2014年1月1日水曜日

2013年をふりかえる(11月はスーツを着て京都へ)


金曜日の夜はダーツバーに友達と集まってレモンねじこんだコロナビール片手に騒ぐ、みたいな感じにはなれそうもない。

雑誌の街角スナップや恋愛観インタビューのようなものにカップルででているひとを見ると勝手に心配になる。いつか別れるかもしれないのに。余計なお世話だけど。

早稲田大学の学祭にきた。「恋愛反省会」というトークイベントを聞きにきたが、満席で入れなかった。近くを通った女子高生たちがポスターを見て「なにこれ、反省するもなにも!ぎゃはは」と大ウケしていた。
学祭の人波にのまれて泣きそうになったけど、お友達とお茶して救われた。
そうだ、わたしほめられたかったんだわ!と思い出した。ほめられるためにやったほうがいいことを考えよう。

駅前の白洋舎が安いのか高いのかよくわからない。もういい大人なのにクリーニングの相場感も知らない。

ファミレス女史会たのしかった!
完全徹夜したけどあっという間だった。


今日は超かわいい友達といっしょに下北沢のおしゃれイラスト展、古民家カフェ、渋谷の映画館、新宿の花園神社の酉の市を巡った。東京すごい。ジェットコースターみたいな一日だった。

花園神社の酉の市、ギラギラしていた。



見世物小屋に入った。ゴキブリコンビナートによるものでびっくりした。ショッキングすぎてかたまった……。

恋愛テクだなんだといいますが、天然にまさるものはないんだと思いました。

文学フリマにきた。流通センター。
文学フリマの収穫。花園magagine vol.3、少年コレクションvol.1、2、ひんやりデブ原稿日記~夏とアニメとマリッジブルー~、つきぬけ6、inner-clique、ビックシシュー6号。
文学フリマで買った本のひとつを読み始めて、ぎょっとするくらい(ちょっとこの言い方は変なんだけど)いいのがあって、なんかそわそわしている。これはたいへんなことになったぞ、みたいな。

最近のよっぱらいぐあいを反省している。先日飲みながら同じことを5回くらい言っていたと同僚に指摘された(しかもおぼえてない)。昨日はトイレで見た自分の顔がひどかった。目は充血し、頬の肉がだらしなく弛緩していた。

ピンポンマムという名前の花がおもしろいので買ってきた。

神保町に「人生劇場」という名前のパチンコ店がある。

骨抜きにされるとはこういうことなのか。
湧き出る泉のように、次々と何かつくり出すひとと接すると、なんだか少し恐ろしくなるよ。
自分がありふれた存在であることを思い知る。もうとっくに知ってたけど。だからそこからどうするんだ、と自分をふるい立たせるしかない。
他人についてこんなに考えることはそうないかもしれない。

「伴侶」っていいことばだなあと思って類語を調べてみた。相棒、片棒、共同作業者、つれ合い、仲間、傍え、協力者、パートナー、同行、旅の道連れ、同伴者、道連れ、道づれ、僚、交友、お供、連れ、仲間、相手、同士、ベターハーフ、配偶者、パートナー、良い人、恋人、ダーリン

LINEで送られてきた結婚式の余興の写真に笑っている。30年後の設定で、サイボーグを作り出したっていう寸劇の様子。タイムマシーンで1分前に戻って何回も乾杯する、みたいな感じだったらしい。なんだそれは。

「おれ一度クリアしたゲームはもうやらないんだ」……っていう、恋愛の話をしているときに聞いた台詞を思い出した。しびれる。最低で最高だ。

打算だけで生きられない。

ちゃんとした場所にきったないスリッポン履いてきてしまって後悔している。近くのおねえさんの黒いエナメルのピンヒールがつやつやしている。

リップクリームをぬる男の子を見ていたい。深緑色の。メンソールの、すうすうするの。

それぜったい脈アリですって、っていっぱい言う派。恋せよボーイズアンドガールズ!

このあいだ飲んだ席で「わたしみんなに恋愛してほしいんですよね!」と謎の立ち場からのせりふを放ったけれど、恋愛なんてできればしないほうがいいのかもしれない。しないならしないにこしたことはないけど、それでもしてしまうから、しょうがないからうまくやりましょう、という話ならわかる。

ものすごくよっぱらっている。高田馬場。きれいな女の子とお酒を飲んでへろへろになってる。こんなに肯定されることってある⁉ しあわせすぎる。
自分が何も持たないから、センスのあるひとには敏感なんだ。センスのあるひとを愛している。焦がれるくらい。

美人じゃない 魔法もない バカな君が好きさ、と言われたい。

いま左手の小指の爪にちいさいプラチナがついている。白金。Pt。20億年前の隕石の衝突で出現したプラチナ。採掘量が有史以来6,000トンしかないプラチナ。

新幹線なう。スーツ着て京都に向かう。


























***

「言っとくけど小説を書くことは超絶はずかしいことですからね。でもはずかしくないような小説なら書かないほうがいい」


 ほめられたい、好きになってほしい。誰にたのまれたわけでもないのに自分が何か書こうとするのはつまりそういうことなんだろう。

電車の中で前髪が長めの男子をじっと見ている。前髪いいよ前髪。

年末調整の書類を提出してきた。いよいよ年末が近づいてきた。

「個人的に忘年会しませんか」のお誘いをじっと待っている。

職場のとなりの席の女の子がハンドクリームをぬるたびにとてつもなくいい匂いがして、くらくらきている。

卓球のピン球にはスリースターっていう三ツ星印の公式球があるんだけど、通常のワンスターと比べて、より球に近い、精度が高い、と知ってちょっと興奮したんだよね。

女の子の爪先のマニキュアが剥げているのを見ると、なんかちょっとぐっとくる。

東京といえば渋谷、って感じがする。生まれて初めて野生のネズミを見たのも渋谷だった。

友達の具体的な力になりたい。

ハミガキでいうと、ひとの家でぐずぐず飲んでみんながそこらへんの床にころがって寝てるような明け方に、ひとり正しくハミガキしてる男子の姿になんかぐっときたのをおぼえている。

