、わたしが読んだものでできている。”というのもまちがいないと思う。

『ぐるぐるまわるすべり台』/中村航、あらためて、いいなあ、と思っている。

中村航さんの小説を読んでいなければ、わたしの頭の中は今とは違うふうにできていただろうし、出会えなかったひとが大勢いるだろうし、今たぶんわたしはここにはいないだろうし、それってすごいことだな、と感じている。

中村航さんの『男子五編』の中に「自分の知りたいものをXと置く。そこからだぞ」というセリフがある。なぜか今日、それをつよく思い出した。わたしは今たぶん深い深い迷いの中にいる。そうだ、わからなくなったらXと置くところからだ。

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このところノドの調子がおかしい。昨年も何度かそういう時期があった。風邪じゃないような気もする。イソジンでうがいして寝よう。

咳がとまらないし治療中の歯が痛いし体がだるいし、雪が降るっていうから帰ってきた。

たぶん熱がある、日比谷線。

歯の治療をしたところが痛むので処方されたロキソニンを飲んだら今度は胃が痛い。なんでこんなあちこち弱くなってしまったんや。

咳のしすぎでくたびれている。

待ち合い室の熱帯魚の水槽ずっと見ていたい。みどりの海草、きいろとあかとあおの魚。

風邪で土日はほとんど家にいた。トローチを切らしたので外に出てきた。

このごろ体調崩しすぎなんやないと、とごく親しい友人に言われて、たしかにそうかもと思った。健やかであることが第一だな。

いろんな意味で空気が悪い。
こんな日に限ってマフラーを忘れる。帰り道が寒い。いろんな意味で。

風邪は治ったけど、マスクし続けている。風邪予防でもあるけど、なんかこの状態がラクになってしまった。顔が隠れているのはラクだ。

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他人を罵倒するときの言葉はそのまま自分がコンプレックスとしていることだ、というお友達の話はほんとうにその通りだと思った。

いいかげんあほらしくなってきた。なんでわたしがこんなことやんなきゃいけないんだよ。なんて文句のひとつやふたつも言いたくはなる。

友達の言ってた、案外まわりはバカばっかりだから自分ができないとばかり思わなくていい、というのを思い出してる。

なんでおまえにそんなこと言われなきゃいけないんだよ、と思った最近のできごとについて思い出した。そうだ、そのまま言ってやればよかった。

初めてポテトサラダをつくった。9年のひとり暮らし経験がありながら、初めて。旅のなかまに「のびしろしか感じない」と言わせる味に仕上がった。

昼間ごろごろしたら、旅のなかまが掃除機をかけてくれていたので、部屋の中を移動しながら逃げまわった。実家の日曜日の午後感、あった。

最近うまくいってない感がつよい。その理由を洗い出したい。

いっしょに何かやってる人と方向性の違いを感じたとき「バンドだったらとっくに解散してんぞ」と言い放ちたい。

職場におけるバレンタインチョコレート問題……

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漫画『&』/おかざき真里の5巻を読んだ。感情の情という情が、温度と湿度をもって押し寄せてくる。忙しくて忙しくてたまらないようなときの感じ、なんてほんとうによくわかる。なみだがあふれでる手前、決壊寸前の感じ。

小説『薄闇シルエット』/ 角田光代を読んだ。結婚はたぶんつまらない。そのつまんないことをあえてやろうとするのがいい。物語の中のセリフにでてきた、その発想にぐっときた。あと人生は持ち物の多さや勝ち負けじゃない、というところにも。

このあいだHuluで映画『海猫』をみた。きらいなものばっかりでてくる映画だった。言いなりになる女に言いなりにしようとする男、しみったれた田舎のまち……。ストーリーも、なんでそうなる……の連続だった。

昼間に映画『嗤う伊右衛門』をみた。京極夏彦原作の。ずいぶん前にもみたことがあるんだけど、初めてみるような感じがした。なんでか泣いた。愛は怖いなと思った。

漫画「クローバー trèfleトレフル」/稚野鳥子1巻を読んだ。「クローバー」大好きだったから新章だなんてワクワク。大企業、働く女、独身30歳、同期自分以外全員結婚、友情、あぶないプレイボーイ、後輩のかわいい男の子……!てんこもりでおもしろい。

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