午前中はごろごろして過ごした。
外はユラユラ空気がよどんで見えるくらいの暑さと湿気。
クーラーで冷えた部屋の中でタオルケットをかぶっていた。
起きているか寝ているか分からない地点をさまよう、しあわせなまどろみ。
○
映画をひとりで2本みてきた。
サンダルでふらっと。
チャリで映画館をめざしてはしっているところを会社の先輩に目撃されたらしい。おっとっと。
●
原作の小説(『スカイ・クロラ』/森博嗣)が好き。
僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。
その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう。
著者のブログ(MORI LOG ACADEMY)で
ちらちら話題にあがっていたので
なんとなくみにいってみた。
これがまたいい!
原作と同じような印象は受けなかったけど
これはこれでまたいい。
映像がうつくしすぎる!
とくに空、飛行シーン。あと飛行機のつくり。
わたくしアニメというものをちょっと見くびっておったよ。
‘くりかえし’ということが、なぜか染み入ってくる。
もしかして、わたしもくりかえしの中にいる?
いつも通る道でも
違うところを踏んで歩くことができる
しっとりと余韻を残す大人のアニメ。
●
いいお話だった。ここちよい。
コミカルでゆるいんだけど、胸にじんとくる。
百万円たまったら次の街へ―。
転々とする女の子の話。
なんか、すっごく分かる、と思った。
同じ場所に留まって
同じひとたちと付き合い続けていると
めんどくさいことも増える。
鈴子(主人公)はめちゃくちゃだけど
でも分かる。
彼女の言うことにそうそう、とうなずいてしまう。
「自分探しなんて、むしろしたくない」
と言うあたりなんてぐっときた。そう、そうなんだよ。
探したりしなくても自分はここにいるもの。嫌でもここにいる。
主題歌(原田郁子)もすっごく合っててよかったな。
森山未來かっこいい。
わたしもあんなさわやかなひとと恋したいしたいしたい(夢見中)。
あと竹財輝之助もすてきだったなあ。
この映画のラストが・・・わたしはとても好き。
そう、人生ってそういうものだもの。そういうものでもすてきじゃないか。
○
2本ともアタリ。大満足!
どっちもパンフ買ってしまった。
こそこそとグッズもいっしょに。結局わたしはおたくだもの。
とてもいい休日だった。
しかしまずい。誰にも会わずに楽しんでしまう自分にほんのり危機感をおぼえる。
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