2006年12月20日水曜日

マフラー巻く土曜日


部屋を片づけることにした。
散らかり方がはげしすぎて、どこから手をつけていいか分からなかった。
なぜか本が本棚の外にでていて、棚の中が過疎化。
畳の上で積み上げられた本は雪崩を起こしていた。
古新聞がたまりすぎて、重みでプラスチックケースがまがっている。
この日はとりあえず新聞をひもでしばってベランダにだした。
少しずつやろう…。

やはりゼミ室へ。
あまりに寒かったので仕方なく
(いけてない)しましまの手袋をはめていったら
友達に「毛糸の手袋似合うね」と言われた。ちょっと気をよくする。
手袋は毛糸製にかぎる、と思うようになった。

ボタンつけ要請を受け、夜ちらっと友達の家に行った。
裁縫ちくちく。けっこう難易度の高いボタンつけだった。
その友達の家に行くときはいつも道に迷う。
でもこの日は(ちょっと迷ったけど)自力でたどりついた。
そろそろ道をおぼえたのかもしれない。(4年目にして!)

マフラーの要る季節になってきた。






金曜日の朝は水色


12月になる。
(ゼミの先生が「12月は無いものと思ったほうがいい」って言ってた。
それくらいはやく過ぎるんだって。…おそろしい。)

(前日、まさかのゼミ室泊。)
朝、ゼミ室のソファでちょっと眠る。
ちょっと前、友達のブログに貼られていたオフィスのイスで寝る技術。
それに興味があってちょっとやってみようかと思ったけど
疲れてしまっていたのでふつうにソファで寝た。

あまり眠れず。
起きてからブラインドをあげたらまぶしすぎて痛かった。
空色がきれいだけど、ちょっとあかるすぎる。
からだが光に裂かれてばらばらになりそうな感じ。
夜行性でいると、そのうちほんとにバンパイアになっちゃいそうだ。

お昼過ぎ、ゼミの卒論一次提出。
プリンタ待ちでちょっとごたごたした。
きっと本提出のときもこんな感じなんだろうな。気をつけんと。

あんまり寝てないときって意外に動けるもので
家に帰って洗濯をすませて
お風呂にゆっくりつかって
ちゃんとごはんをつくって食べた。
ゆっくりと布団に入り、ぐっすり眠った。回復。






やむをえず泊まる木曜日


趣味友達のねえさんの部屋で起床。
紅茶を葉っぱで入れてもらう、エレガントな朝。
(私ひとり暮らしになってからそういうこと全然してないなあ…。)
めずらしい種類の、キラキラひかるお茶だった。

ねえさんとの別れを惜しみつつ、三ケ日みかんをもらいつつ、そのまま学校へ。
朝のゼミ室、さわやかすぎるぜ。
友達と大山屋(お寿司屋さん)のランチに行ってみた。(ぐるめ部)
自分で行きたいと言ったくせに、ちょっと道に迷った。
でも学校から余裕で歩いて行ける。おすすめランチスポット。

やらなきゃいけないことをやれてなかったので、ゼミ室にこもる。
この日はそのまま夕方になり夜になり朝になった。
ゼミ室に泊まった。
(と、さらっと書いたけどまあふつうはそういうことあんまりしない…。)






レタスをちぎる水曜日


エスケープする。

友達の誕生日だったので、花を買って学校へ。
研究室にいるかどうかメールで確認したりして、バレバレじゃないか。
サプライズ!みたいなのはやっぱりむつかしい。
でもよろこんでもらえたみたい。よかった。

あいかわらずゼミ室。
土屋耕一(コピーライターで回文もつくるひと)の本をもくもくと読む。
『軽い機敏な仔猫何匹いるか』と
『土屋耕一の一口駄菓子』と
『土屋耕一のガラクタ箱』という本。
コピーライターって文案家というんだね。
コピーってどんどんすぎていくものだから、どんどんつくられているんだろうな。
魂を込めたものが、どんどんすぎていくのをせつなく思ったりしないかな。
アーティスト、というより職人、って感じだ。かっこいい。

夜は趣味友達のねえさんのおうちへ。
ごちそうになった。思いっきり。
ごはんつくるのちょっと手伝ったけど
たのしい作業ばっかりやらせてもらった気がする。
レタスをちぎる、とか。
トマトを素手でつぶす、とか。
マグロを10秒焼く、とか。
柿の種とピーナッツを分ける、とか。そういうの。
ごちそうはお酒をのみながら、全部おいしくいただいた。
就職決まったお祝いに、と
プレゼントまでもらってしまった。
赤色(私の好きな色)の名刺入れとキーケース。
だいじにします。

おねえさんの部屋は
すきなものを集めた図書館みたいでたのしかった。
本棚に気になる本や漫画がつまっていて
ものすごい読みふけってしまった。
『ソラニン』って漫画がとくにおもしろかった。

いちばんおどろいたのは、部屋にドラえもんロボがいたこと。
(いやドラえもんはもともとロボットなんだから、
ロボっていうのもおかしいんだけど…まあ、ロボなんですロボ。)
最近のおもちゃは、まじでハイテク。

