8月31日。
夏休みに宿題をちゃんと終わらせたことのないわたしにとっては
おとなになった今でもドキリとする日付だ。
友達が小田原にあそびにきた。
わたしは普段たいていひとりで行動しているから
こんなときどこに連れて行ってあげたらいいのか分からなくて、そわそわした。
守谷のパンは日曜日お休みだし
漁港に行くのも遠いかなあ
南足柄市のビール工場見学は予約がいるのか
カマボコ工場はどうだろう
どこかにいい足湯はないのか
などと、当日待ち合わせたあとになってまで悩む。
結局、小田原城まで歩いた。
そのあと大雄山線で大雄山へ。
ユニーのおもちゃ売り場であそぶ。
行き当たりばったりツアーだったけど楽しんでもらえたようでよかった。
小田原駅周辺へ戻り、音楽イベントに潜入。
のち、のんだくれて終了。
きっちりあそんで8月が終わった。
こんな庭があったなんて知らなかった。
ここに来ると、やっぱり
中村航の小説『あなたがここにいて欲しい』を思い出す。
その舞台にいま暮らしているわたし。
それだけであたりまえのものがとくべつなものになる。
小説ってすごい。
そういえば「そのうち小田原に行こうと思ってるんだ」と
名古屋に住む友達が言っていた。(おぼえているかな)
この小説を読んで来たくなったらしい。
わたしは小説にゆかりのあるスポットをめぐる
‘あなここツアー’を組んで待っていよう。
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