今週のこと。
雨がすごかった。
帰り道、水がじゃぶじゃぶ窓ガラスにぶつかってきて
はらってもはらっても
ガラスにずっと厚い水の膜ができているような状態だった。
なんかひどすぎて笑えた。
わざとだな、と思った。
だれのわざ、か知らんけど。かみさま?
道路上の線が見えにくい。ほかの車のライトも。
見えるものはぼんやりしていた。
あぶないからゆっくりはしった。
通勤は車で片道だいたい50分。
そのあいだいつもはFM流したり音楽を聴いたりしているんだけど
台風の近づいた月曜日の帰り道は、ずっとひとつのことを考えていた。
目の前の窓を左右にいったりきたりしているコレ、なんて名前だっけ
ということ。まったく思い出せなくなってしまった。たまにこういうことがある。
わたし不具合。
家に着いてすぐ「どうでもいいこときいていい?」と
メッセにいた友達に話しかけた。
車の窓を左右にいったりきたりしてるアレってなんて名前?
え、ワイパーのこと?
そう、それそれ、ワイパー。
うれしくてワイパーワイパー、とひとりごとを連発した。
友達には「思った以上にどうでもいいことだった」と言われた。
そういえばあの話はどうなったの?とかちょっと話す。
久しぶりに友達と話す気がした。
○
ときどき思い出してハッとなるのは
わたしはわたしの毎日を過ごしていて、それしかみていないけど
あなたにはあなたの毎日があるんだよな、ということ。
誰もかれもがそれぞれの毎日をもっていること。
電話なんかでちょっと言葉を交わすにしても
休みの日に会うにしても
誰かと接触するときというのは
そのひととわたしのそれぞれすすんでいく毎日の重なる
ほんの一点なのである。

荒れたあとは、きもちよく晴れた。
空も山も川もきれいな色をしている。鮮やか。
あれもこれもみせたかったけど
昼間は写真を撮るチャンスがなかったから、夜の写真。
月をまんまるに撮れる
いいカメラと安定した腕の筋肉がほしい。
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もうちょっと書く。
先週末、ちょっと体調をくずしていた。
数日間(おそらく気圧の低いせいで)続いていた頭痛に加えて
気分がわるくなった。からだが重い感じ。
プールのあとで襲われる心地よいGとは違って、くるしいほうのG。
ちょっとこわくなった。
わたしは何てよわいんだろう、となみだが出た。
なんでそんなことで泣くんだよ、とも本気で思う。
泣く自分とそれをなだめる自分はべつのものみたいだ。
「病は気から」ってことばが嫌い。
おまえが調子をわるくするのは気持ちがよわいせいじゃないのか
と責められている気がする。
このことばにもともとそんな意味は無いし、だれもそんなこと口にしないのに。
でも、何にしても、もうおとななんだから、つよくならなくてはならないのだ。
もう大丈夫だ。
自分の中でぐるぐるとまわっていることでも
誰かに話すと、べつにたいしたことじゃないな、と思うことは多い。
追記。
それで日曜日はほとんど一日寝ていて
何度目かに目が覚めたときには夜7時半。で焦った。
サンダルでとびだしてチャリ立ちこぎで投票所へ。
あぶないあぶない。すべりこみ投票。(小田原はこのあいだ市長選があった)。