2009年10月1日木曜日

山手線でぐるり、日曜日


山手線の各駅の位置関係がいまだにつかめていない。
携帯が無かったら電車に乗れない。
外回りとか、内回りとか、よく分かんない。


友達が個展をやる、
という話をきいて新宿まで行ってきた。
一番奥の、白い部屋の中に入って
しばらくぼーっと立ち尽くしてしまった。
これが、あの子の、せかい。
小さな部屋の中でぐるぐると歩幅小さく歩きまわって
ひとつひとつをみた。
毎日はさよならの連続で、
それらを見つめて触れてとらえて
ひとつひとつを愛して生きているあの子はうつくしい。
ふんわりとやさしい中にのぞくユーモアもさみしさも痛みも
「人間」が見えるものはうつくしい。
すごいなあ、と感じ入って
たしかわたしは感想ノートに
「そこからみえる色を、かたちを、もっと見せてください」
というようなことを書いたのだ。たしか。
ふつふつ。
わたしもああいうことがしたい。
わたし、をひとからみえるものにしたいのです。


明治通りを歩いた。
通りの名前を知っているというだけで安心して
知らないあたりをそのままずっと歩いて
新宿から早稲田大学の前を通り過ぎて、
いつの間にか池袋の喧噪の中にいた。
わ、池袋や、と思った。


山手線に乗ってぐるり。
秋葉原で、ようやく新しいPCを買った。
Macデビュー。MacBook Proの13インチのを。
家で箱を開けてみたら店で見たよりも小さく感じた。
これなら持ち歩けそう。
このブログもそのMacから投稿してみている。
使い心地(超いい)はまた改めて。


目黒で、突き抜け派の定例会に参加してきた。
自分の9月提出分がよろしくなかったので、少しうつむきめに。
※突き抜け派:しーなねこさんイガラシイッセイさんかおるさん
ばっちゃん。さんひのじさんとの同人結社。

売れたい、という話がアツかった。
売れるのは、ラブ、エロ、カネ、だそうだ(島耕作!)。

「私の性欲は、満タンです!」の話で盛り上がった。
こぶしを握って、「満タンです!」。おもしろい。

岐阜から参加(!)のばっちゃんさんに
いろいろ言っていただけたことがうれしかった。
わたしは、わたしのままではいけないけれども、
このままでいいことだってあるのかもしれない、って思った。
とにかく書くのだ。
ハンドルの切り方やブレーキの利かせ方ばっかり考えていても
アクセル踏まないことにはすすめないものな。
わたし、身動きとれなくなってた。
何が書きたいか、よりも
わたしには何が書けるかな、というところまで
ハードルをさげて考えることにする。
それにしてもみなさんおもしろい。ほんとに。
いっしょに書いている仲間というよりも
いち読者になってほほう、と感心しまう。
もらってばかりのような気がするので、
ときにはNoを言うとか戦略部(仮)として活躍するとか
したい。

突き抜けましょう。
わたしはわたしのやり方で。






3 件のコメント:

  1. しーなねこ2009年10月2日 8:26


    こんばんは。
    なるほど、なるほど、と思いました。
    「僕には何が書けるか」と思いました。
    最初から「受賞しよう」と頑張って書かずに、
    普通に書こうと思いました。

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  2. そうですね、春昆布さんはいつも「書き手が見えない作品が良い」と言うけれど、
    そしてそれ、すごくわかるんですけど
    春昆布さんはそうじゃない方法でも書けると思いました。
    ちゃんと自分を抽象化して書ける技量と感性と批判精神があるので
    「書けるものを書く」で、
    十分面白いものになると思うと、「私にはあずかり知らない才能」を思って
    切なくなりました。

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  3. ばっちゃん。2009年10月5日 22:02


    なにか不思議な集まりですよね。

    みんな互いのことを
    褒めあってばっかりです。

    ないものもってるって
    それだけできらきらしていて
    みんながまぶしがっている。
    それを素直にさらしてしまう。

    だめなのかもしれないけど

    このまま突き抜けたいですね。

    それぞれ書いてるものが全く違う
    というのも不思議集団ですね。

    書けるものをただ書いてるだけで
    今はいいように思えます。
    そのうち何かが何かになるに違いない。
    満タンになって。

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