昨日は近所で鶏を食べながら少し飲んだ。よっぱらって大きな声でおっさんdisを繰り返すわたしもまたおっさんのようだった。センスのないひとdisをするわたしこそ完全にセンスがなかった。はずかしい。

今日は仕事になってしまったので少し行ってくる。勤労感謝の日yeah
11月23日は特別な日だ。いいにいさんの日なんだ。8年前、21歳のわたしがいいにいさんに会った日でもある。

恵比寿で、結婚している男子、結婚したばかりの男子、これから結婚する男子と飲んだ。結婚とは。おもしろかった。
ビールばっかり飲んでると、前の会社のビール一択の先輩のことを思い出す。

恵比寿ガーデンプレイスのバカラのシャンデリア、今年も。




洗濯してごはんを炊いてシャンプーをつめかえてたら昼になっていた。

メールの返事がきてて、うわっ、となってメールボックスをとじた。おそるおそるひらいてまた、ぱっ、ととじる。瞬間的に目にした字があたまの底にゆっくりと落ちていく。うれしい。

有名になりそうだったり特別なセンスがあったりする友達に、友情とはべつの動機ですり寄ろうとする。そんな自分を目撃することがある。待て、たとえどんなに近づいても、そのひとはわたしをどこへも連れていってはくれないぞ、ともうひとりの自分が叫ぶ。

帰る前に化粧直ししてすみません!直しっていうかはじめからやってすみません!これからデートなんです!同性と遊ぶのもデートとか言っちゃうめんどくさい女ですみません!

あなたのことばかり考えている、のマイルドな言い方を探している。
あなたの言語感覚を愛している、のマイルドな言い方を探している。

雨と風がすごかった。こんなの久しぶりだ。
まったく飲んでないのに気分が高揚している。

池袋で今はバラバラの同期4人でごはん食べてきた。みんないい女だ。変わったところも変わってないところも最高だ。
いつでも会えると思ってたらいつまでも会えないままだな。

せっかく名古屋に来たけどくたびれてしまったのでもう帰る。新幹線のホームできしめん食べた。

今日は名刺の裏に携帯番号を書いてひとに渡すという完全にイケメンな行動をしてしまった。

もうけっこうな大人なので、不意に“ちゃん付け”で呼ばれるとドキッとする。

ごちそうしてもらうのも、ごちそうしてもらいそうになって断るのも、いまだにうまくできない。スマートなお支払いには女の子のスマートおごられ術も必要な気がする。

六本木でイルミネーション見てきた。




***

漫画『椿荘101号室』/ウラモトユウコの1巻を読んだ。集合住宅もの。コミカルでかわいい。同棲していた彼氏に別れを切り出されて部屋を出ていく無職女性の話。主人公がだめすぎてイライラするくらいだけど、まわりにきびしくされたりやさしくされたりして暮らすところにほっこりする。

漫画『姉の結婚』/西炯子の6巻が出ていたので買って読んだ。恋愛がうまくいっていないパターンはひとそれぞれいろいろあるけれど、たぶん求められないというのがいちばんといってもいい大きな関門であって、うまくいってなくても、誰かに求められているというのはそれだけですごいことだと思う。

漫画『私の彼は仕事ができない』/山田可南の1巻を読んだ。彼氏が自分の職場(書店)に転職してきて部下になる話。ただただいらいらする……。このシチュエーションにぐっとくるひといるのかなあ。

漫画『今日も渋谷のはじっこで』/平尾アウリを読んだ。渋谷を舞台にした8人のオムニバス。モテないオタクの女の子の話とひとを見下しがちなアパレル店員の話は、なんかわかる、という感じだった。

DVDで映画『舟を編む』をみた。いい話だった……。“ことばの意味を知りたいとは、だれかの考えや気持ちを正確に知りたいということです。それは人とつながりたいという願望ではないでしょうか。”

自由律俳句と散文と写真の本『カキフライが無いなら来なかった』/せきしろ 又吉直樹を読んだ。このごろ主に電車の中で読んでいたのを今日読み終えた。日常にある可笑しさがさりげなく詠まれていて、おもしろい。「まだ何かに選ばれることを期待している」の句に胸がざわついた。

『ニシノユキヒコの恋と冒険』みたいなたくさんのひとと恋をする話が好きだ。漫画の『I"s』とか。女性なら『婚前特急』『パーティーは終わった』とかかな。

そういえばこのあいだDVDで映画『今日、恋をはじめます』をみた。松坂桃李と武井咲の。わたしが高校生だったらぐっときてたんだろうか……。

そういえばこのあいだDVDで映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』をみた。妻の不貞と、男と、その女たちの話。暗かった。

DVDで映画『恋に至る病』をみた。男女の性器が入れ替わる話。ぜんぜんわからなかった。わからない……。

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