泊めてもらった。もやもやしていたことも忘れて、たくさんしゃべった。






2006年12月15日金曜日

詩と火曜日


ゼミ室へ。
ここのところ毎日のように(ように、というか毎日)ゼミ室にいる。
でも白状していいだろうか。
実はよけいなことをしている時間がとても長い。
のけぞってイスをぐらぐらさせたり。
窓のほうにいって和地山公園をながめてみたり。
ほんと落ち着きがない。
やらねばならぬことはあるのに、私のスイッチは入りにくいうえすぐに切れる。

もやもやする。

ゼミ室でひとりのとき、ときどき詩集を読んでいて、声にだしてみたりもする。
(隣にきこえてないかちょっと心配でもある。)
詩って私には意味の分からないことが多いけど
ときどき「これはいい」っていうことばやことばの運びがでてくるからおもしろい。
最近わかったのが、声にだして読むのはすごくいい、ってこと。
ときどき詩のもつイメージがみえたりする。
気持ちが同調したりする。
そんな気がするだけかもしれないけど、すごくいい。

『新編 宮沢賢治詩集』からふたつ(の一部)。
この森を通りぬければ
みちはさっきの水車へもどる
鳥がぎらぎら啼いている
たしか渡りのつぐみの群だ
夜どおし銀河の南のはじが
白く光って爆発したり
蛍があんまり流れたり
おまけに風がひっきりなしに樹をゆするので
鳥は落ちついて睡られず
あんなにひどくさわぐのだろう

(「この森を通りぬければ」一部)

   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)
雲は来るくる南の地平
そらのエレキを寄せてくる
鳥はなく啼く青木のほずえ
くもにやなぎのかっこどり
   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)
雲がちぎれて日ざしが降れば
黄金の幻燈 草の青
気圏日本のひるまの底の
泥にならべるくさの列
   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)
雲はくるくる日は銀の盤
エレキづくりのかわやなぎ
風が通ればさえ冴え鳴らし
馬もはねれば黒びかり
   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)

(「青い槍の葉(mental sketch modified)」一部)

なぞろうとするとそのまま通り過ぎていく。
のみこもうとするとただの文字の並びとなる。
声にだすと、なんでかしみこんでくることがあるんだよなあ。不思議なことに。
そういうふうに感じる、というだけでうまく説明できないから
えらそうなことは言えないけども。






月曜日は閉館日


ゼミ室へ行く。

城北図書館に行ってみたら、ちょうど閉館日だった。
「図書館は月曜日が閉館日」というのは常識らしい。またひとつおぼえた。
前々から撮ってやろうと思っていた、図書館前のかざぐるま。
人通りのとだえたタイミングをみはからって、撮った。
観光地以外の場所でポケットからカメラとりだすのって、すごくはずかしい。

家で『ZOO(1)』/乙一を読み終えた。
く、くらい…。
こういう話がくるんじゃないか、という予想も立たないし
読みはじめても全然先が読めない。
とくに「SEVEN ROOMS」にはぞっとした。

乙一の小説は読むたびにびっくりする。
そういえばまわりに乙一好きな友達が多いなあ…。
みんな読んでてどういうふうに感じるんだろう。。
気になる・・・今度きいてみよう。






鍵がない日曜日


新聞社でバイト。最近、メガネ率が高い。
ファックスの束。キーボードをたたきまくる。
(「実際のところ私ってタイピング遅いよなあ…」と思いながら。)
「なんか今日あんまりしゃべりませんね」と言われる。
そうだったかもしれない。

だるいとき、あからさまにだるそうにしてしまう。
そのときは自分で気づかなくて
あとで「しまった」と後悔する。また、だるくなる。

帰りは雨。タクシーの中で寝そうになる。

そういえば、思い出した。
鍵をなくしてえらい目に遭ったんだ、この日。
(ものすごく誰かに言いたかったから
ほかの場所(みくしぃ)にこんな日記を書いていた。以下それをリサイクル。)
******************************
夜11時すぎ。
バイトから帰ってきて、家のドアの前。
鍵がない。
コートのポケットとジーンズのポケットを
何度さぐっても、ない。
あわててかばんの中もひっかきまわしてみる。
そこにもない。
「家に入れない…」。血の気がひく。
おちつけ、おちつけおちつけ。
どこかにあるはず、と
家の前に座り込んで
かばんの中身を全部ぶちまけてみた。
サイフ、カメラ、アメ、ナノ、ブンコボン、テチョウ…
でも鍵はない。ないないない。
どうしよう、とくらくらしていたら
隣のドアがガチャガチャ鳴った。
おとなりさんがでてきた。
ひとり、ものを散らかして座り込んでいる私。
(めちゃくちゃはずかしい!)
そしてぜったいあやしい!
一瞬目があったのち、「こんばんは」。
おとなりさんは出かけていった。

ドアノブをゆらしてみた。
新聞入れから手を入れてみた。
一瞬抜けなくなって焦った。
なんとなく鍵穴に自転車の鍵をさしてみた。
あかなかった。

どうしよう!
なぜか傘もささないで雨の中を歩きまわる。
くらくてよくみえないせいで、水たまりにはまる。
なみだがでる。

どうしたらいいかわからなくなる。
バイト先の方に連絡して
鍵がのこってないか確認してもらう。
なかった。
半泣きで先輩に電話。
きてくれる、とのこと。
「セブンまで出てきて」と言われたので
セブンまで(こんどは傘をさして)歩く。
その途中、何かを踏んだ。
私の家の鍵だった。
道端に落ちていた。
奇跡。