２月のレンズ

あたらしいカメラのレンズを買った。
キヤノンのEF 50mm F1.8 II。

あそぶときはだいたい一眼レフは持っていない。
（ブログにあげてるのはほとんどリコーのCX２かiPhoneで撮ったもの）。
もっと使ってあげないとかわいそうだ！
みじかいレンズだと、あこがれの、
カメラを肩からかけて背中にまわして持ち歩くスタイル、がラクにできてよい。

自宅で何気なく上を向いてシャッターを切ったら、こう。
すごい、うしろのぼけ方がなんかそれっぽい。

近づきたかったら前にすすむ。遠ざかりたかったら後ろにさがる。
写真を撮るときってそうするんだった。思い出した。
全体、部分、全体、部分、全体。ものをみるときにはくりかえすこと。
ファインダーをのぞきながら、かみしめる。

●
東京都庭園美術館に行ってきた。目黒。
よく晴れていて、みどりは緑で、きもちのいい日だった。

「20世紀のポスター[タイポグラフィ] —デザインのちから・文字のちから—」
という展覧会をみてきた。よかった。
いろいろな活字の書体デザインや配置のポスターを何枚もみてきた。

言葉こそ文章こそ最強、というのが
どうやってもわたしの根っこにはあるのだけれど
こういう視覚的に訴えてくる表現をみるとゆらゆらゆらぐ。
言葉を視覚的なイメージにのせたらもっと最強。
…なんか「最強」とかいうと少年漫画みたいだな。

この美術館、建物がかっこいい。
朝香宮邸として昭和８年建てられて、
戦後の一時期は外務大臣・首相公邸、国の迎賓館などとして使われてきたらしい。
フランス人デザイナーによるもので、ヨーロッパの装飾美術・アール・デコ様式。
材料はヨーロッパから輸入したものが多いのだとか。ふむふむ。なるほど。

咲いてた。

カメラを持ってどこに行こうか。