2008年9月5日金曜日

ゾウのウメ子の日曜日


8月31日。
夏休みに宿題をちゃんと終わらせたことのないわたしにとっては
おとなになった今でもドキリとする日付だ。

友達が小田原にあそびにきた。
わたしは普段たいていひとりで行動しているから
こんなときどこに連れて行ってあげたらいいのか分からなくて、そわそわした。
守谷のパンは日曜日お休みだし
漁港に行くのも遠いかなあ
南足柄市のビール工場見学は予約がいるのか
カマボコ工場はどうだろう
どこかにいい足湯はないのか
などと、当日待ち合わせたあとになってまで悩む。
結局、小田原城まで歩いた。
そのあと大雄山線で大雄山へ。
ユニーのおもちゃ売り場であそぶ。
行き当たりばったりツアーだったけど楽しんでもらえたようでよかった。
小田原駅周辺へ戻り、音楽イベントに潜入。
のち、のんだくれて終了。
きっちりあそんで8月が終わった。
ラスカ(駅ビル)の一番上。
こんな庭があったなんて知らなかった。
小田原城。
ゾウのウメ子。
サービス精神旺盛。笑っているように見える。

ここに来ると、やっぱり
中村航の小説『あなたがここにいて欲しい』を思い出す。
その舞台にいま暮らしているわたし。
それだけであたりまえのものがとくべつなものになる。
小説ってすごい。
そういえば「そのうち小田原に行こうと思ってるんだ」と
名古屋に住む友達が言っていた。(おぼえているかな)
この小説を読んで来たくなったらしい。
わたしは小説にゆかりのあるスポットをめぐる
‘あなここツアー’を組んで待っていよう。






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