2011年6月16日木曜日

ぐるっと四国2

2日目「直島マン(ナオシマン)たち」の巻。

高松にて。早起きして、がらんとしたまちを歩いて。
うどんを食べに行った。
「だしが通ります」という大きな声とともに運ばれてきただしは
 蛇口をひねると出てくる。旅のなかまがうれしそうにひねっていた。
朝からうどんをキメる。うまい。
ホテルにもどってから、港へ。
乗ろうと思っていた直島行きの船がいっぱいで、次の便まで待つことに。
近くでのんびりコーヒー休憩。
船がきた。
船に乗ると気持ちが高鳴る。
そういえば旅のなかまと初めてあそびに行ったときにも船に乗ったのだった。
船の中の席を見てまわったり、外で海風に吹かれたりした。
船にはカップルばっかりが乗っていて、
ベンチにずらあっと並んでいる様子を写真におさめたら
旅のなかまもほぼ同じアングルで撮っていて、笑った。
彼らのことを、ナオシマンとナオシマリアンヌ、と呼んだ。
直島が思っていたよりもずっと大きな島だったのでびっくりした。
ごくふつうの島。
遠くに赤いかぼちゃ(このときは気づかなかった)。
島の中の移動はバス。
自転車できもちよさそうに坂道をおりていくひともうらやましかった。
みどりがきれいで、島のあちこちに花の咲いているのも見えた。
李禹煥美術館。リ・ウーファンと読むそうだ。
海が近い。
柱と板と石をみた。
長い柱。
草原にある石と板。
白いコンクリートの上の石。
板に石。
このグレイがかった白のコンクリートかっこいい。
ひんやりとした色。
直線できりとられた空。
「ジャミロクワイのPV」とか言ってそれっぽい動きをしてみる。
そんなPVあったかどうかはさだかでない。
ゲームの世界みたいだ。
ぼうぼうの砂浜。
島だからどこにいてもけっこう海が見える。
地中の庭。
なんかみたことある感じだと思ったら
ここにはモネの絵にでてくる花がいっぱいあるのだそうだ。
睡蓮もあった。
絵の中の世界。
地中美術館へ。
モネの絵は息をのむほどきれいな青緑で、
ウォルター・デ・マリアの大きな球体のある空間は
ロールプレイングゲームのラストステージみたいだった。
ジェームズ・タレルが作品でみせる空や空間に
「光」というものの存在を感じた。

美術館の中にあるカフェがとてもよかった。
室内も整然としていておしゃれだったし、
屋外はぜいたくに海を眺めていられる。
バスケット持って外に出る。
ひともあんまりいなくて、ゆったりできる。
きもちがいい。
ほんとにどこにいても海がそばにある。
黄色いかぼちゃをみるために砂浜を歩いた。
きみどり色の苔がきれい。
かぼちゃが近い。
大きい。ひとが群がっているので、
かぼちゃソロで撮るのはけっこうむつかしい。
地元のひとが親切にも声をかけてくれて、
旅のなかまとの記念写真も撮れた。
海辺にかぼちゃ。っておもしろいな。
ベネッセハウスミュージアムにも行った。
いろいろおもしろかった。
船の絵と実際の風景のリンクに気づいたときは、ほおーっ、となった。
積めるだけ積んでた。
さらにバスで移動。のはずが、降りる駅をまちがえて困ってしまった。
すると回送のバスの運転手さんが「どこまで行くの」と声をかけてくれて
乗せていってくれた。ふたりだけを乗せたバスは走る。ひとあたたかい。
家プロジェクトへ。
なにげない一角も、すてき。
どこを撮ってもなんとなくいいかんじ。
家をみてたのしむだけだと思っていたら
それぞれにアートが隠れていてびっくり。
駄菓子屋さんでぽっきんアイスを買った。
かじりながら歩く。
こうやってみてみたら、めずらしい風景じゃないかも。
なんかなつかしい感じ。
みたことある、って感じ。
生活の中にある花っていいよね。
窓。
屋根。
変形してロボットにでもなりそうな家。
なんかちょっとこわい。
歩いて歩いてなんとか港にたどり着いた。
もうくたくただよ、と口に出して言った。
帰りの船には長蛇の列ができていた。くたくたであった。
赤いかぼちゃ。
高松に戻って、レンタカーを借りて北浜alleyのあたりへ。
とりあえず夜ごはんにハンバーガー。
おなかぺこぺこだったからよけいにうまかった。
車の運転はとても緊張した。
これまででいちばんと言っていいくらいに。
知らない道だったせいか初めて乗る車だったせいか
夜だったせいか高速道路だったせいか
たいせつな命を預かっているせいか、ほんとに緊張した。

交代で運転してなんとか松山のホテルまでたどりついた。

日焼けで皮膚が熱くなってた。
遊び疲れてなかなか眠れなかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