2008年11月27日木曜日

地球感じるサンセット


仕事が終わってから電車にとびのり
友達と、よあそびしてきた。

一晩で2人のお住まいにおじゃましたけれども
どちらもおしゃれすぎてびっくりした。
メゾネット、ということばをおぼえた。
同じ仕事をしているのに、この違いはなんだ!?
どうしてこんな暮らしができるんだ!?
わたしもっとがんばれよ、と大いに反省した。
ちゃんとしよう、と思う。
生活をたのしむひとになる。

ひとの部屋っておもしろい。
本棚とか無造作に置いてある雑誌とか
家具や雑貨ひとつひとつに
そのひと、がにじみでている。

撮った写真を束でどっさり見せてもらった。
わたしは写真はデータでしか扱わないけど
きちんと紙焼きするのはひとに見せるのにいいな。
「これいいねぇ」と飾ってある絵を指差したら
友達本人が描いたものだった。
そんな才能があるだなんて知らなかった。


なにがしたいのか、
問いかけられて
うまくこたえられなかった。しばらくそんなことわすれていた。
でも好きなものはたくさんある。
現実的であるか、ということのみに支配されないように
毎日に浸かってしまわないように
今を許してしまわないように
日常に慣れてしまわないように
自分がやりたいこととできることとの距離をはかりながら
わたしを世界に示していこう。ひそかに思う。
ただしい心と、ただしい戦略。で。


3人で居酒屋でのんだくれて、カラオケ。
嵐とアジカンがアツかった。
さらっと歌って帰るはずが、「お時間10分前です」の電話に満場一致で延長決定。
満場一致って3人だけど。
仕事帰りにのんでカラオケで朝。
友達は「なんかOLっぽいね」と言ってたけど
OLはあんまりそんなことしないと思うな。

平日の明け方のほとんどひと通りのない街を歩いた。
爆笑しながら新聞配達のバイクとすれちがった。
夜と朝の境界線がここに。

友達の部屋に泊めてもらった。午前6時就寝。


ひとの部屋はよく眠れる。
翌日の昼に起きて、コーヒーとコーンフレーク。
理想的な朝。朝じゃないけどね。

友達と江ノ島へ。


エスカーに乗らずに展望台。
夕焼け夕暮れ日没を見た。
日の落ちる直前は、加速する。
太陽が動くのを、わたしにもはっきりととらえることができる。
「まるいね」「なんか地球を感じるよね」と友達が言った。
「線香花火みたいだよね」。
わたしもいま同じこと思った、とおどろく。
地球を感じる。
遠くに富士山が見える。

こわいこわい、と言いながら暗くなった中を歩いた。
たまたま入った道沿いのごはん屋に
ものすごいテラス席があった。海の上。そこから感動的な風景が見えた。
これいいよね、ちょっと、これいいんじゃないの、と
2人で興奮気味に眺めた。
そこで江ノ島丼(卵とサザエの丼。名物?)と江ノ島ビールをのむ。
友達がのんでいた熱燗もいただく。
夜の入り口で、ものすごい贅沢に過ごしてしまった。
ひかる展望台。
それでもまだ午後6時や7時で、
「まだこんな時間かー」って駅前でお茶してだらだらしゃべって帰った。
夜を延長したいような秋の一日だった。
GOINGの『ダイアリー』にある「夜明けをロックして」というフレーズを思い出した。
「永遠じゃなくたって 夜明けをロックして 失くした声を探してるんです」






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