2008年5月22日木曜日

どうでもいいこと


今週のこと。


雨がすごかった。
帰り道、水がじゃぶじゃぶ窓ガラスにぶつかってきて
はらってもはらっても
ガラスにずっと厚い水の膜ができているような状態だった。
なんかひどすぎて笑えた。
わざとだな、と思った。
だれのわざ、か知らんけど。かみさま?
道路上の線が見えにくい。ほかの車のライトも。
見えるものはぼんやりしていた。
あぶないからゆっくりはしった。

通勤は車で片道だいたい50分。
そのあいだいつもはFM流したり音楽を聴いたりしているんだけど
台風の近づいた月曜日の帰り道は、ずっとひとつのことを考えていた。

目の前の窓を左右にいったりきたりしているコレ、なんて名前だっけ

ということ。まったく思い出せなくなってしまった。たまにこういうことがある。
わたし不具合。

家に着いてすぐ「どうでもいいこときいていい?」と
メッセにいた友達に話しかけた。
車の窓を左右にいったりきたりしてるアレってなんて名前?
え、ワイパーのこと?
そう、それそれ、ワイパー。
うれしくてワイパーワイパー、とひとりごとを連発した。
友達には「思った以上にどうでもいいことだった」と言われた。

そういえばあの話はどうなったの?とかちょっと話す。
久しぶりに友達と話す気がした。


ときどき思い出してハッとなるのは
わたしはわたしの毎日を過ごしていて、それしかみていないけど
あなたにはあなたの毎日があるんだよな、ということ。
誰もかれもがそれぞれの毎日をもっていること。
電話なんかでちょっと言葉を交わすにしても
休みの日に会うにしても
誰かと接触するときというのは
そのひととわたしのそれぞれすすんでいく毎日の重なる
ほんの一点なのである。

荒れたあとは、きもちよく晴れた。
空も山も川もきれいな色をしている。鮮やか。
あれもこれもみせたかったけど
昼間は写真を撮るチャンスがなかったから、夜の写真。
月をまんまるに撮れる
いいカメラと安定した腕の筋肉がほしい。

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もうちょっと書く。

先週末、ちょっと体調をくずしていた。
数日間(おそらく気圧の低いせいで)続いていた頭痛に加えて
気分がわるくなった。からだが重い感じ。
プールのあとで襲われる心地よいGとは違って、くるしいほうのG。

ちょっとこわくなった。
わたしは何てよわいんだろう、となみだが出た。
なんでそんなことで泣くんだよ、とも本気で思う。
泣く自分とそれをなだめる自分はべつのものみたいだ。
「病は気から」ってことばが嫌い。
おまえが調子をわるくするのは気持ちがよわいせいじゃないのか
と責められている気がする。
このことばにもともとそんな意味は無いし、だれもそんなこと口にしないのに。
でも、何にしても、もうおとななんだから、つよくならなくてはならないのだ。

もう大丈夫だ。
自分の中でぐるぐるとまわっていることでも
誰かに話すと、べつにたいしたことじゃないな、と思うことは多い。

追記。
それで日曜日はほとんど一日寝ていて
何度目かに目が覚めたときには夜7時半。で焦った。
サンダルでとびだしてチャリ立ちこぎで投票所へ。
あぶないあぶない。すべりこみ投票。(小田原はこのあいだ市長選があった)。






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