2005年9月5日月曜日

狩る夏6


途中で乗り換え。
「夜明」という素敵な名前の駅。


いい感じの駅だった。
ちなみに無人。









駅に旅ノートが設置されていた。
ほかの人のを読むと、
みんな駅の名前に感動している様子。
私も書いてきた。











少し時間があったので、駅のまわりを歩いてみる。
ちょっとだけ。











近くに川があって、
ボートが何艘もでていた。
部活かなにかだろうね。
写真にも
ちっちゃく写ってるの見えるかな。
がんばっていきまっしょい!









いい一日だった。
でもくたくたになった。暑かったし、たくさん歩いたし。
私は家に帰ってぐてーっとなっていた。
それでもぐてーっとはならずにシャキシャキ夜ごはんをつくりはじめたおかあさんは
やはり偉大なのだった。
ごちそうさまです。
【完】






狩る夏5


園をあとにする。
巨峰と梨をかかえてふたたびタクシィに乗る。
こういうとこは車で来たほうがよかったね。
という話をおかあさんとする。

そして、うきはの道の駅まで。
「道の駅」ってなんだ?と思ったけど、けっこうどこにでもあるものらしい。
その土地の特産物とかお土産品を売ってるお店があって
食べるとこがある、ちょっとした車の休憩所。
観光案内所みたいなのもあった。
白桃ソフトクリームを食べた。

そこからまたタクシィでJRの駅まで。
ひとつひとつが離れているんだこのあたりは。

これがJRうきは駅。特別警戒中。
なにに警戒してるんだ?
すごいのどかなところだったけど。








そこから行きとはちがう帰り方をすることにする。
おかあさんはちょっと嫌そうだったけど、だだをこねてみる。
日田彦山線(通称ヒタヒコ)でゆっくり帰ることに。
ちょうどその頃、
私はJR九州のやっていたフォトコンテストのデジカメ部門に応募しようと、
ド素人なりにせっせと電車周辺の写真を撮っていたから
ヒタヒコの写真も撮りたかったわけだ。
(ちなみにこのコンテストには結局、応募しなかった。
というより、応募できるような写真が撮れなかった。不戦敗。)
まあそういうの抜きにしてもヒタヒコが好きなんだよ私は。

見よ!
これがヒタヒコの車内、天井で
まわっている扇風機だ!
(※冷房も効いています)










ぶらりヒタヒコの旅。







狩る夏4


ほんとに快晴!のあっつい日で
さすがのひまわりもしんどそうだった。









夏まっさかり。




柿はまだ青々としていた。
この夏が終わったら、
つぎはこの柿の
熟す季節がやってくる。






狩る夏3


ここの園に着いてから気になってたんだけど、
そのあたりではときどき「ぱーん」「ぱーん」となにかの音が響いていた。
鉄砲みたいな音だった。
園の人に聞いてみたら
「カラスを追い払うためにプロパンガスをならしているんですよ」
だって。
関係ないけど、
独特のなまりがキュートだった。


なにかを全力で訴えてる梨。











あ、書いてなかったけど、今回の狩りをナビしてくれたのは
若い(たぶんまだ二十代後半)おねぇさんだった。
きれいな人だった。
そこの園でくだものを育てているらしく、
果物の出来について自慢げだった。
つばの広い帽子に、首にタオルをまいて、気合いの入った運動靴。
巨峰を選んでる姿はしっくりきてたけど、
それでもどこか都会的な雰囲気のある女性。
私は勝手に想像していた。
彼女はもともとここにいたわけじゃなくて、
くだもの園のあととり息子と結婚したとかでやってきたんじゃないか。
ちょっと聞きたかったけど、初対面でさすがにそこまで踏み込めない。
おかあさんもいたし。
でももう二度と会うことはないんだろうと思うと、やっぱり聞けばよかったかな。
私が将来なにをしてるかって考えたときに
くだものを育てている、っていうのは想像もできないことだけど
こういう生活も素敵だよね、と思った。

こういう場所で。










こういう暮らし。














2005年9月4日日曜日

狩る夏2


園に到着。
これがくだもの園か!
行った先は巨峰と梨の園だった。
それまでくだもの「狩り」というものに行ったことがなかったので大ハシャギ。
天気もよくてきもちよかった。

