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遠くから届く宇宙の光 街中でつづいてく暮らし
ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり
誰もみな手をふってはしばし別れる
そして毎日はつづいてく 丘を越え僕たちは歩く
美しい星におとずれた夕暮れ時の瞬間
せつなくてせつなくて胸が痛むほど
遠くまで旅する人たちに あふれる幸せを祈るよ!
ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり
誰もみな手をふってはしばし別れる
(『ぼくらが旅に出る理由』/小沢健二)
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先輩がたへ
ご卒業おめでとうございます。
本当におせわになりました。
いっしょに過ごした、たくさんの瞬間をわすれません。
ありがとうございました。
大好きです。
そしてこれからもどうぞよろしくおねがいします。
がんばってください。応援しています。
私もがんばります。
晴子
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今日は卒業式だった。
さみしいです。
でもサヨナラの実感はわいていない。
いなくなるなんて思わない。
あたりまえの毎日の中であたりまえにいる大好きな人たちと
これからもあたりまえにいっしょに過ごしていける。
どこかでそう思ってしまう。
サヨナラはじわじわとしみてくる。
慣れないバーでちょっと背伸びしてのむカクテルみたいだ。
口をつけた瞬間はさっぱりしているくせに
のどをさらさらと流れていくくせに
あとからあとからじんじんと私の胸を焼く。
からだの中からじわりじわりと効いてくる。
私はまたこれから込み上げてくるサヨナラを感じるんだと思う。
何日かたったあとで、あるいはいくつかの季節を越えたあとで
日常の何気ない瞬間にひそんでいる、
サヨナラの跡に何度も気づかされるんだと思う。
今日はあんまりさみしくて先輩に
「また会えますよね」とか「いつかどこかで」とか言っていた。
(でも本当にまた会えますよね。)
つながり続けようとしてさえいれば、切れることはない。
(私はしつこいですよ。)
今いちばん伝えたいのは「ありがとうございました。」
遠くまで旅する人たちに あふれる幸せを祈るよ!
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