2008年9月1日月曜日

なくならないように


光射す海。

空から海へのびる、光の筋。

うつくしい光景。ずっとは続かない。
雲がじゃまをする。すぐにまた見えなくなる。

そういうものってけっこうあるよね。


書きそびれていることもいろいろあるのだけれど
先に今日のことを。
ここに感覚が残っているうちに。

はじめて聴くような種類の音楽をライブで聴いてきた。
ブラジル音楽なんだって。
バンドリン(ブラジルのマンドリン)の音が
まっすぐにクリアに響いてくる。
ギターもタンタンも、心地よいリズム。

鼓膜で聴いている感じがしなかった。
そのもっと奥のほうに直接入ってきているようだった。
ハートで聴く、と言葉にするとそれもちょっと違う気がする。
聴いているあいだに
わたしとその音楽のあいだにあるもの
わたしの中にあるもの
それらをほかに置き換えられる何かがないか(手段としては言葉しかない)
必死で探していた。
感覚をつかまえようとしても、うまくできない。
流れていくものを自分の中に大事に残しておいて
できればそれをそのままほかの誰かに伝えてあげたいのに
うまい保存方法も再現方法も見つからない。

言葉にできないものの存在を信じることは
言葉にすることをあきらめるということで
できることならば避けたいのだけれど、
それでもやっぱり、言葉にならない。
たぶん音楽にしかできないことがあるんだ、と漠然と思った。


と、日曜日の夜、酔っぱらって書いていたようだ。

そのひとが配っていたライブスケジュールのペーパーで
演奏者の名前を知った。
もしかしたらいらっしゃるかも…と、家に帰ってミクシィで検索したらヒットした。
演奏の感想をメッセージで送った。
今日仕事から帰ってひらいてみたら返事がきていた。ひゃっほう。
・・・なんだかすごくいい。いいじゃんインターネッツ。便利じゃん。






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