わたしは嫉妬深い。
どろどろとしたものでいっぱいで
もう今にもあふれてきそうで、
わたしはそれを自分の中にとどめておくことに
必死になっている。
○
嫉妬心に殺されそう。
○
わたし自身はぜんぜんたいした人間ではないのだけれど
でもこれだけは、とひとに誇れるのは
「縁」に恵まれている、ということ。
すごいひとたちに囲まれて生きている。しあわせだと思う。
でもときどき、それがつらくなる。
わたしは嫉妬深いから。
あの子はすごい。
この子はすてき。
それだけでいいじゃない。
どうしてそれをそのままに受け入れて
穏やかなこころでいられないのか。
輝いているひとの遠くで
ハンカチを噛みながらものかげから薄黒い視線を送っている。
どうかどうか、そんなわたしを見ないでほしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