2009年11月26日木曜日

朝がきても


携帯のスケジュールひらいても、
少し前のことが思い出せない。まずい。
わたしは貧乏性だから、
見たもの聞いたもの触れたもの、そして感じたことは
あますことなくひとに言いたいのです。
ちょっと最近じゃむずかしくなってるなあ。


いくつかの夜を通して学んだことは、
たのしくても終電で帰る。朝まで遊ばない。
と、いうこと。おとなですから、ね。
(つまりは朝まで遊んでしまった、ということだ)。


先輩の結婚式2次会に出席した。
盛大で、いい会だった。
おふたりとまわりのひととの強い結びつきや
おふたりの歩んできたこれまでの豊かな日々が目に見える。
結婚式ってやっぱりいいものです。祝福。

厚木で、のち小田原で、朝までのんだ。
人生ねえさんと、音楽にいさん2人と。
居酒屋からいい感じのバーに流れ流れて。
あんなバーがあったんだ。知らなかった。
めずらしいお酒があったりなんかして、ゆるい雰囲気で、
マイナな雑貨屋さんみたいないい匂いがしていて、
ごきげんな音楽が流れていて。
ひとりで小田原にいてもなんにもたのしくないけど
まだまだ何かありそうだ。
真夜中の車もひともほかに誰もいないまっさらの道を歩きながら、
こんな夜もいいなあ、と思った。
朝になって始発が動き出して、
口の中には夜を明かしながら飲んだレモンビールの後味がしていた。
透明な朝。空気の冷たさ。あたらしい太陽の光。
うっすらと、口の中に残るビールの苦み。


浜松に行ってきた。ゼミの同窓会で。
情報棟8階からの、。

「もうここに来ることもないだろうね」。ゼミ室で誰かが言った。
時は流れる。あれからずいぶんたった。
今ここにあるものと別のところで
なくしていくものはある。気づくか、気づかないか、どちらにしても。
そういうものだ。
でもいいんだよ。今があるからね。

先生が来春、退官される。
西から東からゼミのOBOGが集まった。
学祭が開催されているさなか、現役生の子も来てくれていた。
初めてお話したひとも多くいたけれど
みなさんキャラクタがつよくておもしろかった。
学生時代もいろいろ。今の仕事もいろいろ。
それぞれに特別のエピソードを持っているひとたちだった。
ゼミ室で先生がよく「○○っていうやつがいて」
なんてエピソードを披露していたのだけれど
そのほんものに会えてうれしかった。
先生にがんがんものを言うひとたちがいるなんて、
なんか新鮮だった。
わたしなんかはちょっと、おとなしかったかな。
あとでメールを送った先輩のひとりから
「○○ゼミで文章を学んだ同志として、
これからも互いにいい仕事をしていこう」
とあって、じんときた。
それぞれで、それぞれの活躍されている先輩たち。
こういうつながり、大事にしたい。
先生と、同志と。

この日は同窓会のち、二次会でなつかしい有楽街に流れて、
三次会、ぐだぐだ夜明かしへと。
さいごまでのんでいた。
ひとのまねをしてウイスキーのソーダ割りとかのんで
「元気だね」と言われる。わたしはわりと、いつまででものむ。

朝が来て、ちょっとお茶でもしてこうかって、
先輩のひとりとデニーズ。
始発時刻を過ぎても、完全に日が昇ってからも、
コーヒーをのみながらひたすらしゃべった。
店内には夜のつづきの客と朝をはじめる客が混ざりはじめていた。
コーヒーをおかわりするたび、
朝の濃度がどんどん高くなっていた。
大学時代の話。バイト先だっためちゃくちゃなラーメン屋の話。
お話がおもしろすぎて、わたしはずっと笑っていた。
先輩は「そんなにおもしろい?」と言って、また笑っていた。
この日初めて会ったのに。なんかすごいなあ。
先輩は仕事だということで(すごいタフ)
いっしょにゆったり東京方面への新幹線に乗った。

交換した名刺で、登録した携帯番号で、
つながってるんじゃないんだ。
じゃあ何でつながってるのかって?
うまくことばにできないから、
また会いましょう。>ゼミのみなさま






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