ただ狩りというものに対して、私は誤解を持ちやすい。
古典にでてくる貴族の趣味の「鷹狩り」は鷹を狩りまくるんだと思っていたし。
(弓矢とか吹き矢とかなんかで鷹を狩るワイルドな遊び方かと。
貴族ってやっぱすげーなと感心していた。)
あと「紅葉狩り」は紅葉を集めてまわるんだと思っていたし。
(そんなの集めてどうするの?と疑問だった)
P.S.いい季節になったら誰か(本当の意味での)紅葉狩りに行きましょう。

くだもの狩りについても勘違いしていた。
その場で狩ってその場でムシャムシャ食べるんだと思っていた。
でも実際は、園の人のナビのもと、
カゴを持っていって梨や巨峰をもいで集めるだけだった。
そんで量って買って持って帰るシステム。
私は梨の木の下で梨をかじりたいんだー!
巨峰の木の下で巨峰の房にかみつきたいんだー!
木についてるのを背伸びしてそのまま、とか。

まあもぐのがたのしいからそれだけでも満足だけど。
あのもぐ感触がいいんだろうね。
園を歩くのがたのしいんだろうね。
くだもの狩りのツアーなんかがある意味がわかった。

まず行ったのが梨園。
おいしそうなのがいっぱいなってた。
もぐと独特の手ごたえがあった。









これは巨峰。
写真のはまだ青いけど、
すっかりシーズンだった。
もう実がむらさき色になってるやつは
袋がかぶさっていたから
撮ってもおもしろくないし。






ゆるやかな傾斜を、少しかがみながら歩いた。
果物の木は意外と低い。
ちょっと油断して姿勢を正すと、梨とあたまがぶつかった。
しあわせな衝突だった。






狩る夏1


おかあさんといっしょに浮羽(うきは)というところに行った。福岡。
雑誌の隅に見つけた「フルーツ村」という、うたい文句に誘われて。
モノレールとソニックとつばめと普通列車を乗り継いだ。
小倉→博多→久留米→うきは
ソニックは内装がおもしろい感じだった。シートとか。
あと銀色のドアが近未来的。
つばめガールの制服はうらやましかった。
写真は普通列車。2両の黄色い電車。

うきは到着。
駅の改札を抜けると、そこは一面の、フルーツの世界。
・・・などということは決してなく、(でも着くまではそういうのを予想していた)
あっちもこっちも田舎道が続くばかりだ。
ぶどうの匂いもしないし、桃の気配もない。
おかあさんと歩きまわってみる。
暑い日だった。
「このあたりでくだもの狩れるとこないですか?」
駅のおじさんやスーパーのおばちゃんやそこらへんを歩く人や
役場の観光課のおねえさんや食堂の店員さんなんかにも聞いてみた。
わかったこと。
フルーツ村、という名前の農園があるわけではなく
いくつかある農園をあわせていうものらしい。
通り名みたいなものだ。
アンディ・フグは「青い目の侍」と呼ばれたけれども、刀は差してはいなかった。
うきはは「フルーツ村」と名乗っているけれども、村ではない。
しかもまとまった場所にあるわけじゃなかった。
役場でいただいた地図によると、ぽつぽつとちらばっていた。
桃マーク。柿マーク。巨峰マーク。梨マーク。
歩いて行けますか、というと、とても無理だと言う。
まああたりまえだよね。
静岡駅をでてすぐ、茶畑がないと嘆くのはどうかしてる。

とりあえず、見つけたお店でお昼ごはんを食べた。
この店、夜はのみ屋さんになるみたい。
お酒の瓶がたくさん並んでいた。
「日替わり」弁当を食べたけど、
この弁当の別のバージョンを食べる機会はもうないだろうね。

このお店からタクシーに乗ってとある園へ向かった。






はしる夏


この夏はたのしかった。

地元にいました。約二十日間。
夏休みはやっぱりみじかい。
そういう歌がむかし、ポンキッキで流れてたけどほんとそう。
だって夏に休み。夏で休み。夏が休み。
たのしくないわけない。

だいたい毎日の予定は自分で決めるわけで。
予定は、はいってくるものではなくてつくるものであって。
手帳は、うまっていくものではなくてかきこむものであって。
こんな贅沢な時間を過ごせるのは、それはもう、ハッピーなことです。

ただ「この日にここに行って」とか「あのとき誰と会って」とか
時間軸と自分との関係については
あんまり覚えていないので
ダイジェスト版で夏の思い出をちょっとずつ
書いていくことにします。
なお、時間の流れはむちゃくちゃです。