2006年3月26日日曜日

久しぶりに金曜日を書く


前の日、徹夜。
明け方、布団から顔だけをだして
『沖で待つ』/絲山秋子を読む。
スッと読めた。
この人の書く文章、好き。
WEBの日記も素敵。
たぶんだけど、この人自身が好き。
ほかの小説も読んでみたいな。

「勤労感謝の日」
主人公の女性のからい心の声(つっこみ)がいちいちおもしろい。
私もそういうの、分かる。
私も表面上ふつうにしてても(できてるか知らんけど)
心の中で自分にまわりにつっこみを入れながら暮らしている。
そういう細かい笑える心の声がとてもリアル。
さくさくと軽快に読み進めたけど
さいごはちょっとじんときた。

「沖で待つ」
(今シュウカツしてるからかもしれないけど)
読みながらはたらくことについて思いがふくらんだ。
はたらくっていうことがどんな世界なのかを少し見た気がした。
そして仕事を通してむすばれた‘同期’っていう存在の、
信頼関係とか固い友情とか感じた。
そういう関係も築けるんだなあ。
いいなあ私もそういう世界にいきたいな。
物語の中に福岡がでてくる。(ちらっと浜松も)
私は読みながら、ちょっと、帰りたいなあと思う。
ちらりと福岡ではたらく自分を想像する。

絲山秋子といえば
以前読んだ『袋小路の男』がめっっちゃ好き。
「最近読んだ本でよかったのは?」っていう質問に、
ここのところずっとこの本を挙げ続けている。
どきどきする恋愛小説。
指一本触れないまま誰かのことを想い続ける恋の話。
私もいっしょに好きになって読んだ。
こんな想いは私にしかわかるまい、なんて思いながら。
(きっと読んだ誰しもがそう思うんだろうけど)


布団から這い出て
出そうと思っていたESを封筒に入れる。
そのとき誤字に気づく。
純粋の‘粋’の字がおかしい。純の右の部分がまざったようなへんな字になっていた。
おおあわてでダウンロードしなおして書き直す。
一度きれた集中力をつなぎなおすのは一苦労で
それから(ほかの部分だけど)二度も間違えた。
気がつけば約束の時間。(遅れてごめん)。焦る。
泣きそうになりながら書いた。
今後、金輪際‘粋’の字は間違えないと思う。

大慌てで家を飛び出す。
近所の花屋さんに寄る。
内装の素敵なピンク色の花屋さん。
(ほんとに素敵なお店なのでまた今度紹介します)
花束をつくってもらう。
「モダンな感じにつくっていいですか?」
ん、モダン?モダンな感じってどんなだろう。
「お願いします。おまかせで」
予約なしだったのに急かしてしまったのに
とても素敵な花束をつくってもらった。
モダンな感じに。

卒業式へ。
間に合ってよかった…。
でも会えなかった先輩もたくさんいた。
(めっちゃ会いたかった!!)
袴姿、スーツ姿の先輩たちはみんないつも以上に素敵だった。
おめでとうございました。


それからそれから友達と駅あたりまで歩いてランチ。
紅虎餃子房。はじめて入った。チャイニーズレストラン。おいしかった。
まだ話したかったのでそのままお茶することに。
newsDELIへ。レアチーズケーキとペリエ(ライム味)。
ペリエっていう飲み物を初めてのんだ。なんかおしゃれな感じだ。
それとはじめて見たけど、ここのフリーペーパーいいねぇ。
どこがだしてるのかすかさずチェック。
(ここらへんシュウカツぐせが…)
友達と、くだらないこともくだらなくないことも、たくさん話せてよかった。
どうもありがとう。

友達とバイバイしてから
ナイスパスをつくり(最近バスに乗る機会が多いので。)
あたらしいスーツを買いに行き(いいの見つからず)
CD屋さんへ行き(視聴しまくる、YUIの声にときめく、
小沢健二のインストアルバムとスピッツのベストがほしい、まだ迷い中)
本屋さんへ行き(立ち読み、漫画2冊とシュウカツ本1冊購入)

家に帰ってごちゃごちゃやる。電気を消して眠る。


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…久しぶりに日記(行動記録)を書いた。
書きすぎかも。もっとシンプルにいこうぜ。
理想は町田康みたいな日記。おもしろくて好き。
気になる人はどうぞ⇒公式サイト






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